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乾が先制ゴールを決める。しかしチームは逆転されて敗戦。【ウニオン・ベルリンvsボーフム】

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試合 :ブンデスリーガ2 第5節
開催日:2011年8月20日
結果 :ウニオン・ベルリン勝利
スコア:「2-1」
得点者:乾貴士 シルビオ モスケラ




○ ボーフム

FW:アイディン
MF:デニス 乾貴士 フライアー
MF:ヨハンソン クラマー
DF:Ostrzolek シンキヴィッチ マルトリッツ コップリン
GK:ルテ

FW:チョン・テセ ジンチェク
MF:デニス 乾貴士
MF:ヨハンソン クラマー
DF:Ostrzolek シンキヴィッチ マルトリッツ コップリン
GK:ルテ


前節でも良いパフォーマンスを見せていた乾。この試合でも「4-2-3-1」のトップ下としてスタメン出場しました。そして、前半38分、左サイド、ボールを受けに下がったところから、左SBの選手から高い位置にいた左SHのデニスに楔のパスが入り、そこから縦に走った乾にボールが渡って、そのままドリブルでPA内まで持ち込み、右足でシュートを決めました。

乾は試合開始から幅広く動き、それほどボールが集まってくるという感じではありませんでしたが、ボールを持ったらすぐに前を向いてプレーする意識が高く、とにかく積極的にドリブルで仕掛けていました。香川とタイプはよく似ていますが、香川よりも更に小回りが効く感じ(その分だけパワーは落ちる感じ)で、欧州の大型選手にとっては嫌な選手だろうなと思います。

フィジカル的に強くはないので、寄せても競り合ってボールを奪えるという感じではありませんが、前線や中盤でのプレッシングもしっかりやっていましたし、攻守において高いパフォーマンスを見せていたのではないかと思います。課題としては、これからマークが厳しくなってきた時に、どれだけ持ち前のテクニックとスピード(アジリティ)でそれをかわせるのか、という事になってきそうな気がします。

と言う事で、乾の得点で先制したボーフムでしたが、前半45分、シンキヴィッチが相手をPA内で倒してしまい、そのPKをシルビオに決められて同点に追い付かれてしまうと、後半19分にはロングフィード一発で途中出場のモスケラにDFラインの裏を取られて2失点目。逆転を許してしまいます。

その後、ボーフムは、アイディンとフライアーに代えてチョン・テセとジンチェクを入れ、そのチョン・テセとジンチェクを2トップ、乾を右SHとした(左SHのデニスと流れの中で頻繁にポジションチェンジしていた)「4-4-2」にして攻撃的に戦いましたが、結局どちらのチームにも追加点は生まれず、スコア「2-1」でボーフムの敗戦という事になってしまいました。

どちらのチームも、ボールを奪ってから縦に速い攻撃、という戦い方でしたが、ボーフムの攻撃面の課題は、1トップのアイディンがあまり起点を作れていなかった、という事と、両SHのフライアーとデニスが、DFラインの裏へ走ったり、ダイアゴナルな動きでPA内に入ったり、そういう動きが少なかった事かなと思います。2トップに変えてからも同じような感じでした。

ボールを持ったらすぐに前を向いたり、ドリブルによって乾はある程度ボールを持てますから、FWの選手が上手く起点となってくれたり、SHの選手が前述のような動きをしてくれたら、ボーフムの攻撃は高い威力を持つようになるのではないかなと思います。まだ乾が信頼されていないからというよりも、FWやSHの選手にそういう能力や意識が足りていないかなと思いました。

そして、守備面の課題としては、守備が弱いチームにはよくあると思うのですが、攻撃の時に守備の選手が守備をサボっている、つまり、リスクマネージメントをきちんとやっていない、という部分かなと思います。攻撃の時に、残っている相手のFWの選手をきちんと捕まえておく、DFラインをきちんと統率しておく、そういう意識を徹底させる必要があるかなと思います。

乾がドリブルで積極的に仕掛けるので、アタッキングサードのところで相手にボールを奪われ、そこからカウンターを受けてピンチになるというシーンが何回かあり、しかしそれは乾が悪い訳ではなく、そうなる事を想定して、相手のカウンターに対するリスクマネージメントを後ろの6人の選手がきちんとやっていない、という事なので、そこが第一の修正ポイントになるかな、という気がしました。


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記事カテゴリ:
ブンデス 11ー12
タグ:
ウニオン・ベルリン
ボーフム
乾貴士

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