2010年02月11日
「どうして勝利できなかったのか練習で追求させる必要があるからね」 オシムの言葉38
Q ジェフ千葉監督時代、 本当に強いチームと今のチームとの違いについて。 A どうして勝利できなかったのか、 練習で追求させる必要があるからね。 今のジェフは上位に行けるチームではないし、 それを把握しながら戦っていくことが大事だ。
'<現状把握とトレーニング、 それが育成の基本原理>' なぜ実戦が育成において最も必要とされるのか、 それは常に何が通用して何が通用しないのか、 その現状把握が必要であるからでありますよね。 多くの事柄というのは、 練習段階では上手く出来ていても、 実践になると上手く出来ない、 ということが多くて、 それはなぜかと言えば、 実践と練習ではプレッシャーが異なるし、 スピードも異なるし、 相手の本気度も異なる訳で、 更に、 実践というのは練習で想定されてものと、 少しづつ異なったパターンが数多く出てくるので、 そのようなことを克服していくためには、 そのようなことを体験してから、 練習によって改善していく、 それしかないからでありますよね。 つまり能力を高めるには、 実践で通用する能力を磨くためには、 常に実践を通して自分の現状を把握しながら、 そこで自分の能力として足りないものを、 トレーニングによって追求し克服していく、 それが最もベストということであります。 従ってまずは、 何よりも育成において重要なのは、 育成段階にある選手が、 実践経験を豊富に積める試合数を確保することであり、 そしてその土壌が用意されていることが大前提で、 今度はトレーニング方法の向上にある、 その順番は絶対に間違ってはならない、 そのように私は思う訳です。 どうしても現状の育成システムというのは、 これはサッカーに限らず、 多くの分野でそうであると思いますが、 まずは先んじて練習有りきであることが多く、 ひたすら実戦経験による現状把握が少ないまま、 とにかく練習を繰り返すことが多く、 しかし、 その練習の多くが非効率で、 実践になると通用しないことが多く、 結局は実践を経験する段階になってから、 また基礎からやり直すことが多い、 そのように私は感じています。 そしてこれは、 とてもナンセンスで、 時間の浪費だとも言えるし、 また場合によっては、 育成において重要な時期を逸してしまう、 そのようにも思う訳です。 もちろんこれは、 いきなり全ての選手をJ1の試合に出せとか、 仕事における最前線に出せとか、 そういうことを言っている訳ではなく、 当然それは不可能なことでありますから、 つまりは、 その段階に応じた実践の場を用意すること、 それが必要だということですね。 また、 その実践の場と言うのは、 自然に増やせるのかと言えば、 ある程度発展した形態の中では、 なかなか野放し状態では増やせず、 逆にその実践の場というのは減少していってしまいますので、 その状態になった時には、 ある意味、 努力して実践の場を作らなければならない、 増やす努力をしなければならない、 ここも重要な部分でありますよね。 だからこそ、 競争至上主義だけではダメで、 そこには必ず制約や保護というものが必要で、 育成によって一線級になった人たちが、 次なる人材の育成のために、 少しの力や財産を使う、 そうすることによって、 その分野や社会というのは、 長い期間において高いレベルを維持し発展し続けることが出来る、 それが育成システムの中で核となる、 そのことを欠落させてはならないと思う訳であります。 まずは現状把握が常に可能であるために、 実践の場を増やすということ、 その努力を必ず実行するということ、 そして、 そこで常に現状を把握したら、 トレーニングによって、 通用しない部分を鍛えるということ、 育成というのは、 基本的にはそのような単純なシステムが核であり、 しかしながら、 それは意識しないと、 自然な流れの中では欠落させがちな傾向がある、 そのように思いますから、 そこをいかに欠落させず保っていくのか、 または、 更により良いものへと進化させていくのか、 そこに育成の全てがかかっている、 そのように言っても過言ではないと私は強く考えています。 日本代表・Jリーグ関連記事は「FCKSA55」へどうぞ。 【2010/02/09】 中国戦後の選手のコメントから 【2010/02/07】 中国戦 「暗雲の中の光は稲本」 【2010/02/05】 ベネズエラ戦後の岡田監督のコメントから 【2010/02/03】 ベネズエラ戦 「誰も効いていなかった試合」 【2009/11/20】 香港戦後の岡田監督のコメントから。 【2009/11/19】 香港戦 「速いパス回しをする時の個々の個人技、精度が課題」 【2009/11/17】 南アフリカ戦後の俊輔と遠藤のコメントから。 【2009/11/15】 南アフリカ戦 「誰が何で相手の守備を崩す最初の切り込み役となるのか?」 【2009/10/15】 トーゴ戦 「後は監督が云々というよりも、選手がそれを実現してくれることに期待するしかない」 【2009/10/11】 スコットランド戦 「森本と本田に期待感の勝利」 【2009/10/09】 香港戦 「高まらないプレイの精度と質」 【2009/09/14】 岡田監督のガーナ戦後のコメントから。 【2009/09/10】 ガーナ戦 「モヤモヤの大逆転勝利」 【2009/09/08】 岡田監督のオランダ戦後のコメントから。 【2009/09/06】 オランダ戦 「善戦? いや、結果が全て、ですよね」
posted by kodahima |12:05 |
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