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クウェート戦の試合分析と選手評価。6月にホームとアウェイで行われたロンドン五輪アジア2次予選。

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試合 :ロンドン五輪アジア2次予選
開催日:2011年6月19日
結果 :日本代表勝利
スコア:「3-1」
得点者:清武 濱田 大迫 ジャゼア

試合 :ロンドン五輪アジア2次予選
開催日:2011年6月23日
結果 :クウェート勝利
スコア:「2-1」
得点者:酒井 アリ スライマン(PK)




○ クウェート戦 「個々の能力で相手を上回り実力差を見せた。しかし判断力という部分では課題が残った」

相手が1トップを残して下がっているので、両SBも積極的に高い位置へ上がって、人数をかけて厚く攻める事ができました。そして、ハイプレスも良く効き、また、ロングボールを蹴られても、CBの2人を軸に相手の1トップの選手をほぼ完全に封じ込める事ができていましたから、前半は立ち上がりからずっと日本のペースでした。

そして、その勢いのまま迎えた前半18分、大迫のポストプレーから始まり、中央、右サイド、と攻め込んだ後、最後は左サイド、オーバーラップしてきた左SBの比嘉に高い位置でパスが通って、その比嘉のセンタリングに清武が飛び込んでヘディングシュート。それが決まって、日本が先制点という事になりました。

その後も日本がほぼ優勢に試合を進め、前半37にはCKから濱田のヘディングゴール、後半16分には山崎からのパスを受けた大迫がゴール、後半23分には1点を返されてしまいましたが、そのままスコア「3-1」、日本がまずは、カタールとのホーム&アウェイ、そのホームでの試合で先勝、という事になりました。

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○ クウェート戦選手評価 「大迫、清武、山村、濱田、この4人が特に良かった」

大迫勇也:7点

かなり幅広く動いて攻撃を活性化させていたなと思います。アジア大会の時の永井は幅広く動いていて、それが良かったなと思っていて、しかし、その永井と大迫はFWとしてのタイプが違いますから、大迫はもっと最前線の中央から動かない感じなのかなと思っていたのですが、この試合では永井と同じような動きをしていて、かなり良かったなと思います。

2回ぐらいあった、センタリングからのヘディングシュートは決めて欲しかったと思いますが、ちょっと力が入りすぎていたような感じでしょうか? しかし、得点を決めた時のプレーは落ち着いていましたし、やっぱり上手いなと素直に感じました。そういう意味では、大迫と永井の2トップというのも見てみたいですね。

東慶悟:6点

トップ下として、攻撃にアクセントを加えられたり、シャドウ的な動きもできる選手なので、なかなか良い選手だなと思います。また、運動量もあるし、ロングランニングもできる選手なので、個人的には結構好きな選手ですね。トップ下としてのタイプとしてはエジルに近いような気がします。

但し、このポジションはかなり競争率が高いと思っていて、香川がU-22代表の構想内に入っているのかどうかはよく分かりませんが、その他にも、このチームでSHをやっている選手はFWやトップ下としてもプレーできる選手が多いですし、また、大迫が好調なら永井と2トップという構想も出てくると思いますので、それを考えると、もう少し強いアピールが欲しいかな、という気がします。

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○ クウェート戦 「問われたのはタフさ。そしてアイデア。経験が一番の財産。」

中東という地で戦う場合、問われてくるのは、タフさ、ですよね。体格的な強さやテクニックという部分では日本の選手の方が勝っていたと思いますが、タフな環境で戦う場合にはやはりタフさが必要という事で、その経験値を積上げたうえで、試合には負けてしまいましたが、最終予選へは無事に駒を進める事ができましたから、結果的にマイナスは無かったかなと思います。

やはり、事前に聞かされていたとしても、頭では理解していたとしても、実際に経験しないとその厳しさや苦しさというのは知り得ないと思いますし、また、そういう場合にはどう戦えば良いのかというアイデアも出て来ないと思いますので、この経験を得て、U-22代表の選手たちが成長してくれればOKなのではないかなと思います。

そしてその、アイデアを持つ、という事が重要なのではないかなと思います。デコボコのピッチ、40度近い気温、ラフプレー、ファール狙い、放り込み、そういう1つ1つの要素に対してきちんとした対応策のアイデアを持つ、スタッフを含めたチームとしてもそうですし、また、個々の選手としてもそうですよね。この試合の敗因の1つにはそこがあったのではないかと思います。

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○ クウェート戦選手評価 「過酷な環境で何ができたのか? できなかったのか? この経験を糧に成長する事が重要。」

永井謙佑:4点

怪我明け、そして、過酷な環境、という事があって、動きが鈍かったですね。後半、左サイドになってからやっと、らしいプレーが何回か見られたかな、という感じでしたが、しかし、それはどちらかと言えば攻撃ではなく守備の方でしたね。

状況を考えて永井の方を使ったのだとは思いますが、まあ、結果論ではありますが、もしかしたら大迫の方をスタメンで使った方が良かったのかなと少し思います。ホームでの試合での大迫のパフォーマンスは良かったですからね。

今回のチームが永井のチームであるかどうかは別として、やはり攻撃の主導はFWになければならないと思いますから、攻撃陣は調子の良い選手を優先的に使うべき、という事もセオリーの1つにはあると思いますので、そこの判断が少しどうだったのかなぁ、というところですね。

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○ 過去エントリー

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管理者 jube

人間学と心理学をベースに組織成功理論の探求をライフワークとしています。サッカーは人生の縮図である。サッカーには人生の全てがある。そんな言葉を胸に日夜サッカーの分析研究に勤しんでいます。サッカーの試合や選手の分析から人生に役立つ何かを見つけ出したい、学びたいという方は是非御覧下さい。

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