FCKSA66

香川真司とトップ下と「4-1-2-3」と「4-2-3-1」とカウンターとポゼッションとトゥヘル。

このエントリーをはてなブックマークに追加

マンチェスター・ユナイテッドへ移籍する前のドルトムント時代に香川がトップ下として活躍できた理由の1つは、やはりバリオスやレヴァンドフスキのような、ポストプレイに秀でているCFが存在していたから。それから、それほどまだ警戒されていなかった、それほどまだ香川という選手の特長が相手に把握されていなかった、という事もあって、バイタルエリアで自由にプレイさせたら危ない、しかし、フィジカルでガツガツやるような守備対応をすれば割りと簡単に封じられる、という事が認知されるようになってからは、トップ下での香川というのはあまり活躍できなくなった。

マンチェスター・ユナイテッド時代も、バイタルエリア付近の守備に弱さがある格下相手や、強豪でも香川に対して警戒しなかった相手には活躍したが、そうではない相手にはあまり活躍できなかった。また、マンチェスター・ユナイテッドへ移籍する前のドルトムント時代には、香川はトップ下で活躍できていたが、しかし、その時でも、少し下がってボランチに近い位置でまずはボールに触り、ダブルボランチ+香川で攻撃を組み立ててCFやサイドへとボールを展開して、そこからバイタルエリアやゴール前へ入って行く、という動きができていた時に、香川というのは活躍していた。

得点シーンだけ見ると、バイタルエリアやゴール前でプレイする香川だけを見る事になってしまうし、または、鋭い縦パスをバイタルエリアやPA付近で受けて、そこからアシストや得点、というプレイが数回ぐらいはあって、それがあまりにも鮮やかなので、その印象がどうしても強く残ってしまうのだが、実際には、アタッキングサードの外側ぐらいからプレイをスタートさせた方が、香川という選手は活躍する場合が多い。そもそもとして、若い時から、香川というのはそういう選手だった。だから、ユース世代の時には、DF登録だった時もあったし、ボランチでもプレイしていた。

従って、そこで見つけたのが「4-1-2-3」の「2」というポジションで、日本代表でアギーレがそこのポジションで起用したところからスタートし、トップ下でもボランチでもないポジション、あるいは、トップ下でもボランチでもあるポジション、アタッキングサードの外側ぐらいからプレイをスタートさせ、そこからバイタルエリアやPA内へと入って行けるポジション、という事が香川の特性にピッタリとフィットし、それ以降、香川は復活する事ができた。それから、トゥヘルがポゼッションサッカーを取り入れた事も、ドルトムントに復帰してからの香川にはプラスだった。

ただ、そもそもとして、トゥヘルは完全にポゼッションサッカーへと移行したわけではなく、クロップのゲーゲンプレスとカウンターのサッカー、そこにポゼッションサッカーも、というプラスαであったから、主に堅守カウンターで戦う時には、「4-1-2-3」ならば香川はゼロトップ的なCFで、「4-2-3-1」ならば香川はトップ下で、という事になってくる。問題というのは、その時でも、香川は「4-1-2-3」の「2」の時と同じような感じでプレイすれば良いのだが、香川がそれをできるか、という事と、トゥヘルがそれを良とするのか、という事であると言える。



○ 最新エントリー

【2016/02/28】 【 乾貴士 】 ピッチ・コンディションに苦戦も、それだけにあらず。 【 エイバル vs ラス・パルマス 】

○ 過去エントリー

【2016/02/28】 以前までとは異なって守備をしっかりしてきた川崎フロンターレが勝利。 【 サンフレッチェ広島 vs 川崎フロンターレ 】

【2016/02/27】 香川真司とトップ下と「4-1-2-3」と「4-2-3-1」とカウンターとポゼッションとトゥヘル。

【2016/02/26】 【 乾貴士 】 個としての乾のパフォーマンスは良かったが結果は敗戦。 【 セルタ・デ・ビーゴ vs エイバル 】

【2016/02/25】 【 清武弘嗣 】【 酒井宏樹 】 厳しいチーム状態だが、清武がやるべきプレイとは何か? 【 ハノーファー vs アウグスブルク 】

【2016/02/25】 今季はミハイロ・ペトロヴィッチのサッカーに進化を望みたい。 【 浦和レッズ vs シドニーFC 】

【2016/02/24】 【 本田圭佑 】 守備面だけではなく攻撃面でも本田の個の能力は成長している。 【 ナポリ vs ミラン 】

【2016/02/24】 敗因は3つ。城福監督とFC東京はACL仕様の戦い方を身に付けられるのか。 【 全北現代 vs FC東京 】

【2016/02/23】 【 太田宏介 】 まずはコミュニケーション。そして攻守のプレイのレベルアップが必要。 【 デ・フラーフスハップ vs フィテッセ 】

【2016/02/22】 【 香川真司 】 香川の出場は無し。ギュンドアンが抜けた後どうするのか? 【 レヴァークーゼン vs ドルトムント 】

【2016/02/21】 【 大迫勇也 】 左SHでスタメン出場も前半だけで交代。少し肉体改造が必要かなと思う。 【 メンヘングラードバッハ vs ケルン 】

【2016/02/21】 ゼロックススーパーカップ2016について。鍵を握るウタカとアデミウソン。

【2016/02/19】 現在の香川真司とボルシア・ドルトムントについて。

【2016/02/18】 献身性論。成功するチームや組織や社会を作るために。

【2016/02/17】 【 長谷部誠 】 チームとしても個としても特に後半は上手くいっていない感じだった。 【 フランクフルト vs ケルン 】

【2016/02/16】 【 岡崎慎司 】 不必要なファールによってレスターが自滅。岡崎のパフォーマンスは良かったと思う。 【 アーセナル vs レスター 】

【2016/02/15】 【 本田圭佑 】 久々の得点はスーパーロング弾。守備でも貢献しつつ1ゴール1アシストの大活躍。 【 ミラン vs ジェノア 】

【2016/02/14】 【 香川真司 】 まだ全ては想定の範囲内。ザワザワする必要は無いと思う。 【 ドルトムント vs ハノーファー 】

【2016/02/13】 皆様への質問。リオ五輪代表(手倉森ジャパン)について。

【2016/02/12】 ウイング論。より多様性のあるポジションへ。より境界線の薄いポジションへ。

【2016/02/11】 Jリーグのスプリントの回数と距離についての考察。

【2016/02/10】 勝つための最善は尽くすべきだ。オーバーエイジについて。

【2016/02/09】 本田圭佑とミランはどうあるべきか? ウディネーゼ戦の本田圭佑とミランから。

【2016/02/08】 【 本田圭佑 】 引き分けという結果もポジティブに考えて良いと思う。本田は質の高いクロスで何回もチャンスを演出。 【 ミラン vs ウディネーゼ 】

1ページ中1ページ目を表示中

記事カテゴリ:
コラム
タグ:
香川真司

【お知らせ】
Yahoo! JAPAN IDで記事にコメントできるようになりました

このブログの最近の記事記事一覧

この記事へのコメントコメント一覧

この記事にはまだコメントがありません

こんな記事も読みたい

バルサ戦のコクラン→フラミニの交代について【東京ドームに計画停電を!】

バルセロナ  アーセナル  ゲーム戦略 小感【ニコ小鉢その2(仮)】

アーセナル、ホームでバルセロナに屈辱の完敗。【東京ドームに計画停電を!】

ブロガープロフィール

profile-iconkodahima

管理者 jube

人間学と心理学をベースに組織成功理論の探求をライフワークとしています。サッカーは人生の縮図である。サッカーには人生の全てがある。そんな言葉を胸に日夜サッカーの分析研究に勤しんでいます。サッカーの試合や選手の分析から人生に役立つ何かを見つけ出したい、学びたいという方は是非御覧下さい。

  • 昨日のページビュー:1685
  • 累計のページビュー:24164487

(05月23日現在)

ブログトップへ

このブログの記事ランキング

  1. なぜ岡崎慎司は香川真司や本田圭佑と比べて人気が無いのか?
  2. 香川真司の守備力は高いのか低いのか? ハーフナー・マイクの守備力は高いのか低いのか? 本田圭佑の守備力は高いのか低いのか? 中田英寿の守備力は高いのか低いのか?
  3. 香川真司はベンチ入りも出番無し。モイズを続けさせる積極的な理由が無くなりつつある。 【 チェルシー vs マンチェスター・ユナイテッド 】
  4. ブラジル戦 【 誘い込むブラジル。罠にはまる日本。繰り返される日本の悪い癖。世界の強豪国と戦うために必要な事をもう一度考え直すべき。 】
  5. 香川真司は後半31分から途中出場。フィジカルは鍛え過ぎるとマイナスになる事も。 【 ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン vs マンチェスター・ユナイテッド 】
  6. 本田圭佑のプレイが正しかった理由と本田圭佑をトップ下で起用するべき理由。
  7. 香川真司は水を使う選手ではなく水を運ぶ選手としてしばらくはプレイするのがポイントになると思う。 【 マンチェスター・ユナイテッド vs アーセナル 】
  8. 香川真司が大活躍。ギュンドアンやシャヒンが戻ってきても同じようなプレイを継続させて欲しい。そして、香川が得点数を増やすためには? 【 アンデルレヒト vs ドルトムント 】
  9. 香川真司に求められているのはポール・スコールズのような存在になる事。【 レヴァークーゼン vs マンチェスター・ユナイテッド 】
  10. 香川真司はベンチ外。座礁し沈没するモイズのマンチェスター・ユナイテッド号。 【 ストーク・シティ vs マンチェスター・ユナイテッド 】

月別アーカイブ

2017
05
04
03
02
01
2016
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2015
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2014
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2013
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2012
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2011
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
02
01
2010
12
11
10
09
08
07
06
05
04
02
2009
08
07
06
05
04
03
02
01
2008
12
11
10
09
08
07
06
05
04
03
2007
11
10
09
08

このブログを検索

スポーツナビ+

アクセスランキング2017年05月23日更新

アクセスランキング一覧を見る

お知らせ

rss