FCKSA66

2016年のハリルジャパンを検証。そして2017年にはどうするべきか。

このエントリーをはてなブックマークに追加

2016年のハリルジャパンはW杯アジア2次予選のアフガニスタン戦からスタートしている。しかし、スコア「5-0」で勝利したW杯アジア2次予選のアフガニスタン戦と次のシリア戦、そして、スコア「7-2」で勝利したキリン杯のブルガリア戦というのは、相手の強さやモチベーションを考えると参考にならないと思うので、また、親善試合のオマーン戦もそうだと思うので、個人的には、キリン杯のボスニア・ヘルツェゴビナ戦、それから、W杯アジア最終予選の5試合、その6試合で2016年のハリルジャパンを検証したいと思う。そして、来年からはどうするべきかも。

その6試合の戦績は3勝1分2敗9得点7失点。得点率は「1.50」。失点率は「1.16」。つまり、2016年のハリルジャパンというのは、1得点できる可能性は高く、2失点してしまう可能性は低いが、2得点できる可能性というのは半々になるので、1失点すると引き分けになる、2失点すると負ける、その可能性が一番高かった、という事になる。従って、もっと勝率を上げるには、単純に考えれば、失点率は「1.16」のままで得点率を「1.75」以上か「2.00」以上まで高めるか、得点率は「1.50」のままでも失点率を「1.00」以下まで低くするか、そのどちらかをやる必要がある。

ではまず、得点率が上がらなかった原因はなんだろうか? おそらく、その大きな原因の1つは、岡崎、香川、本田、という選手たちが得点を取れなくなっていた事。6試合で9得点ではあるが、その中に岡崎と香川の得点は1つも無く、本田の得点はUAE戦の1つしかない。アギーレジャパンの時もそうだったが、ハリルジャパンになってからも、得点機、決定的な得点チャンスというのは数多く作れている。しかし、ザックジャパンの時には得点源だった、岡崎、香川、本田、という3人の得点力(決定力)が明らかに落ちており、それがハリルジャパンの得点率を下げていると言える。

次に、守備についてはどうだろうか? 失点率「1.16」は悪い数字ではない。むしろ、良い方だと思う。しかし、得点率が「1.50」である事を考えると、その得点率で勝率を高めるためには、やはり失点率を「1.00」以下まで低くする必要がある。では、そうできなかった原因はなんだろうか? 1つにはセットプレイからの失点が多かった事であるが、しかし、セットプレイからの失点にせよ流れの中からの失点にせよ、ほぼその原因は個によるミスや対応の悪さであり、組織的な部分ではなかった。特に、ボランチ、CB、SB、GK、そこの個によるミスや対応の悪さが9割だった。

という事で、やはり、2016年のハリルジャパンから見えてきたのは、新しい力が必要である、という事だったと思う。攻撃については、既に原口の台頭が著しいが、やはり、得点を取る、得点を決める、という部分に関しては、あと2人ぐらいは新しい力が必要で、大迫と清武を筆頭に、まだまだ新戦力の台頭に期待したい。もちろん、岡崎、香川、本田、という3人についても、その復調には期待している。但し、岡崎については、得点力の部分だけだと思う。そして、守備については、もちろんリスクはあるが、それでもやはり、もっともっと新戦力を積極的に試す必要があると思う。



○ 最新エントリー

【2016/11/20】 【 岡崎慎司 】 ヴァーディのPK獲得をアシストしたが。 【 ワトフォード vs レスター 】

○ 過去エントリー

【2016/11/19】 2016年のハリルジャパンを検証。そして2017年にはどうするべきか。

【2016/11/18】 サウジアラビア戦選手評価 【 長友佑都。酒井宏樹。森重真人。吉田麻也。西川周作。本田圭佑。香川真司。岡崎慎司。 】

【2016/11/17】 サウジアラビア戦選手評価 【 大迫勇也。清武弘嗣。原口元気。久保裕也。長谷部誠。山口蛍。 】

【2016/11/16】 サウジアラビア戦 【 これからも臆せず新戦力や若い選手を使うべし。 】

【2016/11/15】 ドリブラーへの対応。崩す(得点を取る)イメージ。セットプレイでのミスマッチ。

【2016/11/14】 オマーン戦選手評価 【 酒井高徳。酒井宏樹。丸山祐市。吉田麻也。森重真人。西川周作。岡崎慎司。浅野拓磨。久保裕也。小林祐希。原口元気。 】

【2016/11/13】 オマーン戦選手評価 【 大迫勇也。清武弘嗣。齋藤学。本田圭佑。永木亮太。山口蛍。 】

【2016/11/12】 オマーン戦 【 4つの形の改善点。岡崎と香川と本田がスタメンから外れる可能性。 】

【2016/11/11】 ハリルジャパン。機能性を上げる重要な3つのポイント。

【2016/11/10】 中盤の守備力の必要性が高くなっている3つの理由。

【2016/11/09】 ハリルジャパン。「4-4-2」のシステムにするならば。

【2016/11/08】 ハリルジャパン。3バックのシステムにするならば。

【2016/11/06】 酒井高徳のボランチと長谷部のCB(3バックの中央)。

【2016/11/05】 ハリルジャパン。テーマは、チャレンジ、であってもらいたい。

【2016/11/04】 その判断材料はセオリーとトレンド。そして、良い流れを作る、という事。

【2016/11/03】 ハイプレス&ショートカウンターの至上主義になる事は、ハイプレス&ポゼッションの至上主義になる事と変わらない。

【2016/11/02】 【 岡崎慎司 】 昨季よも重要な存在になっているとも言える。 【 トッテナム vs レスター 】

【2016/11/01】 【 香川真司 】 ゴール前に行くタイミングが早過ぎるかなと。 【 ドルトムント vs シャルケ 】

【2016/10/31】 サウジアラビア戦(Uー19) 【 高い意識を持って個の能力の成長に努めてもらいたい。 】

【2016/10/29】 ベトナム戦(Uー19) 【 その時から戦術やスタイルがやるからできるになる。 】

【2016/10/27】 【 本田圭佑 】 きちんと公平に評するならば。 【 ジェノア vs ミラン 】

【2016/10/26】 個の力という前提が存在していなければ全ては成り立たない。

【2016/10/25】 タジキスタン戦(Uー19) 【 中山雄太はハリルジャパンに加えても良いと思う。 】

1ページ中1ページ目を表示中

記事カテゴリ:
ハリルジャパン
タグ:

【お知らせ】
Yahoo! JAPAN IDで記事にコメントできるようになりました

このブログの最近の記事記事一覧

この記事へのコメントコメント一覧

この記事にはまだコメントがありません

こんな記事も読みたい

2016:A代表:アジア最終予選:5戦目:H:vsサウジアラビア「必然的なスタメン変更で躍動」【蹴鞠談議2】

引導の系譜〜サッカーW杯アジア最終予選〜【歌うNumber】

お初は信用ならんですか?【にわかフロンターレファンの試合分析】

ブロガープロフィール

profile-iconkodahima

管理者 jube

人間学と心理学をベースに組織成功理論の探求をライフワークとしています。サッカーは人生の縮図である。サッカーには人生の全てがある。そんな言葉を胸に日夜サッカーの分析研究に勤しんでいます。サッカーの試合や選手の分析から人生に役立つ何かを見つけ出したい、学びたいという方は是非御覧下さい。

  • 昨日のページビュー:870
  • 累計のページビュー:24471796

(10月23日現在)

ブログトップへ

このブログの記事ランキング

  1. なぜ岡崎慎司は香川真司や本田圭佑と比べて人気が無いのか?
  2. 香川真司の守備力は高いのか低いのか? ハーフナー・マイクの守備力は高いのか低いのか? 本田圭佑の守備力は高いのか低いのか? 中田英寿の守備力は高いのか低いのか?
  3. 香川真司はベンチ入りも出番無し。モイズを続けさせる積極的な理由が無くなりつつある。 【 チェルシー vs マンチェスター・ユナイテッド 】
  4. ブラジル戦 【 誘い込むブラジル。罠にはまる日本。繰り返される日本の悪い癖。世界の強豪国と戦うために必要な事をもう一度考え直すべき。 】
  5. 香川真司は後半31分から途中出場。フィジカルは鍛え過ぎるとマイナスになる事も。 【 ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン vs マンチェスター・ユナイテッド 】
  6. 本田圭佑のプレイが正しかった理由と本田圭佑をトップ下で起用するべき理由。
  7. 香川真司は水を使う選手ではなく水を運ぶ選手としてしばらくはプレイするのがポイントになると思う。 【 マンチェスター・ユナイテッド vs アーセナル 】
  8. 香川真司が大活躍。ギュンドアンやシャヒンが戻ってきても同じようなプレイを継続させて欲しい。そして、香川が得点数を増やすためには? 【 アンデルレヒト vs ドルトムント 】
  9. 香川真司に求められているのはポール・スコールズのような存在になる事。【 レヴァークーゼン vs マンチェスター・ユナイテッド 】
  10. 香川真司はベンチ外。座礁し沈没するモイズのマンチェスター・ユナイテッド号。 【 ストーク・シティ vs マンチェスター・ユナイテッド 】

月別アーカイブ

2017
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2016
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2015
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2014
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2013
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2012
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2011
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2010
12
11
10
09
08
07
06
05
04
02
2009
08
07
06
05
04
03
02
01
2008
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
2007
11
10
09
08
カテゴリー

このブログを検索

スポーツナビ+

アクセスランキング2017年10月23日更新

アクセスランキング一覧を見る

お知らせ

rss