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香川真司はベンチ入りも出番無し。モイズを続けさせる積極的な理由が無くなりつつある。 【 チェルシー vs マンチェスター・ユナイテッド 】

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試合 :プレミアリーグ 第22節
開催日:2014年1月19日
結果 :チェルシー勝利
スコア:「3-1」
得点者:エトー×3 エルナンデス

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【 マンチェスター・ユナイテッド 】

FW ヤヌセイ
MF ヤング ウェルベック バレンシア
MF キャリック ジョーンズ
DF エヴラ エヴァンス ヴィディッチ ラファエル
GK デ・ヘア

FW エルナンデス
MF ヤヌセイ ウェルベック バレンシア
MF キャリック ジョーンズ
DF ラファエル エヴァンス ヴィディッチ スモーリング
GK デ・ヘア


マンチェスター・ユナイテッドとモイズにはガッカリした。そう表現するのがピッタリの試合だった。そもそもとして、ファン・ペルシとルーニーが不在であるという状況を考えれば、モウリーニョが指揮するチェルシーにこの結果というのは順当だったと言えるとは思うが、エルナンデスの得点などは一矢報いたとも言えず、完敗と言える内容にお手上げのポーズをするしかない。フィジカルで負けないだろうと考えてウェルベックをトップ下で起用し、一発での裏抜けや独力での突破力に期待してヤヌセイを最前線で起用し、おそらくそうだったのではないかという意図は理解できるが、守れなければそれも意味を持たない、という事を忘れてしまっていたと思う。

以前から何度も何度も書いているが、ヤヌセイとヤングは守備力が不足しており、ウェルベックにしてもルーニーや香川ほどには守備での貢献力が高くない。ルーニーや香川が不在であるとファーストディフェンスの威力が大きく落ちてしまい、つまり、最前線や中盤の少し前ぐらいの位置での守備のフィルターの威力が大きく落ちてしまい、そうなれば大概はこの試合のような内容になってしまう。ジョーンズだけでヤヌセイとヤングとウェルベックの守備力不足をカバーできるはずがない。また、結果論としての、得点をどれだけした、アシストをどれだけした、そこばかりを重要視するから真を見失ってしまうし、何が一番大切なのかも見失ってしまう。

香川を起用していれば勝てていたとは全く思わない。しかし、前節を考えても香川はパフォーマンスを上げていたし、現状であればやはり、総合力を考えれば、ファン・ペルシ、ルーニー、バレンシア、香川、という4人が主力で、ウェルベック、ヤヌセイ、ヤング、エルナンデス、という4人はその次で、そういうプライオリティをモイズは間違ってしまっていると思う。常にそうではないが、現状で言えば、ルーニーの代わりとしてのトップ下のファーストチョイスは香川であるべきだと思うし、仮に結果が出なかったとしても、現状では、ウェルベックが1トップ、香川がトップ下、ヤヌセイが左SH、バレンシアが右SH、という配置がベストであると思う。

正直、もうモイズはレッドカードを受けても仕方がないかなと思う。ファン・ペルシとルーニーが不在となっている状況では、あまり結果が出なかったり勝っても苦戦するような試合が多くなったりしても、選手起用や戦い方に正しさを感じられれば大きな問題ではない、とは思っていたが、それが無ければモイズを続けさせる積極的な理由が見当たらなくなる。先を見据えない、場当たり的な発想での選手起用や戦い方では、マンチェスター・ユナイテッドのようなビッグクラブを指揮し続けるのは難しいと思う。それから、なぜファーガソンが香川に白羽の矢を立てたのか、という事を、もう少しモイズは理解しその意思を引き継ごうとしなければならないと思う。

以前から何度も何度も書いているように、今のマンチェスター・ユナイテッドに欠けているのはポール・スコールズのような選手であり、更に加えて、伝統的なイングランドスタイルの戦い方に変化や幅をもたらせてくれるような選手であり、そこに向かって歩を進めて行かないならば、もし結果が悪くなかったとしても、やはりマンチェスター・ユナイテッドの監督としての評価は高くできない。モイズがファーガソンと比べて能力的に劣っているのは当たり前の事で、最初からモイズにファーガソンのような高い手腕を期待している人はおそらくほとんど存在していないはずで、しかし、能力とは関係無く、正しい方向性へと進む、という事はできるはずだと思うし、そうでなければ、モイズを続けさせる積極的な理由は存在しなくなってしまうのではないだろうか。


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