2008年05月23日

日本経済新聞『黒田カープ魂』を読む。

昨日のブログは最低だ。
一体何を評論家や解説者を気取っているのだろう。
まったく、スポーツライター気取りも甚だしい。
世にそういうブログやHPが多くて、それでは面白くなくて、このブログを始めたというのに、すっかり自分の世界に入って、さも知ってるかの如く書いた自分が恥ずかしい。
カープが大好き。
カープを愛している。
その思いを素直に書いていこうと、今一度心に刻む。
嫌な思いも、苦い現実も、例え自虐的であっても楽しみに変えて、カープを応援してきた筈。
カープが存在することのありがたみを忘れることなく、いつも選手・監督・スタッフの方々へのリスペクトを忘れず、これからも書いていきたい。
時には、選手を茶化したり、悪態ついたりすることもある。だけど、それも、カープを愛するからこそ。
夢を持って、カープを応援していきたい。そして、こんな馬鹿オヤジのブログでも、カープに興味を持ってくれる人が現れたら嬉しいし、共に応援している方々とは同じ空気を共有したいと願っている。


※基本的に、カープの選手には身内という意識があるので敬称略。他球団の選手には失礼のないよう“選手”“投手”を付けてブログを書いています。
今日、これから書く黒田については、いくらメジャーに移籍しようとも身内だと思っているので、呼び捨てで書かせて頂きます。


日本経済新聞に、ドジャース・黒田の特集記事が掲載された。
『黒田“カープ魂”脈々と』
と題された記事に、とても勇気づけられたので紹介したい。
なかなか2勝目が上げられなかったことから始まる記事には、3敗目を喫した16日のエンゼルス戦後に語ったコメントが紹介されている。
「松坂がいくつ勝っているというのを考え出すと、自分でもしんどくなると思いますし」
海を渡っても尚、味方の援護に恵まれず、勝ち星のつかない黒田の姿は、ホントに痛々しかった。
気の毒というより、何か申し訳ない気がした。カープで変なクセや運命が黒田に憑いたんじゃないかと、妙な罪悪感さえ覚えた。

しかし、記事では勝ち星こそつかないけど、その内容の良さを数字で示している。
QS【クオリティー・スタート】6回以上を投げて自責3点以内
メジャーで先発の役割を示すこの数字で、いかに黒田が充分な仕事をこなしているかを解説。
このQSで黒田は、松坂より2つ多い7度を記録。
また、ドジャースにおいては、このQSと防御率でチームトップ。トーリ監督の
「彼はQSを続けているから投げるのが楽しみだ」
というコメントも紹介されている。
もちろん、だからといって、勝ち星がつかないのは黒田本人も辛いようで
「せっかく苦しい思いをしてマウンドに上がっているので、勝ちがつくつかないは気分的にも違う」
と答えている。

また、先日のオリックス・コリンズ監督辞任の理由にも上げられたメジャー流の調整法についても、興味深いことが記されている。
ブルペン捕手のボージロが
「彼はチームの方針に合わせ、投げ込みを戒めている」
と感心するように、ほとんどドジャースのやり方(メジャーの調整法)を黒田は受け入れている。
「(米国流を)信じてやるしかない。中4日登板の場合、どこまで自分を追い込んでいいか解らないから」
黒田に幸いしたのは、間違いなくブラウン監督が就任したこと。就任当初、物議を醸した玉数制限の調整法。しかし、黒田は2006年に防御率1.85をマーク。
記事では、現在の対応力を“広島仕込み”と表現しているのが心憎く、嬉しい。

ドジャースを選んだ理由に、未体験の優勝の可能性があるからと記述されている。ただ、そこで、ドジャースがレッドソックスやヤンキースという常勝チームではないことが、黒田には大きかったとコメントが紹介されている。
「強いチームに勝つ方がモチベーションが上がる」
ファンが“男気”と呼んだのは、何もカープを愛してくれたり、裏切らなかったことだけでは、ない。
強いチームへ全力で向かっていくこと。
舐められてたまるか!という反骨心。
黒田のそういうタフなハートを、ファンは男気と呼んだのだ。

4年契約を求める球団に対し、黒田は期間短縮を要望。
ドジャースのアシスタント・ゼネラルマネージャー、キム・アンも驚いたという、この有名なエピソードには
「3年後に日本に戻り、広島の新球場で投げることを望んでいるため」
という証言があるから。
一体誰が証言したのかは知らないけど、確かに黒田本人も
「(メジャーで)ボロボロになるまで投げる気はない」
とアメリカへ行く前に語ったのを記憶している。
ただし、今回の記事で、現時点での黒田の気持ちが紹介されている。
「短期間集中してやってみて、こちらでまた上を目指すかもしれないし、もう一度日本でやってみたいと思うかもしれない。どうなるか、わからない」
また、長くドジャースを率いたラソーダ監督の言葉「ドジャーブルーの血が私には流れている」を持ち出して、黒田にも青い血を流すようになりたいですか?と聞いて、記事は終っている。
黒田の答えは…
「現時点で判断するのは難しいけれど、今はこちらで目一杯やるだけ。でも僕の原点はカープでの11年間」
嬉しいのは、この言葉を聞いて、記者が綴った記事のラスト。
『ドジャーブルーに染まっても、心底にはカープの赤い血が流れ続けている。』


てめぇ、何が昨日のブログは最低だよ?今日だって、ただ記事を引用してるだけじゃねぇか!
とお怒りの方もいると思いますが、どうしてもこの記事を紹介しないといけなかったのです。
昨日、『心配ない。カープは3〜5年後、間違いなく大輪の花を咲かせる』と書いたことについて、“何故、断言出来るのか不思議でならない。根拠もなく、願望だけはいけない”というコメントを頂きました。
素人考えで、そして願望の域を出ておらず、お恥ずかしい限りですが、私の“カープ3年後浮上論”は、黒田の帰国そして再合流が全てです。これが、根拠だと言ったら、相当無知で馬鹿な野球ファンと笑われるのでしょう。
しかし、私には、黒田が帰って来るその時へ向けて、カープの時計が進んでいるように思えてならないのです。
過去にカープで四番を任せられた打者が、それなりに成績を残すようになるまで3年を要していること。
大竹が今季以上に一皮も二皮も剥けるのに、あと2〜3年を要しそうなこと。そうこうしているうちに、篠田や小窪が着々と力をつけ、赤松や天谷にそれなりの安定感が生まれ機動力野球が板につくこと。
根拠じゃねえよ、それメチャクチャ願望だよと一蹴されるでしょうけど、私には今のカープというチームの流れが“その時”を迎えるために進んでいるように思えて仕方ないのです。
帰ってきた時、黒田にどれだけ力が残っているか、確かにそれは未知数です。しかし、どうしても埋めることの出来ないチームの心の拠り所に、黒田はなります。チーム内に、「出戻りに負けるか!」という反骨心も起きて欲しいです。
だから、私は、黒田が帰って来る3〜5年後に、カープは大輪の花を咲かせると思っています。
今の若いチームが、ようやく戦う集団になる、それが3〜5年後ではないかと。

え?黒田が帰って来なかったら?
それは愚問です。
カープファンなら、鼻で笑って答えますよ。
「黒田はカープの選手じゃけぇ」

posted by koita |13:16 | 広島東洋カープ | コメント(20) | トラックバック(0)
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