FCKSA66

日本らしいサッカーとは何か?

このエントリーをはてなブックマークに追加

そう質問された時に、まず最初に思う事は、それが本当にポゼッションサッカーなのか? という疑問。フィジカル、パワー、そして、高さ、というものを主な武器としたサッカーではない、という事は間違い無いが、それがイコールでポゼッションサッカーとなる理由が見当たらない。つまりは、そういうものを主な武器としないカウンターサッカーだって成立できるし、むしろ、そちらの方が日本らしいサッカーのようにも思える。

それから、ポゼッションサッカーというものに対し、日本のサッカー界が認識を間違えている、という事もあるように感じる。ポゼッションサッカーの代名詞的なバルセロナというチームの戦い方を見ても、速く攻められる時は速く攻める、というのは基本として存在しているし、その戦い方にドリブルでの切り崩しというのは欠かせない。ところが、日本のポゼッションサッカーというのは、その2つの要素を否定している感がある。

速く攻められるシーンでも、意図的にそうしない。速いタイミングで高い位置にボールが収まっても、後ろが押し上げて来るまで待つ。更には、まるでドリブルでの仕掛けが禁止されているかのように、パスだけで攻めようとする。それから、ポゼッションサッカーというのは、ハイプレスの力、つまりは、ボールをすぐに奪い返す力もセットでなければならないのだが、ボールを奪われない力ばかりに注目してしまったところもある。

そして、そのボールを奪われない力も、個ではなく組織でやる、という事に特化しすぎてしまったために、とても限定的な条件下でしか発揮できないボールを奪われない力にしかならなかった。また更には、もしそれが日本らしいサッカーだったとしても、サッカーが勝敗を競うスポーツである限り、勝てない戦い方だったら意味が無い。どれだけリフティングが上手くても、それだけでは、試合で活躍できる選手になれないのと同じ。

という事で、日本らしいサッカーとは何か? という事については、それが本当にポゼッションサッカーなのか、という事に疑問を持つべきだと思うし、それから、もしそうだったとしても、日本のサッカー界が認識しているポゼッションサッカーは間違っていると思うので、そこを正すべきだと思う。更には、大前提として、何が目的であるのかを考えれば、勝てない戦い方には意味が無い、という事を失念しない必要があると思う。



○ 最新エントリー

【2017/09/12】 スタイル(戦い方)論争よりも、個の力についての議論を。

○ 過去エントリー

【2017/09/11】 日本らしいサッカーとは何か?

【2017/09/10】 【 乾貴士 】 今季の乾にあるエイバルでの2つの問題点。 【 セビージャ vs エイバル 】

【2017/09/09】 【 柴崎岳 】 何かを変えようとする必要があると思う。 【 レガネス vs ヘタフェ 】

【2017/09/08】 サウジアラビア戦選手評価 【 長友佑都。酒井宏樹。昌子源。吉田麻也。川島永嗣。浅野拓磨。杉本健勇。久保裕也。 】

【2017/09/07】 サウジアラビア戦選手評価 【 岡崎慎司。原口元気。本田圭佑。井手口陽介。柴崎岳。山口蛍。 】

【2017/09/06】 サウジアラビア戦 【 オーストラリア戦が過大評価気味だったので、ここで負けた事は良かったのかなと。 】

【2017/09/05】 サウジアラビア戦で試してもらいたい選手とシステム。

【2017/09/04】 オーストラリア戦選手評価 【 長友佑都。酒井宏樹。昌子源。吉田麻也。川島永嗣。原口元気。久保裕也。岡崎慎司。 】

【2017/09/02】 オーストラリア戦選手評価 【 大迫勇也。乾貴士。浅野拓磨。井手口陽介。山口蛍。長谷部誠。 】

【2017/09/01】 オーストラリア戦 【 まだゼロ地点に到達していない。ゼロ地点はW杯でのグループステージ突破。 】

【2017/08/29】 【 柴崎岳 】 守備面では良さを見せた。 【 ヘタフェ vs セビージャ 】

【2017/08/28】 【 乾貴士 】 今季の乾の問題は? 【 エイバル vs ビルバオ 】

【2017/08/26】 対オーストラリアを考える。攻守においてのポイント。

【2017/08/25】 オーストラリア戦とサウジアラビア戦に向けたメンバーについて。

1ページ中1ページ目を表示中

記事カテゴリ:
コラム
タグ:

【お知らせ】
Yahoo! JAPAN IDで記事にコメントできるようになりました

このブログの最近の記事記事一覧

この記事へのコメントコメント一覧

この記事にはまだコメントがありません

こんな記事も読みたい

J2リーグ 第32節 讃岐x熊本(0:0)【J2にしがみつく】

今やデュークがチームの攻撃の核に、残る課題は決定力【1Q92】

長澤監督の発言について【ファジアーノ頑張れ!】

ブロガープロフィール

profile-iconkodahima

管理者 jube

人間学と心理学をベースに組織成功理論の探求をライフワークとしています。サッカーは人生の縮図である。サッカーには人生の全てがある。そんな言葉を胸に日夜サッカーの分析研究に勤しんでいます。サッカーの試合や選手の分析から人生に役立つ何かを見つけ出したい、学びたいという方は是非御覧下さい。

  • 昨日のページビュー:0
  • 累計のページビュー:24558338

(11月19日現在)

ブログトップへ

このブログの記事ランキング

  1. なぜ岡崎慎司は香川真司や本田圭佑と比べて人気が無いのか?
  2. 香川真司の守備力は高いのか低いのか? ハーフナー・マイクの守備力は高いのか低いのか? 本田圭佑の守備力は高いのか低いのか? 中田英寿の守備力は高いのか低いのか?
  3. 香川真司はベンチ入りも出番無し。モイズを続けさせる積極的な理由が無くなりつつある。 【 チェルシー vs マンチェスター・ユナイテッド 】
  4. ブラジル戦 【 誘い込むブラジル。罠にはまる日本。繰り返される日本の悪い癖。世界の強豪国と戦うために必要な事をもう一度考え直すべき。 】
  5. 香川真司は後半31分から途中出場。フィジカルは鍛え過ぎるとマイナスになる事も。 【 ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン vs マンチェスター・ユナイテッド 】
  6. 本田圭佑のプレイが正しかった理由と本田圭佑をトップ下で起用するべき理由。
  7. 香川真司は水を使う選手ではなく水を運ぶ選手としてしばらくはプレイするのがポイントになると思う。 【 マンチェスター・ユナイテッド vs アーセナル 】
  8. 香川真司が大活躍。ギュンドアンやシャヒンが戻ってきても同じようなプレイを継続させて欲しい。そして、香川が得点数を増やすためには? 【 アンデルレヒト vs ドルトムント 】
  9. 香川真司に求められているのはポール・スコールズのような存在になる事。【 レヴァークーゼン vs マンチェスター・ユナイテッド 】
  10. 香川真司はベンチ外。座礁し沈没するモイズのマンチェスター・ユナイテッド号。 【 ストーク・シティ vs マンチェスター・ユナイテッド 】

月別アーカイブ

2017
11
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2016
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2015
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2014
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2013
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2012
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2011
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2010
12
11
10
09
08
07
06
05
04
02
2009
08
07
06
05
04
03
02
01
2008
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
2007
11
10
09
08
カテゴリー

このブログを検索

スポーツナビ+

アクセスランキング2017年11月19日更新

アクセスランキング一覧を見る

お知らせ

rss