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守備はゾーンディフェンスの守備ブロックで。

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縦パスの攻防。

サッカーというスポーツにある1つの大きな攻防というのは、縦パスに対する攻防。攻撃はいかに縦パスを通すのか、守備はいかに縦パスを通させないのか。例えば先日のブラジル戦だったら、主にはネイマールだったが、ブラジルの3トップにいかに縦パスを通させないか、という事が守備では重要な事であったと言える。但し、例えばネイマールに酒井宏樹と久保(浅野)、あるいは、酒井宏樹と山口、という2人で、常に2人で対応したとしたら、ブラジルは「4-1-2-3」だったので、左SBと「2」の左の選手のどちらかはフリーになってしまう。もしそこに長谷部が行ったら中央の底がポッカリ空いてしまうし、もしそこに大迫が行ったらCBやアンカーに対応する選手がいなくなってしまうし、もしそこに井手口が行けば「2」のもう1枚がフリーになってしまう。

生命線はゾーンディフェンスの守備ブロック。

ではどうすれば良いのか。その答えがゾーンディフェンスの守備ブロック。南アフリカW杯の岡田ジャパン。ただ守備的に変えたから成功したわけではない。そこには、マンツーマンディフェンスからゾーンディフェンスに変えた、という大きな要素もあった。それまでの岡田ジャパンの守備というのは、相手の中盤が三角形なら日本は逆三角形にし、相手の中盤が逆三角形なら三角形する、というようなマンツーマンディフェンスをしていたのだが、それだと前述したような状態になって厳しくなるので、相手がどのような形なのかは関係無く、コンパクトな「4-5」という守備ブロックを作り、とにかく守り方は、その守備ブロックの中には縦パスを入れさせない、その守備ブロックの中では自由を与えない、その守備ブロックの中にはスペースを作らない、という事をやった。

結局ハイプレスだって守備ブロック。

もちろん、その守備ブロックをなるべく高い位置で、という事は必要であり、それがどんどん上に行けばハイプレスになる。守備ブロックの位置、つまり、守備の設定位置が、自陣の低い位置、自陣の高い位置、相手の陣内、という3つあるとして、相手の陣内になれば、それがハイプレス。しかし、守備ブロックの位置、守備の設定位置を高くする、という事は、DFラインの位置を高くする、という事であるから、当然そうすればそうする程、DFラインの裏のスペースは大きくなるから、そこに縦パスを通されてしまう確率も高くなるし、DFラインの裏に縦パスを通されたら失点の確率も上がる。当然、縦パスを通させてしまうならば、DFラインの裏よりもDFラインの前の方が良い。

ハイプレスがハマらなかったらどうなるの? どうするの?

従って、ハイプレスがハマらなかったら、つまり、例えば「4-1-4-1」なら、前の「4-1」のところでプレスが上手くかからなかったら、DFラインは裏を取られたくないので下がり、中盤が間延びしてしまう。そこを勇気を持って前から、DFラインを下げずに、とは言っても、それで2~3回ぐらいDFラインの裏を取られたら、当然、DFラインは怖くて上げられなくなる。DFラインがズルズル下がるからダメなんだ、とは言っても、やはりDFラインの裏を取られたらほぼアウトなので、必然的に、ハイプレスがハマらなかったらDFラインは下げるしかない。という事は、そうなったら、例えば「4-1-4-1」なら、前の「4-1」も下がって、中盤を間延びさせないようにする必要がある。そうしないと2番目に危険なDFラインの前への縦パスを防げない。

では日本はどういう守り方をすれば良いの?

という事で、まずはハイプレスで試合に入るが、しかし、強豪国相手にはハイプレスがハマらない可能性が高いから、当然、そうなったらDFラインの位置を下げ、守備ブロックの位置、守備の設定位置、それを下げるしかない。そうやってまずは最も危険なDFラインの裏への縦パスを防ぐしかない。そして、その次は、2番目に危険なDFラインの前への縦パスを防ぐために、マンツーマンディフェンスではなくゾーンディフェンスで守る。相手の形や動きに惑わされず、とにかく、守備ブロックの中にスペースを作らないようにして、そこに縦パスを通させない、という事を徹底する。日本が強豪国に対して守り通すためには、それしか方法がないと思う。実際それで、南アフリカW杯の時は4試合で2失点だったわけだから、今回もそれができるはずだと思うし、やって欲しい。

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