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ジュビロはパスの出所を止める事にもう少し力を使うべき。ガンバはジレンマを解消したい。 【ジュビロ磐田vsガンバ大阪】

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試合 :J1 第19節
開催日:2011年7月30日
結果 :ガンバ大阪勝利
スコア:「1-2」
得点者:中澤 那須 ラフィーニャ




○ ジュビロ磐田 「パスの出所を止める事にもう少し力を使うべき」

FW:ジウシーニョ 前田
MF:山田 船谷
MF:那須 山本康
DF:山本脩 藤田 加賀 駒野
GK:川口

FW:荒田 前田
MF:山田 菅沼
MF:那須 山本康
DF:山本脩 藤田 イ・ガンジン 駒野
GK:川口

やはり大きく注目されているだけあって、山田大記という選手はなかなか良さそうな選手ですね。ジュビロの1得点は、その山田のドリブルからでした。右サイド、山田がドリブルで遠藤を振り切ると、中央にいた前田にパス。その前田が那須にボールを落として、那須が左足でシュートを決めました。

その他のシーンでも、左サイドをドリブルで仕掛けたり、中央寄りでプレーしてチャンスメイクしたり、両足での強烈なミドルシュートを見せたり、まさにこの試合のジュビロの攻撃を牽引していました。やはりこういう、ドリブルで魅せるような選手がいると、グッと試合に引き込まれるなぁと思います。

しかし、この試合のジュビロの全体的な攻撃に関しては、もう一歩の踏み込みが足りなかったなぁ、という印象でした。2トップがサイドに開いたり、左からは山田が仕掛けたり、右からは駒野が精度のあるクロスボールを入れたりしていましたが、なかなかPA付近までは切り込んで行けず、遠くからのクロスボールという事が多かったなと思います。

もしそういう攻撃を主体とするのであれば、もう少し攻撃の速さというのが必要かなと思います。タイミング的にもうワンテンポ速く、という事ですね。もっとリズミカルにパスを回して、3回とか4回ぐらいのパスでシュートまで、という攻撃が必要かなと思います。そしてそのためには、2トップがもっと速く主導的に動き出す事が必要かなと思います。

一方、2失点してしまった守備の方ですが、やはり一番は中盤のところかなと思います。山本康裕と船谷のポジションを入れ替えたり、また戻したり、という事をやっていましたが、そこだけが原因ではなく、全体として、前線や中盤がパスの出所のところを止められていなかった、ガンバの前の選手にパスが渡るのを防げていなかった、という気がしました。

結構、近年のJリーグを観ていて不思議に思うのは、ガンバで言えば遠藤、マリノスで言えば俊輔、レイソルで言えばレアンドロ・ドミンゲス、こういう攻撃の司令塔になっているような選手に対して、あまり厳しくマークに行かせている事が少くない、という事ですね。ゾーンによる守備が全盛だからと言えばそうなのかもしれませんが、もう少しそこにタイトさとか激しさとかが欲しいかなと思います。

イ・グノに少しやられていたようなところがあって、それで加賀からイ・ガンジンに代えたのかな、という気がしましたが、そこよりも、遠藤や二川のプレーを封じる事ができていなかった、そこの方が問題が大きかったように思います。途中交代で入った佐々木に対してもそうですね。守備的に、ではなく、まずは守備を、という事、それが重要だなと思います。


○ ガンバ大阪 「ジレンマを解消したい。戦力補強も欲しい。」

FW:イ・グノ キム・スンヨン
MF:二川 武井
MF:明神 遠藤
DF:下平 山口 中澤 加地
GK:藤ヶ谷

FW:イ・グノ ラフィーニャ
MF:横谷 佐々木
MF:明神 遠藤
DF:下平 山口 中澤 加地
GK:藤ヶ谷

攻守のバランスという部分では、左に二川を入れるのであれば、右には橋本や武井のような守備的な選手を入れて、遠藤はあまり前に上がらず3列目のところでプレーする、という方がやはり良いかなとは思います。しかしそうすると、やはり攻撃力というのは下がってしまうかなぁ、という事はあって、どうしてもそこにジレンマが生まれてしまうなぁと思います。

個人的には、1トップにイ・グノかラフィーニャを置いて、そのトップ下に遠藤、サイドには二川かキム・スンヨンか佐々木、ボランチには武井と明神、という配置の「4-2-3-1」にして、DFラインを高く保つ、という戦い方が最もガンバに適しているように感じます。それで明神にはアンカーではなく、どんどん前にプレスを掛けさせる、という方が良いかなと思います。

「4-4」のところをコンパクトにしてDFラインを高く上げ、そこが統率を持って動きながら、1トップ、遠藤、明神、という3人がプレスのスイッチとなり、後ろの「4-3」でボールを奪ったら遠藤を経由してサイドに展開。そして、サイドからの攻撃に対して、1トップ、遠藤、明神、逆サイドの選手、という4人がゴール前やバイタルエリアに飛び込む、そういう戦い方をした方が良いかなと思います。

また、左の二川は中に入ってプレーするタイプの選手で、右SBの加地は守備的な選手なので、左SBの下平が積極的にオーバーラップを仕掛ける。つまり、攻撃の時には、「3-1-4-2」のようになる。「4-2-3-1」がベースで、守備の時には「4-4-1-1」から「4-3-2-1」になって、攻撃の時の最後の形は「3-1-4-2」になる。そういう感じの方が良いのではないかなと思いますね。

おそらく、個の力に則した戦い方をするならば、それがベストなのではないかなと思います。後は、1人1人のスタミナの問題であったり、それをカバーできる選手層の問題、という事になってくると思います。安田、宇佐美、という2人の選手が抜けましたから、せめてその2人の穴を埋めるぐらいの、特に日本人選手の戦力が必要かなと思いますね。


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記事カテゴリ:
Jリーグ
タグ:
ジュビロ磐田
ガンバ大阪

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