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ロシアW杯アジア最終予選から考えるハリルジャパンの現在地と評価。【 前編 】

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■ 若手選手の起用について。

ロシアW杯アジア最終予選でのハリルホジッチの若手起用、特にリオ世代の起用というのは、やはり大きなポイントになったと思う。主には、久保裕也、浅野拓磨、井手口陽介、大島僚太、遠藤航、という選手たちの起用で、結果的には、大島以外の選手の起用は当たったと言える。しかし、個人的には、大島の起用も間違っていたとは思わない。

遠藤航に関しては少し違うところもあるし、久保はリオ五輪に出場しなかったので所属クラブだけでの活躍であるが、それ以外の選手は、どの選手も所属クラブやリオ五輪で良いパフォーマンスを見せた選手であり、大島についても、やはりそうだったので、その起用基準は同じであり一定している。ではなぜ大島だけ結果的に厳しくなったのか?

その理由は、第1戦のUAE戦は、明らかに日本の選手たちのフィジカル・コンディションが悪く、また対照的に、明らかにUAEの選手たちのフィジカル・コンディションが良かったからで、初戦の重圧や大島の起用云々ではなく、負けた最大の理由はそこにあったと思うし、またそれが、大島だけ結果的に厳しくなった原因でもあったと思う。

■ 選考基準、もしくは、起用すべき選手について。

フィジカル・コンディションの良い選手、タイムリーで活躍している選手を、というのは、ハリルジャパンの軸となる選考基準になっているし、特に以前と比べ、海外リーグでプレイしている選手が増えている、代表試合及び代表活動の時間が少なくなっている、という現状を考えれば、それは第一の選考基準とすべきである、という事は言える。

もちろん、23名というメンバーを選ぶ時には、その時はその基準から外れてしまう選手でも、過去の実績や経験、もしくは、将来性、あるいは、バリエーションとして、という事なども考えて招集しておくべき選手もいるので、その基準が絶対である、という事は無いのだが、やはり、それは第一の選考基準とすべきである、という事は言える。

そして、そういう意味では、ロシアW杯のメンバーにどの選手が選ばれるのか、というのは、ほぼ現時点では決まっていないと言える。アジア最終予選で活躍したとしても、あるいは、現在は活躍している選手でも、ロシアW杯の直前で大きくフィジカル・コンディションやパフォーマンスを落としたりすれば、その選手は落選する可能性もある。

■ ターニングポイントになった試合は3つあった。

ロシアW杯アジア最終予選の流れ、という部分では第3戦のイラク戦。やはり、ここで劇的な勝利を収め、嫌な流れを断ち切れた事が大きい。そして、戦術または戦い方、という部分では第4戦のオーストラリア戦。ここから、ハリルホジッチの中でのシステムの優先順位が、「4-2-3-1」から「4-1-4-1」へ動き始めたかなと思う。

また、起用する選手、という部分では第5戦のサウジアラビア戦。つまりは、大迫勇也と久保裕也の起用であるが、その2人が活躍した事で、これからは臆せず新戦力や若い選手を使う、という事がよりできるようになったし、前述した選考または起用すべき選手の基準が、しっかりと定まったと言える。そこに対するハリルの自信が高くなった。

そして、その3つのターニングポイントを経て、その後の流れは良くなった。やはり、選手も監督もそうであるが、チームというのは、厳しい戦いを重ねる事でベースが作られていく、成長していくものであり、そういう意味では、この先のW杯までの時間においても、どれだけ強い相手との試合を重ねられるか、そこが重要になってくると思う。

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人間学と心理学をベースに組織成功理論の探求をライフワークとしています。サッカーは人生の縮図である。サッカーには人生の全てがある。そんな言葉を胸に日夜サッカーの分析研究に勤しんでいます。サッカーの試合や選手の分析から人生に役立つ何かを見つけ出したい、学びたいという方は是非御覧下さい。

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