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ブラジル戦 【 誘い込むブラジル。罠にはまる日本。繰り返される日本の悪い癖。世界の強豪国と戦うために必要な事をもう一度考え直すべき。 】

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試合 :国際親善試合
開催日:2012年10月16日
結果 :ブラジル代表勝利
スコア:「0-4」
得点者:パウリーニョ ネイマール(PK) ネイマール カカ

○ 最新エントリー

【2012/10/18】 ブラジル戦選手評価 【 ゼロトップの使用意図を理解する。本田と香川の役割を明確にする。前の4枚の組み合わせには柔軟性を持たせる。 】




○ 日本代表

FW:本田圭佑
MF:香川真司 中村憲剛 清武弘嗣
MF:遠藤保仁 長谷部誠
DF:長友佑都 今野泰幸 吉田麻也 内田篤人
GK:川島永嗣

FW:本田圭佑
MF:乾貴士 香川真司 清武弘嗣
MF:遠藤保仁 細貝萌
DF:長友佑都 今野泰幸 吉田麻也 酒井宏樹
GK:川島永嗣

FW:本田圭佑
MF:乾貴士 香川真司 宮市亮
MF:遠藤保仁 細貝萌
DF:長友佑都 今野泰幸 栗原勇蔵 酒井宏樹
GK:川島永嗣

○ ブラジル代表

FW:ネイマール
MF:カカ オスカル フッキ
MF:ラミレス パウリーニョ
DF:レアンドロ・カスタン ダビド・ルイス チアゴ・シウバ アドリアーノ
GK:ジエゴ・アウベス

FW:レアンドロ・ダミアン
MF:ルーカス チアゴ・ネーヴィス ジュリアーノ
MF:サンドロ パウリーニョ
DF:レアンドロ・カスタン ダビド・ルイス チアゴ・シウバ アドリアーノ
GK:ジエゴ・アウベス


誘い込むブラジル。そして、結局、「世界の強豪国と戦うために必要な事。コンパクト。ファーストディフェンス。アタック&カバー。カウンター。DFラインの裏。相手と状況の見極め。意識統一。」、ここで書いた事が全てだったなぁ、という感じですね。立ち上がりはブラジル相手に日本がポゼッションして良い攻撃を・・・・、なんてウソ。日本はブラジルに誘い出されて、完全にブラジルの罠にはまってしまっていました。


1 コンパクトを終始保つ事。
2 ファーストディフェンスを忘れない事。
3 アタック&カバーの守備連携を高いレベルでやる事。

ファーストディフェンスはある程度しっかりやれていました。そして、コンパクト性という部分も、ある程度はきちんと保つ事ができていました。しかし、アタック&カバーの守備連携を高いレベルでやる事、ここですよね。ファーストディフェンスをしっかりやって、自分たちのコンパクトにした「4-4」の守備ブロックのところへ少し苦しい縦パスを出させる、そこまではできていたのに、その縦パスをマイボールにする事ができなかった。

「4-4」の守備ブロックの中での、ファーストアタックの強さや厳しさが足りない。また、相手は個の力が高いですから、ファーストアタックのところではボールを奪いきれないので、更に、そこからドリブルでかわしてきたり、そこからパスを出したり、というプレーのところを狙ってボールを奪う、そういう組織的な守備連携というのが、この試合の日本には足りなかった。最近のザックジャパンの守備はここが大きな課題ですね。

世界の強豪国と戦う時には、この3つの事が全てきちんとできないと、この試合のような大量失点を招いてしまうものと思います。もちろん、この前のフランスのように、相手が決定力を欠いていれば話は別ですが、しかしそれは、相手の悪さに救われた、という事であって、そのフランス戦にしても、前半でこの試合のように2点もしくはそれ以上の失点をしていてもおかしくはなかった訳で、そこは結果に惑わされてはいけない部分ですよね。


4 攻め急がずに、しかし、縦に速い攻撃を常に意識する事。
5 相手のDFラインの裏で起点を作る事。

そして、攻撃については、「世界の強豪国と戦うために必要な事。コンパクト。ファーストディフェンス。アタック&カバー。カウンター。DFラインの裏。相手と状況の見極め。意識統一。」、ここで書いた、「もう1つには、なるべく起点は相手のDFラインの裏で作るようにする、という事がポイントになると思います。相手のDFラインの前や守備ブロックの中で起点を作ろうとすると、そこでボールを奪われて大きなピンチになる、という事が多くなってしまうと思いますから、特に日本には、止まった状態でボールを足元に受けて足元に受けて、という攻撃ばかりをやってしまう悪い癖もありますから、そうならないようにして欲しいと思います。」、という部分ですよね。

これは、相手のDFラインの前や守備ブロックの中でボールを受けてはダメ、という事ではもちろんなくて、しかし、言ってみればそこはフェイクの起点で、本当の起点は相手のDFラインの裏へ走ってボールを受けた選手が作る、という事ですね。つまり、いわゆるバイタルエリアと呼ばれているゾーンでは球離れを速くして、そこではワンタッチやツータッチぐらいのプレーにとどめ、そこからすぐに相手のDFラインの裏へ走った選手へパスを出す。

そして、相手のDFラインの裏でボールを受けた選手は、当然、そのまま自分で行ける場合は、そのままシュートまで持って行っても良い。しかし、それが無理そうだった場合には、そこで焦らずにしっかりボールをキープして「ため」を作り、相手のDFラインが下がったり、相手の選手がそこに食いついてきたり、それを待ってから、ゴール前にマイナスのパス入れるなり、更に追い越して来た選手にパスを出すなり、もしくは、そこから更に自分で仕掛けてシュートを撃つなり、そういう攻撃をする、という事ですね。

また、サイドの高い位置でボールを持ってから、そこから相手のDFラインの前の中寄りのところへボールを入れて、そこでボールを奪われてしまってカウンターを受ける。そういうパターンが何度となく繰り返されていました。つまり、やはりそこでも同じ事で、そこをワンツーで縦へ、もしくは、サイド→中央→中央の下がり目の選手→DFラインの裏へ走った選手、というパスワークをポンポンポンというリズムでやる。そういう事をやる必要があったと思います。

但し、全くそういう攻撃ができていなかったのか、と問われればそうではなく、本田、香川、清武、長友、酒井宏樹、という選手たちが、相手のDFラインの裏へ走ってボールを受ける、もしくは、相手のDFラインの裏へ抜け出してチャンスを作る、というシーンは何回か作っていましたので、そこにはこれから改善できる余地が見えていたようにも思います。緩急をもっと付けつつ、DFラインの裏へという縦への攻撃をもっと意識しつつ、そこに技術とパスワークという才能を落として行く事。そこがザックジャパンの攻撃の進化への道になるかなと思います。


6 自分たちのサッカーに固執し過ぎない事。
7 攻めるべきか守るべきか、全員が統一された意識を持つ事。

ブラジルは、完全に、自陣のバイタルエリアぐらいのところでボールを奪ってカウンター、という事を狙っていました。それをやるために、日本にあえてポゼッションさせて、日本にあえてパスを回させて、自陣のバイタルエリアのところまで誘い込む、日本のサイドバックやボランチを前へ誘い出す、という事をやっていました。このようなブラジルの戦い方というのは、本当ならば、日本のような国が世界の強豪国と戦う時にやりたい戦い方で、日本はこのブラジル代表を良き手本として欲しいと思います。

ボールポゼッションを高める=試合の主導権を握る。ではない。相手が何を狙いとしてきているのか考え、まずはそれをやらせないようにする事が、日本のような国が世界の強豪国と戦う時には必要な事。そして、それをやった上で、そこからいかに自分たちの良さも出して行くのか、そこが、日本のような国が世界の強豪国と戦う時には必要な事。つまり、自分たちのサッカーに固執し過ぎない事。自分たちのサッカーできれば勝てるとは思い込まない事。この試合のブラジルは、ブラジルらしいサッカーだったのか? それは、そうだったとも言えるし、そうではなかったとも言える。結局、そこには強くこだわる必要はない、という事だと思います。

そして、もう1つ重要な事は、攻めるべきか守るべきか、全員が統一された意識を持つ事。特に日本のような国が世界の強豪国と戦う時には、そこが中途半端になってしまうと命取りになる。この試合では、本田、香川、清武、憲剛、乾、彼らのような攻撃的なポジションの選手の守備意識が中途半端だった。そこも4失点をしてしまった大きな原因だった。ブラジルがあえて日本に攻撃させていたので、それに楽しくなってしまって、守備の意識が緩慢になってしまっているところがあった。ブラジル相手にも結構やれた、という思いの一方で、終わってみればスコア「0-4」の完敗だった。そこを日本の選手たちは、よくよく、深く考えてみる必要があると思います。


○ 最新エントリー

【2012/10/18】 ブラジル戦選手評価 【 ゼロトップの使用意図を理解する。本田と香川の役割を明確にする。前の4枚の組み合わせには柔軟性を持たせる。 】

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【2012/10/17】 ブラジル戦 【 誘い込むブラジル。罠にはまる日本。繰り返される日本の悪い癖。世界の強豪国と戦うために必要な事をもう一度考え直すべき。 】

【2012/10/16】 世界の強豪国と戦うために必要な事。コンパクト。ファーストディフェンス。アタック&カバー。カウンター。DFラインの裏。相手と状況の見極め。意識統一。

【2012/10/15】 フランス戦選手評価 【 ボランチの後継者。2列目に次ぐ豊富な人材のサイドバック。充実の今野と吉田と川島。新たな可能性を見せた乾。 】

【2012/10/14】 フランス戦選手評価 【 辛抱強く育成。可能性へのシビアな判断。より輝く香川と本田の共存。流れを意識したプレーの必要性。 】

【2012/10/13】 フランス戦 【 落日のフランスを撃沈。乾と香川と清武を2列目に並べる形にも可能性。勝利という事以外にも多くの収穫があった試合。 】

【2012/10/12】 今回の欧州遠征に対して個人的に思っている事。乾と香川と清武の2列目。乾や清武や内田のボランチ起用。佐藤寿人と宮市と高橋の使われ方や招集意図。

【2012/10/11】 香川に必要とされている事。ボールの受け方。それだけでプレーの質や相手に与える脅威は大きく変わる。

【2012/10/10】 宇佐美スタメン出場。後半17分で交代。チームとしての実力差が大きかった中で活躍できず。【 バイエルン・ミュンヘン vs ホッフェンハイム 】

【2012/10/09】 長友スタメン出場。後半3分に退場。しかしパフォーマンスとしては上々だった。【 ACミラン vs インテル 】

【2012/10/08】 香川スタメン出場。ルーニーの存在による香川にとってのマイナスとプラス。ファーガソンがトップ下に求めている事。 【 ニューカッスル・ユナイテッド vs マンチェスター・ユナイテッド 】

【2012/10/07】 内田スタメンフル出場。もっともっと高いパフォーマンスを発揮できる選手であるはず。【 シャルケ vs ヴォルフスブルク 】

【2012/10/06】 現地メディアによる評価という「ものさし」への懸念。監督や選手の発言が絶対的な真実や正しさであると認識してしまう事への懸念。

【2012/10/05】 もし日本代表の監督がミハイロ・ペトロヴィッチだったら。もし日本代表でミハイロ・ペトロヴィッチのサッカーをやるとしたら。

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