2008年07月12日

カープ!全然イケてる、きっしゃん。

バイト先で大失敗した。
慣れる仕事のせいか、はたまた寝不足が祟ったか。
まあ、元来ドジな性分なのだが、とにかくアホみたいなミスをした。


現場の責任者は、俺より一回りは余裕で若い青年。
とにかく平謝り。
落ち込むより先ず、謝罪。
青年もやりにくいと思う。下手したら自分の父親と歳が同じくらいのオヤジが、頭を下げるのだから。


「いいんですよ、気にしないで下さい」
青年は、言う。
そして、
「自分なんか入った頃は、もっとミスってましたからね。それに比べたら王城さんは、全然イケテますよ」


イケテる?
俺が?
全然?

…エヘ。


深い意味はなく単なる慰めの言葉に違いないし、いかにも今時な青年には、この言葉しか浮かばなかったのだと思う。
それは百も承知。
でも、正直、嬉しいものなのである。くすぐったいけど、大失敗を忘れるには充分な響きなのである。
優しい青年なんだなあと思った。


大失敗したことの悔やみと、イケテるという甘美な響きが、胸の中で複雑に入り雑じる深夜2時。
帰宅。
ケーブルテレビをつけたら、阪神戦の再放送をしていた。
経過も結果も、仕事しながらラジオで知っていた。
テレビには永川が映っていた。対するは新井選手。
“あっ!”と思ったのは、永川の顔つき。
いつもと違う、闘志むき出しの顔つきをしていた。
“アンタぁ、やっぱり広島の子じゃねえ”
そんな独り言が口をつくほど、永川のいつもと違う闘志が、見ていて嬉しい。


そんな永川の後を任された岸本。
背は高いし、童顔だし、人気出そうな雰囲気持ってるなあ。
四年目だったっけ?
これまでまともな一軍経験はなく、カープに来た途端、貴重な中継ぎとして連日起用。
目まぐるしい毎日だと思う。
おまけに同点、延長、満員の甲子園。
“きっつ〜!”と思うか、“カープに来て良かったあ〜!”と思うか、それは岸本に聞いてみないと分からないけど、見ている方としては、あの速さは魅力的。


制球難?
あはは、心配すな!
きっしゃん!
ストライクが入らないピッチャーには慣れてるよ、カープファンは。
精進、精進!
何事も勉強、全てが経験。
サヨナラ負けは悔しかった思う。みんなに申し訳ない気持ちで一杯だったと思う。
去年の永川みたいに、こっそりコンビニで弁当買って、ホテルの部屋で一人灯りもつけず、しょっぱい涙と一緒に食べたんかな?


2失点で負けたんだから、責められるのは攻撃陣であって、先発のマエケンを始め、誰も投手陣を悪く言う人はいないよ、きっしゃん!
“初戦くらい負けてやってもいいんやで”とばかり、余裕たっぷりに淡白な攻撃で、阪神が気を遣ってくれてたというのに、攻めきれなかった攻撃陣に、サヨナラ負けの非はあると思う。


ええよ、ええよ、その悔しさがバネになり、その惨めさが糧となるなら、一敗や二敗は岸本という未来の光のために、差し出すよ。
シュルツやコズといった“助っ人タワーズ”ではなく、永川と岸本がマウンドに仁王立ちする日を信じているから。
“広島タワーズ”が、そびえ立つ日を夢見ているから。


唇を噛むというよりは、鼻の下をムニューって伸ばす仕草も、可愛くていいじゃない。
横山を休ませてくれた、それだけでもグッドジョブ!
きっしゃん、あなたは、全然イケテます。

続きを読む...

posted by koita |15:10 | 広島東洋カープ | コメント(5) | トラックバック(0)
みんトピに投稿 このエントリをlivedoorクリップに登録 このエントリをはてなブックマークに登録 newsing it! このエントリを Buzzurl に追加