2007年08月16日

女子ワードグランプリから学ぶこと

前回の投稿「女子ワールドグランプリをテレビ観戦しての雑感」に対して、様々な意見や感想をいただきました。
中には僕自身も考えさせられる意見などもありましたので、紹介すると共に自分自身の考えも述べたいと思います。




私はバレーボールも同じになってきたように思います。登録メンバーが12人ならば、その12人でタイプの違うチームを2通り以上持っていないと、一つのゲームに勝てなくなっているように思うのです。今の時代、選手・チームの力量、特徴が丸裸にされるのは当然の事で、一通りのチームしか持っていなければ、データ丸裸にされたチームは、そのデータどおりのバレーしかできず、そしてそのデータに沿って対策された相手の術中に規定路線のごとくはまってしまうことになるでしょう。


「膨大な情報量」=「客観分析の信頼度」と考えられますから、試合を重ねるごとに自チームのデータを相手に与えてしまうのは仕方の無いことです。

では12名いる選手をまんべんなく出場させて相手に与える情報を撹乱するべきなのか?という言うとそれも少し違うような気がしています。

データはどんなに新しくても過去の情報であるので、次に何が起こるのかは確率的に予測できても完璧な予言は出来ません。
ですから常に同じメンバーが出続けて同じようなパターンを繰り返していたとしても、次に行うことも同じとは限らないのです。

我々も良く陥る事なのですが、相手の分析にばかり追われて自チームの分析が疎かになる傾向があります。
同じメンバーだとしても相手に与えたデータを逆手に取って全く違う特徴を出してゲームに臨むことも有効な戦術となるはずです。
メンバーを代えてチームスタイルを変えることも重要ですが、メンバーを代えずに意図的にパターンを変えることが出来ると、より一層相手のデータを撹乱する事が可能ではないでしょうか。

とは言っても現実的には選手の潜在的な癖や、チームに染みついたスタイルなどは簡単に変えることが出来ません。
ですから結局メンバーチェンジやタイムアウトなどを有効に利用して、戦術の再確認や変更を繰り返していく必要があるという事になります。


単純なようですがチームの90%以上のセカンドボールに接触して攻撃の起点となるセッターを交替し、チームの攻撃パターンを変える事は非常に効果的であると考えます。

前回のVリーグを制したサントリーサンバーズは、栗原選手と吉田選手を均等に出場させながら相手にパターンを絞らせない戦術を基本としていました。
優勝には手が届きませんでしたが、我々も、阿部、山本、近藤という3人のセッターを出場させることにより攻撃パターンを変化させていました。

一つの例として控えセッターの起用をあげましたが、正攻法、奇襲問わず、適切なチーム戦術を選択する事が勝つためには必要です。




次にトラックバックしていただいた、suis annex weBLOGさんの記事からです。


ファーストタッチを竹下選手が行った場合に「誰がトスを上げるのか」という約束事について書いたが、実はオランダ戦では、竹下選手は(全ての場面ではなかったのだが)ファーストタッチのディグをリベロの佐野選手へ取らせるように行った場面が見られたのだ。残念ながら練習不足は明らかで、佐野選手もそのいずれの場面でもアンダーハンドパスでトスを上げていた点が戴けないものの、この戦術を今年の全日本女子が真剣に採り入れようとしているとすれば、ここ最近の世界のトップレベルのバレー戦術で当たり前であった、「ファーストタッチをセッターが行った場合に、前衛のセンタープレーヤーがトスアップを行う」という戦術を通り越して、現在の世界の男子バレーの最先端戦術である、「ファーストタッチをセッターが行った場合に、リベロプレーヤーが(アタックラインを確認しつつ、その後ろで踏み切って)オーバーハンドパスでトスアップを行う」という戦術を採り入れようとしているということになるのだ。


理想は前衛のセンタープレーヤーがセッターのようにセットアップしてレフトにもライトにもセンターのバックスパイク(パイプ)にも正確かつスピーディーなトスをあげられる事だと思います。
しかし世界的にみてもセッターのようなトスをあげられるセンタープレーヤーなど皆無に等しいです。

そのような理由から男子の主流となりつつあるのが、前述してあるようなリベロがセットアップするという方法です。
リベロであれば、高い確率でレフト、ライト、パイプへ正確なトスをあげることが出来ます。

ただしリベロはアタックライン内でのオーバーハンドによるトスを禁止されているため大きな制約を受けています。
現在男子世界No1のブラジルのリベロですら、アタックラインを踏み越えてオーバーハンドでのセットアップを行う反則を犯してしまうケースがあるほどです。

現在の全日本女子チームは、竹下選手がファーストボールを取った場合、高橋選手がセットアップするケースが多いようです。
クイックにもトスあげることの出来る高橋選手のセットアップの能力はかなり高いものがあると思います。

ただし問題なのは高橋選手がライトのプレーヤーだということです。
バックの選手がライトまで回り込まないと攻撃がセンターからレフトに偏ってしまい、相手のブロックが守りやすくなってしまうのです。

そこで、リベロにセットアップをさせてレフト、ライトの攻撃を活かすべきという、suis annex weBLOGさんの記事に繋がるのでしょうが、現時点ではこれにも一つ問題があるような気がします。


間違っていたらすいません。

なぜならば全日本女子のサイドアタッカーの、パスが正確に返ってからのトスによるスパイクの決定率と、パスが微妙にずれてからのトスによるスパイクの決定率には大きな差があるような気がします。
竹下選手がレシーブをし佐野選手にトスをあげさせるという戦術は、必然的にパスを崩しセットアップする行為なので、期待するほどのスパイク決定率が望めないのではないでしょうか。


理想では、
1,前衛センタープレーヤーのセットアップ
2,リベロプレーヤーのセットアップ(クイックにもあげることが出来れば1)
3,それ以外の選手によるセットアップ

という順番になるのでしょうが、現在の全日本女子の行っている、竹下選手から高橋選手へという戦術も考えようによってはおもしろいと思います。
前述したとおり、高橋選手がセットアップした場合は攻撃オプションが偏ってしまうと説明しましたが、高橋選手のセットアップの位置をライトのアンテナ付近まで下げることによって、Aクイックとロングレフト、センターバック(パイプ)という3オプションの攻撃を成立させることが可能です。

理想を追い求めた戦術を展開するのか、それとも現有戦力に見合った戦術を展開するのかを選択するのは指導者の考え方次第だと思います。




私は竹下選手の正確なトスは欠かせないと思う。小林サンも少し書いてありましたが、身長が低いというマイナス面を他のプレーでカバーしてます!おつりがくる位です。去年の世界バレーではセルビアモンテネグロ戦でブロックを2本決めて、流れを変えてくれましたよ。
タイプの異なるセッターといっても長身で正確なセットアップが出来る選手がいるんでしょうか?柳本監督も試行錯誤で以前は木村選手をセッターで起用してましたが・・。結局は竹下選手に相当する選手が育っていないという事だと思います。



これも前回述べたのは理想論であり、現実的に竹下選手の能力を上回る長身セッターの存在がみあたらないのでしょう。
僕自身の発言もも理想論と現実論が入り交じってしまっているので混乱するかもしれませんが、前回は理想論。今回は現実論と考えていただくと分かりやすいのではないでしょうか。
前回理想論をぶちあげておきながら、賛同していただいた方に現実論で返すという禁じ手を使用してしまい申し訳ありません。

結局のところ、理想と現実の折衷案の落としどころを探していくのが、指導者の腕の見せ所なのだと思います。


今回、戦術戦略論に関して皆さんから意見を頂くことにより自分自身の考えを再確認したり、新たな発想を生むことができたので大変有意義な場となりました。
有り難うございました。

今後もどしどし、意見、質問、苦情などなどお寄せください。











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posted by kobayashi |11:34 | 技術・戦術論 | コメント(20) | トラックバック(1)
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■ワールドグランプリでの柳本ジャパンの戦いについて、みなさんからの熱い応援コメント・トラックバックを募集しています!  女子バレーボールの国際大会「ワールドグランプリ2007」が3日に開幕する。柳本晶一監督率いる全日本女子は、竹下佳江、高橋みゆきら14名が候補メンバー入り。エースの栗原恵は、アテネ五輪以来3年ぶりの国際舞台に挑む。昨秋の世界選手権ではけがのため出場を断念した栗原。試練を乗り越えたエースが、久々の国際舞台で完全復活をアピールできるか!?  代表メンバーについては、こちらのトピックスをご覧下さ

2007-08-16 14:21 | 続きを読む
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Re:女子ワードグランプリから学ぶこと

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楽しく読ませてもらってます。
小林さんの行動力にびっくりしました。
今度は、全日本男子や、東レチームのことも
レポートしてください。待ってます。あと、
9月のスケジュールを教えてください。
練習見学がしたいので、
合宿や国体予選の日程だけでも、
大まかでいいので、教えてください。
だめなら、練習見学不可の日だけでもいいです。
長期で見学不可の日がありますか。お願いします。

posted by けいこ | 2007-08-18 17:37

Re:女子ワードグランプリから学ぶこと

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こんにちは。
小林さんとは遠からず接点があるのですが、
お会い機会はなかなかありませんでした。
ブログの方はいつも更新を楽しみにしており、
読ませて頂き勉強させていただいております。
初メッセージとなりましたが、今後も何卒よろしくお願いいたします。

posted by I D I D | 2007-08-18 22:52

Re:女子ワードグランプリから学ぶこと

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こんばんは。
当方の素人意見にご丁寧な解説をいただいて本当に恐縮です。

 >では12名いる選手をまんべんなく出場
 >させて相手に与える情報を撹乱するべき
 >なのか?という言うとそれも少し違うよ
 >うな気がしています。

そうですね。私もそう思います。
相手の情報を攪乱させるというよりは、私としては”慣れ”とか”リズム感の合致”という方が気になっております。情報を認識することと実際にそれを実行できる、ということは別次元の話ですよね。トップアスリートといえども最初からその情報どおりに動くことは相当難しいと思います
。でも相手チームがずっと同じ選手で同じリズムでゲームを行ってくれれば、さすがに試合途中からだんだんリズムを合わすことができ、得られた情報どおりの対応ができてくるのだと思います。
ですので試合途上、セット中どこかで相手のリズム感を少しでも狂わせることができる選手交代なり、ローテーションの変化なりを行うことで、相手の自チームに対する慣れ、リズム感をつかませるのを少しでも遅らせることができれば、勝てるチャンスが大きくなるように思うのです。もちろんこれは同じことが相手にも言えることで、どっちが先にそのリズムをつかんで身体に馴染ませ対応できるか、が勝負の分かれ目になるように思います。(ある意味理想論ではあるのでしょうが)
今日のポーランド戦。
勝ち負けは別にして、やっぱりもう少し何かやって欲しかったな、というのが正直な感想です。ポーランドの方は2セット目崩れたときもいろいろ手を打って修正を図っていたし、3セット目中盤以降はどうやら日本のリズムに対応の目処が立っている様子が伺えました。それに対する日本の未対応が、実はこの秋のワールドカップや来年のオリンピックを見据えた話であるならばいいのですが・・・(素人目にはそうは見えないなぁ)
もう一つ気になるのが、そうやって相手にリズムをつかまれたとき、竹下のトス(上げる場所の選択も)が少し乱れているように見えることです。竹下にとってもそういう時、いったんコートの外に行けば一回頭が冷えて、別の攻撃パターンを考えることができると思うのですけどね。
明日のロシア戦。
何とか力勝負にならないよう、竹下には一晩じっくり考えていただきたいと思います。勝ち負けは別にしていろいろロシアを裸にするような試合をやってほしいです。

posted by tatsuoku | 2007-08-18 23:39

9月の予定

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大学生が8日(土)まで来島予定です。
今のところの予定では全ての日曜日と24日(月)がOFFであり、練習見学が出来ません。
それから17日(月)より22日(土)まで千葉のエアロビクスセンターにて合宿を予定していますので練習見学が出来ません。
29日(土)は地元の中学生対象のアローズCUPバレーボール大会開催のため練習見学出来ません。

posted by 小林敦 | 2007-08-20 09:03

Re:女子ワードグランプリから学ぶこと

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tatsuokuさん

こんにちは。

素人意見だなんてとんでもない!
とても参考になる意見でした。

>”慣れ”とか”リズム感の合致”

というものは現場の人間でしか感じ得ない感覚なのかと勝手に思いこんでおりましたが、ゲームの勝敗を左右しかねない空気を感じておられるとは脱帽です。

まさしくゲームが進むにつれ、相手との波長が合うような感覚があります。

劣勢ならば変化させるべきだし、優勢ならばそのままにしておくのも良いかもしれません。

それからゲームが進むにつれて起こりうる現象を、もう一つ付け加えるのなら、”慣れ””リズム感の合致”と”癖の露呈”が挙げられると思います。

必ず選手には癖があります。
意図的に隠そうとしても癖である以上隠し切れません。
共に練習に励むチームメイトの癖はみんなが把握しているようなものです。

ただしこの全ての現象が起こる事がマイナスに作用するとは限らないので、判断の難しいところです。

とにかく今回は貴重なご意見有り難うございました。
今後もどしどし意見をお寄せください。

なお先週末のゲームはTV観戦出来ませんでしたのでコメントを控えさせていただきます。




posted by 小林敦 | 2007-08-20 10:25

Re:女子ワードグランプリから学ぶこと

コメント投稿者ID :

9月のスケジュール ありがとうございました。
早くて来週かなと思っていたのに、
即攻で教えてもらって感動です。
絶対行きます!
大学生がいない時の方がいいですよね。
でも、いた方がいいのかな。

posted by けいこ | 2007-08-20 15:07

サントリ-合宿

コメント投稿者ID :

いつも返信ありがとうございます。

恭平君のブログには今日から『サントリ-の合宿に参加』とありましたが、東レからは他に誰が参加してますか?

近藤君のブログには秋田国体の東海地区代表に決まったそうですが、東レは静岡代表で出場しますか?

posted by ゆき | 2007-08-20 18:18

東レの皆さんは・・・・

コメント投稿者ID :

東レの選手の皆さんはいつもどんな練習を
やっているのですか??私も参考にしたいと思うのでぜひメニューなどを教えてください!
お願いします。

posted by ちか | 2007-08-20 21:53

Re:サントリ-合宿

コメント投稿者ID :

現在行われている全日本のサントリー合宿に参加している東レの選手は、斎藤、田辺、柴田、富松の4名です。

秋田国体へは東レとしては出場しません。
ただし近藤のみ静岡選抜の一員として大会に出場します。

posted by 小林敦 | 2007-08-21 09:22

Re:東レの皆さんは・・・・

コメント投稿者ID :

>東レの選手の皆さんはいつもどんな練習をやっているのですか??

時期によってトレーニング中心であったり、ボール練習中心であったりしますが、基本的にはチームの課題を見据えた練習をしています。

練習ドリルの種類は沢山ありますが、何を選択するのかはそのチームの状態(レベル、人数、課題、練習環境などなど)により変わってくると思います。

ただ東レの練習をコピーするのではなく、自チームを分析した結果、導き出される練習ドリルに取り組むべきだと思います。

posted by 小林敦 | 2007-08-21 09:39

Re:女子ワードグランプリから学ぶこと

コメント投稿者ID :

小林さん、こんばんは。そして初めまして。

自分でトラックバックしておきながら、こんなことを書くのも変な話ですが、コメントまでして頂けるとは本当に恐縮しています。


>現在の全日本女子の行っている、竹下選手から高橋選手へという戦術も考えようによってはおもしろいと思います。

「戦術の男子化」を図るべく、諸外国の強豪勢と同じ戦術を採ることが全て正しいことだとは、私も思っていません。小林さんの仰るとおり、「現有戦力に見合った」日本独自の戦術があってもいいと思います。

例えば、今大会で日本を下したオランダは、ファーストタッチをセッターが行った場合に、オポジットのフリール選手がトスアップを行うという戦術を昨年の世界バレーから採っています。またドイツは(昨年の世界バレーを見る限りでは)、リベロ以外に両レフト・オポジットの4選手がレセプションに参加する(試合の各局面で、両レフト・オポジットのうちの誰か1人をレセプションから外して、3人でレセプションを行う)システムを採っていました。このいずれの戦術も、もともとはアジアのバレースタイルではないでしょうか? これこそが、小林さんの仰った「理想と現実の折衷案」なのかもしれません。

ただ私が、高橋みゆき選手のトスアップ戦術に関して問題だと思うのは(自分のブログにこれまで何回と無く書いてきたことなのですが)、次の点です。

ファーストタッチをセッターが行った場合にリベロでも前衛センタープレーヤーでもなく「オポジットの選手が」トスアップを行うという戦術なら、それはそれでいいと思います。ところが昨年までの全日本女子では、ファーストタッチをセッターが行った場合に「高橋みゆき選手が」トスアップを行うという戦術になっているようにしか見えないのです。「特定の個人」の「特殊能力に依存する」バレースタイル・・・これこそが、現在の全日本女子で選手交代がほとんど見られなくなっている最大の要因であろうと思います。そのスタイルから抜け出して、本当の意味での「チームとしての」戦術を構築してもらいたいと、切に願っています。

posted by T.w | 2007-08-21 23:43

Re:女子ワードグランプリから学ぶこと

コメント投稿者ID :

T.wさんこんにちは

ファーストタッチをセッターが行った際の戦術について貴重なご意見を頂きありがとうございます。

バレーボールに携わる者でありながら女子バレー観戦を主要大会の数試合しか行わない、にわか女子バレー解説者の偏った知識で申し訳ありませんでした。

>ファーストタッチをセッターが行った場合に「高橋みゆき選手が」トスアップを行うという戦術

であれば高橋選手はオポジットで起用するのが妥当ですね。
もしレフトで起用してセッターと前衛に並ぶような事があったら前衛の攻撃者がセンターしかいないと言う事態が発生しますから危険だと思います。
例え前衛ライトにスパイカーが居たとしても全日本女子のライトスパイカーは恐らく右利きの選手が配置されると予測されるので、左利きの選手よりコースが限定される上、ブロックが確実に2枚以上つくという悪循環に陥る可能性があります。

>「特定の個人」の「特殊能力に依存する」バレースタイル

となると選手交代は難しくなりますね。
高橋選手を交代でもしたらセカンドボールのお見合いなんて事も起こりうるでしょうね。

今回のワールドグランプリでは色々と課題が挙がったでしょうから、課題を整理して次なる大会に向けて準備していただきたいと思います。


(注)
ライト側からのスパイクについて、右利き、左利きの差はハッキリとした研究結果が出ている訳ではなく、僕自身の感覚だけですから間違っている可能性は否定できませんが悪しからず。


posted by 小林敦 | 2007-08-22 11:41

練習見学について

コメント投稿者ID :

お疲れ様です。
度々すみませんが練習見学について教えて下さい。
土曜・祝日ぐらいしか練習見学に行けないのですが・・・
土曜は何時から何時まで練習見学出来ますか?
大学生来島中は練習試合などもされるのでしょうか?
お忙しい中本当にすみませんがよろしくお願い致します。

posted by i | 2007-08-22 23:28

Re:練習見学について

コメント投稿者ID :

9月29日までの土曜日の練習予定です。
土曜日は全て午前中練習となります。

8/25(土) 9:30~国際武道大との練習ゲーム

9/1(土) 9:30~順天堂大との練習ゲーム

9/8(土) 9:30~東海大との練習ゲーム

9/15(土) 9:30~通常練習

9/22(土) 合宿中にて練習見学不可

9/25(土) アローズカップ開催のため練習見学不可

posted by 小林敦 | 2007-08-23 11:06

Re:女子ワードグランプリから学ぶこと

コメント投稿者ID :

ちなみに明日24日は何時からですか??

posted by 智香 | 2007-08-23 19:54

Re:女子ワードグランプリから学ぶこと

コメント投稿者ID :

小林さん、レス有難うございます。

>女子バレー観戦を主要大会の数試合しか行わない、にわか女子バレー解説者の偏った知識で

いえ、決して「偏った」知識ではないと思います。今回小林さんのブログ記事を紹介させていただいた真意は、「普段女子バレーをあまり見ていない、どっぷり浸かっていない」からこそ、かえって真実が簡単に見えるのではないかと思ったところにあります(何か偉そうな書き方になっているようで、すいません・・・)。男子のトップレベルのバレーを見ている人間が、今の女子バレー界を「純粋な」目で見たらどう見えるのか? その答えとして私が頭の中にあったものと、前回の小林さんの記事内容がすごく近く思えたので、紹介させていただきました。「前回述べたのは理想論であり」と書いてらっしゃいましたが、確かにそうだと思います。でも、現場にいすぎて「現実論」しか生み出せなくなっているところに、「理想論」を投げかけることはとても意味のある大事なことだと思います。だからこそ、小林さん御自身の

>今回、戦術戦略論に関して皆さんから意見を頂くことにより自分自身の考えを再確認したり、新たな発想を生むことができたので大変有意義な場となりました

という感想につながるわけですよね。


男子バレーに話を移すと、世界No.1に君臨しているブラジルのリベロ・セルジオ選手のトスアップ能力もすばらしいと思うのですが、それより感心するのがレギュラーセンターのグスタボ選手の能力です。リベロがベンチに下がっている場面では、彼がリベロに引け劣らないトスアップを前衛でも後衛でも見せてくれます。日本でも、彼と同じような能力を持った選手がどんどん出てきて欲しいなと思っています。V・プレミアリーグの中では、JTの刈谷選手がそれに近い能力を持っていたかな? と。いつも彼が試合前の練習でトスアップの練習をしていたのが印象に強く残っています。昨シーズン限りで引退とのことで、一バレーファンとして少し残念に思っています。

p.s.: 以前の『小林敦Blog』の頃、確か現役を引退された直後でしたか、ブログを続けていかれるかどうか迷ってらっしゃったことがあったと記憶しています。続けると決心していただけて、バレーの一ファンとしても大変うれしかったです。実際このように現場にいらっしゃることと戦術についてお話が出来る場を設けていただいて、かつとても丁寧にレスしていただけて大変感謝しています。ブログを続ける・管理するのもとても大変なことだと思いますが、是非頑張ってください。応援しています!

posted by T.w T.w | 2007-08-23 22:56

ありがとうございます

コメント投稿者ID :

お疲れ様です。
練習についてのご回答ありがとうございます!
できるだけ見学に行きたいと思っています。
お忙しい中、本当にありがとうございました。

posted by i | 2007-08-23 23:17

Re:女子ワードグランプリから学ぶこと

コメント投稿者ID :

小林さん、こんばんは。
再び丁寧な解説コメントいただき、ありがとうございます。
このエントリがとてもたくさんで長くなっているのでまた書き込むのは恐縮なんですけど、もう一つだけ・・・。
最近、凄く思うことは競技が何であれ勝負事の分かれ目、ポイントはほとんど同じなんではないか?ということです。(個人的にはビジネス現場もある意味同じ部分が多いように思ってます)
ですから男女かかわらず日本のバレーボール関係者の皆さんは、選手だろうが指導者だろうが、他のスポーツの世界一の人(チーム)のゲームを観たり、考え方、練習等に触れる機会を増やして欲しいな、と思うのです。なぜ彼らは成功しているのか?なぜ彼らは成功できないのか?他のスポーツを観て自身の現状を振り返れば、何かが見えるのではないでしょうか?超一流の選手やチームの考え方はそのまま他のスポーツにも当てはまるものだと私は思ってます。バレーボールはかつては他のスポーツなど観なくても、自分たちの身近に世界一のものがありましたね。それが今ない(失礼)ことが若手育成においても大きな問題ではないかと思ってます。
たとえば、、、今のサッカー全日本はものすごく強引な見方をすると、全日本のバレーボール(特に女子)と同じような悩みを抱えて伸び悩んでいるように思います。日本のサッカー(バレー)はスピードが特長(その割りにそんなに速く見えない)、日本のサッカーはパスが上手い(バレーはつなぎが上手い?)、日本のサッカーはストライカー(バレーはエースアタッカー;大砲)がいない、決め手がない・・・etc。サッカーもそれこそ40年ほど前の釜本以降ストライカーがいない、とないものねだりをしていますよね。一時期私も同じことを思ってましたが、これ実は点を取るための決め事、少なくともこのパターンに入れば必ず点にする・なる、といったものがないために起こっている現象ではないか、と最近思うようになりました。そういうところを今のオシム監督は何とかしようとしているのかな?というように見えます。今の全日本のバレーボールも同じように思うのです。点を取るための決め事が見えない。。。
話が逸れましたが、いろんなスポーツを観ることによって、自分たちのやっていることが案外冷静に振り返られるんじゃないか?というのが根本です。頭を使った練習ならば怪我なくいろんな効果が出てくるのではないでしょうか?そういうトレーニングについてもぜひご検討いただけると面白いかなと思います。またまた素人意見ですが、、、(苦笑) 長々と失礼しました!

posted by tatsuoku | 2007-08-24 01:07

Re:女子ワードグランプリから学ぶこと

コメント投稿者ID :

>いろんなスポーツを観ることによって、自分たちのやっていることが案外冷静に振り返られるんじゃないか?というのが根本です。頭を使った練習ならば怪我なくいろんな効果が出てくるのではないでしょうか?


実はこれは今シーズンの大きなテーマです。

いろいろなスポーツだけではなく、いろいろな芸術文化に触れることにより、
バレーボールに変換できる何かを見いだせるのではないだろうか。
単純な事ですが、全てバレーボールに結びつけて、いろいろなものを見るという試みを繰り返してきました。

今シーズン取り組んでいるトレーニングも他の競技や、他業種の指導者の考えなどをアレンジしながら創造したものとなっています。

僕自身が今シーズン、バレーボールに活かせるのでは?と興味を持って見させていただいたのが、

古武術の身体操術・バドミントンのステップ・ハンドボールのシュート・ピッチャーの投球・やり投げの投擲・バレリーナのジャンプ力・水泳の柔軟な肩甲骨・関取の四股・為末選手の走法・・・などなどです。

その道のトップに君臨する人々の秘密を探るべく様々な情報を入手しました。
そして、バレーボールに転換出来そうなトレーニングも見えてきました。

しかし、まだまだ情報としても不足しているし、トレーニングの有効性もバレーボールでは実証された訳ではないので、あくまでも試験的にです。
とは言っても序序に効果は現れてきています。

他にもバレーボールに活かせそうな情報がありましたら、どんな事でもよいのでドシドシお寄せください。

追記

オシム監督はジェフ時代から興味があったので、オシム監督についての著書は何冊が持っています。なかでも「日本のサッカーを日本人化する」という彼の発想はおもしろいと思いました。
バレーボールも日本人の特性に合わせた戦術を創造することにより活路を見いだすことが出来るかもしれませんね。
もちろん世界のトップがどんなバレーを行っているのかを十分理解した上ですが。



posted by 小林敦 | 2007-08-24 13:59

女子ワードグランプリから学ぶこと

コメント投稿者ID :

突然の質問で、申し訳ありません・・・。

二段トスを、センターが上げる場合、バックセンターが
リベロと交代しているなら、ライト、レフト、バックレフトしか
攻撃がなく、クイックという速い攻撃の選択肢もなく、トスのスピードがない場合
とてもブロックされやすいような気がしてしまうのです・・・。

間違っていたら、すみません・・・。

現在の全日本女子は、特にセンターのクイックが少なく
スピードばかりで、高さもないので、サイドの攻撃が
ブロックされる確率が、とても高いように思います・・・。

例えば、レフトが二段トスをあげて、バックレフト、センター、
ライトの攻撃をしたほうが効果があるように思ってしまいました・・・。

お時間のあるときに、お返事いただけたら・・・と思います。
よろしくお願いします。

posted by ラムネ☆ブルー | 2009-09-07 00:02

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