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香川真司と本田圭佑。ドイツ杯決勝とイタリア杯決勝。ドルトムントとミラン。

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ドイツ杯決勝 バイエルンvsドルトムント 「0-0(4PK3)」

延長まで戦ったがスコアは動かず、結局、PK戦でバイエルンが勝利を収めたが、ドルトムントにも勝機はあった。あの決定機でオーバメヤンが決めていれば・・・、という事は言えたと思う。日本代表が対アジアと対欧州・南米、という2つの仕様の戦い方をしなければならないように、ドルトムントも対国内のバイエルン以外と対バイエルンそしてELやCLで優勝を得るためには、という2つの仕様の戦い方をしなければならない状況にあり、そこはクロップ時代のドルトムントから続いている難しさ。

レヴァンドフスキとゲッツェに続き、来季からはフンメルスもバイエルンに引き抜かれてしまうように、リーガ・エスパニョーラのバルセロナとレアル・マドリードのような横並びの関係ではなく、バイエルンとドルトムントはバイエルンが上の縦関係にあると言える。従って、ドルトムントが対バイエルンで守備的な戦い方を選択するのは当然であり、今回はそれでもう一歩のところまで追い詰められた。そしてそれは、トゥヘルの守備的仕様の戦術が、もう一歩のところまできている、という事だと思う。

香川は延長後半から出場。疲労困憊の選手たちのなかフレッシュでアグレッシブな動きを見せ、PK戦では一番手のキッカーとしてド真ん中にシュートを蹴り込むなど、なかなか良いパフォーマンスだった。ただ、やはり現状の香川であれば、守備的な戦い方においてはジョーカー、スーパー・サブ的な立ち位置、という事になってしまうと思う。ちなみに、香川を守備的な戦い方のなかで活かすのであれば、ポジションは中央よりもサイドの方が良いのではないだろうか。低い位置の左サイドが良いと思う。

「5-4-1」であれば「4」の左サイドに置き、ボールを奪ったら、左サイドからダイアゴナルに中央へ向かってドリブルしシュートかパスか、ロングフィードを中央の最前線か右サイドへ出すか、というプレイをさせるのが良いと思う。もちろん、左ウイングバックを活かす起点となるプレイもする。香川の守備力は低くないが、守備的な戦い方においてのボランチ的な役というのは難しいと思うし、オーバメヤンやムヒタリアンやロイスがいるなかで、カウンター仕様で前目のポジションは無いかなと。

イタリア杯決勝 ミランvsユヴェントス 「0-1」

今の状態や戦力のミランでは、精一杯と言えるような戦い方ができたと思う。最後は力尽きてしまった感じだったが、得点機も作りならが延長までスコア「0-0」で粘れた、という事は良かった。以前の記事で、「4-2-3-1」ならポリをトップ下で使うのも有り、という事を書いたが、フォア・アンカー的な役割でポリをトップ下に使った戦術も良かったかなと。もちろん、ユヴェントスの状態が云々、という事もあったと思うが、システムを変え、まずは守備から、に立ち戻ったミランも良かった。

本田はスタメンしフル出場。攻守に効いたプレイを見せ続け、勝利という結果、あるいは、個としてのアシストや得点という結果が出せていたら、多くの称賛を得られていたようなパフォーマンスだったと思う。ボールロスの多い少ないでパフォーマンスの良し悪しを語るのはナンセンスであるし、背番号で良し悪しを語るのもナンセンス。数字というデータはあくまで一面的であり、過去の10番像に固執するのは過去の「4-3-1-2」に固執するのと変わらない。時代は変化し、多様性を認める時代。

もちろん、今季は大きな進化を見せた本田だが、まだ課題は残されている。ちなみに、まだ課題が残されている、という事は、まだ伸び代がある、という事。1つには右足。ミランでもそうだし、日本代表でもそうであるが、縦への速さが求められているので、中央や右サイドで、いちいち左足に切り返していたのでは遅れてしまう。また、左足でのシュートは読まれているから、得点を増やすためにも、右足でのシュート能力が必要だと思う。ベテランに近づく程、長所を伸ばす事より短所を補う事が必要。

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