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恒常的な強さを発揮するためには「彼を知り己を知れば百戦して殆うからず」という戦略性を持ち得る事が必要。

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チェルシーもそうであるし、レアル・マドリードもそうであると思うのですが、経済力、すなわち、資金力、という部分が潤沢である場合には、そのクラブが強くなる最も簡単な手段を持ち得ている、という事になると思います。しかし、その次かそれと同等ぐらいに重要且つ必要となってくるのが、戦略、という事だと思っています。ここは、教育、という事と置き換えても良いと思いますが、恒常的に強さを発揮できるチームになるためには、正しい戦略(教育)を常にとり続けている必要があると思います。

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例えば、フィギュアスケート。浅田真央とキム・ヨナ。なぜ浅田真央がバンクーバーオリンピックでキム・ヨナに勝てなかったのか? その原因は戦略性にあったと個人的には考えています。1つには、フィギュアスケートは、ジャンプよりも、演技構成や技と技との間の繋ぎの演技、1つ1つの技の精度や美しさ、それから、ステップワーク、基礎的なスケーティングの技術、そちらの方を評価点として重視しよう、という流れに傾いていて、しかし、浅田真央はあくまでもジャンプにこだわってしまった、と感じています。

そのために、難しいジャンプにこだわりすぎてしまい、当然それに失敗してしまうと高得点が出せなくなる、という事と同時に、仮に成功したとしても、他の部分の1つ1の演技に対する評価点が低ければ、当然、総合的な評価点は思った以上に高くならなくなってしまう。更には、ジャンプ、ジャンプ、とこだわりすぎてしまうあまりに、成功するかしないか、そのジャンプに対する恐怖心のようなものも生まれてきてしまって、結局はそのジャンプも上手くできなくなってしまう、という事もあるように感じます。

もっと言えば、浅田真央は子供の身体から大人の身体に成長して行った訳ですが、当然、子供の時の身体ではできた事も大人になってからの身体ではできなくなる、という事があるにも関わらず、ずっと同じ感覚でジャンプにトライし続けているようにも感じていて、その身体的な変化を受け入れてジャンプにトライしていない事が、もしくは、その変化を受け入れて演技構成を考えていなかった事が、バンクーバーオリンピックでキム・ヨナに勝てなかった1つの原因になっていたのではないかと感じています。

他にも、キム・ヨナはバンクーバーオリンピックの1年前からカナダのその現地で暮らすようにしていたり、あらゆる事において周到に準備をし、バンクーバーオリンピックで浅田真央に勝つにはどうすれば良いのか? バンクーバーオリンピックで金メダルを取るにはどうすれば良いのか? つまりは、そういう戦略性の高さによって勝利を得たのではないかと考えていて、ソチオリンピックに向けても計画的に引退と復帰を行っているようにも思いますから、そういう戦略性が浅田真央の方にも必要なのではないかと思います。

例えば、柔道。ロンドン五輪での日本柔道は低迷したと言えると思います。ロンドン五輪での日本柔道は、大会直前まで過度の回数の合宿を行い、オーバートレーニング状態に陥ってしまった選手は、本大会で疲労困憊、怪我を抱えたままの出場を余儀なくされた選手も存在し、それが低迷してしまった原因だと考えられます。戦略性無き根性論によって、コンディショニングや外国人選手の柔道への対策、という重要な部分を疎かにしてしまった事が、やはりその低迷の大きな原因だったのではないかと思います。

つまりは、勝負に勝つ、という事のためには、そこにきちんとした戦略というものが必要で、1つ1つの試合における戦術、という事とは別に、その試合に至る前までの戦略、という事も重要なのではないか、という事ですね。チェルシーとレアル・マドリード。クラブとしての戦略はどこにあるのか? 潤沢な資金力を背景に能力の高い選手を集めながら、どこかその戦力バランスがちぐはぐなところもあるし、どこに向かう目的で指揮官や選手たちを選んでいるのかも不明確なところがある。従って、「彼を知り己を知れば百戦して殆うからず」、という戦略性を持ち得る事が、現在のチェルシーとレアル・マドリードには必要なのではないかと思います。


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