2009年07月27日

SB編 日本人選手に足りないものとは?

日本人選手に足りないと個人的に感じているもの、
今回はSB選手について、
ザックリとですが書いてみたいと思います。

日本代表のSBという部分で言えば、私は、内田と長友の2人は60点ぐらいの評価はしていて、つまり、現状ではこの2人の両SBが、伸びしろという部分まで含めてベストであるかなとは考えています。しかし、個人的な好みで言えば、SBには守備面での能力を強く求めたいし、少なくともどちらか一方には守備的な選手、オーバーラップでのクロスよりもビルドアップの能力なりロングフィードの能力が欲しいと考えていますので、その部分では、ちょっと異なる選手のSB起用ということも頭にはあるところです。と言うことで、私が個人的に思う、日本人SB選手に足りないものですが、それは、

(1)粘り強い守備対応
(2)ワンタッチで相手を外す能力
(3)クロスボールの精度

という3つであります。(1)については、守備ということですが、基本的にSBの守備には3つのセオリーがあると私は考えていて、それは、(A)センタリングを上げさせない、と言うことと、(B)中に絞って守備をする、と言うことと、(C)サイドで起点を作らせない、そのような選手を自由にプレーさせない、と言うこと、その3つであります。この中で(B)に関しては、いわゆる約束事ということで、SBと言うのは、時にはCB的な守備も求められてくる、と言うことですから、やはりヘディングの競り合いの強さや上手さ、フィジカルの強さはあった方が良い、と言うことですね。そして、(A)と(C)、これを実現する為に必要不可欠なのが(1)の能力であります。(A)に関して言うと、やはりSBの一番の守備の仕事というのは、これであると思う訳です。どのような質のクロスボールであろうと、ゴール前にクロスボールが入れば、何かしらのチャンスが生まれる可能性はある訳で、しかし、クロスボールを上げさせなければ、得点の可能性はゼロな訳ですから、特にサッカーにおいてサイドからのクロスと言うのは得点に直結するケースが多い訳ですから、そこで相手のサイド攻撃の威力を削いでしまう、つまり、クロスボールを上げさせなければ、相手の得点する機会の多くを阻止できる、そのように思う訳です。結局サッカーにおいては、CBの周囲のスペース、そこが最も危険なスペースであり、だからこそ、私はボランチとSBに守備の能力の高さを強く求める訳であります。最近私は、若い世代の選手の守備能力に大きな危惧を抱いていて、そしてそれをどこに強く感じるのかと言えば、SBやボランチの選手の守備能力の部分であり、かつての選手に比べれば、技術という面では向上しているのかもしれませんが、粘り強い守備という部分では、かなりその能力を落としているように感じます。また、守備が弱くて下位に低迷しているJのチームに関しても、そのSBやボランチの粘り強い守備という能力、それが低いためにそうなっていると感じていますし、とにかくその若い世代の日本代表や守備が弱くて下位に低迷しているJのチームと言うのは、簡単にクロスボールを許してしまう、また、簡単にPA内へ侵入させてしまう、そのような傾向を強く感じています。従って、まずは日本のSBに求めたいことは、粘り強い守備対応、その能力のアップであります。

そして、(2)については、攻撃面における、センタリングを上げる前の動作、プレー、ということですが、私は個人的に、SBというのはドリブラーである必要は無いと考えています。もちろん、ドリブルの能力が不要である、と言うことではなく、ドリブルの能力は高ければ高いほど良いと思いますが、しかし、SBにとってもっと重要なのは、ワンタッチでセンタリングを上げられるスペースへ出て行くこと、ワンツーなどでセンタリングを上げられるスペースへ出て行くこと、そして、ワンタッチでセンタリングを上げられる体勢になること、そうであると私は思う訳です。正直、SBの選手が高い位置で長い間ボールを保持して、ドリブルなどで仕掛けるというプレーは、守備へのリスクが非常に高い、そのように思う訳です。実際、日本代表でもJでも、SBの上がりから、そのSBがボールを奪われてカウンターのピンチになる、そのようなシーンをよく見ます。従って、そのようなピンチを作らない為にも、SBと言うのは、高い位置に上がったら、なるべく少ない時間でセンタリングを上げる、そして攻から守への切り替えを速くする、それが必要である訳ですから、と言うことは、ワンタッチで相手を外す能力、その能力の高さが求められてくる、そのように私は考えていますので、それがまだまだ日本のSBの選手には能力として足りない、そのように思う訳です。

最後に(3)についてですが、これはもう言うまでも無いことですが、やはり攻撃面においては、クロスボールの精度、これが重要ですよね。但しこれは、中で静止している目標に対してピンポイントに合わせていくクロスの精度、と言うことだけではなく、それよりも、中で動いてくる味方選手に対して合わせていくクロスの精度、その部分が特に欲しいところであります。個人的には、センタリングと言うのは、人に出すのではなく、スペースへ出す、そしてその受け手と出し手の意図がスペースで合う、それが理想的であると考えていますから、そのスペースで両者の意図が合う為には、SBが受け手の選手の動きやポジションをよく見て、短い時間で判断して、チャンスになりそうなスペースへ、正確な精度とスピードでセンタリングを上げる、その能力が必要であると私は思う訳です。日本代表の試合を見ていると、中で静止している味方選手に、一生懸命SBがクロスを合わせようとする、しかし、それを簡単に弾き返されてしまって攻撃に威力を持たない、そのようなシーンをよく見ると思いますが、そういう時はスペースへ動き出すよう、SBの選手が中の選手へ要求しなければならない、そのように思う訳です。そうして、クロスボールと受け手の選手がスペースで合うようになれば、日本のSBの選手のクロスボールの精度と言うのは、改善されて見えるように思う訳です。と言うことで、そういうクロスボールの質、根本的なクロスボールに関する考え方、それを変えていくことが、要するに、日本のSBの選手のクロスボールの精度の向上、それにも繋がってくると私は思う訳であります。


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posted by kodahima |11:53 | コラム | コメント(0) | トラックバック(1)
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2009-07-27 17:20 | 続きを読む
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