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成長や進化の原理原則。今の日本は短所を補うべき成長サイクルに在る。

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今のところ、ブラジルW杯後の流れというのは、アギーレがハリルホジッチになった事以外は、ほぼ個人的に予想していた流れ通りになっているかなと。ポゼッション・スタイルからカウンター・スタイル。遅攻を主にする戦い方から速攻を主にする戦い方。その切り替えを行った時に、日本には適していないスタイルだ、あるいは、短所を補おうとするより長所を伸ばすべきだ、という批判が起こる事は最初から想定済みだった。

そして、そういうスタイルへ切り替えた時に、日本に対しては守備的に戦ってくる相手が多いであろうアジアでの戦い、つまりW杯アジア予選においては、以前よりもやや苦戦するだろう、という事も想定内だった。もし嘘だと思うなら、過去の記事を確かめてもらいたい。1つ意外だったのは、ホームのオーストラリア戦で勝利した事。オーストラリアがキック&ラッシュではない繋ぐサッカーをしてきてくれた事は幸運だった。

更には、ブラジルとベルギーと戦った欧州遠征では勝てない事、国内組だけでの戦いとなるEー1サッカー選手権でも苦戦するであろう事、そこも予想するのは誰にとっても簡単だったと思う。戦い方を変えたからと、まだ個の力で劣る日本が、欧州や南米の強豪国にすぐ勝てるようになるはずがない。そして、浦和の選手抜きや数人の怪我による離脱もあった急造国内組が、いくら相手が東アジア勢でも、苦戦しないはずがない。

むしろ、ベルギー戦のスコア「0-1」の敗戦だったり、北朝鮮と中国に2連勝できたり、というのは、良い結果だったと言えると思う。という事で、欧州遠征とEー1サッカー選手権が続く流れにおいて、その後、ハリルホジッチ批判が大きくなる事も容易に想定できた。おそらく、これからも長く、日本には適していないスタイルだ、短所を補おうとするより長所を伸ばすべきだ、という意見や批判は続いて行くだろうと思う。

なぜなら、人の考え方は、そう簡単には変えられない。古い考え方や、それが正しいと思い込んできた考え方を変えるのは容易ではない。むしろ、変えられない可能性の方が圧倒的に高い。そもそもとして、ベターなスタイルというのは適宜変化するものであるし、成長や進化というのは、長所を伸ばすと短所を補うの両方があってこそ成されるものであると思う。そして今というのは、短所を補うべき成長サイクルに在ると思う。

速く攻めるべき時に速く攻める事ができない。守るべき時に守りきる事ができない。個の力で打開しなければ得点を奪えない時にそれができない。高さに対抗しなければ守れない時にそれができない。そういう弱点、短所を放置したままでは、同じパターンの試合を繰り返すだけ。同じ負け方を繰り返すだけ。そして、そうならないように、という事に取り組んでいる最中なのがブラジルW杯後の日本代表である、という事が重要。

理想は、ポゼッションサッカーもできる、カウンターサッカーもできる、繋ぐ攻撃もできる、縦に速い攻撃もできる、ハイプレスの守備もできる、リトリートする守備もできる、個も優れている、組織も優れている、という事であり、しかし、それを一気に同時にできるようにトレーニングする事は無理であるから、順番に交互にトレーニングしてレベルアップさせるしかない。それからまた、片方を伸ばさないと片方も伸びない。



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