2008年07月02日

カープ!ありがとう、山形。

帰宅すると、中2の娘が
「カープ勝ったね」
と、“お帰りなさい”より先に言ってくる。
「栗原がホームラン打ったんじゃろ」
と、これまた“ただいま”も言わず俺が答える。

娘が続ける。
「うん、うん、ホームラン打った。抱き合って喜んどる人がおったよ。どんだけ嬉しいん、って思った」
どうやら娘は、関東のカープファンと同じように、山形にも熱狂的なカープファンがいて、その喜びようが凄いと思っているらしい。

「山形はね、栗原の出身地なんよ。地元で打てて良かったわ。」
俺がそう教えてやると
「ああ、そうなんじゃあ。じゃあ、あの人らは栗原の知り合いなんじゃろうね」
と、理解。

その後、一緒に改めてニュースで見た。
確かに、抱き合って喜ぶ女性の様子が、がニュースでも紹介された。
年格好から推測するに、あれは栗原のお母さんじゃないだろうか?お母さんじゃないにしても、親戚とかじゃないだろうか?そんな話を娘とした。

一夜明けて新聞各紙には“故郷に錦”の文字が踊る。
もう、これしかないと言わんばかりに、各紙同じ見出しが踊る。
中国新聞によれば、お母さんはバックネット裏の最前列にいたそうで、あの抱き合って喜んでいた女性は、後援会の人だったのかなと思う。

いずれにしても、栗原と何かしらの繋がりを持った人達が集まり、声を上げて声援を送り、活躍を願っていたのは確か。
期待は大きな声となり、願いは熱い視線となって、打席の栗原に送られたことだろう。

その中で、打ったホームラン。
その中で、ホームランを狙った栗原。
逞しく思ったのは、栗原のお母さんだけでは、ない。
栗原を知る全てのカープファンの目尻が、笑みに緩んだホームランだった。

地元出身の選手でさえ、見切りをつけてしまう球団。
栗原だけは失いたくない。
その思いを、昨日栗原を応援するために集まった人達に伝えたい。
お母さんにも、親戚にも、友人にも、後援会の皆さんにも、この身勝手な願いを伝えたい。
プロ野球選手として、年俸や環境や待遇がいいチームを目指すことは当然。それは悪でも非でもない。
だけれど、栗原だけは失いたくないという思い。それを、解ったような理屈を並べて“仕方ないじゃん”とは、俺には言えない。

ありがとう、山形県。
栗原を生んでくれて。
栗原を育ててくれて。
お母さん、お父さん、栗原に繋がる全ての人に、ありがとう。
地元のヒーローのサクセスストーリーに、果てしない期待を寄せる思いは、充分理解出きるのだけど、どうか広島の英雄として君臨し続けることに、力を貸して頂けないだろうか。
本人の意志が最も優先されることは当たり前。そして球団もファンも地域も、改めるべきことは改め、出来ることの全てをやらなければと思う。
だから、もしも栗原が“カープか?○○か?”と悩んでいるのを見る時がきたら、その時はどうか、
「あなたがいないカープは考えられない」
と、言って欲しいのだ。

栗原だけは、失いたくない。

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posted by koita |20:00 | 広島東洋カープ | コメント(7) | トラックバック(0)
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