FCKSA66

ロシアW杯アジア最終予選から考えるハリルジャパンの現在地と評価。【 後編 】

このエントリーをはてなブックマークに追加

■ 心配なのはCFとアンカーのポジション。

「4-1-4-1」でのCFは、実際のところ、今は大迫頼みだと言える。岡崎はあまり機能しておらず、まだ本田は良いパフォーマンスを取り戻していない。その他にも候補はいるが、大迫以上あるいは大迫と同じぐらいのパフォーマンスを発揮できる選手は見つかっていない。やはり、そこの選手探しは、W杯までに必要となってくると思う。

しかし、ここは、2トップにする、という解決策もあると思う。「4-1-4-1」というシステムで押し込まれてしまった場合には、3トップ気味が1トップになってしまうのでファーストディフェンスを効かせ難くなるし、更には、1トップだと前線でボールを収める力も弱くなってしまう。やはりそこには、柔軟な発想も必要であると思う。

そして、もう1つはアンカーという役割、アンカーというポジションについても、今は長谷部頼みだと言えて、やはり不安材料ではある。ボールを奪う役割の選手については、山口と井手口の2枚で目処は立ちつつあると言えるが、その役割にしても、アンカーがしっかりしていないと成立しない。若手でなくても良いので、2枚は揃えて欲しい。

■ ハリルホジッチのサッカーはW杯仕様。

ハリルホジッチは、ポゼッションサッカーは苦手なんだろうな、という感じはあった。タイ戦であったり、酷暑のアウェイでの試合などでは、もう少しポゼッション率を上げるサッカーをして、自分たちの疲労度を少なくする、相手の疲労度を増やす、という戦い方をした方が良かったと思うが、やろうとしていたとしても中途半端な感じだった。

但し、ポゼッションサッカーが必要なのは、やはりアジアでの戦いまでだと思うので、W杯への出場を決めた現時点においては、そこの心配はしなくても良いのかなと。もちろん、W杯でも、ポゼッションサッカーが必要になる試合が絶対に無いとは言えないが、その心配をするよりも、やはり、堅守カウンターサッカーを高めた方が良いと思う。

そして、相手を徹底的に分析し、まずは相手のストロングポイントを消して、という戦い方をするのは、今の日本代表の現在地を考えれば、当然、マストだと言えると思う。相手に合わせたサッカーをするのも、1つの戦い方でありスタイルだと思う。臨機応変さであったり、駆け引きで戦うという事も、日本のサッカーには根付いてもらいたい。

■ 本田、香川、岡崎の起用法について。

香川については、「4-1-4-1」がベースになりつつあるというのは、大きなプラスになると思う。但し、好調と不調の期間が、かなりハッキリしている選手なので、ロシアW杯の時にどちらの状態にあるのか、という事は、シビアに見極める必要があるかなと。もし不調の時期にあったとしたら、スタメンでの起用は避けた方が良いと思う。

本田については、攻撃的なポジションであれば、中央でもサイドでも、最前線でも2列目でも、やはり、どれだけパフォーマンスを取り戻せるのか、という事が大きな鍵を握っていると思う。状況的には、CFでも右サイドでも、まだ本田が主力となれる可能性は残っていると思うが、やはりW杯を想定すると、基本はCFにした方が良いと思う。

岡崎については、ハリルホジッチが最も活かせていない選手、という印象があった。CFのポジションでの起用にこだわっている理由も不明だし、現時点でのレスターでのパフォーマンスを考えれば、ポジションがサイドや2列目になったとしても、香川や本田よりも起用されるべき選手だったと思う。よりW杯では必要になる選手だと思うので。

2ページ中1ページ目を表示中

記事カテゴリ:
ハリルジャパン
タグ:

【お知らせ】
Yahoo! JAPAN IDで記事にコメントできるようになりました

このブログの最近の記事記事一覧

この記事へのコメントコメント一覧

この記事にはまだコメントがありません

こんな記事も読みたい

今週の乾/内田/宇佐美(9/20)【POOH - San の蹴球見聞録】

ロシアW杯アジア最終予選から考えるハリルジャパンの現在地と評価。【 前編 】【FCKSA66】

体脂肪率10%を達成して思う事。【Manchester United fundamentalism】

ブロガープロフィール

profile-iconkodahima

管理者 jube

人間学と心理学をベースに組織成功理論の探求をライフワークとしています。サッカーは人生の縮図である。サッカーには人生の全てがある。そんな言葉を胸に日夜サッカーの分析研究に勤しんでいます。サッカーの試合や選手の分析から人生に役立つ何かを見つけ出したい、学びたいという方は是非御覧下さい。

  • 昨日のページビュー:2295
  • 累計のページビュー:24467000

(10月20日現在)

ブログトップへ

このブログの記事ランキング

  1. なぜ岡崎慎司は香川真司や本田圭佑と比べて人気が無いのか?
  2. 香川真司の守備力は高いのか低いのか? ハーフナー・マイクの守備力は高いのか低いのか? 本田圭佑の守備力は高いのか低いのか? 中田英寿の守備力は高いのか低いのか?
  3. 香川真司はベンチ入りも出番無し。モイズを続けさせる積極的な理由が無くなりつつある。 【 チェルシー vs マンチェスター・ユナイテッド 】
  4. ブラジル戦 【 誘い込むブラジル。罠にはまる日本。繰り返される日本の悪い癖。世界の強豪国と戦うために必要な事をもう一度考え直すべき。 】
  5. 香川真司は後半31分から途中出場。フィジカルは鍛え過ぎるとマイナスになる事も。 【 ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン vs マンチェスター・ユナイテッド 】
  6. 本田圭佑のプレイが正しかった理由と本田圭佑をトップ下で起用するべき理由。
  7. 香川真司は水を使う選手ではなく水を運ぶ選手としてしばらくはプレイするのがポイントになると思う。 【 マンチェスター・ユナイテッド vs アーセナル 】
  8. 香川真司が大活躍。ギュンドアンやシャヒンが戻ってきても同じようなプレイを継続させて欲しい。そして、香川が得点数を増やすためには? 【 アンデルレヒト vs ドルトムント 】
  9. 香川真司に求められているのはポール・スコールズのような存在になる事。【 レヴァークーゼン vs マンチェスター・ユナイテッド 】
  10. 香川真司はベンチ外。座礁し沈没するモイズのマンチェスター・ユナイテッド号。 【 ストーク・シティ vs マンチェスター・ユナイテッド 】

月別アーカイブ

2017
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2016
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2015
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2014
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2013
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2012
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2011
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2010
12
11
10
09
08
07
06
05
04
02
2009
08
07
06
05
04
03
02
01
2008
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
2007
11
10
09
08
カテゴリー

このブログを検索

スポーツナビ+

アクセスランキング2017年10月20日更新

アクセスランキング一覧を見る

お知らせ

rss