2008年03月06日

広島・大竹を“環境”が変える。

昨日の対阪神オープン戦は、全く見てない。
ニュース映像ですら、見てない。
先日の巨人戦観戦が、思ってた以上に堪えたらしく、風邪気味で早々に寝落ちしてしまったから。

ネットなり新聞に目を通して、さも試合を見たかのような感想を書けないわけでもないが、それでなくてもタダの素人なのに、まともに試合を見てもないのに“語る”ことは、選手に対して失礼だと思う。
何より、いかに偶然や気まぐれにしろ、このブログに目を止めてくれた皆さんに対して申し訳ない。

長谷川の調整が遅れてるとか、赤松・天谷の動きがいいとか、ようやくシーボルに安打が出たとか、良くも悪くも“収穫”のあった試合だったことは窺える。
中でもスポーツ新聞が、“大竹いきなり新井K斬り”と見出しをつけていたことには、少々苦笑い。
広島にいると、地元マスコミの“気の利かなさ”に情けなくなってくることがある。
必要以上に、阪神に対して反応し過ぎる。阪神イコール新井であり金本のことなのだが、いちいちつまらない報道が多過ぎる。
例えば、今日の中国新聞には、ブラウン監督の新井に対するコメントが載っている。「阪神のユニフォーム姿にまだ違和感があるが…」と、記者が望むコメントをちゃんと答えるブラウン監督が気の毒で仕方ない。そんなコメントにスペースを取るくらいなら、赤松や天谷など懸命にプレイでアピールしている選手のために紙面を使ってほしい。

忘れることでしか癒えることのないファンの心の傷を、どうか地元マスコミの方々にはもう少し理解してもらいたい。
だから、無意味に“新井K斬り”なんて書く必要はないのだ。
開幕投手候補とか、新エースとか、波のように押し寄せる大竹への期待が、私には不思議に思えるし、むしろ気の毒にすら思える。
仮に黒田がまだカープに在籍していて、成績的にも投球術的にも文句なしの結果を出したなら、新エースの称号も相応しいだろう。
しかし、今はまだ、黒田が抜けたからという“繰り上げ当選”に過ぎない。
もちろん、だからこそやってくれなきゃいけない、頑張ってもらわないと困るという期待は、私にだってある。
しかし、まだ、大竹は大竹のままなのだ。
コメントなどから、本人の意気込みは伝わってくるが、私たちが大竹をエースと認めるのも却下するのも、シーズンが始まってからの話。

決して、悪戯に大竹に対して悲観してるのでは、ない。
チームを去る時、黒田が大竹に言った言葉。

「環境が人を変える」

本人だって、今まで必死にやってきただろう。自分なりにやれることはやってきた自負があるだろう。
それでも成績は出ず、期待に応えられず、自分自身に歯痒い思いを抱いただろう。
結果が全ての世界。
何かが足りなかったのだ。
何かが必要だった筈だ。
それを得るための環境が、大竹に用意された。
本来なら、大竹のような投手は、先発三番手、四番手にいることが望ましい。
イヤでも大竹をエースに据えなければならないところに、カープ投手事情の厳しい現実が露呈する。
黒田が言うように、この窮状に大竹が成長という名の変化を遂げるかもしれない。
厳しい現実という環境が、大竹を変えるかもしれない。
私は、そこに期待したい。ポスト黒田だの、新エースだの、そんな押し付けの期待よりも、厳しい現実という環境が、どう大竹に変化をもたらすのかを見たい。
鬼気迫るピッチングで、こめかみに血管を浮かし、ガッツポーズする大竹よりも
「勝っちゃいましたね」
と他人事のように笑う大竹の方が、よっぽど大竹らしいと思うから。

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posted by koita |12:30 | 広島東洋カープ | コメント(6) | トラックバック(2)
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