2008年05月22日

マンチェスター・Uvsチェルシー 「死闘を制したのは・・・」

試合 :07-08 CL Final
場所 :ルジニキ競技場(モスクワ)
開催 :2008年5月21日
結果 :マンチェスター・U勝利
スコア:「1-1」PK戦「6-5」
得点者:C・ロナウド ランパード

○ マンチェスター・U

FW:テベス ルーニー
MF:C・ロナウド ハーグリーヴス
MF:キャリック スコールズ
DF:エヴラ ファーディナンド ヴィディッチ ブラウン
GK:ファンデルサール

○ チェルシー

FW:マルダ ドログバ J・コール
MF:ランパード バラック
MF:マケレレ
DF:A・コール テリー カルバリョ エッシェン
GK:ツェフ


イングランド勢同士の対決となった、
07-08CLファイナル。
熱戦の口火を切ったのは、
スコールズとブラウンとC・ロナウドでした。

スローインの展開から、
その前のシーンで鼻を負傷していたスコールズが、
その影響を感じさせない巧みなボール捌きで、
ブラウンとのワンツーにより右サイドを崩すと、
ブラウンのセンタリングが、
ピタリとファーサイドのC・ロナウドへ。

エッシェンのマークが少しずれ、
C・ロナウドはチェフが見送るしかない、
美しいヘディングゴールを、
チェルシーゴールに叩き込みました。

これでマンチェスター・Uが先制。
スコア「1-0」。
しかしこのゴールは、
激戦の序章でしかありませんでした。

前半33分。
ランパードのクロスをドログバが落とし、
そのボールにバラックが飛び込むと、
競り合いの中でファーディナンドの頭に当ったボールが、
マンチェスターのゴールへ。

しかしこれは、
ファンデルサールが見事に反応して防ぐ。

そして、
その後のCKからの流れで、
ルーニーがボールを奪うと、
正確なロングフィードをC・ロナウドへ通し、
左サイド、C・ロナウドのセンタリングに、
テベスが飛び込みダイビングヘッド。
しかし今度は逆に、
これをチェフが好セーブで防ぐ。

この前半33分の攻防、
実に見応えがありました。
両チームの凄さ、
レベルの高さというものを、
堪能できるシーンでありました。

そして、
前半44分。
エッシェンの放ったミドルシュートが、
マンチェスターの選手に2度当ると、
そのボールがPA内へこぼれ、
そのボールに反応し走り込んだランパードが、
冷静に左足でボールをゴールへ押し込み、
チェルシーが同点となるゴールを決めました。

これでスコア「1-1」。
前半はこのまま、
同点で終了。

後半。
一転して勢いはチェルシーへ。

前半は左SBのA・コール側から攻めていたものを、
後半は右SBのエッシェン側から攻める形に変えて、
C・ロナウドの攻撃を封じ、
さらにエッシェンが中へ入ってプレーすることで、
C・ロナウドとボランチのところの、
守備の連携を混乱させました。

それによって、
勢いを完全に手中にしたチェルシーが、
セカンドボールをことごとく拾って、
マンチェスター・Uのゴールを再三脅かします。

エッシェンの切り返しからの左足のシュート。
センタリングからのドログバの飛び込み。
バラックの強烈なミドルシュート。
ランパードのミドルシュート。
CKからのテリーのヘディングシュート。
マルダのPK獲得か? というプレー。
ドログバの素早い振りからのポストに当ったシュート。
マルダのセンタリングに右足で合わせたドログバのシュート。
J・コールのセンタリングへドログバの飛び込み。

その中でマンチェスター・Uは、
キャリックとテベスのミドルシュートが2度程あったのみで、
後半は圧倒的にチェルシーが攻める展開でありました。

しかし、
結局後半が終了しても、
スコアは「1-1」のままであり、
そこにこの試合の、
勝敗を左右する要素があったように思います。

延長戦に入ると、
両チーム共に多くの選手が足をつるなど、
試合は完全に消耗戦となりましたが、
それでも、
チェルシーは、
ランパードの巧みなボール扱いからバーに当ったシュート。
マンチェスター・Uは、
エヴラが抜け出してその折り返しをギグス。
このシュートはテリーがヘディングでクリア。
と激戦を続けます。

しかし、
両チーム共に延長戦でも得点を取り合うことはなく、
イングランド勢同士、
そして、
プレミアでも最後まで優勝を争った2チームが、
CL優勝という最高の栄誉をかけて、
PK戦に運命を託します。

3人目。
マンチェスター・Uのキッカー。
C・ロナウド。
私だけでなく多くの人が、
嫌な予感というものを抱いたと思いますが、
やはりその想像通り、
C・ロナウドのPKは、
チェフにセーブされてしまう。

そして、
チェルシー5人目のキッカーは、
ジョン・テリー。

これを決めれば、
チェルシーの優勝が決まる、
まさに運命のキックでありました。

しかし、
サッカーというものは、
勝負というものは非情なもので、
私は完全にこれで、
チェルシーの優勝を疑いませんでしたが、
驚くべきことに、
足を滑らせてしまったジョン・テリーのキックは、
ゴールポストを叩き、
ゴールの枠から外れていきました。

PK戦による、
名選手の悲劇、
これまでに何度も見てきましたが、
これほど胸を締め付けられる想いは、
他にはありません。

結局、
最後はファンデルサールが防ぎ、
マンチェスター・Uが、
プレミアとCLの2冠という、
偉業を達成しました。

07-08のCL、
終わってみれば、
老獪さと世界最高峰の個の力を有する、
マンチェスター・Uが、
その優勝を手中にしたということで、
納得の結果、
ということではなかったかと思います。

この決勝戦、
まさに欧州最高レベルのサッカーを、
120%堪能させてもらった、
忘れられない試合になりました。

後はこのマンチェスター・Uと、
Jリーグのクラブが、
CWCで対戦することを、
待ち望みたいと思います。

マンチェスター・Uは、
優勝するに相応しいチームでした。
おめでとうございます。

チェルシーも、
敗れたとは言え、
最高の内容でした。
来季はこの雪辱を期待したいと思います。


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posted by jube |17:20 | CL 07-08 | コメント(0) | トラックバック(1)
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