2008年03月05日

広島・広池投手の“告白”を考える。

カープファンの皆さんは既に読んでおり、何を今更と思われるだろうけど、カープファン以外の方々にも知って頂きたくて、今日はこの話題を書くことにしたい。

ことの発端は広池投手のブログに
「カープの選手はサインをあまりしてくれない」「してくれても目を合わせない」「カメラを向けても仏頂面」
というコメントが寄せられたことに始まる。

これらのクレーム(?)に対して、ブログ内で広池投手が選手側の気持ちを書いていて、興味深い。
興味深いと書くと語弊があるが、ヘタしたら“プロ野球選手がそんなチマチマしたこと気にするなよ”と言われかねないことを、勇気と優しさを持って綴っていることに、私は頭が下がる思いだ。
人気商売なんだから仕方ないだろとか、サインをする側の選手があれこれ述べるのはみっともないとか、口の悪い人は言いかねない。
だけども、社会人経験があり、自身も一野球ファンだったからこそわかる“選手の言い分、ファンの気持ち”を、広池投手は誠意を持って書いてくれている。

例えば、このくだり…
『サインをしている途中に、お目当ての選手を見つけたらしく、私がサインを書き終えた瞬間に色紙を取り上げ、その選手のところへ走っていった』
もぉ、想像しただけでゾッとするのだ。
こんな無礼で非礼で失礼なファンにしょっちゅう出くわせば、さすがにプロ野球選手だって“身構えてしまう”だろう。
さらには…
『野球選手カードにサインをしたら、ネットオークションに出ていた』
売るのも買うのも個人の自由だから、それ自体は別に何とも思わないが、プロ野球選手を悩ませてるのは、最初から売買目的のファンがいることらしい。
これは私は知らなかった。
カードへのサインを何回も頼みに来るファンに対して、選手が疑念を抱くのは仕方ないことだと感じた。

元々カープの選手って控えめだし、大人しいし、ただでさえ照れ屋さんが多いのに、こういうファンが増えてはそりゃ仏頂面もするだろうし、サインも断り気味になるだろうなぁ。
広池投手のブログに寄せられたコメントに、読んでひっくり返りそうになったものがあった。
広池投手と黒田投手が姿を見せた時に、黒田ファンの女の子がこともあろうか
「すみません撮って下さい」
と、広池投手にカメラを渡したというのだ。
カープの選手を、カープファンが傷つけるという、とんでもない事態だ。

以前、週刊ベースボールのコラムで、市民球場に来て驚くのはファンが来ているレプリカユニフォームのほとんどに選手のサインが書かれていることだ、というのがあった。
それほど、チームとファンの距離が近い、と書かれていたと記憶している。
私は未だに、サイン会やイベント以外で選手からサインを貰ったことはないけど、広島に住んでるカープファンならサインを貰える機会やチャンスは多いと思う。
他球団と違って、絶対的にファンの数が少ないのだから、その分サインを貰える機会は多い筈。
その“ありがたみ”とか、恵まれてることを、広島市民は今一度認識すべきだ。
もちろん、無礼なファンは一部に過ぎないのだろうけど、単に好きとか応援してるというファン意識に、尊敬の念という思いを加えて欲しいなと思うのは私だけだろうか。

プロ野球新人選手研修会が3日に行われた。
カープからも篠田投手をはじめ7選手が参加。
講師を務めた元日ハムの岩本勉氏が
「プロ野球選手は公人。常に人々に見られていると意識して行動してほしい」
とアドバイス。
篠田投手は“自覚を常に持って生活したい”とコメント。
日南キャンプで記者にまで
「よろしくお願いします」
と頭を下げるご両親に育てられた篠田投手だから、道を踏み外すようなことはなかろう。

しかし、いかに公人だからといって、ファンが選手を傷つけたり、ガッカリさせたり、不愉快な思いをさせてはいけないと思う。
そういう思いを改めて考えさせられた広池投手の“告白”であった。まだ読まれてない方は、是非一読をお勧めする。

広池浩司オフィシャルサイト

posted by koita |14:36 | 広島東洋カープ | コメント(11) | トラックバック(0)
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