FCKSA66

山口蛍。攻撃面だけではなく守備面についても改善点が多くある。

このエントリーをはてなブックマークに追加

アグレッシブなディフェンス。それが良さであり、今回の最終予選でも、その良さが発揮されている。しかし、ボールを奪えそうなのに奪えなかったり、相手を止められそうなのに止められなかったり、それから、追い過ぎて中盤にスペースを作ってしまったり、受動的な守備のシーンでは判断に迷いが感じられたり、攻撃面だけではなく守備面についても、まだ山口には課題が多く、改善点が多くあるように感じられる。

ボールを奪えそうなのに奪えなかったり、相手を止められそうなのに止められなかったり、という事について言えば、山口には2つの悪さが有り、1つには、足だけ、または、足先だけでボールを奪おうとする、という事。そういう対応の仕方をすると、ボールに触る事はできても、パワーで負けて奪いきれないし止めきれないし、更にその時に体が仰け反るような感じになってしまうと、次のアクションが遅れてしまう。

そして、2つには、スライディングの技術力があまり高くない、という事。タイミング的にズレている場合もあるし、タイミング的には良くても入りが浅い場合もある。スライディングする、という事は、セカンド・アクションはできない、という事でもあるから、そこできちんとボールを奪えないと、または、相手を止めきれないと、ピンチが大きくなってしまう。従って、その2つの部分を改善する必要があると思う。

次に、追い過ぎて中盤にスペースを作ってしまったり、受動的な守備のシーンでは判断に迷いが感じられたり、という事について言えば、ハノーファーで成功できなかった一番の原因は、おそらく、そこだったと思う。求められていたのは、アグレッシブなディフェンスはしながらも、しかし、任されているゾーンできちんと守備をする、または、構えた状態、ブロックを作った状態で守備力を発揮する、という事だった。

しかし、山口はポジションを崩しがちで、尚且つ、構えた状態の時の守備力が高くないので、ボランチでの守備力を期待して獲得した選手だったと思うから、それだとやはり使われなくなってしまう。基本的には、攻撃の時にはポジションを崩す事があっても良いが、守備の時にはポジションを崩さない、つまり、バランスを崩さない、守備組織に穴を作らない、という事が重要で、その状態での守備力が低いと使えない。

長谷部の場合には、そのあたりの守備力というのが年々向上しており、近年になってもまだ向上しており、だからアンカーや3バックの中央のCBでもプレイできるようになっている。しかし、山口と、それから、細貝については、なかなかそのあたりの守備力というのが向上しておらず、それが伸び悩んでいる主な原因になっている。攻撃についても課題はあるが、それよりも、まずは守備力をもっと高めてもらいたい。



○ 最新エントリー

【2016/11/26】 2016年のハリルジャパンを皆様の御意見で検証。そして2017年にはどうするべきか。

○ 過去エントリー

【2016/11/25】 山口蛍。攻撃面だけではなく守備面についても改善点が多くある。

【2016/11/24】 皆様への質問。ハリルジャパンについて。

【2016/11/23】 CLの試合で輝きを放った岡崎慎司と香川真司。

【2016/11/22】 原点回帰は基礎的な事の再確認。例えば岡崎なら。

【2016/11/21】 こうあるべきだ、という事が重要なのではない。そして、トレンドは、守備的な戦術の中で活きるのか、どう活きるのか、という事がポイントになっている。

【2016/11/20】 【 岡崎慎司 】 ヴァーディのPK獲得をアシストしたが。 【 ワトフォード vs レスター 】

【2016/11/19】 2016年のハリルジャパンを検証。そして2017年にはどうするべきか。

【2016/11/18】 サウジアラビア戦選手評価 【 長友佑都。酒井宏樹。森重真人。吉田麻也。西川周作。本田圭佑。香川真司。岡崎慎司。 】

【2016/11/17】 サウジアラビア戦選手評価 【 大迫勇也。清武弘嗣。原口元気。久保裕也。長谷部誠。山口蛍。 】

【2016/11/16】 サウジアラビア戦 【 これからも臆せず新戦力や若い選手を使うべし。 】

【2016/11/15】 ドリブラーへの対応。崩す(得点を取る)イメージ。セットプレイでのミスマッチ。

【2016/11/14】 オマーン戦選手評価 【 酒井高徳。酒井宏樹。丸山祐市。吉田麻也。森重真人。西川周作。岡崎慎司。浅野拓磨。久保裕也。小林祐希。原口元気。 】

【2016/11/13】 オマーン戦選手評価 【 大迫勇也。清武弘嗣。齋藤学。本田圭佑。永木亮太。山口蛍。 】

【2016/11/12】 オマーン戦 【 4つの形の改善点。岡崎と香川と本田がスタメンから外れる可能性。 】

【2016/11/11】 ハリルジャパン。機能性を上げる重要な3つのポイント。

【2016/11/10】 中盤の守備力の必要性が高くなっている3つの理由。

【2016/11/09】 ハリルジャパン。「4-4-2」のシステムにするならば。

【2016/11/08】 ハリルジャパン。3バックのシステムにするならば。

【2016/11/06】 酒井高徳のボランチと長谷部のCB(3バックの中央)。

【2016/11/05】 ハリルジャパン。テーマは、チャレンジ、であってもらいたい。

【2016/11/04】 その判断材料はセオリーとトレンド。そして、良い流れを作る、という事。

【2016/11/03】 ハイプレス&ショートカウンターの至上主義になる事は、ハイプレス&ポゼッションの至上主義になる事と変わらない。

1ページ中1ページ目を表示中

記事カテゴリ:
選手評価
タグ:
山口蛍

【お知らせ】
Yahoo! JAPAN IDで記事にコメントできるようになりました

このブログの最近の記事記事一覧

この記事へのコメントコメント一覧

この記事にはまだコメントがありません

こんな記事も読みたい

Jリーグとアジアのレベルを確認する戦い ACL決勝第1戦 【困ったfootball】

J3大分のJ2昇格について 【J OKAYAMA】【J OKAYAMA ~岡山サッカーの桃源郷へ(スポナビ版)】

『FC東京』篠田善之に課せられた難解なパズル。供給過多なFWの最適化【赤の血潮と、青の魂】

【本当の最終節】 vsロアッソ熊本~監督の資質を疑う。【Power & The Glory~セレッソ大阪応援ブログ】

《セレッソ》後半は楽しめたかな?【南大阪に吹くマリンの風】

《セレッソ》4位確定しーの、相変わらずの時間・展開で失点しーの【南大阪に吹くマリンの風】

【おまけ】 vs東京V~田代がいたんだ。【Power & The Glory~セレッソ大阪応援ブログ】

《セレッソ》なんぼ書いても、しゃーないけど【南大阪に吹くマリンの風】

ブロガープロフィール

profile-iconkodahima

管理者 jube

人間学と心理学をベースに組織成功理論の探求をライフワークとしています。サッカーは人生の縮図である。サッカーには人生の全てがある。そんな言葉を胸に日夜サッカーの分析研究に勤しんでいます。サッカーの試合や選手の分析から人生に役立つ何かを見つけ出したい、学びたいという方は是非御覧下さい。

  • 昨日のページビュー:3132
  • 累計のページビュー:24251399

(06月23日現在)

ブログトップへ

このブログの記事ランキング

  1. なぜ岡崎慎司は香川真司や本田圭佑と比べて人気が無いのか?
  2. 香川真司の守備力は高いのか低いのか? ハーフナー・マイクの守備力は高いのか低いのか? 本田圭佑の守備力は高いのか低いのか? 中田英寿の守備力は高いのか低いのか?
  3. 香川真司はベンチ入りも出番無し。モイズを続けさせる積極的な理由が無くなりつつある。 【 チェルシー vs マンチェスター・ユナイテッド 】
  4. ブラジル戦 【 誘い込むブラジル。罠にはまる日本。繰り返される日本の悪い癖。世界の強豪国と戦うために必要な事をもう一度考え直すべき。 】
  5. 香川真司は後半31分から途中出場。フィジカルは鍛え過ぎるとマイナスになる事も。 【 ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン vs マンチェスター・ユナイテッド 】
  6. 本田圭佑のプレイが正しかった理由と本田圭佑をトップ下で起用するべき理由。
  7. 香川真司は水を使う選手ではなく水を運ぶ選手としてしばらくはプレイするのがポイントになると思う。 【 マンチェスター・ユナイテッド vs アーセナル 】
  8. 香川真司が大活躍。ギュンドアンやシャヒンが戻ってきても同じようなプレイを継続させて欲しい。そして、香川が得点数を増やすためには? 【 アンデルレヒト vs ドルトムント 】
  9. 香川真司に求められているのはポール・スコールズのような存在になる事。【 レヴァークーゼン vs マンチェスター・ユナイテッド 】
  10. 香川真司はベンチ外。座礁し沈没するモイズのマンチェスター・ユナイテッド号。 【 ストーク・シティ vs マンチェスター・ユナイテッド 】

月別アーカイブ

2017
06
05
04
03
02
01
2016
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2015
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2014
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2013
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2012
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2011
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2010
12
11
10
09
08
07
06
05
04
02
2009
08
07
06
05
04
03
02
01
2008
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
2007
11
10
09
08
カテゴリー

このブログを検索

スポーツナビ+

アクセスランキング2017年06月23日更新

アクセスランキング一覧を見る

お知らせ

rss