2008年02月28日

シーボルに感謝。

シーボルに会った!
いや、正しくはシーボルを見た!
いや、正直に言えばシーボルを見た気がする!
うん…シーボルだったと思う、あれは間違いなく。

上八丁掘の交差点。
向こうから背の高い外国人が歩いてくる。
真っ直ぐ進めば、そこは市民球場。
昨日の午後、日南から広島へ。
今ここに、シーボルがいても不思議ではない。
ジーンズに茶色のジャケット。
全くの手ぶら。
海外からの観光客が多い広島だが、たった一人で、しかも手ぶらで歩いている外国人は滅多に見ない。

距離は詰まっていくが、どうしても確信が持てない。
何でハッキリ顔を憶えてないんだ!俺。
ルイスは眼鏡してたし頭が薄い。
コズロースキーはどことなくポルノグラフィティのギターに似てる。
シュルツは証券会社の営業マンみたいだ。
アレックスは一目で解る。
マルテは帽子がきつそうだ。
ダグラスは…来るのか来ないのかハッキリしない。
ならば、今、目の前を歩いている背の高い外国人は、シーボルのはずだ。

何て声を掛ける?
「あーゆーシーボル?」
「あいほーぷ…カープ…びくとりー」
「あいうぉんとるっく…ゆあほーむらん」
「ぷりーずさいん、おーけー?」
もっと勉強しとけば良かった。
シーボルだと確信が持てず、そして何も言えず、大きな背中を見送った。

今年、例えどういう成績を残すにしろ、シーボルには感謝したい。
それは、多くのカープファンが不愉快に思う背番号を背負ってくれたから。
もちろんシーボル本人には、そんな特別な思いなどあるまい。
しかし、あの背番号をつけたいと思う日本人選手は、きっといない筈だ。
彼は、特別な選手だったから。

誰もつけたくないのも解るが、あの背番号がずっと空いてる状態も、正直気持ち悪い。
再びカープで投げることが決まっている黒田の15が“預かり”となっているのとは違って、あの背番号が空いたままでいる状態は、あまりに不健康だ。
見たくもないが、存在しないのもおかしい。
誰かが、傷口を塞がなくてはならなかった。
それがシーボルだった。
皮肉にも、同じサードを守るシーボルだった。
せめてルイスやシュルツにすればいいのに…。

ワンクッション。
1年でも2年でも、もちろん日本で大活躍してシーボルが何年もカープにいてくれれば、それが一番嬉しいけれど、とにかく今回シーボルがあの背番号を一旦背負ってくれたお陰で、ただの25という数字になってくれるだろう。
もう、誰も、あの記憶を背負わなくて済むだろう。

今度、町の中で、シーボルを見かけたら、勇気を持って言おうじゃないか。
「サンキュー!シーボル」
きっと、シーボルは不思議に思うだろうけど。

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posted by koita |09:26 | コメント(5) | トラックバック(0)
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