2008年05月17日
鯉のおじさん『狂い咲き』の快投で勝利!!
鷹野橋の焼肉屋にいた。
仕事上では大切なお客さんであり、個人的にはカープを見る幸せや楽しみを教えてくれた人。
初優勝以前を知る、カープファンの大先輩だ。
焼肉屋にテレビは置いてなく、BGMも有線放送。
気になるゲームの行方は、釧路の友人からメールで届く。
逐一、戦況を伝えてくれる友人に感謝。
カープは東京で巨人と戦う。
釧路でそれを応援するファンがいて、僕は広島で焼肉を食べながら、戦況を受け取る。
いつでも、どんな状況でも、カープが傍らにある。
カープを傍らに感じられる時代。
本来ならマナー違反でも、そのメールが今宵の試合のことを伝えるものだと解った時から、ケイタイを開きメールを読み上げることが“義務”になる。
「点、入ったかね」
カープファンの大先輩が、身を乗り出して、聞いてくる。
メール受信音は“燃える赤ヘル僕らのカープ”。
先制。
一発ではなく、タイムリー。
勢い良く、ビールが体に染み渡ってゆく。
好投。
今宵も建さんの安定感は揺るがない。
鯉のおじさんは、今日も世界中の親父カープファンのビールを美味しくしてくれる。
少しの酔いにまかせて、大先輩に言ってみる。
「何か、炎が消える直前の、最後の…って気がするんですけど」
建さんには失礼極まりなく、またカープファンとしてあるまじき考え方かもしれないけど、今季の建さんの好調さは単に「ベテランだから」では括れない凄みを感じるから。
「狂い咲き、じゃね」
大先輩は穏やかな顔で、そう言った。
僕の見方を否定するなり、叱るかなと思ってたら、意外にもそんな言葉が返ってきた。
「狂い咲き、ですか…」
「うん。素晴らしいことだと思うよ。ほとんどの選手が、最後は枯れ果てて消えていくし、枯れるまで野球が出来ない人だっているのに、最後の最後まで咲けるってのは凄いことよ。尊敬するもん、素直に。」
別に建さんが、今季引退するわけでもなければ、引退の決意をしてるわけでもない。
勝手に、見てるこちら側が、建さんの残り少ない現役生活にドラマを見ようとしてるだけ。
「大丈夫なんですかね、まだ5月なのに…」
「バテるよ、そりゃ、そのうち間違いなく。でも、いいんじゃない、それで。建さんがバテるまでに、篠田や大島、マエケンらが使えるようになってくれたら、それで建さんは充分仕事したことになるわけだし。長谷川が、建さんを見てどう思うか?自分が何をしなきゃいけないか?を嫌でも頭に叩き込むだろうし、それが出来ないなら長谷川も終りだし。今やってる建さんの仕事は、ホント最後の大仕事だと思う。」
“限りなくゼロに近い失点”。
勝つために、建さんはそれが必要と言った。
それは
“どうやって勝てばいいか解らない”
というチームメイトへの叱責と、勝利への渇望から導き出した答え。
勝つために、抑える。
限りなくゼロに近く…。
posted by koita |08:17 |
広島東洋カープ |
コメント(3) |
トラックバック(1)


