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【2】 日本人ブンデスリーガーたちの2012ー13シーズン前半期総括。

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○ 細貝萌  「ポジションにこだわらず更なる個のレベルアップを」

○ 岡崎慎司 「個の力だけで得点まで至らせる能力を磨く事」

○ 酒井高徳 「まだまだ細かい部分での能力の向上が必要」

○ 最新エントリー

【2012/12/29】 ハーフナー・マイク。安田理大。カレン・ロバート。2012ー13シーズン前半期総括。

【2012/12/27】 本田圭佑。長友佑都。香川真司。吉田麻也。2012ー13シーズン前半期総括。




○ 細貝萌

アウグスブルクで活躍し、レバークーゼンへ戻り、序盤こそは出場機会を得られずにいましたが、途中からは左SBとしてのスタメンを確保する事ができました。本人は、ボランチというポジションへのこだわりが強いようですが、ボランチとSBは必要とされる能力が重なっている部分も多く、また、個人的には、現時点では、細貝はボランチよりもSBに適性があるのではないかと考えていますので、とにかくポジションが云々よりも、今は個の力を伸ばす事に集中して欲しいかなと思っています。

現時点でのパフォーマンスでは、レバークーゼンでもボランチのポジションでスタメンを確保するのは難しいように感じますし、また、日本代表においても、2ボランチであった場合には、まだまだ長谷部や遠藤の牙城を崩すには至らないところがあると感じます。1対1での強さも、スピードやテクニック系には強くても、フィジカル系にはまだ弱いところがありますし、更には、中盤の底でタクトを振るうには、判断力やテクニックの面で、まだもう少しの能力の不足を感じる事が多いので、そこのレベルアップに努めて欲しいなと思います。

という事で、細貝の2012ー13シーズン前半期の総括としては、現時点での能力において、どこまでのパフォーマンスを発揮できるのか、どこまでの活躍が見込めるのか、そこは昨季から今季にかけて、ある程度は明確になってきていますので、しかし、そこからもう1つ2つレベルアップしないと、細貝が望んでいるような、結果は得られない、ポジションは得られない、という事だったと思います。個人的には、細貝の成長という事が、2014年のW杯の結果を大きく左右してくるのではないかと思っていますので、とにかく頑張って欲しいですね。


○ 岡崎慎司

少し怪我に苦しんだ2012ー13シーズン前半期だったかなと思います。但し、怪我という事を抜きにしても、「岡崎は日本代表のユニフォームをシュツットガルトのユニフォームの下に着た方が良いのではないか」、というジョークを言われたりもしたように、明らかに日本代表の時と比べて、シュツットガルトでの活躍度は低い感じでした。その主な原因に関しては、岡崎について書いた過去のエントリーの中で繰り返し記載していますので省略しますが、そこに関してはチームが変化してくれる事に期待したいところです。

しかし、岡崎個人としての能力にも、やはりまだ問題というのか課題はあって、1つにはドリブル、2つにはシュートレンジも含めたシュートの技術、3つには現在のシュツットガルトがやっているサッカーへの適応力、という事ですね。しかし、その全ては、優秀なパサーが存在していないチームにおいて、全体が行き過ぎるぐらいの前へ前への推進力の強いサッカーをしている中において、そこでは個の力だけで得点を取ってしまう能力が必要である、という事に集約されていますから、そこに後半期は強くこだわって欲しいなと思います。

という事で、岡崎の2012ー13シーズン前半期の総括としては、まずは焦らずに怪我をしっかり治す事と、流れに乗りながら最後は個の力だけで得点まで至らせる能力を磨く事、その2つが課題として出た、という事になると思います。泥臭いプレーであったり、動き出しの良さであったり、守備への献身性であったり、そこの部分は残しつつ、いかに更なるプラスαとなる能力を身に付けるのか、という事になってくると思います。まだまだ、プラスαの部分を伸ばせる余地は大きく残っていると感じますので、その「質」を追求して欲しいと思います。


○ 酒井高徳

もうすでにガッチリと右SBのスタメンは確保しましたが、まだまだ細かい部分での能力の向上が必要とされていると感じます。ポジショニングにおいて、とても良い時もありますが、とても不安定な時もあって、それはまだまだポジショニングについて考え方が、自身の中で確立されていないからだと思います。また、判断力、という部分についても、酒井高徳の判断ミスから、多くのピンチを作ってしまったり、そこから失点に繋がってしまったり、という事もありましたので、まだまだ冷静さが足りていないかなと思います。

更には、センタリングの精度、という事に関しても、左右の足でセンタリングを蹴られるのは大きな武器とはなっていますが、決定的なシーンで精度を欠いてしまったり、何となく中央へボールを蹴ってしまい、それが奪われてカウンターの逆起点になってしまう、という事も少なくありませんでしたので、そのセンタリングの技術という事については、まだまだ成長させる必要があると思います。ドリブルについても、もう少し細かさというのがあれば、緩急が付いて威力が増してくるかなと思います。

という事で、酒井高徳の2012ー13シーズン前半期の総括としては、現在のシュツットガルトがやっているイケイケサッカーにハマる、という事でのスタメンの確保には、昨季に引き続き安定性を見せてはいますが、しかし、1つ1つのプレーをきちんと見るにあたっては、まだまだ成長させなければならない部分が多い、という事だったように思います。SBというポジションは、世界の流れとしては人材不足の傾向にありますが、しかし、日本に限っては人材が豊富なポジションになっていますので、それを利用して成長して欲しいなと思います。


○ 最新エントリー

【2012/12/29】 ハーフナー・マイク。安田理大。カレン・ロバート。2012ー13シーズン前半期総括。

【2012/12/27】 本田圭佑。長友佑都。香川真司。吉田麻也。2012ー13シーズン前半期総括。

○ 過去エントリー

【2012/12/25】 天皇杯 準々決勝 【大宮アルディージャ vs 柏レイソル】 【ジェフ千葉 vs 鹿島アントラーズ】

【2012/12/24】 天皇杯 準々決勝 【名古屋グランパス vs 横浜F・マリノス】 【セレッソ大阪 vs ガンバ大阪】

【2012/12/21】 【3】 日本人ブンデスリーガーたちの2012ー13シーズン前半期総括。

【2012/12/20】 【2】 日本人ブンデスリーガーたちの2012ー13シーズン前半期総括。

【2012/12/19】 【1】 日本人ブンデスリーガーたちの2012ー13シーズン前半期総括。

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記事カテゴリ:
ブンデス 12-13
タグ:
細貝萌
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