2008年05月22日
コリンズ監督辞任にカープファンが思うこと。
ソフトバンクに連敗したことよりも、ある意味ショックだった。
「期待されていた成績を残せず残念だが、監督というものは情熱がなくなった者が務めるものではない」
オリックス・コリンズ監督、突然の辞任。
辞めるなら早い方がいい、という決断か。シーズンも、そして交流戦も始まったばかり。
昨年、最下位に沈み、今年も同じような成績なら、辞任も仕方ない。ただ、今のこの時期に辞任することに、ショックを覚える。
情熱がなくなった者が務めるものではない、というコメントを額面通りに受け取れば
「もぉ、やってられない」
といったところだろうか。
後任には、大石大二郎ヘッドコーチ。
また、コリンズ監督と共にやってきたブラウン投手チーフコーチとディーバス打撃チーフコーチの辞任も、合わせて決まった。
今季は補強にも力を入れたけど、あれだけ故障者が多くては、さすがの名将も打つ手無しだったのだろうか。
契約を反故にしてまで辞任に傾いた気持ちを、球団も止めることは出来なかった。
正直、気の毒な感は否めない。
だけど、シーズン終了後であるなら、辞任も仕方ないと思えることも、今の時期に決断したことに、僕がオリックスファンだったなら球団に対し少なからず不信感を持つだろう。
一体、何やってたの?
フォローなり、コミュニケーションなり、きちんとやってたの?と。
一部報道で、昨年契約更改時に、選手から監督への批判が相次いだとある。過去の実績ある選手を起用し続けることへの不満。そこに生まれた、選手との溝。
ロッテ・バレンタイン監督、日ハム・ヒルマン前監督の活躍は、プロ野球ファンの目に新鮮に映った。
常にそこには『メジャー流と日本式の融合』というキーワードがあった。
後を追うように、いや真似るかのように、アメリカから監督を招いたカープとオリックスに、果たして球団を上げてその融合を後押しする決意と具体策があったのかどうか、甚だ疑問だ。
交流戦。
いいムードで福岡に乗り込んだものの、呆気なく2連敗。
ただの連敗に思えないのが、カープ。
昨年の嫌な記憶も蘇るし、やっぱり交流戦は苦手だというネガティブな思考も湧き上がる。
全てをブラウン監督の責任にする気はないけれど、選手起用と戦術にファンやマスコミの不信感は募る一方だ。
もちろん、起用された選手が成績を残し、ひとまず監督の思惑通りに結果を出せば、たちまち“ブラウンマジック”と称賛されるであろうことも解っている。
選手の技量なり器量の無さも、認めないといけない。大竹、宮崎が勝てないのは、本人に因るものが大きい。
ただ、昨夜のように15安打と安打数ではソフトバンクを圧倒していながら、勝ちに繋げられない試合は、やはり指揮官の責任が大きいと思わざるを得ない。
ブラウン監督のやりたいこと、考えていること、目指すもの、それらが選手に浸透しているとは到底思えない。
その状況を、誰かがフォローしているようにも、見えない。
難しい時期にいることは、一ファンとして理解出来る。
育成か?勝負か?
若いチームゆえに、今のカープにはやらなければならないことが、同時進行である。
加えて今年は、多くの選手が新加入したものだから、試すということまで同時進行でやらなければならない。
限りなく100%に近い確率で、来季のブラウン監督続投は無い。
野村が引き受ければ野村監督が誕生し、野村が断れば大野監督が誕生する。
であるなら…
今季のペナントレースを諦めろとまでは言わないが、球団一丸となって育成の年と位置づけたらどうか?と思う。
そういう前提のもとに戦うのなら、応援する側のフラストレーションもここまで募ることはない。
ポジション、打順、戦術を固定する。その上で、候補の選手を時々入れ替えるのは良しとしよう。
頑固なブラウン監督は、勝とうとするから自身の引き出しを常にひっくり返し、周囲の理解を得られない。
育成第一、戦いながら育て、それぞれの選手の適正を確かめていく。それでいいのではないかと思う。
もともと、球団に確かな策や狙いがあって、アメリカから監督を招聘したのではない。
山本浩二の後を、誰もやりたくなかっただけのこと。おまけに新球場完成=新監督という流れの中で、3年間の繋ぎ監督など誰も引き受けたくなかっただけのこと。チームが強いなら、まだしも…。
だから、ブラウン監督にチーム低迷そのものの責任は、ない。就任から3年、またもBクラスでカープが終ったとしても、問われるのは“何故、外国人監督だったのか?”ということだ。当然、球団もその答えを明確に口にすることはないだろうが…。
心配ない。
カープは3〜5年後、間違いなく大輪の花を咲かせる。
そのためにも、ブラウン監督の果たす役割は大きい。
結果を出している選手はどんどん使って欲しい。
やる気のある選手にはどんどんチャンスを与えて欲しい。
嫌でもカープは来季から、ガチガチの広島野球、ベタな日本野球に軌道修正される。
その前に、今一度、あなた自身が口にした
『プレイボール(ボールで遊ぶ)』
の意味を選手に伝えて欲しい。
何があっても、あなたは、投げ出してはいけない。
どんな批判に晒されても、例え球場でブーイングを浴びせられても。
カープが大輪の花を咲かせた時、必ずブラウン監督の3年間は評価される筈だから。
posted by koita |11:29 |
広島東洋カープ |
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