2008年11月26日
ありがたいことに、採点・寸評をして欲しいというご要望がありましたので、大変遅ればせながら、カタール戦の採点・寸評です。
しかし、正直、面白みもあまり無く、覚えている範囲での評価ですので、チェック不足な点が多々あると思います。
言い訳から入って申し訳ないのですが、今回は、見逃していただければ幸いです。
GK 1 川口 能活 5.5
数少ない守備機会は確実に処理して、安定感を証明。個人的には、ボールの扱いやキックの精度が高いことが、これからプラスアルファとして感じさせて欲しいところだと思います。
DF 2 寺田 周平 5.5
闘莉王選手との連携もよく、守備は奮闘していたと感じました。が、パスミスも見られ、やはりパスワークが今後の鍵となると感じました。自信を持って、今後もレベルアップしていって欲しいです。
DF 4 田中 マルクス闘莉王 6.0
攻守において、空中戦の強さを証明。だめ押しのゴールを奪い、その得点感覚には特別なモノを感じます。
DF 15 長友 佑都 6.5
対人守備、パスワーク、オーバーラップ、ドリブル、パスカットと、左サイドを制していたように感じます。さらに制圧するくらいスケールの大きい選手になって欲しいと思います。
DF 3 内田 篤人 6.5
攻撃参加は少なかったが、上がる姿勢は常に持っていた。その中で、無理に上がらず、俊輔選手・長谷部選手と共に、右サイドを安定させていた。ビルドアップ時にいつもより余裕を見せ、うまく捌いていた印象。とても貴重な先制点をアシストも。
MF 10 中村 俊輔 6.0
ケガの影響でパスの精度は格段に落ちていたが、らしさは見せた。さらに、守備での貢献は、特筆すべき。右サイドのボランチのようなプレーぶりで、やっとチームとして有機的に活躍するポジションを見つけたかなという印象を受けました。3点目のクロスは流石。
MF 7 遠藤 保仁 6.5
自由に丁寧なパスを捌いていた。ビルドアップ時、絶妙なポジショニングでボールを受けに行くことで、日本のビルドアップに多大な貢献をしていた。守備でも一人で奪うパワーはないが、大久保選手と連携して、ボールを奪っていた。
MF 17 長谷部 誠 6.5
持ち前の運動量に加え、1タッチのパスワーク、力強いターンからのドリブル、前線への上がりと、チームの攻撃に迫力を加え、攻守に多大な貢献をしていた。
FW 11 玉田 圭司 6.5
らしさのくさびの動きだけでなく、田中達也選手との連携でスペースを使うなど、カタールの守備を混乱させた。2点目のシュートは見事で、試合を楽にしてくれた。
FW 16 大久保 嘉人 6.0
要所要所で、裏に飛び出し、クレバーさを見せた。玉田選手と田中達選手と流動的なポジショニングを見せたと思います。アップダウンをしっかりやり、守備にもしっかり貢献していて、俊輔選手とともに、両サイドハーフが日本に快勝をもたらした部分があると感じました。
FW 8 田中 達也 7.0 MOM
前線での運動量が抜群で、守備時も攻撃時も動き回り、チームを牽引。スペースで受けて、ドリブルで勝負という持ち味を存分に発揮した。先制点をもたらしたことは、大きい。
MF 9 松井 大輔 6.0
終盤での起用で時間が無かったにも関わらず、そのスペシャルな力を証明していた。
FW 13 岡崎 慎司 -
時間短く、評価できず
FW 12 佐藤 寿人 -
時間短く、評価しきれず
監督 岡田 武史 5.5
初めての快勝か?チームとして機能し始めたと感じるものがあった。
守備の改善は、効果的だった。
ただ、個人的な解任論は、未だ根強くある。これで、果たして、世界と戦えるのか?という辺りで。
次のオーストラリア戦でも、快勝という形で、世界と戦えることを表現して欲しいところ。
MOMは、田中達也選手。個人的に、先制点を重要視しているのが一つ。また、運動量とともに、ドリブルというらしさを見事に表現し、それがとても効果的だったように感じます。
と、こんな感じでしょうか。
どうにも、手応えがありません。それは、試合を見てスグ評価しなかったからで、反省しています。
次回からは、今回の反省を踏まえて、試合がホットなうちに、評価、アップするようにいたします。
今更な話ですが、ご意見・ご感想・ご指摘ございましたら、ぜひ、勉強させてください。
posted by kleecoachex |01:09 |
日本代表 |
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2008年11月21日
また、少し遅いですが、これが現状の精一杯です。申し訳ありません。
採点・寸評も、タイミング的にも内容からも、今回はアップしない予定です。もし、ご要望があれば別ですが。
カタール代表vs日本代表 0-3 を見て
完勝だったと思います。久しぶりに気持ちのいい試合でした。
ただ、この快勝は、カタールの不甲斐なさによるもの。というのが個人的な見解です。
まず、カタールの戦いぶりについて触れようと思います。
とても未熟だなと思いました。
個人的な見解では、カタールはモダンで強者のサッカーをやりたいのかな?と感じました。
足元で丁寧にビルドアップをしていたシーンが多かったなと。そして、かなり高い位置からのプレス。丁寧に攻める分、日本の陣地に人数が増えるわけで、そこで、そのまま高い位置からのプレスというのが、理想だったのかな?ユナイテッドのような。そんな印象を受けました。
ただ、どちらも全然できてない。足元でつなぐのは、言うまでも無くとても高度なプレーで、日本の守備もコンパクトで両CBが空中戦を制し、いい守備をしていたので、できないのは納得できる部分があります。
しかし、カタールの守備戦術はお粗末過ぎたと思います。
コンパクトさが終始ない。カタールのプレスは、FWはとても高い位置から日本のDFラインにアタックするのですが、その後がまるで遅い。後追い後追いになっていました。FWの選手も無茶な部分があると思いますし、中盤の選手のポジショニングも良くない。そして何より、DFラインの設定がとても良くないなと。全然かみ合ってなかったのではと思いました。
その結果、日本のボランチの2人がフリーになるという状況でした。
当然だと思います。カタールのFWの選手は2人とも日本のDFの選手にチェックに行っているので、日本のボランチはカタールの中盤の選手できっちりマークしないと、どんどん後手になってしまいます。そのためにも、カタールのDFの選手は、ラインコントロールでファイトしなくてはいけません。それができていないから、中盤の選手も曖昧なポジショニングになり、結果、ボランチの選手がフリーとなり、日本のやりたい放題という状況になったと思います。終始、修正できなかったブルーノ・メツ監督は「?」を抱いてしまいます。
当然、田中達也選手、玉田選手、大久保選手の動きの質の高さと遠藤選手、長谷部選手、俊輔選手のパスを出す技術の高さもあるのですが、Kの見解は、ボランチがフリーで、好きな時に好きなところにパスが出せ、DFラインの選手もパスの出しどころに困ることがない。と、言い方が悪いですが、カタールに楽させてもらったという印象を受けました。
もちろん、日本の選手の素晴らしいファイトがあってのことで、玉際の争いなんか、ほとんど制していたと思います。とても素晴らしかったと思います。
次に、日本ですが、素晴らしい守備だったと思います。点の入り方という部分が作用していたと思いますが、それにしてもポジティブな驚きです。
何が素晴らしかったかというと、個人的には、コンパクトさだと思います。この試合は、俊輔選手と大久保選手がとても守備に参加していました。8人がコンパクトにタイトに守備をしていたので、カタールは何もできなかった印象です。これは、何もさせなかったと言っていいのではないでしょうか。
そして、さらにコンパクトさを強調するのが、玉田選手が、ボールを何回も的確に奪っていた事。後ろの8人でしっかりプレッシャーをかけつつ、がっちり守り、最後の一押しの奪うところを玉田選手が担う。これは、陣形がコンパクトに守れているからこそ、できることなのではないでしょうか。
上手く先制し、その後、いい守備からの早い攻めで試合を運び、完勝・快勝と言える試合にしたと思います。強い日本代表でした。
個人にフォーカスすると、特に3人の選手について触れたいと思います。
まず、田中達也選手。今までは、玉田選手が主にボールを引き出していましたが、達也選手もボールを受けてドリブルをするタイプの選手なので、2人の縦の関係が有機的だったように思います。どちらかが常に裏を狙うことができていました。2人の距離感も良かったように思います。これは、達也選手のポジショニングの上手さが大きいのか、二人の考え方に共通した部分があるからか、理由は感じられませんでした。
そして、何より、達也選手のドリブル。玉田選手は、受けてキープまたははたくというプレーが多いのですが、達也選手は受けて、そのままゴールに向かってドリブルをします。これが、とても強力でした。カタールがスペースを与え過ぎというのはありますが…。一人で2人ぐらいはDFをひきつけていましたし、素晴らしかった。その特徴が裏目に出る時もあると思いますが。
次に、長友選手。彼は、シリア戦の先制点もそうでしたが、前を向いてのパスカットを狙っています。この姿勢はとても素晴らしいことだと思います。もちろんリスクもあるわけですが、長友選手は、どの場面でも、基本的にファイト・チャレンジしています。頼もしいなと、個人的には思いますが。
最後に、長谷部選手。ドイツでプレーして、一回り大きくなったのではないでしょうか。カタールのおかげでフリーになりやすかったのもあると思いますが、ビルドアップ時のダイレクトパスの速さと精度は、ヨーロッパの匂いがしました。あのようなプレーをしないと、プレス流行のモダンなサッカーに対抗できないと思います。
ナンバーのオシムさんの記事は、読めていませんが、本当に、日本の選手の技術は高く無いと思います。それは勘違いだと。動きながらのプレーでなくても、トラップにしても、1タッチプレーにしても、圧倒的に足りない部分があると思います。
脱線しましたが、長谷部選手には、このままスケールの大きい選手になっていってもらいたいです。
そして、長谷部選手をみると、やっぱり、海外でプレーすることは、選手の力をグッと一回り二回りも上げることができるんじゃないかな?長友選手なんか、近いうちに挑戦してみたらどうかな?と思ってしまいます。
ただ、Jリーグが大好きなので、Jリーグから素晴らしい選手が抜けるのは、少しさびしいという気持ちもあります。大久保選手もドイツ行ってしまうのかな…
総括して、見事な勝利で、11人のメンバーが有機的にはまり始めたなと感じました。俊輔選手も、カタール戦のようなスタンスなら、素晴らしいと思います。何より、内田選手は、俊輔選手がいると、ビルドアップで安心できるのでは?そういう意味でも、11人がはまり始めたと思います。ただ、怪我で本来の力からは遠いパフォーマンスだった俊輔選手を90分引っ張るのはどうかな?と個人的には思いましたが…
そして、あくまで、未熟なカタールが相手だったということで、まだまだ△という印象しか持てません。
浮き沈みの激しい試合をし過ぎだと思いますし。
ただ、貴重な勝ち点3、おめでとうございます。そして、ありがとうございました。頑張れ、にっぽん。
というところで。
ご意見・ご感想・ご指摘ございましたら、是非、お聞かせ下さい。
posted by kleecoachex |15:00 |
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2008年11月19日
大変、遅くなってしまいましたが、シリア戦について、レビューというより雑感として、触れます。そして、カタール戦に対してのKのスタンスを…
多くの方が思ったように、シリアはよくありませんでした。
日本代表を強化すると考えた時、シリア戦は、効果的なものではなかったように思います。個人的には、どうしても、商業的な印象を感じてしまいます。日本代表は、今、そんな状況にいるようには思いません。大丈夫ですかね?
という中、ちゃんと勝ちきったわけですが、勝ちきれるかどうかすら、やはり心配なくらい、今の日本代表は、苦労しているんだと、改めて実感しましたし、試合内容から、やはり厳しいなぁと痛感しました。
正直、完勝かもしれませんが、相手を圧倒はしてないと思います。
まず、岡田ジャパンの戦い方は、もうこの形なんだな…と、思いました。これ以上でもこれ以下でもないのかな?と感じました。
岡田ジャパンの絶対的な中心選手の中村俊輔選手が出場せず、4231の31にFWの選手を並べても、やっているサッカーは結局同じでした。
個人的には、劇的に点の匂いがするようになる可能性があるな、と期待していたのですが。
やはり、サイドを使うという考え方が、前の選手に少ないと思います。サイドは、サイドバックの選手だけの戦場となっているなと。
やはりサイドバックの選手に常に頼るのは、どうかと思います。その分、守備のリスクを負うことにもなっていると思います。効率がわるいなぁと…そこのズレが、攻撃の最後の部分や、カウンターからの失点につながっている部分があるのかな?と思います。
あと、守備が、堅くないと感じます。カウンターだけではなく、相手の遅攻に対しても、まずい状況なのではないでしょうか。個人的には、どうにも不安定に感じます。が…
ただ、やはり、岡田監督が、今の日本代表の監督なので、もう戦術について触れるのは、控えようと思います。もう固まってしまって、望めないと感じてしまったからですが…。どれだけ、選手を入れ替えても、俊輔選手の是非とか、関係なく、今の形が岡田監督の形なのだなと思ったからですが…。
監督が変われば別ですが、現状、もう、妄想となってしまうだけな感じなので。
完全、応援スタイルに切り替えようかなと思います。
ということで、これからは、日本代表に関しての記事は、選手個人にフォーカスする記事となると思います。
シリア戦では、中村憲剛選手をたっぷり見ることができました。
やはり、ボランチが司令塔なのは、ダイナミックな展開とスピードのバリエーションも増えると思います。シリアの守備が憲剛選手に対して甘かったのもあるかもしれませんが、それにしても、素晴らしいパスのさばき方と質だったと思います。
元々、憲剛選手のパスは、ほとんどがとても生産的だと思います。一番いいところを一瞬で見つけ、そこに正確にパスを出す技術を持っているなぁと思っています。ほとんどのパスが、とても効果のあるパスになっていると思います。無駄が無い感じを受けます。ボールを持てば、何かが起こると思わせてくれます。
しかし、シリア戦は、守備面では、良くなかったかなと感じました。プレッシングに機能的に参加できていないとか、相手のボールを奪う力が足りないな、守備では軽い印象を受けるなと感じました。
これは、試合をこなしながら、埋まっていく部分なのかもしれませんが。川崎の守備戦術が影響している部分もあるかな?とは思いますが。そんな印象を受けました。
次に、岡崎選手。やはり、個人的に、日本代表に欠かせない選手だと思います。ポジションは後半のようにトップ下の位置で。
岡崎選手は、コーナーフラッグ付近にできるサイドのスペース、4バックのSBとCBの間のスペースを使う意識が高い選手だと思います。相手を崩すという意味で、とても効果的な動きだと思います。岡崎選手のようにスペースにパスを引き出す動きを続けることにより、相手の守備をずらすことができ、押し込むことができると思います。それは、バイタルエリアでも必要ですが、サイドのえぐった位置まで一度ボールを運べたら、1回相手をかわせば、大きなチャンスになると思いますし、前を向けなくても、ミドルシュートや精度の高いクロスのチャンスが増えてくるなど、攻撃の幅が格段に大きくなるのでは?と思います。
そのような動きは、ガンバ大阪でトップ下の時の遠藤選手もしていると思います。大切なのは、相手の急所をつけるポジショニングとそこにパスを引き出すことができるかだと思いますが、それができる選手の一人として、岡崎選手はみどころのある選手かなと思います。
最後に、もう一人、香川選手について。
本当にスゴイ選手になる可能性を感じさせる選手だと思います。
個人的には、動きながらのプレーの質が、パスにしても視野にしてもスゴイのかなぁと思いました。なかなかスペシャルなクオリティを持っているなぁと。
あれだけボールに絡める辺りのポジショニングの上手さなんかも若いのにスゴイと思います。
ただ、トータルで、代表では、まだかな?とも思います。もっと他にも光る選手はいると思いますが…。小川選手であったり、菅沼選手をはじめとして。
やはり、伸び率を考慮しての起用なんでしょうか?
と、こんなところで。
カタール戦も、やはり、苦い感じの印象を受ける試合となるのではないでしょうか。ただ、先制すれば、意外と楽で、やりたい放題できる可能性も出てくると思います。
なんにしても、日本代表、全員、かなり頑張っている、ファイトしていると思います。そこは、見応えがあるし、そんな中で、素晴らしいプレーが見れたら、最高です。
頑張って下さい、応援しています。
ただ、できれば、天皇杯の川崎vs広島の広島のように、ワクワクするような試合が見たいところですが。広島は凄かった…。ユーロのスペインのような強さと、スコラーリチェルシーに劣らないくらい美しいサッカーだったと思いました。
今の日本代表は、美しいサッカー、驚けるサッカー、ワクワクするサッカーを望むのは、厳しいかなと。
でも、見るべきところはあるはず。
個人的には、カタール戦は、遅攻に対しての守備ブロックの作り方と中盤の両サイドの選手のアップダウンに少し注目してみようかなと思っています。
何より、応援はやっぱりしなくちゃ、と。
ご意見・ご感想・ご指摘、ございましたら、お願いします。
posted by kleecoachex |21:51 |
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2008年10月16日
日本代表vsウズベキスタン代表 1-1 を見て
非常に残念。内容も結果も。というのが、個人的な感想です。
また、先に、これを言っておきたいです。
芝を短くするとか、水を撒くとか、できれば止めていただいた方がいいかなと思いました。
さて、内容ですが、良くない入り方でした。足を滑らす選手が非常に多く、それに伴い、何気ないプレーすら、気を使わなくてはいけなく、パスがテンポよく回りませんでした。その上、ウズベキスタンがハーフライン手前からハードにプレスをかけてきたので、ますます焦り、そのまま前半30分を浪費しました。
ウズベキスタンのプレスは、たしかに整備されていました。しかし、それになれるのに、30分もかけることはない。代表クラスの選手ならなおさら。冷静になれば、簡単にシンプルな方法でプレスを破れるはず。
それは、ワイドに開いて、早いテンポでサイドを変えること。プレスはボール周辺に選手が密集するので、サイドを替えられれば、当然、ギャップが生まれてくる。後ろには楢崎選手がいるので、困ったら、丁寧にバックパスをして、組み立て直せばいい。
または、裏を狙ったロングパス。これは、FWの選手が頭を使うところ。
なのに、CBの2人とも、悪い選択ばかりしていました。狭い方へ、狭い方へ展開し、スグ手詰まり。または、FWが裏を狙っているわけではないのにロングボール。可能性をあまり感じない。もしかしたら、裏をねらってくれというメッセージなのかもしれませんが。
序盤のCB2枚は、中盤の選手にボールを渡せば、技術でなんとかしてくれるのでは?といった投げやりな感じを受けました。そうではなく、丁寧に後ろでボールを回して、ギャップを作って中盤に渡すのが、4バックなのでは。それが、チームプレーだと思いますが。ただボールを動かすだけではなく、頭を使って、意図のあるパス回しをしないと、相手の思うツボ。プレスの網に追い込まれていくだけ。なのに・・・と完全に嵌められていたという印象。
チームとして、どうやってプレスを破るのか、統一するブレインが欲しい。と感じました。
30分ぐらい経ったところで、ようやく、闘莉王選手が楢崎選手を使うことに気づき、サイドを変えることを意識し、それと共にボランチの選手のマークがずれて、やっとビルドアップできるようになりました。が、その頃には、既に、先制点を奪われていました。なので、もしかしたら、ただ、ウズベキスタンが点を獲ったこと、体力的にきつくなってきたことにより、プレスが甘くなっただけなのかもしれません。
しかし、俊輔選手のキックのアイデア・精度と、大久保選手の力が加わり、前半のうちに同点に追いつけました。
個人的な見解は、ラッキーだな。という印象でしたが、見直すと、俊輔選手が左にポジションをとっていた辺りは、さすがなのかもしれません。それにより、人数でも余裕ができ、日本の右サイドを警戒していたウズベキスタンが、面食らったから生まれた得点なのかもしれません。そのポジショニングを把握して、左に展開した長谷部選手も素晴らしい仕事ぶりだったと思います。
前半に関しては、相手のプレスに面喰い、何もできないうちに失点したが、選手個人の力とウズベキスタンの試合運びの拙さにより、なんとか同点に追いつけたという見解です。プレスに脆いということを露呈した前半となったのでは。
そして、後半。
頭から、俊輔選手は、左サイドにポジションを移して攻撃。そうすることにより、ウズベキスタンのプレスは機能不全となり、日本は攻勢にでる。しかし、当然、右サイドは内田選手だけとなり、手薄に。つまり、ウズベキスタンも日本の右サイドから攻撃を展開できるようになる。同点というスコアということもあり、ウズベキスタンも人数をかけて攻勢に出る。
結果、打ち合いの様相。お互いの陣地を行ったり来たり。
ただ、日本は、2ボランチが汗をかき、守備で奮闘。また、日本の攻撃は中央偏重で、その後のサイドバックのクロスも、精度も狙いもなくで、お互い、枠内にシュートは飛ばない。
日本は、枠を外すシュートか、セットプレーとなるシーンが多くなる。
そうなると、選手交代で、最後のところを修正し、点に結び付けたいところで、岡崎選手が投入されたわけですが・・・
やはり、点を決めきるには及ばない。
そのうちに、ウズベキスタンは、442から4411に変更し、守ってカウンター色を強くする。その守備組織は、なかなか秀逸で、44の2ラインはきれいに整っており、スペースを見事に消していました。ライン設定も見事で、いい守備を持っているチームだなと思いました。
日本は、プレスは破りましたが、その次の、がっちりブロックを作ったゾーンディフェンスを破ることはできませんでした。時間的な焦りもあったと思いますが、組織的な守備を破るためには、こちらも狙いを持って崩さないと、さすがに個人の能力で打開しきれないものがあるように思います。ゾーンを寄せて逆サイドとか、ゴール前ギリギリのところまでエグルとか、CBとSBの間をついて裏をとる、とかしないと、ペナルティエリア内は堅いし、バイタルエリアにもスペースはあまり無かったので、無策なクロスやシュートは、簡単に跳ね返されてしまうかなと。
また、一時、攻撃では機能していた左サイドも、香川選手が交代したことにより、遠藤選手が右サイドに上がり、結局、前半の形のオーソドックスな4231に戻り、迫力を失いました。その分、守備は安定したのかもしれませんが・・・この辺も、点がとりきれない要因なのでは。拙いというか徹しきれないというか。
その後、闘莉王選手を前線に上げたのは、相手の攻める人数を考えれば、ありかな。というのが、Kの見解です。相手は、明確に守備に人数をかけて、少ない人数でカウンターだったので、闘莉王選手を後ろであまらせておく必要はないとは思います。ただ、ぶっつけ本番な感はどうしても出ていたかなと思います。本人は慣れているのでしょうが、周りが…
そのまま試合終了。
残念です。収穫なく、結果もなく、失望感だけが残ったかなと。
岡田色の前線でボールを奪うというコンセプトも体現しきれず、サイド攻撃も、サイドが開いてればパス出して、とりあえずクロスを放り込むという元の状態に戻ってしまった。UAE戦で見せた、クロスに対しての入り方も、やはり、岡崎選手の能力だったようで、この試合はニアの入り方に可能性を感じませんでしたし、クロスを上げる選手も、必ずニアとファーに選手がいるという決まりゴトがあるようなクロスの上げ方をしているようには見えませんでした。結局、攻撃は、俊輔選手の能力と内田選手の右サイドに丸投げという状態に戻ってしまった。懸念していた、最悪のパターンのように思います。研究されているようで、内田選手もサイドを縦に突破しきれませんでしたし。この先、もっと研究が進み、どんどん手詰まりとなっていくだけのように感じます。
プレスに嵌められたのは、今回、勉強させてもらったと割り切れても、引いた相手を崩せないのは、大問題。また、カウンターでの無策も大問題。個人技の中央突破だけとは、できたてのチームとなんら変わりない。と思います。カウンターにも明確な狙いがあるべき。
この試合を見ていて、日本代表は、鹿島と同じようなサッカーで、鹿島の方がいいサッカーをしていると思いました。本当に、442で、シンプルなプレスサッカーと、硬いゾーンディフェンスの方が、よっぽど分かりやすくて、コンセプトも体現できて、結果も幾分か得やすいのでは?と思ってしまいます。
なんとか、コンセプトを示して欲しい。毎回、同じことを書きますが、そうしないと世界とは戦えないと思います。世界のチームに、実力もチーム戦術も劣っていて、勝てるのか?と・・・
埼スタに5万以上の観客が集まったなら、なおさら、このような試合をもうしてはいけない。絶対してはいけないというところまで、追い詰められました。これ以上、失望させてしまったら、おしまいなのではないかと思います。
そして、やはり、選手の力不足も、どうしても感じてしまいます。それは、選手自身も感じているだろうし、あまり言うべきことではないのですが、この試合はミスが多かった。
というのが、Kのウズベキスタン戦の見解です。
ポジティブなことが書けなくて、不本意ですが、それくらい、個人的にダメージを受けた試合でした。少し、UAE戦の光明を過大評価していたようです。
ということで、あまり、読み応えが無い、繰返しの記事となってしまいましたが、最後まで読んでいただいた方には、感謝いたします。
ご意見・ご感想・ご指摘、ございましたら、ぜひ、勉強させて下さい。
posted by kleecoachex |20:35 |
日本代表 |
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2008年10月16日
ウズベキスタン戦の日本代表の採点・寸評です。
あくまで、Kの見解なので、もちろん違った見解も、それこそ十人十色であると思います。
と、先に断らせて下さい。UAE戦の採点・寸評を受けて、採点するのは難しいことなんだと、実感しています。
GK 楢崎正剛 4.5
見せ場の機会はあまり無かったが、キックの精度には苦言を呈したい。
CB 中澤佑二(cap) 4.5
後半の1対1を止めたのは見事だが、プレスされた時のビルドアップの拙さと、相手FWに競り負けるシーンがあり、残念ながらCBとして力不足と感じた。
CB 田中マルクス闘莉王 4.5
空中戦の攻撃力とキックの技術は素晴らしく、闘莉王選手のおかげでビルドアップできていたと感じたが、CBとして本来の守備という面ではとても不安定。失点シーンは大問題。全体的に、判断が悪いと感じた。
CB 阿部勇樹 4.5
敢えてCBと表記。ぐらい攻撃の貢献度が低いと感じた。守備面はポジショニング、守備力、カバーリングとも、らしさを発揮したが、結局、失点シーンは左サイドから・・・
WB 内田篤人 5.5
同様に、敢えてWBと表記。攻撃は、内田選手無しでは成立しない部分がある。が、パスミスが非常に多く、いいクロスも供給できず。仕事は果たせなかった。
OMF 中村俊輔 5.5
攻撃の中心となり、精度あるボールを供給し、得点シーンを演出。しかし、マークの厳しさに苦しみ、後半は明らかにパフォーマンスが落ちていた。大問題。毎試合、後半落ちているように感じる。
DMF 遠藤保仁 4.5
らしくなく、展開力に欠け過ぎていた。くさびのパスの質は高いが、その後の展開には可能性を感じない。ビルドアップで苦労したのも、遠藤選手のせいだけではないのだが、大きな視野で、支持を出し、修正できると良かった。
DMF 長谷部誠 6.0
守備の貢献度、内田選手への展開、運動量とさすがのでき。しかし、本人の試合後コメントにもあるように、BOX TO BOXで、もう少し、前に顔を出したかった。
LWG 香川真司 4.5
運動量と中へ入る動きは素晴らしい。が、ドリブルは冴えず、守備面も良くないと感じた。ただひたすらボールへ寄せればいいわけではない。フィットしきれていなく、若さが出た。
DMF 稲本潤一(後半31分) 4.0
かわいそうな起用のされ方となってしまったが、それでも稲本選手の思い切りの良さで、なんとか一仕事できていたら・・・
CF 玉田圭司 6.0
素晴らしい技術で、くさびを受け、見事な起点に。しかし、1得点したものの、他のシュートも枠に飛ばして欲しい。また、守備の貢献度が低いと感じた。
CF 興梠慎三(後半36分) --
時間短く、評価できず。
ST 大久保嘉人 5.0
アシストは見事だったが、他は仕事できず。いろいろなところで起用されるせいか、何が自分の仕事なのか掴みきれていない感じを受ける。
ST 岡崎慎司(後半17分) 5.5
やはり、他の選手とは異質の動きをしており、岡崎選手が入った効果は確実にあったが、終盤は、戦い方のせいもあるが、消えてしまった。決定機が2度あったが、不運。若さか・・・
監督 岡田 武史 4.0
結局、元の日本代表となり、UAE戦での形は皆無となってしまった。
また、選手交代、闘莉王選手のパワープレーは、賛否両論。というコメントに控えさせていただきます。Kの見解としては、それ以前に問題ありで、そこは、議論の対象では無いという感じです。
MOM 玉田圭司
1得点と、くさびからのキープ力は素晴らしい。タスクをこなしたという意味で評価。
が、得点が無ければ、今回も日本にはMOMはいないという印象。
か、長谷部選手かな・・・という印象。
一応、Kの見解では、稚拙ですが、甘さと辛さの塩梅を考慮して採点しているつもりです。ただ、今回は、個人的に残念な印象をいつも以上に受けたので、少し辛目かなという感じです。
試合のレビューは、次の記事で。
前述したように、読んで下さった皆様にも、それぞれの見解があると思います。
ぜひ、ご意見・ご指摘・ご感想など、聞かせていただき、勉強させていただけたら、大変、うれしいです。
posted by kleecoachex |16:25 |
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