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超攻撃的布陣のバルサ。機能した理由とその対抗策。【バルセロナvsビジャレアル】

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試合 :リーガ 第1節
開催日:2011年8月29日
結果 :バルセロナ勝利
スコア:「5-0」
得点者:チアゴ・アルカンタラ セスク サンチェス メッシ×2




○ バルセロナ

FW:ペドロ メッシ セスク サンチェス
MF:イニエスタ ケイタ チアゴ・アルカンタラ
DF:アビダル ブスケツ マスチェラーノ
GK:バルデス

FW:ビジャ メッシ ジョナタン サンチェス
MF:チアゴ・アルカンタラ ケイタ シャビ
DF:アビダル ブスケツ マスチェラーノ
GK:バルデス

○ ビジャレアル

FW:ロッシ
MF:カニ ニウマール ボルハ・バレロ
MF:ブルーノ マルチェナ
DF:ホアン・オリオル ムザッキオ ゴンサロ・ロドリゲス サパタ
GK:ディエゴ・ロペス

FW:ロッシ
MF:ワカソ カムニャス
MF:ブルーノ マルチェナ マルコス・セナ
DF:ホアン・オリオル ムザッキオ ゴンサロ・ロドリゲス サパタ
GK:ディエゴ・ロペス


バルセロナですが、イメージ的には、「4-2-4」をイメージして、そこから、CBの1枚がアンカーの位置に上がっている、とイメージしてもらえば良いかなと思います。但し、メッシとセスクは中盤のようにプレーする事も多いので、「3-3-2-2(ワイド)」というイメージでも良いかなと思います。

昨季の3バックシステムが機能せず、この試合での3バックシステムが機能した理由は2つ。1つには、4バックからアンカーが下がって3バックになる方法だと、この試合で言えばイニエスタとチアゴ・アルカンタラのポジションの選手が、ダブルボランチのようにプレーしなければならなくなるので、彼らがメッシのサポートをする事ができなくなりますが、今回の場合は最初から最終ラインが3バックになっていて、その前にきちんとアンカーがいるので、イニエスタとチアゴ・アルカンタラも2列目のようにプレーする事ができた、という事ですね。

そしてもう1つには、昨季の3バックシステムの場合は、メッシのサポートをするために、また、サイドでウイングとウイングバックのプレーするゾーンを被らせないために、この試合で言えば、ペドロとサンチェスのポジションの選手は中にポジショニングしなければなりませんでしたが、そうすると高い位置のサイドに張っている選手がいなくなってしまうので、相手のプレスをサイドの高い位置にボールを回して避ける、という事ができなくなってしまう訳ですが、今回の場合はウイングバックがいないので、また、メッシをサポートする選手は3人もいるので、ウイングの選手がサイドに張っている事ができ、バルサらしいポゼッションサッカーをする事ができた、という事ですね。

それに加えて、昨年の3バックシステムの場合には、「5-2-1-2」のようになってしまい、ハイプレスという事ができなくなってしまっていた訳ですが、今回の3バックシステムの場合は、「3-1-4-2」もしくは「3-1-2-4」という、前に5人どころか6人という数を揃える事ができていたので、ハイプレスがよく効いていた、という事もありました。

但し、守備の都合上、もしくは、ビルドアップの都合上、サイドの低い位置、つまり、SBのような位置に選手がいる必要性も出てくる訳ですが、そういう場合にはどうしていたのか言えば、チアゴ・アルカンタラがSBの位置に入ってプレーしていました。イニエスタが左、チアゴ・アルカンタラが右、であった時には、チアゴ・アルカンタラが右SBの位置へ、チアゴ・アルカンタラが左、シャビが右、であった時には、チアゴ・アルカンタラが左SBの位置へ、という事ですね。

では、バルサがこのシステムできた場合、相手はどうしたら良いのか、という事なんですが、個人的には、「5-3-1-1」という事になるかなと思っています。ウイングバックがバルサのウイングをマーク。3バックの中央の選手がメッシをマークし、3ボランチの中央の選手がセスクをマーク。ほぼマンマークですね。そして、残りのボランチ2枚は、イニエスタとチアゴ・アルカンタラをマーク。ハイプレスを仕掛ける。バルサ相手にリトリートしてしまうとサンドバック状態になってしまうので、ハイプレスは絶対必要。

そして、1トップの選手が3バックにプレスをかけ、そうすると3バックがワイドに開いてビルドアップしてくると思いますが、そこは放っておく。マスチェラーノとアビダルが攻撃参加してきた場合は、こちらも3バックのサイドの1枚が対応に行く。トップ下の選手はケイタにプレスをかける。但し、ケイタが前に上がった場合は、それに付いて行く必要はなく、中央の6枚がしっかりゾーンでスペースを消しておけば良い。その場合は、トップ下の選手は、反撃に備えておいた方が効果的。

攻撃の時の狙い所は、やはり3バックの横のスペースとDFラインの裏のスペース。チアゴ・アルカンタラがカバーしているとは言え、カウンターになった時には間に合わないし、攻撃の時には3バックがワイドになっている場合が多いので、中央とサイドのCBの間には大きな隙間が出来ている場合も多く、そのサイドもしくは隙間のスペースが狙い所。この試合でも、ビジャレアルが、そこを使って簡単にシュートまで持って行ったシーンが2~3回ありました。後は、そういう攻撃による少ないチャンスで決められるかどうか、という事ですね。

とりあえず、バルサがどんなシステムをやろうとも、圧倒的な個人技の高さでやられてしまう、という事は大きいので、そこはどうしようもないですね。バルサ対策をしっかりやって、バルサの良さをなるべく消して、後は1対1でやられないようにする、決定力を見せる、という事でしか対抗策はないかなと思います。他にあるとすれば、バルサの調子が悪い、バルサがなぜか決定力を欠いている、という状態である事を願うだけかなと思います。


○ 最新エントリー

【2011/08/31】 チェンジとチャレンジの時代。【マンチェスターUvsアーセナル】

○ 過去エントリー

【2011/08/31】 超攻撃的布陣のバルサ。機能した理由とその対抗策。【バルセロナvsビジャレアル】

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記事カテゴリ:
リーガ 11-12
タグ:
バルセロナ
ビジャレアル

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