2008年12月15日

2008J1 総集編~1

忙しく、なかなか、更新まで手がまわりません。力不足で大変申し訳ないです。すいません。

Jリーグ最終節の試合は、触れるつもりでしたが、一番ミラクルな試合の千葉vsFC東京を見れていないので、申し訳ないですが、モチベーションが上がらず、試合の見解については今回も割愛させていただきます。勝手でごめんなさい。

ということで、2008シーズンJ1の総集編を。
時間の都合で、2本立てでアップしていこうと思います。今後の展望としては、
① ベストイレブンとMVPとベストコーチ
② 2008シーズンのKの感想を。
のように考えています。


2008シーズン総集編 第1弾

ベストイレブン
4-4-2 フラット
GK            曽ヶ端準
DF 森重真人 岩政大樹 山口智 阿部翔平
MF       中村憲剛 エジミウソン
   金崎夢生               小川佳純
FW      岡崎慎司  マルキーニョス

自分で11人選ぶとなると、とても難しいです。いい選手が多い中、限られた枠しかないですし、いろんな事を考えてしまいます。
そこで、選考するにあたり、譲りたくない部分として、「戦術とまではいかなくてもポリシーのようなものがある選考をしたい」ということで、上記のような選出になりました。
ベストイレブンという意味では、本末転倒かもしれませんが、それでも、サッカーの11人を選ぶ以上、烏合の衆にはしたくないという、Kのフェチがありますので、ご容赦いただきたいです。

以下、選出理由。
GK  鹿島の失点数の少なさと、特にフィードの精度から。
SB  Kのフェチでクロスの質を重視して。森重選手は堅守大分からぜひ選出したく、キックの精度も高いのでSBにコンバートしてしまいました。正直、ダメなことをしてると思いますが、考えているうちに迷路に入ってしまい、抜け出せないので、このままで…
CB  空中戦・ラインコントロールの2つを最重要視して。
CH  パスの供給力が抜群の2人。憲剛選手のパスの精度とエジミウソン選手のセカンドボールを拾う能力を外す手は無いかと。
SMF 守備時に、下がって来れない選手・ポジショニングのカケヒキをできない選手は対象外としました。中でも外でも仕事ができ、カウンターでも脅威となる2人を選出。金崎選手は、インパクトの強さと若さを買い、勉強して欲しいという思いも込めて、思い切って選出。またさらに迷路に入ったか…
FW  前線からの守備を一番考慮。これに尽きます。マルキーニョス選手は言うに及ばないと思います。岡崎選手は、得点能力とクロスのターゲットとして選出。柳沢選手と最後まで悩みました。

以上が、Kのベストイレブンです。
守備は、プレス・フォアチェックと、下がっても44の2ラインがコンパクトなゾーンディフェンスをイメージしました。唯一、中盤のサイドとして未知数な金崎選手が不安要素。
攻撃は、基本的にはサイドを意識した速攻をイメージ。ビルドアップからの攻撃も、前4枚が中でも外でも機能し、サイドチェンジができるボランチ2枚を経由してワイドに、薄いところをえぐることができればいいかと。できれば、CH2枚にはどちらかが必ずゴール前に積極的に顔を出して欲しい。

明日考えたら、また違う11人を選んでいたと思います。採点・寸評より、さらに全然難しい。

信じられない得点力を見せた田中マルクス闘莉王選手、インパクトを残した長友選手、一回りスケールアップした遠藤選手、技術の高さと視野の広さをみせた大久保選手、驚異的な得点力を持つダヴィ選手、動きの質の高さを存分に発揮し得点も量産の柳沢選手は、最後まで、悩みました。また、他にも多くのいい選手がいると思います。挙げればきりがありません。
今回は、Kの個人的なフェチを、そのまま前面に押し出して、ベストイレブンを選びました。

ですので、ご意見・ご指摘、大歓迎です。非難も覚悟しています。

他にも、印象に残った選手が沢山います。フランサ選手や菅沼選手、ディエゴ選手などに触れられないということを考えても、やはり、Jリーグの魅力もスゴイと改めて実感しました。MIPイレブンも時間があれば、第3弾あたりで…


MVP マルキーニョス選手
理由  優勝したチームから選出するのがいいと思い、やはり順当ではありますが、マルキーニョス選手でいいと個人的には思います。

ベストコーチ ドラガン・ストイコビッチ監督
理由  鹿島を見事連覇に導き美しい涙を見せたオリヴェイラ監督、大分に初タイトルをもたらしJリーグに堅守の旋風を巻き起こしたシャムスカ監督、の2監督と迷ったのですが、サッカーの美しさ・チームの躍進・ガッツポーズのカッコよさで、ミスターカリスマを選出。
結局、これもフェチです。
他にも、Q采配と見事な戦術の加藤監督、プレスサッカーで今期一番エキサイティングな試合を多く見せてくれた石崎監督、モダンなヨーロッパの香り漂うサッカーで見事残留させたミラー監督もスゴイと思います。また、城福監督や柱谷監督みたいに熱い監督も好きです。こちらもキリが無い話です。

結局、完全に偏ったもので、フェチの発表だけになってしまいました。正直、そうすることしかできませんでした。ぐらい、難しいです。
それだけ、Kなりに、Kの趣味で、Jリーグを楽しんでいたんだなぁと、ポジティブに受け止めていただければ、幸いです。
上記しましたように、ご意見・ご指摘・ご感想、ございましたら、お聞かせいただけると嬉しいです。
また、皆様のベストイレブンなんかも、お聞かせいただけたなら、幸せの極みです。

posted by kleecoachex |04:58 | Jリーグ | コメント(1) | トラックバック(0)
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2008年11月26日

遅いですが、カタール戦 採点・寸評

ありがたいことに、採点・寸評をして欲しいというご要望がありましたので、大変遅ればせながら、カタール戦の採点・寸評です。
しかし、正直、面白みもあまり無く、覚えている範囲での評価ですので、チェック不足な点が多々あると思います。
言い訳から入って申し訳ないのですが、今回は、見逃していただければ幸いです。


GK 1 川口 能活 5.5
数少ない守備機会は確実に処理して、安定感を証明。個人的には、ボールの扱いやキックの精度が高いことが、これからプラスアルファとして感じさせて欲しいところだと思います。

DF 2 寺田 周平 5.5
闘莉王選手との連携もよく、守備は奮闘していたと感じました。が、パスミスも見られ、やはりパスワークが今後の鍵となると感じました。自信を持って、今後もレベルアップしていって欲しいです。

DF 4 田中 マルクス闘莉王 6.0
攻守において、空中戦の強さを証明。だめ押しのゴールを奪い、その得点感覚には特別なモノを感じます。

DF 15 長友 佑都 6.5
対人守備、パスワーク、オーバーラップ、ドリブル、パスカットと、左サイドを制していたように感じます。さらに制圧するくらいスケールの大きい選手になって欲しいと思います。

DF 3 内田 篤人 6.5
攻撃参加は少なかったが、上がる姿勢は常に持っていた。その中で、無理に上がらず、俊輔選手・長谷部選手と共に、右サイドを安定させていた。ビルドアップ時にいつもより余裕を見せ、うまく捌いていた印象。とても貴重な先制点をアシストも。

MF 10 中村 俊輔 6.0
ケガの影響でパスの精度は格段に落ちていたが、らしさは見せた。さらに、守備での貢献は、特筆すべき。右サイドのボランチのようなプレーぶりで、やっとチームとして有機的に活躍するポジションを見つけたかなという印象を受けました。3点目のクロスは流石。

MF 7 遠藤 保仁 6.5
自由に丁寧なパスを捌いていた。ビルドアップ時、絶妙なポジショニングでボールを受けに行くことで、日本のビルドアップに多大な貢献をしていた。守備でも一人で奪うパワーはないが、大久保選手と連携して、ボールを奪っていた。

MF 17 長谷部 誠 6.5
持ち前の運動量に加え、1タッチのパスワーク、力強いターンからのドリブル、前線への上がりと、チームの攻撃に迫力を加え、攻守に多大な貢献をしていた。

FW 11 玉田 圭司 6.5
らしさのくさびの動きだけでなく、田中達也選手との連携でスペースを使うなど、カタールの守備を混乱させた。2点目のシュートは見事で、試合を楽にしてくれた。

FW 16 大久保 嘉人 6.0
要所要所で、裏に飛び出し、クレバーさを見せた。玉田選手と田中達選手と流動的なポジショニングを見せたと思います。アップダウンをしっかりやり、守備にもしっかり貢献していて、俊輔選手とともに、両サイドハーフが日本に快勝をもたらした部分があると感じました。

FW 8 田中 達也 7.0 MOM
前線での運動量が抜群で、守備時も攻撃時も動き回り、チームを牽引。スペースで受けて、ドリブルで勝負という持ち味を存分に発揮した。先制点をもたらしたことは、大きい。
 

MF 9 松井 大輔 6.0
終盤での起用で時間が無かったにも関わらず、そのスペシャルな力を証明していた。

FW 13 岡崎 慎司 -
時間短く、評価できず

FW 12 佐藤 寿人 -
時間短く、評価しきれず
 

監督 岡田 武史 5.5
初めての快勝か?チームとして機能し始めたと感じるものがあった。
守備の改善は、効果的だった。
ただ、個人的な解任論は、未だ根強くある。これで、果たして、世界と戦えるのか?という辺りで。
次のオーストラリア戦でも、快勝という形で、世界と戦えることを表現して欲しいところ。


MOMは、田中達也選手。個人的に、先制点を重要視しているのが一つ。また、運動量とともに、ドリブルというらしさを見事に表現し、それがとても効果的だったように感じます。


と、こんな感じでしょうか。
どうにも、手応えがありません。それは、試合を見てスグ評価しなかったからで、反省しています。
次回からは、今回の反省を踏まえて、試合がホットなうちに、評価、アップするようにいたします。

今更な話ですが、ご意見・ご感想・ご指摘ございましたら、ぜひ、勉強させてください。

posted by kleecoachex |01:09 | 日本代表 | コメント(17) | トラックバック(1)
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2008年11月25日

サイドの攻防

J1第32節 京都vs名古屋 2-3 を見て


京都は3バックでスタート。形としては、オーソドックスな3412という感じだったと思います。京都はプレスを志向するチームで、特に中盤の3人は流動的に動き、時代遅れのただの3412では無かったとは思いますが、前半を見る限り、加藤監督の意図は、読み取れませんでした。
対する名古屋は、いつも通りのフラットな442でスタート。名古屋は、狙いとして小川選手とマギヌン選手に京都のWBの裏を狙わせ、3バックの弱点をシンプルに突くという狙い、サイドで押し込みたいという狙いがあったように思います。これが見事にはまり、前半、2点のリードを奪いました。

作戦通りだと思いますが、小川選手もマギヌン選手もとても高い位置をとっていました。ただ、これは、諸刃の剣でもあり、当然、高い位置をとる分、攻守の切り替えの部分で遅れをとるというマイナスの要素もあります。自陣に引き返す時は、高い位置にいる分、遅くなることになります。前半のうちから、名古屋は、44で守るはずの中盤の4が3となり、片方のサイドにスペースができていることが、よくありました。
前半は、京都のシステムが3412で、サイドを攻める選手が、各サイドにWBの選手1人しかいなくて、その選手は自分のサイドをついてくる小川選手なりマギヌン選手をケアしていたので、そのあいているスペースを素早く使うことが不可能でした。これが、4バックが3バックよりいいとされる理由の一つだと思います。
名古屋は前半から、サイドの守備という面で、不安要素があったように思います。

そして後半、加藤監督はシステムを4バックに変更。同時に、名古屋の不安要素が表面化しました。と同時に、完全に京都が試合を支配し始めます。
前半と同じスタイルで攻める名古屋ですが、京都は4バックなので、サイドでのギャップは生まれず、ボールがおさまらなくなる。同時に、マギヌン選手の高いポジショニングとサイドバックの間に生まれるスペースが深刻な問題となり、京都の攻勢を受けることになりました。

京都は、後半、らしさを存分に出したように思います。
まず、3バックから4バックにスムーズに切り替えられるシーズンを通してのQ采配の賜物が一つ。
この試合では、プレスが機能したかというと、そこまで機能していたようには感じませんでしたが、それでも、ボールを奪ってからの、柳沢選手を絡めた、縦に早い攻めを見せていたのが一つ。
そして、サイドを起点にし、ダメならシンプルに逆サイドに運び、サイドからアーリークロスをあげ、そこに中盤の選手とFWが一気に飛び込んでいく形を見せたのが一つ。
京都のスタイルをしっかりプレーで見せていました。
結果、2点を追いつき、さらに、逆転したか?というところまで行きました。が、ペナルティエリアでの接触は、ノーファールで、逆転はなりませんでした。

このまま、試合は終わらず、勝ち点3が欲しい名古屋は、中村直→杉本という交代で、4141のようなスタイルになりました。明確にこの形ではなかったかもしれませんが、中で玉田・ヨンセン・小川の3選手がさわり、両サイドのマギヌン選手・杉本選手がえぐる。という感じだったので、4141という表現をしました。
これが、名采配だったと思います。欲を言えば、修正が遅すぎる感はありますが…それまでは、前半2点とったといっても、それは、システムのギャップという作戦勝ちで、パスをつないで、サイドチェンジもありという名古屋のスペクタクルな美しいサッカーではなかったという印象です。しかし、4141になってからは、強くて美しい名古屋のサッカーの片鱗を見せてたと思いました。まるで、ユーロのスペインのように、劇的に良くなったように思います。サイドの攻撃力・迫力が一気に増し、ボールも前で俄然収まるようになったと思います。

結局、名古屋の決勝点は、疑惑のPKでしたが、それを生んだのも、杉本選手のクロスからで、名古屋がこの采配をしなければ、生まれないものだったように思います。


このように、この試合はサイドにかける人数が、キーポイントになった試合だったように思います。プレススタイルもあり、かなりモダンな1戦となったのでは?と。
そんな、素敵で均衡した試合の決着をつけたのが、レフェリーになってしまったのは、いいゲームに水を注す行為で、残念でした。できれば、終盤の試合ですし、後腐れなく、気持ちのいい試合として終わらせて欲しかったところです。
レフェリーの方には、精進していただきたいです。


名古屋は、守備はとても良い。と個人的には思います。FWはしっかりプレスに行くし、CHは、しっかりプレスを機能させる。守備はアグレッシブでシーズンを通して一貫性があると思います。
しかし、攻撃は?というと、やはりトーンダウンしている感を抱いてしまいます。もっとパスをつなげるはずだし、もっとボールを前でおさめられていたはず。守備時だけではなく、攻撃時も、とてもコンパクトで、だから、ヨンセン選手の1タッチポストプレーが生き、サイドチェンジが速く、二次攻撃が分厚かったのでは。それができない原因は、ヨンセン選手のボールのおさまりが悪くなったからか、玉田選手とヨンセン選手の分担がシーズン序盤と違うからか、研究されているからかは、分かりません。ただ、今のままでは、相手のシステムが3412といえども、最終節、堅守大分戦は厳しいかな?ナビスコの二の舞になる可能性もあるかも?と思ってしまいました。
しかし、最後に見せた、4141は、とても迫力を感じたので、光はあります。守備のバランスが難しいところなんでしょうが、上手く当て嵌めることができたなら、強くて美しい名古屋再来の可能性も大いにあると思います。
どんなサッカーを見せるかは、ドラガン・ストイコビッチ監督次第。シーズン終盤で、優勝のためには勝つしかない状態なので、思い切っていただければ…というのが、個人的な願いですが、ACL出場権なんかも関係してくるので、難しいところです。


京都は、柳沢選手がスゴイ。PKを獲得した林選手へのパスの質とかスゴイと思いました。
チームとしては、一貫性を持って見事に1年、チームを作ってきたと感じます。
ただ、京都の場合、本当にゴールに一番近い形は、プレスからのカウンターだと個人的には思います。そのプレスをいかに機能させるかが、勝利の鍵だとは思います。


終盤にきても、J1の9割のチームのうち、どこが勝っても、全然波乱ではない状況だと思います。それくらい、チームの強さが均衡していると思います。戦術や、特徴という武器で、見事に力の差を均衡にしていると思います。
そんな中だからこそ、気持ちの入った試合・エキサイティングな試合が、とても多く見られると思ます。
残り、2節を存分に楽しみたいと思います。


ご意見・ご感想・ご指摘ございましたら、是非、お聞かせ下さい。

posted by kleecoachex |23:12 | Jリーグ | コメント(5) | トラックバック(0)
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2008年11月21日

カタール戦の見解

また、少し遅いですが、これが現状の精一杯です。申し訳ありません。
採点・寸評も、タイミング的にも内容からも、今回はアップしない予定です。もし、ご要望があれば別ですが。

カタール代表vs日本代表 0-3 を見て


完勝だったと思います。久しぶりに気持ちのいい試合でした。
ただ、この快勝は、カタールの不甲斐なさによるもの。というのが個人的な見解です。


まず、カタールの戦いぶりについて触れようと思います。
とても未熟だなと思いました。

個人的な見解では、カタールはモダンで強者のサッカーをやりたいのかな?と感じました。
足元で丁寧にビルドアップをしていたシーンが多かったなと。そして、かなり高い位置からのプレス。丁寧に攻める分、日本の陣地に人数が増えるわけで、そこで、そのまま高い位置からのプレスというのが、理想だったのかな?ユナイテッドのような。そんな印象を受けました。

ただ、どちらも全然できてない。足元でつなぐのは、言うまでも無くとても高度なプレーで、日本の守備もコンパクトで両CBが空中戦を制し、いい守備をしていたので、できないのは納得できる部分があります。
しかし、カタールの守備戦術はお粗末過ぎたと思います。
コンパクトさが終始ない。カタールのプレスは、FWはとても高い位置から日本のDFラインにアタックするのですが、その後がまるで遅い。後追い後追いになっていました。FWの選手も無茶な部分があると思いますし、中盤の選手のポジショニングも良くない。そして何より、DFラインの設定がとても良くないなと。全然かみ合ってなかったのではと思いました。

その結果、日本のボランチの2人がフリーになるという状況でした。

当然だと思います。カタールのFWの選手は2人とも日本のDFの選手にチェックに行っているので、日本のボランチはカタールの中盤の選手できっちりマークしないと、どんどん後手になってしまいます。そのためにも、カタールのDFの選手は、ラインコントロールでファイトしなくてはいけません。それができていないから、中盤の選手も曖昧なポジショニングになり、結果、ボランチの選手がフリーとなり、日本のやりたい放題という状況になったと思います。終始、修正できなかったブルーノ・メツ監督は「?」を抱いてしまいます。
当然、田中達也選手、玉田選手、大久保選手の動きの質の高さと遠藤選手、長谷部選手、俊輔選手のパスを出す技術の高さもあるのですが、Kの見解は、ボランチがフリーで、好きな時に好きなところにパスが出せ、DFラインの選手もパスの出しどころに困ることがない。と、言い方が悪いですが、カタールに楽させてもらったという印象を受けました。
もちろん、日本の選手の素晴らしいファイトがあってのことで、玉際の争いなんか、ほとんど制していたと思います。とても素晴らしかったと思います。


次に、日本ですが、素晴らしい守備だったと思います。点の入り方という部分が作用していたと思いますが、それにしてもポジティブな驚きです。
何が素晴らしかったかというと、個人的には、コンパクトさだと思います。この試合は、俊輔選手と大久保選手がとても守備に参加していました。8人がコンパクトにタイトに守備をしていたので、カタールは何もできなかった印象です。これは、何もさせなかったと言っていいのではないでしょうか。
そして、さらにコンパクトさを強調するのが、玉田選手が、ボールを何回も的確に奪っていた事。後ろの8人でしっかりプレッシャーをかけつつ、がっちり守り、最後の一押しの奪うところを玉田選手が担う。これは、陣形がコンパクトに守れているからこそ、できることなのではないでしょうか。
上手く先制し、その後、いい守備からの早い攻めで試合を運び、完勝・快勝と言える試合にしたと思います。強い日本代表でした。


個人にフォーカスすると、特に3人の選手について触れたいと思います。

まず、田中達也選手。今までは、玉田選手が主にボールを引き出していましたが、達也選手もボールを受けてドリブルをするタイプの選手なので、2人の縦の関係が有機的だったように思います。どちらかが常に裏を狙うことができていました。2人の距離感も良かったように思います。これは、達也選手のポジショニングの上手さが大きいのか、二人の考え方に共通した部分があるからか、理由は感じられませんでした。
そして、何より、達也選手のドリブル。玉田選手は、受けてキープまたははたくというプレーが多いのですが、達也選手は受けて、そのままゴールに向かってドリブルをします。これが、とても強力でした。カタールがスペースを与え過ぎというのはありますが…。一人で2人ぐらいはDFをひきつけていましたし、素晴らしかった。その特徴が裏目に出る時もあると思いますが。

次に、長友選手。彼は、シリア戦の先制点もそうでしたが、前を向いてのパスカットを狙っています。この姿勢はとても素晴らしいことだと思います。もちろんリスクもあるわけですが、長友選手は、どの場面でも、基本的にファイト・チャレンジしています。頼もしいなと、個人的には思いますが。

最後に、長谷部選手。ドイツでプレーして、一回り大きくなったのではないでしょうか。カタールのおかげでフリーになりやすかったのもあると思いますが、ビルドアップ時のダイレクトパスの速さと精度は、ヨーロッパの匂いがしました。あのようなプレーをしないと、プレス流行のモダンなサッカーに対抗できないと思います。
ナンバーのオシムさんの記事は、読めていませんが、本当に、日本の選手の技術は高く無いと思います。それは勘違いだと。動きながらのプレーでなくても、トラップにしても、1タッチプレーにしても、圧倒的に足りない部分があると思います。
脱線しましたが、長谷部選手には、このままスケールの大きい選手になっていってもらいたいです。
そして、長谷部選手をみると、やっぱり、海外でプレーすることは、選手の力をグッと一回り二回りも上げることができるんじゃないかな?長友選手なんか、近いうちに挑戦してみたらどうかな?と思ってしまいます。

ただ、Jリーグが大好きなので、Jリーグから素晴らしい選手が抜けるのは、少しさびしいという気持ちもあります。大久保選手もドイツ行ってしまうのかな…


総括して、見事な勝利で、11人のメンバーが有機的にはまり始めたなと感じました。俊輔選手も、カタール戦のようなスタンスなら、素晴らしいと思います。何より、内田選手は、俊輔選手がいると、ビルドアップで安心できるのでは?そういう意味でも、11人がはまり始めたと思います。ただ、怪我で本来の力からは遠いパフォーマンスだった俊輔選手を90分引っ張るのはどうかな?と個人的には思いましたが…

そして、あくまで、未熟なカタールが相手だったということで、まだまだ△という印象しか持てません。
浮き沈みの激しい試合をし過ぎだと思いますし。

ただ、貴重な勝ち点3、おめでとうございます。そして、ありがとうございました。頑張れ、にっぽん。
というところで。


ご意見・ご感想・ご指摘ございましたら、是非、お聞かせ下さい。

posted by kleecoachex |15:00 | 日本代表 | コメント(13) | トラックバック(0)
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2008年11月19日

シリア戦の見解

大変、遅くなってしまいましたが、シリア戦について、レビューというより雑感として、触れます。そして、カタール戦に対してのKのスタンスを…

多くの方が思ったように、シリアはよくありませんでした。
日本代表を強化すると考えた時、シリア戦は、効果的なものではなかったように思います。個人的には、どうしても、商業的な印象を感じてしまいます。日本代表は、今、そんな状況にいるようには思いません。大丈夫ですかね?

という中、ちゃんと勝ちきったわけですが、勝ちきれるかどうかすら、やはり心配なくらい、今の日本代表は、苦労しているんだと、改めて実感しましたし、試合内容から、やはり厳しいなぁと痛感しました。
正直、完勝かもしれませんが、相手を圧倒はしてないと思います。


まず、岡田ジャパンの戦い方は、もうこの形なんだな…と、思いました。これ以上でもこれ以下でもないのかな?と感じました。

岡田ジャパンの絶対的な中心選手の中村俊輔選手が出場せず、4231の31にFWの選手を並べても、やっているサッカーは結局同じでした。
個人的には、劇的に点の匂いがするようになる可能性があるな、と期待していたのですが。
やはり、サイドを使うという考え方が、前の選手に少ないと思います。サイドは、サイドバックの選手だけの戦場となっているなと。
やはりサイドバックの選手に常に頼るのは、どうかと思います。その分、守備のリスクを負うことにもなっていると思います。効率がわるいなぁと…そこのズレが、攻撃の最後の部分や、カウンターからの失点につながっている部分があるのかな?と思います。
あと、守備が、堅くないと感じます。カウンターだけではなく、相手の遅攻に対しても、まずい状況なのではないでしょうか。個人的には、どうにも不安定に感じます。が…

ただ、やはり、岡田監督が、今の日本代表の監督なので、もう戦術について触れるのは、控えようと思います。もう固まってしまって、望めないと感じてしまったからですが…。どれだけ、選手を入れ替えても、俊輔選手の是非とか、関係なく、今の形が岡田監督の形なのだなと思ったからですが…。
監督が変われば別ですが、現状、もう、妄想となってしまうだけな感じなので。
完全、応援スタイルに切り替えようかなと思います。


ということで、これからは、日本代表に関しての記事は、選手個人にフォーカスする記事となると思います。


シリア戦では、中村憲剛選手をたっぷり見ることができました。
やはり、ボランチが司令塔なのは、ダイナミックな展開とスピードのバリエーションも増えると思います。シリアの守備が憲剛選手に対して甘かったのもあるかもしれませんが、それにしても、素晴らしいパスのさばき方と質だったと思います。
元々、憲剛選手のパスは、ほとんどがとても生産的だと思います。一番いいところを一瞬で見つけ、そこに正確にパスを出す技術を持っているなぁと思っています。ほとんどのパスが、とても効果のあるパスになっていると思います。無駄が無い感じを受けます。ボールを持てば、何かが起こると思わせてくれます。
しかし、シリア戦は、守備面では、良くなかったかなと感じました。プレッシングに機能的に参加できていないとか、相手のボールを奪う力が足りないな、守備では軽い印象を受けるなと感じました。
これは、試合をこなしながら、埋まっていく部分なのかもしれませんが。川崎の守備戦術が影響している部分もあるかな?とは思いますが。そんな印象を受けました。

次に、岡崎選手。やはり、個人的に、日本代表に欠かせない選手だと思います。ポジションは後半のようにトップ下の位置で。
岡崎選手は、コーナーフラッグ付近にできるサイドのスペース、4バックのSBとCBの間のスペースを使う意識が高い選手だと思います。相手を崩すという意味で、とても効果的な動きだと思います。岡崎選手のようにスペースにパスを引き出す動きを続けることにより、相手の守備をずらすことができ、押し込むことができると思います。それは、バイタルエリアでも必要ですが、サイドのえぐった位置まで一度ボールを運べたら、1回相手をかわせば、大きなチャンスになると思いますし、前を向けなくても、ミドルシュートや精度の高いクロスのチャンスが増えてくるなど、攻撃の幅が格段に大きくなるのでは?と思います。
そのような動きは、ガンバ大阪でトップ下の時の遠藤選手もしていると思います。大切なのは、相手の急所をつけるポジショニングとそこにパスを引き出すことができるかだと思いますが、それができる選手の一人として、岡崎選手はみどころのある選手かなと思います。

最後に、もう一人、香川選手について。
本当にスゴイ選手になる可能性を感じさせる選手だと思います。
個人的には、動きながらのプレーの質が、パスにしても視野にしてもスゴイのかなぁと思いました。なかなかスペシャルなクオリティを持っているなぁと。
あれだけボールに絡める辺りのポジショニングの上手さなんかも若いのにスゴイと思います。
ただ、トータルで、代表では、まだかな?とも思います。もっと他にも光る選手はいると思いますが…。小川選手であったり、菅沼選手をはじめとして。
やはり、伸び率を考慮しての起用なんでしょうか?


と、こんなところで。
カタール戦も、やはり、苦い感じの印象を受ける試合となるのではないでしょうか。ただ、先制すれば、意外と楽で、やりたい放題できる可能性も出てくると思います。
なんにしても、日本代表、全員、かなり頑張っている、ファイトしていると思います。そこは、見応えがあるし、そんな中で、素晴らしいプレーが見れたら、最高です。
頑張って下さい、応援しています。

ただ、できれば、天皇杯の川崎vs広島の広島のように、ワクワクするような試合が見たいところですが。広島は凄かった…。ユーロのスペインのような強さと、スコラーリチェルシーに劣らないくらい美しいサッカーだったと思いました。
今の日本代表は、美しいサッカー、驚けるサッカー、ワクワクするサッカーを望むのは、厳しいかなと。
でも、見るべきところはあるはず。
個人的には、カタール戦は、遅攻に対しての守備ブロックの作り方と中盤の両サイドの選手のアップダウンに少し注目してみようかなと思っています。

何より、応援はやっぱりしなくちゃ、と。


ご意見・ご感想・ご指摘、ございましたら、お願いします。

posted by kleecoachex |21:51 | 日本代表 | コメント(2) | トラックバック(0)
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