2012年01月11日
なでしこジャパン。ロンドン五輪。アジア最終予選。その戦いを振り返る。課題と収穫は?
○ 【2011/09/02】 タイ戦(女子) 「控え組を中心として戦った初戦としては80点の結果と内容」 「4-5-0-1」という感じの守備的なタイ代表からどうやって得点を奪うのか? もっと言えば、どうやって先制点を奪うのか? そこだけが問われた試合でしたが、日本代表がやろうとした事は、人数をかけてサイドから崩す、という事だったと思います。特に左サイドからですね。 左SHの上尾野辺、左SBの鮫島、この2枚にプラスして、左ボランチの宇津木もサイドに行かせ、更には、2トップの1枚である川澄も左サイドに行かせて、左サイドに4枚という人数をかけて崩す。そこから、中央にいる永里、中央から上がって来る田中、右から上がって来る高瀬と近賀、そこにクロスを入れて得点を狙う、という事ですね。 続きを読む ○ 【2011/09/03】 韓国戦(女子) 「ペース配分のミスで苦しむ。運動量が無ければ50%の性能落ち。」 W杯を制した主力メンバーを揃えた日本代表。立ち上がりからアグレッシブな戦いを見せ、前半10分にはCKから、阪口のヘディングシュートで先制点を奪います。ところが、立ち上がりから飛ばし気味に入ったせいか、途中から日本の選手たちの動きが鈍くなり、韓国にペースを握られてしまいます。 そして、その悪い流れが続いての前半30分、熊谷が足を滑らせて韓国にボールを奪われてしまうと、最後は、なでしこリーグのINAC神戸でプレーするチ・ソヨンにシュートを決められて、同点に追い付かれてしまいました。この失点シーン、不運という事もありましたが、ちょっと芝の状態が、日本の選手にとってはやり難そうな感じでしたね。 続きを読む ○ 【2011/09/06】 オーストラリア戦(女子) 「技術は裏切らない。相手に日本のミスをチャンスに変えられる個の能力が不足している。」 W杯の時と比べて、ミスも多く、運動量も無い日本なんですが、それ以上に運動量が無く、なによりも、日本のミスをチャンスに変えられるテクニックが不足しているオーストラリア。中盤の繋ぎのところでミスが出て、ハーフカウンターを受けるシーンが何度かあった訳ですが、オーストラリアの雑な攻撃に救われていた日本でした。 この試合、やはり勝負を分けたのは個々の能力の差で、澤にはボランチのポーキンホーンがマンマーク気味に付いていましたが、幅広く動く澤に付き切れていませんでしたし、付けている時も澤のプレーを封じ込める事が出来ていませんでした。むしろ、澤に振り回されて、バイタルのところにスペースを作ってしまっていたかなと思います。 続きを読む ○ 【2011/09/09】 北朝鮮戦(女子) 「パスに逃げるからパスミスになる。フィジカルコンタクトを怖れるから球際で競り負ける。」 パスサッカーが陥りやすい罠は、パスに逃げてしまう、という事ですね。ドリブルで仕掛けるべきところ、ドリブルでボールを運ぶべきところ、そこでもパスをしてしまい、だからパスミスになる、という事ですよね。ドリブルで相手を引き寄せなければ受け手はフリーになれない。ドリブルで相手を1枚でもかわさなければプレスはかわせない。つまり、相手の守備は崩れない。 そして、個人技で落ち着いてボールを処理すれば何でもないところでパスをするから、それを相手に奪われて不必要なピンチを作ってしまうし、クリアボールを相手に拾われて波状攻撃を受けてしまう訳で、そういう逃げのパスを何と呼ぶのかと言えば、個人的には、責任転嫁のパス、と呼んでいます。 続きを読む ○ 【2011/09/12】 中国戦(女子) 「有終の美。控え組が中心でも勝利。ロンドン五輪へ向けて更なるレベルアップに期待。」 内容はともかくとして、なでしこジャパンは、最終戦の中国戦を前に、ロンドン五輪出場を決めました。もっと若手を起用し、選手層を厚くするべきだったのではないか。もっとチームとしてのオプションを増やす試みをするべきだったのではないか。そのような声も聞かれますが、正直、ロンドン五輪への出場切符を絶対に逃せない状況にあっては、まだ日本にはそんな事をする余裕は無い、そのように思っています。 従って、初戦のタイ戦は控え組で勝ち、その後の3つの試合は主力組で勝ち、4連勝して、最終戦の中国戦を前にロンドン五輪出場を決める。そして、最後の試合は控え組に出場機会を与える。これが最善のプランだったと思いますから、そのプランの実現度という事を考えれば、結果だけは、90点の出来だったように思います。結局は、最終戦の中国戦にも勝利し、4勝1分0敗、負け無し、首位通過、という事にもなりました。 続きを読む
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posted by kodahima |18:30 |
なでしこジャパン |
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