2007年11月26日
2007男子ワールドカップ VS エジプト
昨日の試合はよく勝つことが出来ましたね。 チュニジア戦は勝てそうなゲームを負け。 エジプト戦は負けそうなゲームを勝ち。 とアフリカ勢とは因縁めいた試合を展開しますね。 さて、 昨日の試合を観ていて感じた事ですが、 日本は相手チームに当たりのある選手が出現した際の対応が悪いと感じました。 オーストラリアのキャロルしかり、昨日のサラフしかりです。 先週観戦したBRA-BULのゲームで象徴的だったのが、現在世界NO1スパイカーと呼び声の高いBULのWSカジスキーに対しBRAはWSダンテとMBグスタボのチーム屈指のブロッカーを配置し、カジスキーを封じ込めていました。 日本チームでしたら、石島選手と富松のブロックを配置するなどして対応する事が相手の好調選手を封じる一助となるのではないでしょうか。 それからもう一つ気になったことは、 松本選手山村選手がセットアップするケースが非常に多いことです。 原因はMBサーブ後のレシーブ位置がゾーン5(バックレフト)であることが一つと、約束としてリベロがコート上にいないケースで第2セッターの役割を担っていると考えられることが一つです。 理想ではMBがレフト、ライト、パイプと正確なコンビネーショントスを上げる事が出来ることなのですが、現実的にはMBは向いている方向へ2段トスを上げる事しか出来ていません。 なおかつトスミスも少なくありません。 何度もMBがトスを上げる光景をましたが、現時点ではMB=第2セッターという戦術は機能していないように感じました。 むしろリベロがコート上にいないケースでは、WS選手がリベロポジション(バックレフト)を担って、レフト、ライトへ正確にトスを上げる事が有効な気がしました。 恐らくレシーブが上がった際のパイプを消したくないために、リベロ不在時のWSのレシーブ位置をバックセンターに配置しているのだと思いますが、レフトとセンターの間くらいのパイプを作ればそのジレンマにも解消されるのではないでしょうか。 理想と現実のバランスを見極めてチームとして方向性を定めていくのがコーチングの難しさであり醍醐味であると感じる今日この頃です。
posted by kobayashi |11:27 |
日記 |
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2007男子ワールドカップ VS エジプト
こんばんは。
本当に昨日のエジプト戦は痺れました。第四セットの19-23になった時は万事休すか!と思いましたがよくぞ立ち直ったと思います。チーム全体の諦めない強い気持ちが良かったのでしょうね。さて小林さんの仰っておられる様にMBのセットアップが多いですよね。複雑なコンビは別として両サイドへの二段トスはしっかりと上げて欲しいですね。
posted by 黒ラブ | 2007-11-26 18:42
未来へ向けて
はじめまして。興味深く拝読しました。しかし、思う所があり、コメントをしたく思いました。
①レフト、ライトへ正確にトスを上げる事が有効
②レフトとセンターの間くらいのパイプを作ればそのジレンマにも解消される
小林さんのこの2つの指摘は、専門家からの重要な視点だと思いますが、選手たちは、なぜ小林さんの提言されたプレーをしないのでしょうか?小林さんは、どうお考えでしょうか?私なりに、3つの理由を考えました。
①選手達には、考えつかなかった。
②考えついたが、実行する能力が身に付いていなかった。
③考えついたが、自分たちの選択したプレー、作戦の方がベターだと判断した。
この中で、私は、①が真実ではないかと思います。日本の選手たちは、自分たちで戦術を監督に提案するように育成されていないので、ゲーム前の打ち合わせ通りのことしか出来ないように思うからです。ブロックが見えても、そのブロックに応じて、変化をさせてスパイクを打つことが、なかなかできない。むしろ、力任せに打つことにノスタルジーを覚えているように見えるのです。ブロックする相手の選手のジャンプするタイミングが、自分のスパイクするタイミングと合ってしう!とわかるのに、なぜ、なんの工夫、変化も付けずに
、スパイクを打つのでしょうか?そういうプレーが続きますと、選手が何も考えてないように見えるのです。
posted by 森島 | 2007-11-27 02:27
re:未来へ向けて
僕が提案した戦術はそれほど難しいものでは無いので、選手もスタッフも考えつかないはずは無いと思います。
ただ日本チームとして優先する順位が僕の考えるモノと一致しないだけであって、だからといって否定はできません。
ただ、森島さんのおっしゃるとおり、
>日本の選手たちは、自分たちで戦術を監督に提案するように育成されていないので、ゲーム前の打ち合わせ通りのことしか出来ないように思うからです。
という背景が多分にあります。
選手から発信される戦術の提案や戦術の希望は以前に比べますます少なくなっているような気がします。
データ解析された上にたてれた戦術を万能だと勘違いする傾向にあるような気がします。
データはあくまでも過去の記録であってこれから起こることを正確に予測するのは不可能であるから、最後は自分たちの経験や発想が重要になるという事がおざなりにされている気がします。
戦術も個人の技術も脳味噌振り絞れば、どんどん引き出しが増えていくと思います。
posted by 小林敦 | 2007-11-27 14:57
回答どうもありがとうございます。
小林様
お忙しい中、ご回答くださり、ありがとうございます。
選手も監督も小林さんのご指摘は、理解されており、優先順位(戦術のですよね?)が、異なるのではないか、といことですが、その優先順位に問題があるのかもしれませんね。植田監督は、日本を代表する優秀な監督と思いますが、しかし、もっと優秀なコーチをなさる方が、いっらしゃるような気がしました。「代表監督の選考を広く公募して、レポートを提出し、面談して決める」というような、代表監督の選考制度があれば、日本のバレーボールは、一層の飛躍をするように思いました。小林さんの「優先順位が異なる」という言葉が、日本のバレーボール界にっとては、非常に大きな意味を持っているように思いました。優先順位とは、監督(コーチ)のバレー観の表れだと思うからです。
posted by 森島 | 2007-11-27 19:03


