2008年12月25日

EURO2008優勝スペイン代表から学ぶ。

ユーロ2008はスペインの優勝で幕を閉じました。
今回はそのスペイン代表から学べること、
それを考えてみたいと思います。

○ やはり卓越した守備力を持つ選手を中盤の底に置こう。

この大会のスペイン代表の強さを支えていたのは、
圧倒的な攻撃力ではなく、
安定した守備力であったと思います。
そして、
その安定した守備を支えていたのが、
中盤の底にいる、
マルコス・セナという選手であったと思います。
パートナーであったシャビ、
この選手の動きが、
本大会のスペインの攻守における強さを生み出していたと思いますが、
そのシャビが前に上がってしまえば、
中盤の底にはマルコス・セナ1人になるわけで、
そこで見せた、
鋭い読みによるインターセプト、
危険な選手を封じる動き、
これが本当に素晴らしくて、
かなりプジョルとマルチェナというCBを助けていました。
それを考えると、
やはりチームには、
中盤の底に卓越した守備力を持つ選手を置くということ、
重要でありますよね。


○ SBは「つるべの動き」が基本。

従来のスペイン代表であれば、
ボランチの1枚が上がっていても構わず、
両SBが同時に攻撃参加してしまう、
そのようなことが多く見られたと思います。
しかし、
EURO2008のスペイン代表は、
ルイス・アラゴネス監督が、
SBに強く守備の意識を持つよう指導したようで、
どちらか一方のSBがオーバーラップしたら、
もう一方のSBは後ろに残り、
最終ラインが必ず3枚、
そしてボランチが1枚、
残ってリスク管理をすること、
それを徹底していました。
このように、
どちらかが上がれば、
どちらかが下がるという、
連動された「つるべの動き」をすること、
基本であるように思います。


○ 1人は皆の為に、皆は1人の為に。

EURO2008のスペイン代表は、
私が見た中で、
最も1つのチームになっていました。
きちんとそれぞれが与えられた役割を担いながら、
個性もしっかり出していく、
そのようなプレーが最後まで出来ていました。
ずっと噛み合わなかったF・トーレスを活かす為に、
スペインらしい攻撃を変化させて、
動き出しの速いプレーが得意なF・トーレスを活かし、
またそのことによって、
周囲の選手も活かされ、
1つのチームとして、
良い雰囲気と一体感を生み出していました。
セスク・ファブレガスにおいても同様で、
F・トーレスを活かす攻撃を構築するということは、
セスク・ファブレガスをも活かすことになる、
それは必然であったと思います。
プレミア組とリーガ組、
そこに対立を生み出すのではなく、
軸とする選手を明確にして、
全員がその選手を活かす為にプレーする、
そして、
その1人も、
それに応えて、
結果を出すと共に、
自らもチームの為に献身的にプレーする、
その補完精神が、
全ての一体感の源であると、
私は感じました。
1つのチームを作る時には、
誰が軸であり、
誰が何をしなければならないのか、
それを明確にし、
それが明確になったならば、
その実現の為に、
全員が信じて動く、
その精神が必要である、
そのように私は思います。


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posted by kodahima |12:00 | コラム | コメント(0) | トラックバック(0)
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