2008年12月15日
忙しく、なかなか、更新まで手がまわりません。力不足で大変申し訳ないです。すいません。
Jリーグ最終節の試合は、触れるつもりでしたが、一番ミラクルな試合の千葉vsFC東京を見れていないので、申し訳ないですが、モチベーションが上がらず、試合の見解については今回も割愛させていただきます。勝手でごめんなさい。
ということで、2008シーズンJ1の総集編を。
時間の都合で、2本立てでアップしていこうと思います。今後の展望としては、
① ベストイレブンとMVPとベストコーチ
② 2008シーズンのKの感想を。
のように考えています。
2008シーズン総集編 第1弾
ベストイレブン
4-4-2 フラット
GK 曽ヶ端準
DF 森重真人 岩政大樹 山口智 阿部翔平
MF 中村憲剛 エジミウソン
金崎夢生 小川佳純
FW 岡崎慎司 マルキーニョス
自分で11人選ぶとなると、とても難しいです。いい選手が多い中、限られた枠しかないですし、いろんな事を考えてしまいます。
そこで、選考するにあたり、譲りたくない部分として、「戦術とまではいかなくてもポリシーのようなものがある選考をしたい」ということで、上記のような選出になりました。
ベストイレブンという意味では、本末転倒かもしれませんが、それでも、サッカーの11人を選ぶ以上、烏合の衆にはしたくないという、Kのフェチがありますので、ご容赦いただきたいです。
以下、選出理由。
GK 鹿島の失点数の少なさと、特にフィードの精度から。
SB Kのフェチでクロスの質を重視して。森重選手は堅守大分からぜひ選出したく、キックの精度も高いのでSBにコンバートしてしまいました。正直、ダメなことをしてると思いますが、考えているうちに迷路に入ってしまい、抜け出せないので、このままで…
CB 空中戦・ラインコントロールの2つを最重要視して。
CH パスの供給力が抜群の2人。憲剛選手のパスの精度とエジミウソン選手のセカンドボールを拾う能力を外す手は無いかと。
SMF 守備時に、下がって来れない選手・ポジショニングのカケヒキをできない選手は対象外としました。中でも外でも仕事ができ、カウンターでも脅威となる2人を選出。金崎選手は、インパクトの強さと若さを買い、勉強して欲しいという思いも込めて、思い切って選出。またさらに迷路に入ったか…
FW 前線からの守備を一番考慮。これに尽きます。マルキーニョス選手は言うに及ばないと思います。岡崎選手は、得点能力とクロスのターゲットとして選出。柳沢選手と最後まで悩みました。
以上が、Kのベストイレブンです。
守備は、プレス・フォアチェックと、下がっても44の2ラインがコンパクトなゾーンディフェンスをイメージしました。唯一、中盤のサイドとして未知数な金崎選手が不安要素。
攻撃は、基本的にはサイドを意識した速攻をイメージ。ビルドアップからの攻撃も、前4枚が中でも外でも機能し、サイドチェンジができるボランチ2枚を経由してワイドに、薄いところをえぐることができればいいかと。できれば、CH2枚にはどちらかが必ずゴール前に積極的に顔を出して欲しい。
明日考えたら、また違う11人を選んでいたと思います。採点・寸評より、さらに全然難しい。
信じられない得点力を見せた田中マルクス闘莉王選手、インパクトを残した長友選手、一回りスケールアップした遠藤選手、技術の高さと視野の広さをみせた大久保選手、驚異的な得点力を持つダヴィ選手、動きの質の高さを存分に発揮し得点も量産の柳沢選手は、最後まで、悩みました。また、他にも多くのいい選手がいると思います。挙げればきりがありません。
今回は、Kの個人的なフェチを、そのまま前面に押し出して、ベストイレブンを選びました。
ですので、ご意見・ご指摘、大歓迎です。非難も覚悟しています。
他にも、印象に残った選手が沢山います。フランサ選手や菅沼選手、ディエゴ選手などに触れられないということを考えても、やはり、Jリーグの魅力もスゴイと改めて実感しました。MIPイレブンも時間があれば、第3弾あたりで…
MVP マルキーニョス選手
理由 優勝したチームから選出するのがいいと思い、やはり順当ではありますが、マルキーニョス選手でいいと個人的には思います。
ベストコーチ ドラガン・ストイコビッチ監督
理由 鹿島を見事連覇に導き美しい涙を見せたオリヴェイラ監督、大分に初タイトルをもたらしJリーグに堅守の旋風を巻き起こしたシャムスカ監督、の2監督と迷ったのですが、サッカーの美しさ・チームの躍進・ガッツポーズのカッコよさで、ミスターカリスマを選出。
結局、これもフェチです。
他にも、Q采配と見事な戦術の加藤監督、プレスサッカーで今期一番エキサイティングな試合を多く見せてくれた石崎監督、モダンなヨーロッパの香り漂うサッカーで見事残留させたミラー監督もスゴイと思います。また、城福監督や柱谷監督みたいに熱い監督も好きです。こちらもキリが無い話です。
結局、完全に偏ったもので、フェチの発表だけになってしまいました。正直、そうすることしかできませんでした。ぐらい、難しいです。
それだけ、Kなりに、Kの趣味で、Jリーグを楽しんでいたんだなぁと、ポジティブに受け止めていただければ、幸いです。
上記しましたように、ご意見・ご指摘・ご感想、ございましたら、お聞かせいただけると嬉しいです。
また、皆様のベストイレブンなんかも、お聞かせいただけたなら、幸せの極みです。
posted by kleecoachex |04:58 |
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2008年11月25日
J1第32節 京都vs名古屋 2-3 を見て
京都は3バックでスタート。形としては、オーソドックスな3412という感じだったと思います。京都はプレスを志向するチームで、特に中盤の3人は流動的に動き、時代遅れのただの3412では無かったとは思いますが、前半を見る限り、加藤監督の意図は、読み取れませんでした。
対する名古屋は、いつも通りのフラットな442でスタート。名古屋は、狙いとして小川選手とマギヌン選手に京都のWBの裏を狙わせ、3バックの弱点をシンプルに突くという狙い、サイドで押し込みたいという狙いがあったように思います。これが見事にはまり、前半、2点のリードを奪いました。
作戦通りだと思いますが、小川選手もマギヌン選手もとても高い位置をとっていました。ただ、これは、諸刃の剣でもあり、当然、高い位置をとる分、攻守の切り替えの部分で遅れをとるというマイナスの要素もあります。自陣に引き返す時は、高い位置にいる分、遅くなることになります。前半のうちから、名古屋は、44で守るはずの中盤の4が3となり、片方のサイドにスペースができていることが、よくありました。
前半は、京都のシステムが3412で、サイドを攻める選手が、各サイドにWBの選手1人しかいなくて、その選手は自分のサイドをついてくる小川選手なりマギヌン選手をケアしていたので、そのあいているスペースを素早く使うことが不可能でした。これが、4バックが3バックよりいいとされる理由の一つだと思います。
名古屋は前半から、サイドの守備という面で、不安要素があったように思います。
そして後半、加藤監督はシステムを4バックに変更。同時に、名古屋の不安要素が表面化しました。と同時に、完全に京都が試合を支配し始めます。
前半と同じスタイルで攻める名古屋ですが、京都は4バックなので、サイドでのギャップは生まれず、ボールがおさまらなくなる。同時に、マギヌン選手の高いポジショニングとサイドバックの間に生まれるスペースが深刻な問題となり、京都の攻勢を受けることになりました。
京都は、後半、らしさを存分に出したように思います。
まず、3バックから4バックにスムーズに切り替えられるシーズンを通してのQ采配の賜物が一つ。
この試合では、プレスが機能したかというと、そこまで機能していたようには感じませんでしたが、それでも、ボールを奪ってからの、柳沢選手を絡めた、縦に早い攻めを見せていたのが一つ。
そして、サイドを起点にし、ダメならシンプルに逆サイドに運び、サイドからアーリークロスをあげ、そこに中盤の選手とFWが一気に飛び込んでいく形を見せたのが一つ。
京都のスタイルをしっかりプレーで見せていました。
結果、2点を追いつき、さらに、逆転したか?というところまで行きました。が、ペナルティエリアでの接触は、ノーファールで、逆転はなりませんでした。
このまま、試合は終わらず、勝ち点3が欲しい名古屋は、中村直→杉本という交代で、4141のようなスタイルになりました。明確にこの形ではなかったかもしれませんが、中で玉田・ヨンセン・小川の3選手がさわり、両サイドのマギヌン選手・杉本選手がえぐる。という感じだったので、4141という表現をしました。
これが、名采配だったと思います。欲を言えば、修正が遅すぎる感はありますが…それまでは、前半2点とったといっても、それは、システムのギャップという作戦勝ちで、パスをつないで、サイドチェンジもありという名古屋のスペクタクルな美しいサッカーではなかったという印象です。しかし、4141になってからは、強くて美しい名古屋のサッカーの片鱗を見せてたと思いました。まるで、ユーロのスペインのように、劇的に良くなったように思います。サイドの攻撃力・迫力が一気に増し、ボールも前で俄然収まるようになったと思います。
結局、名古屋の決勝点は、疑惑のPKでしたが、それを生んだのも、杉本選手のクロスからで、名古屋がこの采配をしなければ、生まれないものだったように思います。
このように、この試合はサイドにかける人数が、キーポイントになった試合だったように思います。プレススタイルもあり、かなりモダンな1戦となったのでは?と。
そんな、素敵で均衡した試合の決着をつけたのが、レフェリーになってしまったのは、いいゲームに水を注す行為で、残念でした。できれば、終盤の試合ですし、後腐れなく、気持ちのいい試合として終わらせて欲しかったところです。
レフェリーの方には、精進していただきたいです。
名古屋は、守備はとても良い。と個人的には思います。FWはしっかりプレスに行くし、CHは、しっかりプレスを機能させる。守備はアグレッシブでシーズンを通して一貫性があると思います。
しかし、攻撃は?というと、やはりトーンダウンしている感を抱いてしまいます。もっとパスをつなげるはずだし、もっとボールを前でおさめられていたはず。守備時だけではなく、攻撃時も、とてもコンパクトで、だから、ヨンセン選手の1タッチポストプレーが生き、サイドチェンジが速く、二次攻撃が分厚かったのでは。それができない原因は、ヨンセン選手のボールのおさまりが悪くなったからか、玉田選手とヨンセン選手の分担がシーズン序盤と違うからか、研究されているからかは、分かりません。ただ、今のままでは、相手のシステムが3412といえども、最終節、堅守大分戦は厳しいかな?ナビスコの二の舞になる可能性もあるかも?と思ってしまいました。
しかし、最後に見せた、4141は、とても迫力を感じたので、光はあります。守備のバランスが難しいところなんでしょうが、上手く当て嵌めることができたなら、強くて美しい名古屋再来の可能性も大いにあると思います。
どんなサッカーを見せるかは、ドラガン・ストイコビッチ監督次第。シーズン終盤で、優勝のためには勝つしかない状態なので、思い切っていただければ…というのが、個人的な願いですが、ACL出場権なんかも関係してくるので、難しいところです。
京都は、柳沢選手がスゴイ。PKを獲得した林選手へのパスの質とかスゴイと思いました。
チームとしては、一貫性を持って見事に1年、チームを作ってきたと感じます。
ただ、京都の場合、本当にゴールに一番近い形は、プレスからのカウンターだと個人的には思います。そのプレスをいかに機能させるかが、勝利の鍵だとは思います。
終盤にきても、J1の9割のチームのうち、どこが勝っても、全然波乱ではない状況だと思います。それくらい、チームの強さが均衡していると思います。戦術や、特徴という武器で、見事に力の差を均衡にしていると思います。
そんな中だからこそ、気持ちの入った試合・エキサイティングな試合が、とても多く見られると思ます。
残り、2節を存分に楽しみたいと思います。
ご意見・ご感想・ご指摘ございましたら、是非、お聞かせ下さい。
posted by kleecoachex |23:12 |
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2008年11月13日
まず、更新が全然できていなくて、情けない限りです。
読んでいただいている方には、本当に申し訳ないです。
ごめんなさい。
しばらく間があいてしまいましたが、その間も、今まで以上にたくさんの試合を楽しんでいました。
「ガンバ大阪、アジア王者おめでとうございます。」
本当に強かったです。文句無しのアジアの王者なのではないでしょうか。
2戦とも、アデレードって、こんなに弱いチームだっけ?と、錯覚してしまうくらい、レベルの差を感じさせるくらい、の完勝だったと思います。
この試合を見て、そしてプレミアのビッグ4の試合を見ていて、
やはり、サッカーにおいて、戦術はとても大切な要素だけど、それ以上に、個々の攻守の力は絶対的に重要なんだと思い知らされました。
「戦術の前に」
の部分だと思います。
アデレードは、とてもヨーロッパ的なフットボールで、プレスもありの堅い守備と早いサイド攻撃を持ち味とするチームだと認識していました。が、ガンバ戦は…
プレスが全く機能していませんでした。
なぜか?
それは、まず、ガンバの力が上だったということが挙げられると思います。ガンバの選手は1対1の局面に勝っていました。アデレードの選手がボールホルダーにチェックに行っても、かわされる・抜かれるシーンが多かったように思います。そして抜かれないようにマークをすると精度の高いパスをどんどんつながれてしまう。ガンバの選手に対してプレスを機能させるためには、アデレードは11人全員でセットされたプレスをしないと、局面で2対1にで守れる場面を作らないと厳しいものがあったという印象です。そして、その局面を作るための追い込み方も、アデレードは力不足だったと思います。どうやったらプレスを始められるか?どうやって守ればいいのか?と、自分たちの守備戦術が全く機能させられなかったように感じました。
さらに、普段からパスサッカーを標榜しているガンバは、簡単にコースを切っても、そこに思い通り安易なパスを出してくれません。普段から常にいいパスを探す技術を磨いているし、そのいいパスコースをつくるポジショニングをちゃんとできるチームだから。ビルドアップのパスルートが沢山あるから。それが、4231なら尚更、4222よりパスルートは増えます。
アデレードにとってはガンバは規格外だったのではないでしょうか。ルーカス選手は3人の選手に囲まれていても上手くボールをつなげていたシーンもありましたし。
そして、ガンバのプレスが機能していたのも大きいと思います。真逆のことが起こっていたと思います。ルーカス選手がちゃんと守備を始め、それに遠藤選手が見事に連動してプレスが始まり、見事なラインコントロールもあり、アデレードのDFラインとCHの力では、うまくビルドアップできませんでした。プレスでアデレードのDFラインに時間をかけさせ、上手くいけば、ボール奪取。そのまま、攻撃を受けても、コンパクトにしっかり攻撃を受け止め、跳ね返し、カウンター。そして、またプレス。と完璧に嵌めていました。完勝。
アデレードには、プレスをかわす力も、押し込まれてからの効率のいい攻撃ルートも整備されていませんでした。そういう意味でも、ガンバはアデレードにとっては規格外だった、レベルの差を感じるというような試合に感じて然る試合だったと思います。
「結果論」ですが、ガンバに先行されていたのもアデレードにとっては痛かった。攻撃しないと、点をとらないといけない状況だったので、そのガンバの形から抜け出すことができなかったからです。次の1点が勝負ということになれば、しっかりした守備からの攻撃というスタンスがとれるのですが、先行されているので攻撃の比重を高くしないといけなくなり、守備にもその影響が出て、結果、ガンバのサイクルに付き合わなくてはいけませんでした。これは、しょうがないと思います。トーナメントの決勝ですし、そう戦わざるを得ない。
総じて、ガンバのレベルは高く、戦術もかなりモダンで効率のいいもので、文句無しのアジア王者だと思います。
個人的なフェチの部分で、あのラインコントロールはとても素敵だと思います。やはり、Kは、コンパクトネスがとても重要だと思っています。それは、力を倍にする効力のあるものだと思っています。当たり前の話かもしれませんが。そのコンパクトさを出すためにも、ガンバのDFラインは、強気で、無謀過ぎることもなくて、とても素敵だと思います。どうしても、ラインを高くするのは怖いのですが、それをできるガンバ、それを可能にするボールフォルダーへのチェックも含めて、素晴らしいと思います。
しかし、リーグ戦では2連敗となっています。
理由は、先制点をとられているからだと思います。前にも触れましたが。
先制点をとられなければ、アデレード戦と同様のガンバの思うようなサイクルに持って行き、完勝する強さがあると思います。
では、先制されると、途端に厳しくなるのはなぜか?それは、本当の意味で、ガンバに攻撃力がないからだと思います。相手は点をとることにより、今まで以上に守備を大切にします。その守備に対して、崩しきる力が無いからです。ゴール前のブロックを破る攻撃力は、まだ、ガンバには足りないと思います。
しかし、このアデレードの2戦目は、プレスからの見事なショートカウンターで、また、遠藤選手のセットプレーもありますし、確実に、先行する確率は上がっていると思います。
強いチームに変わりはありませんが、ガンバに勝つ術は、まだ十分あると思います。
チェルシーやユナイテッドは、サイドチェンジなどをはじめとした工夫で、それをやっていると思います。だから本当に強いのだと思います。ガンバも、まだまだ、未完成な部分があると思います。特に攻撃の戦術の部分で。欲張りかもしれませんが。
そして、その未完成の部分を埋めても、世界のクラブチームに勝てるかというと…
簡単にはいかないと思います。「戦術の前」の部分で。
ただ、何回も書きますが、現時点で、アジアの王者としてふさわしい力のチームだと思わせてくれる試合を見せてくれたガンバは、本当に素晴らしいと思います。
「おめでとうございます。そして、ありがとうございます。」
「クラブワールドカップでも、ぜひ頑張ってください。応援しています。」
ご意見・ご感想・ご指摘ございましたら、ぜひお聞かせください。
日本代表戦も必ず触れます。これは、1サポーターとして、必ず、アップするつもりです。
ただ、集めたメンバーからは、あまり大きな変化は無いのかなぁとも思いますが、それでも、多少は期待してしまうところです。それを願望と言うのかもしれませんが。
posted by kleecoachex |18:53 |
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2008年10月28日
J1第29節 東京Vvs大宮 1-0
第30節 大宮vs千葉 2-1 を見て
リーグ戦が終盤となり、どの試合もとてもエキサイティングな試合が行われていると思います。文字通り、トーナメント戦の様な、1戦1戦に激しさと重さを感じます。
混戦のJ1の残留争い、の主役といえる大宮。というのは、29・30節とヴェルディ・千葉と直接試合をし、32・33・34節にまた新潟・京都・磐田と下位チームと直接対決するからです。
その、まず29節ヴェルディ戦。
少し前にも触れましたが、大宮の状態はとても悪く、2週間の中断期間にキャンプをし、形を再確認して挑む下位チーム直接対決第1戦。
対するヴェルディは、28節、4-5-1で名古屋に互角(以上?)に渡り合った同点を受け、昇り調子での対決。
ヴェルディは、4312から4231にすることにより、特に攻撃において、良い効果があったように感じました。前と後ろの選手の、数のバランスが整い、攻撃時のパスコースが増えたことなど、変化する要素は沢山あると思いますが、一番印象に残ったのは、福西選手が本来の得意な2ボランチでプレーできるので、とても生き生きしていたように感じたことです。
それでも、このチームの核は、やはりディエゴ選手だと思います。彼は、ボランチの位置、トップ下、サイド、FWと、色々なところにポジションをとり、そして、そこから多くのチャンスを創出します。それができるのは、どの位置にいてもプレーできる技術の高さと、引き出しの多さがあるからだと思います。それでいて、セットプレーのキックの精度も高いし、守備のタスクもこなすので、とても素晴らしい選手だと思います。どのポジションでもプレーできるということは、それだけ、ディエゴ選手を試合から消すのが難しいということだと思います。
この試合でも決勝点はディエゴ選手でした。見事なFWっぷりだったように思います。
ちなみに、30節京都戦でも、やはりチャンスメイクの中心となっていましたが、京都は、中盤の3人とDFラインでうまくケアをしていて、活躍の場は大宮戦よりは減ってしまったかなという印象です。
そのディエゴ選手が2節出場停止というのは、ヴェルディにとっては痛過ぎる。ディエゴ選手がいなければ、戦い方や内容は大きく変わると思います。ここ、3試合、451のシステムで1勝2分だっただけに…
大宮は、選手を多少入れ替え、キャンプの成果を示そうと挑んだように思われます。
大宮のキャンプの狙いは、切り替えの早いアグレッシブな守備とラフリッチ選手を活かしたロングボールの攻撃という2つが大きな柱だと、この試合から感じました。前者については、前半こそトライできていたものの、後半、時間が過ぎるにつれて、いつものゴール前でのゾーンDFとなり、跳ね返すだけという展開となりました。後者に関しては、狙いは分かりますが…というところ止まりかと。
戦い方は整備できたものの、それを体現するまでのパワーが無い。という印象。ということは、変化無しということなのですが。
やはり、攻撃の力不足に原因があるように思います。特に、相手がしっかり守って、丁寧にビルドアップするチームが相手となると厳しいものがあるかなと感じました。
敗けるべくしての敗戦だったように思います。
そして、30節千葉戦。
樋口監督はさらに、選手を入れ替え、片岡選手と小林大悟選手をセンターハーフ起用。これが見事に当たったように思います。
立ち上がりから、ロングボールでラフリッチ選手を狙い、そのこぼれたところを、残りの前の3人の選手でひろうという攻撃を繰り返していました。これが見事に嵌ったように思います。千葉がプレスDFなのでラインが高く、前線にスペースが多い。ラフリッチ選手が絡んだボールを確実に拾い、そこを起点に大宮が押し込んでいました。
ただ、戦術が嵌ったということ以上に、特筆すべきは、CH小林大悟選手が素晴らしいということ。もともと、技術が高いので、できることは多いはず。大宮の選手も時間が経つに連れてビルドアップ時に、大悟選手を探すようになっていたように思います。ボールがおさまるし、パスもさばけるので。攻撃時の中盤の構成力は一気にレベルアップしたように感じました。そして、一番素晴らしいのが、どんどん前に飛び出す動きです。今期442のサイドで起用されていたことがいい勉強になったのか、もともとスペースを見つけるのが上手いのか、本職ボランチという気質がないからか、技術があるからこそ飛び出せるのかはわかりませんが、とにかく、いいところに顔を出し、パスを引き出して、攻撃にアクセントを生んでいました。
イングリッシュな442の戦い方をしていたように感じました。フラットな442を。それを表現する意図のセンターハーフという表記なのですが。
4222で、サイドにスキルフルな選手を置くシステムもいいですが、そうすると、サイドの攻撃がサイドバックだけに頼る形となってしまいがちです。それよりも、サイドにアタッカーを配置し、中央に展開力があり、前に飛び出せる選手を置いた方が、攻撃のバリエーションが多いと思います。特に、大宮のサイドバックの選手の能力を考えた場合は、なおさら。
大宮の全ての選手がすべきことをしっかり理解し、それを見事に体現していました。それを可能にしたのは、ラフリッチ選手の能力であり、加速させたのは、大悟選手とセカンドボールを効果的に拾っていた片岡選手だと思いました。
サッカーの内容的に、大宮の今期ベストゲームだったと言える前半だったと思います。大宮の全ての試合を見ているわけではありませんが、それくらい劇的に変化があったように思います。チームで攻撃をしていました。サイドバックの選手には、とても楽しい前半となったのでは。
後半、特に、最後の方は、かなり千葉の圧力に圧され、とても苦しい展開となりましたが、カード覚悟で、本当になりふりかまわず、なんとか久しぶりの勝ち点3を獲得するに至りました。
大宮は、この試合で、やっと、残留争いに勝つ形を手に入れました。それまでは、良くて引き分けというサッカーしかできていなかったので、これは、かなり大きいと思います。
まだ、守備の頑丈さや、千葉の守備戦術だから通用しただけの攻撃だったかもという不安要素はありますが、それでも残留争いで戦う準備はできたと思います。
大宮は、次節、川崎との対決となります。この試合で、圧力に負け、守るために消極的になるのは、勢いを考えると避けたいところだなぁと個人的には思いますが、樋口監督はどのように戦うのか、注目です。貴重な勝ち点1を考慮して、守りを固める可能性もあると思います。樋口監督は、いい守備からいい攻撃ができたというような試合後コメントがありましたが、そのいい守備の前にいい攻撃がないと、大宮は機能不全になるというのが、Kの見解ですが、果たして?
おまけとして、波戸選手は、最近、失点に絡むプレーが多いなぁと思います。1試合休んで、どうなるか?
また、ラフリッチ選手が、攻守の切り替えを早くし、ボールを失った直後に、いい守備ができれば、大宮はもっと良くなると感じます。藤本選手の切り替えが早い分、なおさら、それを無駄にしないためにも、意識を改善した方がいいように思います。
長くなりますが、千葉についても簡単に触れようと思います。
新潟戦と同様、大宮にも、シンプルに蹴るサッカーをされ、それで相手に起点を作られてしまい、ラインが下がり、プレスが機能しなくなるという、何とも典型的で苦しい展開だったと思います。このまま弱点を露呈したままだと、厳しいのは明らか。
やはり、大宮同様、相手を押し込むことができたら、プレスも効果を高めるかな?とは思います。大宮戦の後半のように。そのためにも、ミラー監督もたまにそのようなコメントをされますが、攻撃の整備をすることが大事なのかな?とは思います。結局、点があまりとれていない状況なので。クロスの質は、やはり高いものがあると思うので、最後の所と、両ウィングのドリブル勝負が、ここ2試合、ブレーキ状態なので、修正したいところかな?と個人的には、感じました。やっと出口が見つかりそうな大宮と、ディエゴ不在のヴェルディ、監督が変わってからまだ日が浅い磐田とは違い、新潟や京都と同様に、形は既に形成されていると思うので、いかに勝つために修正できるか、だと思います。
出過ぎた意見や勝手な見解をしている部分があると思っています。
ただ、ブログなので、勉強のためにも、ということで、思っているまま書いてみました。「失敗は成功の・・・」のスピリットということで。
Jリーグは1週間空くので、他のJ1第30節の試合の見解(エキサイティングな試合が多いようなので)や、プレミアの試合の感想なども、書けたら書こうと思っていますが・・・
ご感想、ご意見、ご指摘があれば、ぜひお願い致します。
勉強させてください。
posted by kleecoachex |21:28 |
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2008年10月23日
更新サボり気味ですが、週1.5回ペースが現状の目安となりそうです。
ACL準決勝2ndレグ 浦和vsガンバ 1-3 を見て
試合は両者の気迫が感じられ、見応えあるものでした。どの試合も当然プロとして気合は入っているのでしょうが、ACLのトーナメントの準決勝ということで、埼スタの雰囲気もあり、普段のJリーグとは一味違った意気込みを感じる1戦でした。特に、1対1や球際の争いはエキサイティングでした。
ガンバはいつもの4222で、ロニー・ルーカスの2トップ。いつも通り、くさびのパスを入れつつ、中央で前4人が絡んで、その後サイドといった狙いかと。
一方浦和も、いつもの3412。左サイドに堤選手を抜擢し、2ボランチは阿部・山田選手。
立ち上がりから両チーム、アグレッシブでしたが、特に前半の浦和は、いつもの浦和より全然良かったように思います。前の3選手がしっかりディフェンスをし、ガンバにビルドアップをさせませんでした。そしてロングボールを全て跳ね返す。攻撃となると、2ボランチがしっかり絡み、サイドチェンジなんかもあり、特にセカンドボールをしっかり拾えていたことが、前半を浦和ペースにした要因のように思います。やはり阿部選手はボランチ起用がいいのでは?と個人的には思いました。
前半が浦和ペースになったのは、ガンバ側にも大きな要因があります。まず、ロニー選手が全くボールをおさめられず、起点となれなかったこと。そして、中央に起点を求めたこと。前述したように、ガンバの4222は中央で起点を作り、そこからサイドに展開もあり、というのがいつもの戦い方のように思いますが、浦和の3バック2ボランチのところで勝負をしたのは、効率が悪い。浦和の守備陣はあまり苦労しなくてすんだのでは。
ただ、前の3人の選手はとても疲れたと思います。3人で6人くらいを見なくてはいけないような感じだったので。特にポンテ選手の負担は凄まじいものがあったと思います。
案の定、36分の高原選手の先制ゴール後は、前の3人の運動量はガクッと落ち、ガンバのプレーエリアが高くなりました。特にエジミウソン選手は前半はもう守備で走れないといった感じがありました。
また、前半は浦和ペースではあったものの、結局ゴールシーンは闘莉王選手のパワープレー絡み(少し表現は悪いですが)で、効果的な攻撃をしていたかというと、違うように思います。それでも、いつもよりはプレーエリアが高かったとは思いますが。
そして後半。西野監督の名采配。ロニー選手に代えて佐々木選手を投入。最近の常套手段となっていますが、4231とし、サイドに起点を求める。
結果が出るのは必然で、3412ではサイドのスペースをケアしきれず、特にサイドをとても意識して動く佐々木選手がいる右サイドは、完全に制圧しました。
そして、右コーナーキックから山口選手の同点ゴール。後半6分という時間、自分たちのペースになってスグ点が獲れたことは非常にでかい。
そのまま、一気にガンバ逆転かと思いましたが、そうではありませんでした。
サイドに起点を求めるようになり、ビルドアップやポゼッションはできるようになったのですが、そのサイド攻撃から得点が生めないのです。クロスから、得点の気配はなく、浦和も最後は中で跳ね返せばいいということで、膠着状態となりました。
しかし、主導権を握った効果は確実にあり、再び右コーナーキックから逆転ゴールを挙げることに成功しました。これは、遠藤選手の力と明神選手の気迫が生んだゴール。このゴールで、勝負あり。
浦和は2点奪わなくてはいけなくなり、攻めるしかなくなってしまった。結果、前がかりになり、守備のバランスは崩れ、ガンバの選手を自由にしてしまい、遠藤選手のダメ押しゴールで終戦。
結果論なので、あまり言及すべきではないですが、エンゲルス監督の采配には、ウィットネスが欠けたかな、という印象。3失点目はあっけなすぎた。
ただ、西野監督の後半途中からの352にシステム変更の采配も、効果的だったかというと、「?」だというのが個人的な見解です。これは浦和の拙さのおかげでたまたま嵌ったという見解です。が、たまたまなんていうものはなく、浦和の拙さまで計算した、西野監督の戦術眼と強気な采配が、やはりさすがなのかもしれません。
試合を通して印象に残ったことは、ガンバのラインコントロールの素晴らしさ。あの強気なコントロールは個人的にとても好きです。
と、遠藤選手の技術の高さ。トップ下として、見事にボールをおさめることができ、ボールを引き出すこともでき、見事なパスを持っている、得点まで決めて、やはり素晴らしい選手だと思いました。
また、橋本選手と、たまに明神選手はしっかりCHとしてプレーできる選手で素晴らしいと思いました。ボールを引き出すし、そこからさらに縦に横にパスを出せる。カウンターの際は、人を追い越す動きもするし、素敵だと思います。
ガンバの選手は全員、次のボールの展開というものを考えてプレーできているなぁと思います。どこにパスして欲しいかを全員で指示し合っている辺りが、パスサッカーを成立させるための条件なのかなと思いました。もちろん、そのパスを出せて、それをトラップする技術ありきの話なんでしょうが。話がズレますが、欲を言うなら、プレミアぐらい速いパススピードでもポジションが取れ、トラップできるようなレベルにまで上がっていけたら素敵だなと思います。
そして、浦和に王者の風格が無いなぁと改めて思いました。わりと、気迫で何とかできてしまう勝負強いチームだと思っていましたが、セットプレーから点を獲れず、逆に大事な場面でセットプレーから失点してしまう辺り、らしくないなぁと。
さて、浦和は監督解任という話が出ていますが、「今シーズン終了後」なんて言っていると本当にマズイと思います。高原選手のコメントにもありましたが、今の浦和は、戦術どうこうというレベルの話ではないと思います。全員、攻撃の仕方が人任せという感じで、その個人の力も今は力不足だと思います。闘莉王選手のパワーは別ですが。でいて、守りきれるわけでもない。
エンゲルス監督や戦術がどうとかではなく、システムももちろんですが、選手・考え方を刷新する必要があるように思います。何か、根本的に変えないとなぁ・・・と。
それが、エンゲルス監督には、もう立場上、できないので、思い切って、解任だけして、今の状況から解放してみるのもありかな?とは思います。この方が、多少は建設的かな?と。
ガンバも状態がいいので、あまりネガティブなことを書きたくないですが、流れから得点する形を確立したいところ。リードさえしてしまえば、今のガンバは相手を圧倒するほど強いと思いますが、その点をとるのに、とても苦労しているなぁと思います。結局、遠藤選手のセットプレーのおかげというところが最近あるので。それでもいいのですが、次節清水戦は、遠藤選手が出場停止ですし、困るだろうなと。ではなく、ガンバには真の強さを持っていただきたいです。そして、ACLで優勝して下さい。やはり、日本のチームに優勝して欲しいです。相手はかなりいいチームなので、頑張ってください。
と、感想文のようになってしまいましたが、ご意見・ご感想ございましたら、聞かせていただけるとうれしいです。
先週末のJリーグの試合の見解なども、土曜までに書けたら、書こうと思っていますが…
posted by kleecoachex |16:26 |
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