FCKSA66

吉田の課題。カレンの課題。チームの課題。様々な課題が山積。 【VVVフェンロvsアヤックス】

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試合 :エールディビジ 第3節
開催日:2011年8月21日
結果 :引き分け
スコア:「2-2」
得点者:ムサ×2 ヤンセン シグトルソン




○ VVVフェンロ

FW:ウチェボ
MF:カレン・ロバート リンセン アフメド・ムサ
MF:マグワイア メイウヴィス
DF:アレックス・クメ 吉田麻也 アンドレア・メイ デ・レフト
GK:ヘンテナール

FW:ヴィルトシュット
MF:カレン・ロバート クライセン フェルベーク
MF:マグワイア メイウヴィス
DF:アレックス・クメ 吉田麻也 アンドレア・メイ デ・レフト
GK:ヘンテナール

○ アヤックス

FW:ブリフテル シグトルソン スレイマニ
MF:ヤンセン シーム・デ・ヨング
MF:エリクセン
DF:ブリント フェルトンゲン アルデルヴァイレルト ファン・デル・ヴィール
GK:フェルメイル

FW:エベチリオ シグトルソン セレーロ
MF:ヤンセン シーム・デ・ヨング
MF:エリクセン
DF:アニタ フェルトンゲン アルデルヴァイレルト ファン・デル・ヴィール
GK:フェルメイル


監督が代わっても守備は相変わらずのフェンロ。結果として前半に失点はありませんでしたが、前半から何度も崩されていました。正直、フェンロの守備は、見ていていつもイライラしますね。サイドバック、クロスを入れさせるなよ。ボランチ、ドリブルを止めろよ、パスコースを切れよ、もっとマークをタイトにしっかりやれよ。本当に酷いです。

昨シーズンから言い続けていますが、フェンロの守備が悪いのは、サイドバックとボランチの質が悪過ぎるからで、2失点目、あれは確かに言い逃れできない吉田のパスミスが原因でしたが、しかし、サイドバックやボランチの守備がこれだけ酷い状況では、CBにかかる負担というのが多過ぎて、当然、ミスの1つや2つは出るだろうなと思います。

サイドバックとボランチの守備が酷いので、全体的に下がれば守れるとか、CBの枚数を増やせば守れるとか、そういう事ではないように思います。CBの前や横のところでしっかり守備のフィルターがかかっていなければ、絶対に強い守備というのは生まれてきませんから、とにかくサイドバックとボランチに能力の高い選手を置かなければ、フェンロの守備力は上がってこないように思います。

一方、攻撃の方ですが、この試合でフェンロがアヤックスから2得点できた理由は2つ。1つには、1トップのウチェボがしっかりボールを収めて起点となれていた事で、2点リードしたのでポストプレイヤータイプのウチェボから裏に抜けるタイプのヴィルトシュットに代えたのだと思いますが、この交代采配は失敗だったかなと思います。相手にとっては、前線の深いところでボールを収められるウチェボの方が嫌だったのではないかと思います。

そして2つには、右SHのアフメド・ムサが、相手の左SBの選手であるブリントに1対1で勝てていた事。ムサの2得点後、そのブリントは交代させられてしまいましたが、かなりムサにやられていたなと思います。「4-1-2-3」と「4-2-3-1」。がっちり組み合う形となるので、1対1のところで完全にやられてしまうと、それが即失点につながる、という試合でもありました。

と言う事で、この試合でも先発フル出場した吉田とカレンについてですが、まず吉田から言うと、前述したようにサイドバックとボランチの守備が悪いので、中盤まで出て行ってアタックしたり、サイドバックの裏のスペースをカバーしたり、守備範囲を広くしなければならなくて、また、相手の勢いが強いまま対応したり、精度のあるクロスに対応しなければならないので、それを考えれば、よくやっていたと思っています。

失点の原因となったパスミスに関しては、冷静な判断力で対応していれば、とは思いますが、相手の勢いがそのまま強いプレッシャーとなっていましたので、吉田だけが悪いとは言い切れないかなと思っています。但し、吉田と言えば、足下も上手いCBである、という事が1つの売りにもなっているので、もう少し判断力を高めて、そのような状況でも巧みなプレーを見せられるようになって欲しいなとは思います。

そして、カレンについては、一見するとキレのあるドリブルで良いプレーを見せていたようにも思えますが、効果的なプレーというのはほとんど無く、ここがカレンの大きな課題と言えるような気がします。そして、なぜ効果的なプレーができないのかと言えば、イメージが欠けているからだと思っています。昨シーズンの宮市などもそうでしたが、ドリブルした後のアイデアが無い、という事ですね。

自分にボールが来る前に、そこからどうやってシュートまで持って行くのか、これは自分が最後でも誰か他の味方選手が最後でもどちらでも良いのですが、そういうシミュレーションを行っていない、という事で、全てのプレーがボールが自分に来てからの判断なので、それだと相手の先制を取れず、その場しのぎのようなプレーが多くなってしまうので、それだとなかなか結果は出せないかなと思います。

特に今のカレンは中盤をやっているので、攻撃を組み立てるという事もしなければなりませんから、そういうイメージの力を高めないと、日本代表に呼ばれて活躍する事はできないかなと思います。但し、やはりカレンは、ドリブラーでは無いし、サイドの選手でも無いと個人的には思っています。カレンはやはりCFの選手で、ストライカーだと思っています。

理由は、カレンのドリブルが、ステップワークの細かい、ボールタッチ数の多い、そういうドリブルではない、という事と、あまりボールに触らずにゴールを目指す、シュートを狙って行く、そういうプレーに良さがある、という事と、その2つですね。過去の選手で言えば、タイプ的には、武田修宏という選手に似ていると思っています。

スピードがあるからと言ってサイドという事でもなく、ドリブルにもある程度の威力を持っているからと言ってサイドという事でもなく、それはあくまでもプラスαの部分であって、カレンの本当の武器はPA内(もしくはアタッキングサード)における得点嗅覚だと個人的には思っていますので、CFに置いて、サイドに流れるプレーでボールを引き出しながら、最後はPA内で勝負する、というプレーをする事が最も効果的な選手であると思っています。


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吉田の課題。カレンの課題。チームの課題。様々な課題が山積。 【VVVフェンロvsアヤックス】

確かカレンは「自分はCFじゃない。点で合わすなんて無理。」みたいなことを言ってたな…。それってどうなんだろ。

吉田の課題。カレンの課題。チームの課題。様々な課題が山積。 【VVVフェンロvsアヤックス】

吉田麻也選手はもう少し謙虚になるべきだと思う。日本のメディアに、ことあるたびにチームやチームメイトのレベルの低さをこぼしているが、彼が高いレベルにあるかといえば・・・違うと思う。

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