2008年05月30日
EURO2008 展望
個人的な各国の印象で、 EURO2008グループリーグの展望と、 優勝候補を考えてみたいと思います。
○ グループA(スイス、チェコ、トルコ、ポルトガル) スイスと言えば、昨年の9月12日にオシムジャパンが3大陸トーナメントで対戦しましたが、その時はオシムジャパンが「4-3」で勝っているのですよね。前半スイスが2点リードする展開で、その前半を観た時には、圧倒的に前に来る推進力が凄くて、強いという印象でしたが、後半になると、油断からなのか、日本を舐めたからなのか、それとも前半のハイペースが祟ったのか、パフォーマンスが急激に落ちて、結局、日本代表に逆転負けという結果でした。当然個人的にはその印象が強いので、いかにホームとは言え、厳しい戦いになるのかなと感じています。 チェコは、昨年のユーロ予選、対アイルランド戦を観ましたが、その時の印象としては、まだ完成度50%という印象でした。守備が堅く、個々の選手の能力としては、ロシツキを中心として、アイルランドを上回っているという感じでしたが、この試合ではコラーが不在で、まだコラーが1トップに存在しない形に不慣れな感じがしました。そして、ユーロに向けた最終23名には、今度はコラーが選出されていますが、ロシツキはいないということで、どちらにしても、攻撃面が躍進のポイントになりそうですね。 トルコも、ユーロ予選で1試合見ましたが、チェコ同様、攻撃面があまり良く無い印象でした。私はリーガを良く観ているので、注目というのか、よく知っている選手はビジャレアルのニハトだけですが、ニハトは得点力のあるFWなので、そのニハトが活躍すれば、台風の目となる可能性もあるかなと思います。 そして、グループAでの最注目のポルトガルですが、何と言ってもC・ロナウドですよね。所属しているマンチェスター・UはプレミアとCLで優勝、そして、得点王も獲得したC・ロナウドが、ユーロでも輝くのか、それが注目で間違いないと思います。他にも、ナニ、デコ、カルバリョ、ぺぺ、という選手たちが注目ですが、監督のスコラーリの手腕にも注目ですよね。個々の選手的にはグループAの中で突出していますが、スイス、チェコ、トルコ、いずれも曲者揃いなので、確実視はできないところです。 ○ グループB(オーストリア、クロアチア、ドイツ、ポーランド) オーストリアは、正直言ってよく分からないところです。選手もほとんど知りません。情報によれば、昨年は苦しい状態だったようですが、今年に入って、結果は出ていないものの、強豪国相手の親善試合では善戦しているようであり、自国開催の強味が出るか出ないか、それに左右されそうですね。 クロアチアと言えば、ドイツW杯でジーコジャパンが対戦し、引き分けた試合が印象として強いですが、守備の堅さはある反面、攻撃力はイマイチという感じなのでしょうか。スルナ、クラニチャル、N・コバチ、R・コバチ、シミッチ、何となく聞き覚えのある選手も多いですが、欧州の中での実力としては、中堅という感じなのかなと思います。2位狙いという感じだと思います。 ポーランドも、ハッキリ言ってよく知らない。グループBは、ドイツ以外、あまり良く知らないチームが多いですね・・・。予選ではポルトガルを抑えて首位通過しましたが、その実力の程はよく分かりません。堅守カウンターからの手堅いサッカーをしてくるものと想像できますが、やはりポーランドも2位通過狙いになるのだと思います。 ドイツは、予選でも数試合観ましたが、チームとしての完成度が高く、個々の選手としても、ゴメス、クローゼ、クラニー、ポドルスキ、シュバインシュタイガー、バラック、フリンクス、メッツェルダー、メルテザッカー、ラーム、レーマン、凄い選手が揃っていますので、間違いないかなと思いますが、但し1つだけ、あまりに万全なチーム状態であるがために、選手が余裕を出し過ぎて足下をすくわれる可能性も、あるのではないかという危惧も感じています。予選でそのような試合があったので、そこだけですね。 ○ グループC(オランダ、イタリア、フランス、ルーマニア) オランダは、ファンニステルローイ、スナイデル、ロッペン、というレアル・マドリードトリオの活躍が注目ですね。但し、ここまでの予選や親善試合を見る限り、チーム状態としては万全とは言えず、ファンバステン監督が伝統の「4-3-3」ではなく「4-5-1」のシステムを採ることにも国内から不満が高まっているようなので、イタリアやフランスに遅れをとる可能性も高いと言えそうです。 イタリアは、予選を見ても、相変わらず手堅いですね。守備には圧倒的な自信を持ち、デ・ロッシ、ピルロ、という中盤から、トーニ、デル・ピエロ、と繋がるカウンター攻撃は確実に結果を出してきそうです。しかし、チーム状態として万全なのかと言えば、それには疑問符が付きます。特にピルロを中盤の中央にした「4-1-2-3」のような「4-2-1-3」のような布陣が、個人的にはあまり機能しているように感じません。但し、それでも手堅く勝ってくるのがイタリアですから、予選突破には不安が無いのかもしれませんね。 フランスも、イタリア同様、守備の堅さは抜群で、アビダル、ギャラス、テュラム、サニョル、マケレレ、ビエイラ、という後ろの顔ぶれですから、その牙城を崩すのは、オランダやイタリアでも至難の業なのかなと思います。しかし、一方、攻撃面での不安は拭えないところで、アンリとアネルカの2トップもイマイチ精彩を欠いている印象であり、中盤はおそらくマルーダとリベリーだと思いますが、リベリー頼みの感は否めないと思います。とにかく、優勝するには、アンリとアネルカの2トップ、これが爆発できるかどうか、そこに全てがかかってきそうですね。 ルーマニアは、よく知りませんが、このグループに入ってしまい、かなり厳しいことは然りかなと思います。予選で試合を観たような気もしますが、あまり印象に残っていない感じです。ムトゥ頼みで、オランダ、イタリア、フランス、という強豪国と戦わなくてはならないのだとすると、良い結果は想像できないところですね。 ○ グループD(ギリシャ、スウェーデン、ロシア、スペイン) ギリシャは、本当に守備組織の完成度が高く、もしかしたら守備組織の完成度では、フランスやチェコ、イタリアなどを上回るかもしれない。レーハーゲル監督も健在で、前回優勝メンバーも残っており、予選では首位通過と、軽視するには、あまりにも危険な存在だと言えそうです。個人的には、レーハーゲルとヒディングの名将対決、どちらが勝利するのか、かなり楽しみですね。スペインを抑えて1位通過も可能性が高いと思います。 スウェーデンは、イブラヒモビッチ、リュングベリ、そして、ラーション、という、個人的に好きな選手が揃っており、その活躍を密かに期待しているところもありますが、イブラヒモビッチは大舞台に弱いという個人的な印象もあり、リュングベリもラーションも、全盛期は過ぎた選手だと思いますので、厳しいかなとは思います。ロシアとギリシャが曲者ですからね、う~ん・・・。 ロシアは、何と言っても、ヒディング監督ですよね。W杯で韓国を4位、オーストラリアを予選突破に導いた策士は、ロシアも策を駆使して躍進させそうな気がします。イングランド代表を押しのけてユーロに出場してきたチームだとも言えますので、スペイン代表にとっては黒星になりかねない相手だと思います。選手については詳しく知りませんが、それもまた危険な匂いを感じますね。 スペイン代表は、優勝候補と呼ぶには、少し躊躇するところが、個人的にはあります。F・トーレス、ビジャ、シルバ、イニエスタ、シャビ、セスク、シャビ・アロンソ、彼らが見せるポゼッションサッカーは確かに魅力的で、こういうチームが優勝して欲しいという希望は高いですが、守備面での弱さが、何とも不安なところです。また、F・トーレスはプレミアで活躍しましたが、そのプレミア組とリーガ組が噛み合っていないところもあり、そこも不安材料だと感じています。ギリシャとロシア、この2つのチームは本当に曲者だと思いますので、スペインが予選突破できない可能性も、予選突破できる可能性と同じぐらいあるのではないかと思います。 ○ 優勝は? チーム状態とその実力を考えれば、ドイツ代表を優勝候補筆頭に考えないことはできないと思います。その次が、イタリア、オランダ、フランス、そして、ポルトガル、スペイン、ギリシャ、という感じなのかなと思います。 日本代表・Jリーグ関連記事は「FCKSA55」へどうぞ。 [2] J1第13節までの総括 [3] J1第13節までの総括 コートジボワール戦 「存在感を示す海外組と長友」 遠藤のポジションと役割についての考察 大久保はテベスかロビーニョかジュリか? パラグアイ戦 「期待と不安と平行線の試合」 日本代表考察 システム戦術編 仮想72試合データで日本代表を分析
posted by jube |12:00 |
EURO2008 |
コメント(2) |
トラックバック(0)
トラックバックURL
このエントリーのトラックバックURL:
(表示は許可制となっています)
http://www.plus-blog.sportsnavi.com/kodahima/tb_ping/51
この記事に対するコメント一覧
EURO2008 展望
ロロさん、コメントありがとうございます。
そうですか、クロアチア、なかなか良いチームですか。ということは、グループBはドイツとクロアチアで堅い、のかもしれませんね。
posted by 管理者jube | 2008-06-01 19:59
EURO2008 展望
予選の試合を見る限り、クロアチアは良いチームですよ。
組織もしっかりしてるし、単純に足元の巧さだけとれば、このグループでは一番でしょう。
バラックも認める通り、個々のテク二ックでドイツ以上のチームは他にありますが、現在の調子と組み分けから考えてもドイツの優位は堅いでしょうね
posted by ロロ | 2008-05-30 15:36


