2008年01月31日

日本代表対ボスニア・ヘルツェゴビナ代表

日本代表VSボスニア・ヘルツェゴビナ代表
2008.1.30(水)
国立陸上競技場


結果は3-0で日本代表の勝利。


W杯3次予選に向けて最後の一戦。
チリ代表との試合は内容的にそれ程良くはなかったので、その修正がなされているのか楽しみな試合であった。

この試合は、前の試合からのスタメンの違いはGK楢崎、トップ下に大久保を起用していた。
まず、ボスニア・へルツェゴビナ代表は90分を通してコンディションの悪さを露呈していて、チリ代表と比べてプレッシングを掛けてこず、ゴール前を固めてきていた。

試合開始から中村憲剛がボールサイドに寄っていき、ボールを受けて簡単に叩いて、飛び出していく。この動きの連続で日本にリズムを作り出していた。現在の日本代表において縦へ積極的にボールを出せる唯一の存在として存在感は格別であった。またタイミングのいい精度の高いサイドチェンジ、ボールをとられないプレー、アタッキングサードにおいての落ち着きは目を見張るものがあった。
 

相手の高い位置からのプレスがない為にボールを保持することが出来ていた。最後の部分での連係はイマイチであったが、何度かダイレクトで繋ぎサポートの選手が追い越していくという場面があった。

日本は逆に高い位置でボールを奪おうとしていたが、何度か簡単にかわされて、相手にシュートチャンスを与えていた・・中盤でのイージーなミスでボールを奪われた時のリスクマネジメントに課題が残った。もしもW杯予選であったら取り返しの付かないことになってしまう可能性もあるので・・


この試合が代表2試合目となった内田篤人の精度が高く、タイミングの良いクロスはチャンスを作っていた。守備に関しては軽いプレーが何度かあったので徹底してもらいたい。

巻誠一郎の負傷により急遽出場した山瀬功治が全得点に絡む活躍。ゴール前に飛び出していく彼の持ち味が生きた得点であった。欲を言えば、高い技術を持っているのでドリブルで仕掛ける場面を見てみたい。


守備に関しては、久しぶりの出場となった楢崎正剛のキック・キャッチング等の安定感あるプレー。
中澤祐二・阿部勇樹のCBは非常に安定感があり、充分に計算が出来る。2試合連続無失点は大きな収穫になったのではないだろうか。

また、途中出場となった山瀬功治・今野泰幸・播戸竜二のコンディションの良さが見て取れたのは日本代表にとって好材料であった。
逆に残り一週間で高原直泰・遠藤保仁がどれだけコンディションを上げられるかが重要な課題になってくると感じた。

最後に、やはり1対1で相手に勝たなければチャンスはなかなか生まれないし、見ているサポーターに満足感を与えることは難しいと感じた。

タイ戦に向けて油断・過信せずに慎重に1点でも多く得点を奪ってもらいたい。日本国民の期待を背負って、誇りを持って闘ってもらいたい。選手達には非常に期待している。

また、オシム前監督が自力で杖を突いて歩く姿を見て彼の気持ちの強さ、サッカーへの愛情を強く感じた。このまま順調に回復してもらいたい。
選手達には前監督の気持ちを見習い気持ちを強く持ち頑張ってもらいたい。



posted by kjkj |16:04 | 日本代表 | コメント(3) | トラックバック(1)
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2008年01月28日

日本代表対チリ代表 “苦戦からの始まり”

日本代表VSチリ代表
2008.1.26(土)
国立陸上競技場

結果は0-0の引き分け。


岡田JAPANの船出且つ2008年、日本代表の初戦となる一戦。
「世界を驚かせる戦い」の始まりとなる一戦。

私は岡田武史監督という監督は守備的でリスクを冒す事を好まない人というイメージを持っている・・Jリーグにおいて結果を残してきた事は賞賛に値するものであるが・・・
しかし、攻撃において攻撃陣の軸には外国人に任せていたのも事実である。
日本人だけでどのような攻撃を見せてくれるのかを楽しみに観戦した。



この時期の試合は選手達にとってコンディション的に非常に難しい試合であるというのを前提として観戦した。

まず、フォーメーションは4-4-2のダイヤモンド型であった。
1ボランチの鈴木啓太以外の3人は流動的にポジションを変えていた。
試合が始まり積極的に前からプレッシャーを掛け、ボールを奪おうという意図は感じ取れた。ただ狭い局面でのチリの選手のボール捌きによって日本代表が狙っていた通りにはならなかった。

おそらく攻撃において岡田監督が目指しているのは前半8分に見せた短い距離をダイレクトで繋ぎ、相手ゴールに迫っていくことなのだろう。ただこのようなプレーを“連続”して出すことは出来なかった・・

日本選手の球際の弱さが目立っていた事が気になった。中盤でのセカンドボールを拾えないと苦しい戦いになってしまう。また、高原直泰・遠藤保仁のコンディションの悪さも目についた。
前線への楔のパスが入らず、FWが孤立してしまう場面が多く、また楔が入ってもサポートがなく厚みのある攻撃を仕掛けることが上手くいかなかった。

後半に入り、中村憲剛がリズムを変えようと前線への飛び出し・裏を狙うパスが効果的であった様に思う。
90分を通して中澤祐二の体を張った守備は安定感があり前線へボールを運ぶ意識は他の選手よりも強く感じた。

後半途中に投入された大久保嘉人は、それまでにはなかった裏を狙う動きを見せ、日本にリズムをもたらしていた。決定力という点では残念な結果であったが、得点の匂いがしていた。

最も気になった点は、日本の選手はボール持つことを怖がっているのか、焦ってパスミスを繰り返してしまう点である。

日本を代表して戦っているという意識を持ち、試合に臨んでもらいたい。
絶対に勝つ、なんとかしてやろうという強い気持ちを持って戦っていると感じたのは、中澤祐二・巻誠一郎・大久保嘉人くらいであった。
冒頭で述べたようにオフ明けで難しいであろうが、あと10日程でWC
予選が待っているので、次のボスニア・ヘルツェゴビナ戦を大事に気持ちの入った試合を見せてもらいたい。


この試合で岡田監督が求めているサッカーは出来なかったが楽に勝ってしまうより、苦戦した方が課題も見つかり、次に向けて選手達の課題への意識も高まるだろうし、その点では良かったのではないだろうか。WC予選までには課題を修正し、結果を出してもらいたい。





チリ代表に関して、チリ代表はこの試合が代表デビューとなる選手が7人もいることを感じさせない戦いぶりであった。球際での強さ、中盤でボールを奪ってからの速い攻撃・豊富な運動量。まさにオシム監督時代のジェフ千葉を思い起こさせるチームであった。ビエルサ監督の緻密な戦術も加わり良いチームであった。




posted by kjkj |16:59 | 日本代表 | コメント(2) | トラックバック(0)
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2007年10月21日

日本代表対エジプト代表

日本代表vsエジプト代表
2007年最後の試合。

エジプト代表はクラブ選手権の影響でアルアハリの選手、また海外組のジダン・ミドが不在であった。正直2軍と言わざる終えないメンバーであると試合開始前思ってしまった・・
しかし、試合を見ているとエジプトの選手達はショートパスを繋ぐ良いサッカーをしていた。決定力という部分は日本同様の問題を抱えているかのように感じたが彼らは本気で日本に戦いに来ていた。


結果は4-1で日本代表の勝利であったが内容的にはそれほど差はなかった。もしもエジプトに決定力があれば引き分けに持ち込まれていても可笑しくはない試合であった。



日本代表において大久保嘉人という素質が開花していた。得点に限らず献身的な守備、楔を受けるプレー。最も武器である機敏性・俊敏性という部分での他の選手との違いは明白であった。突破力・シュートに対する貪欲さ、ストライカーに必要とされる“資質”を備えている。日本人には、なかなか持ち得ない希有な特徴を彼は有している。昔は、その特徴が悪い方向にでてしまっていて独りよがりのプレーが目に付いたが、偏に言えることではないが今年チームでMFを経験したことやキャプテンを経験したことで大きく成長していた。周りを使うプレーも格段と進歩している。表裏一体ではあるが、私は何より彼の負けん気の強さが好きである。


中村憲剛。彼の現在のポジションは海外組が来るとはじかれてしまうといったところだろうか・・・ジーコ監督時代の小笠原を思い出す。
2007年アジア杯・ACLを戦い“勝負”したことによって大きなモノを得たのだろう。
彼は常にその状況において順応しているように感じる。この試合でも縦へのパススピードの速さ、常にボールを持っている選手へのサポートの早さは抜群であった。存在感は際立っていた。彼の細やかな気配りによって他の選手がプレーしやすくなっている。2008年、より大きく飛躍してもらいたい。


前田遼一。彼のボールのもらい方、ボールタッチ、トラップの巧さなど本当に非凡なものを持っている。FW陣は選手が入れ替わりが激しいが常にJリーグで結果を残し代表に定着してもらいたい。

大久保嘉人・巻誠一郎・播戸竜二・矢野貴章・高原直泰・佐藤寿人・田中達也などがいるが彼らは高原を除けばオシム監督の中では横一線くらいの位置付けではないだろうか・・クラブで結果を残し、代表で与えられた時間で結果を出し、FWのイスを勝ち取ってもらいたい。切磋琢磨してレベルアップしてもらいたい。


また、オシム監督の下、全試合に先発出場を続ける鈴木啓太。
彼は今年相当な数のゲームをこなしている。来年も同じように高いパフォーマンスを持続することは並大抵なことではないだろう・・怪我も心配である。その為にも今野泰幸をボランチで試してもらいたい。クラブでの彼のパフォーマンスは目を見張るものがある。ただ、使われないということは何かが足りないということなのだろう・・・
彼には今以上に闘志を前面に出しチームを自分が引っ張るくらいのプレーを期待したい。

posted by kjkj |17:02 | 日本代表 | コメント(0) | トラックバック(1)
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2007年09月12日

日本代表対スイス代表

3大陸トーナメント。
欧州でのアウェー戦。
日本VSスイス。

前回のオーストリア戦の反省点として感じた“責任”を持ったプレー。
私はそれを選手達がどのように表現するのかに注目して観ていた・・・

試合結果は4-3で日本の勝利。

スイスはコンパクトで組織的な攻撃・守備をしていた。率直に良いチームだと感じた。チームとして連動した動きを見せ、徹底されていた。
選手交代により綻びが出たのかもしれない。2点リードし日本を格下だと認識し、気が緩んでいたのかもしれない。しかし、時間の経過と共に日本代表はスイスを焦らせた。これは、紛れもない事実である・・・
 

この試合において最も輝きを放っていたのは遠藤保仁だと思う。特に後半、ピッチを自由に支配し攻撃のタクトを揮っていた。確実にボールを繋ぎ、タイミングのいいパスを出し、相手のファールを誘い、他の選手にはない余裕を感じさせてくれた。日本のリズムを作り出していた。


次に松井大輔である。今までの日本代表では見られなかった個人での打開。彼は、オーストリア戦同様に貪欲にそれに拘っているかのようにさえ見えた。プレーで他の選手に伝えようとしている気持ちが伝わってきた。
パスでボールを運ぶのではなく、ドリブルで自らがボールを運ぶ。彼はチャレンジャーとしてスイスに向かっていっていた。失敗を恐れず、仕掛けることにより、何かを得ようとしていたのではないだろうか。
紛れもなく彼の突破により得たPKで流れは変わった。
彼は勝負を挑み続け、他の選手の意識を変えた。明らかに“勝負”するプレーを選択する選手が時間の経過と共に増えていた。
そして、ベンチで彼のプレーを眺めていたであろう山瀬にも良い刺激を与えたことだろう。フランスで練習から揉まれ、レギュラーを確保する為に、培った経験を存分に披露してくれていた。
あとはフィニッシュの精度を上げてもらいたい・・



日本の勝因はなんと言っても運動量の豊富さではないだろうか・・
試合終了まで衰えない運動量。これは日本の大きな武器であることを再認識した。ここは日本人の大きな特徴であり、誇れる部分ではないだろうか。

また、ポゼッションと積極的な仕掛け。この二つをバランス良く組み立てることにより、日本のこれからの進化が見られると感じた。どちらかに偏っても世界のトップクラスには通用しない。これらの状況判断のスピードを速くし、“責任”を持ってプレーしてもらいたい。スイス代表のサッカーは日本にとって大きな参考になったであろうし、盗まなくてはいけない部分、日本に求められる部分は多かったと感じた。


忘れてはいけないが、日本代表は相手が脅威に感じる程の攻撃を見せてはいない。トップスピードで襲い掛かるような攻撃が出来ていないし、流れの中での得点力不足は未だに深刻な問題であることには変わりはない・・
またアジア杯でもそうだったようにセットプレーからの守備に危険を感じる。
また、全試合に出場している鈴木啓太が何らかのアクシデントにより出場出来ない場合や不調を想定し、あのポジションで今野を試してもらいたい。彼のしつこく粘りのプレスを日本代表のボランチとして見てみたい。

私が最も注目していた“責任”を持ったプレーは、松井を筆頭に今まで以上に感じ取れた試合であった。
選手達には、あらゆる判断のスピードを上げてもらいたい。









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posted by kjkj |12:19 | 日本代表 | コメント(5) | トラックバック(1)
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2007年09月10日

日本代表対オーストリア代表

3大陸トーナメント。
日本代表VSオーストリア代表。
オシム監督就任以来初めてのヨーロッパ遠征。オシム監督なしでは得られなかったであろうトーナメントに参加。

欧州でのアウェー戦。これは日本代表にとって大きな経験になるだろう。
日本がホームで戦う親善試合よりも比べものにならない程のものを得られるのではないだろうか。
オーストリアはヨーロッパ一流国ではないがガチンコ勝負で日本が勝利を手にすることは、そう簡単なことではない。まして相手のホームだったら尚更である。日本がオーストリアに勝てるという楽観視したムードは何時から生まれてしまったのかと考えてしまう・・・
 
試合は0-0でPKの末オーストリアの勝利。

この試合、稲本がオシム監督の下ボランチで初めて出場した。
彼の持ち味である積極的な守備、激しいボディコンタクトは効いていた。闘える選手であることを証明してくれていた。欧州で戦ってきた経験というのを存分に感じさせてくれたし、練習から隙を見せればスタメンの保証もない欧州の環境で培ってきたものは彼の根源となっているのだろう。

松井も同様に途中出場で自分の力を発揮しようと奮闘していた。出来そのものは良くなかったのかもしれないが、1人でもやってやるという強い気持ちを感じさせてくれたし、日本代表に足りないものを彼が自らやろうとしていた。
試合終了後の顔を見れば分かるが、他の選手が談笑している中、明らかに彼は不満の表情を見せ、到底満足などしていないことが分かる。次戦でその鬱憤を晴らしてもらいたい。

加地・駒野の両サイドバックは運動量を求められ、上下動を繰り返していた。前線でボールを受ける機会は多いが、攻めきることが出来ずリズムに乗れていない。このような試合では貪欲に勝負してもらいたい。リスクを冒して攻めている以上やりきってもらいたいし、Jリーグで見せているプレー振りからしても出来ないのではない筈である。勇気を持ち失敗を恐れず勝負してもらいたい。もう少しエゴを出しても良いのではないだろうか・・・

中村俊輔はボランチの位置に下がりボールを受けゲームを作る機会が多い。リズムを作ろうと正確な長短のパスを供給していた。
彼には相手にとって最も嫌なゾーンでのプレーに期待しているし、そこに顔を出し、入っていくことで相手のマークに微妙なズレや肉体的・精神的な疲労を共に消費させられることが出来るのではないだろうか。

中村憲剛は途中出場で持ち味の縦への意欲を見せ松井と共に攻撃的なプレーを見せ、なんとかリズムを変えようとしていた。

オシム監督は、中村俊輔・遠藤・鈴木に対して信頼が非常に高いことが改めて感じられた。日本の目指す、「中盤を掌握するサッカー」において彼らを信じているのが分かる。ここは五輪代表の選手と監督の関係に違いを感じた。

日本代表の選手達は自分の“責任”というものから逃げずに勝負してもらいたい。失うものな無いし、チャレンジャーの気持ちを忘れずにプレーしてもらいたい。

課題であるリズムの変化・緩急を付けた攻撃を選手交代以外で選手達自らリズムを変えるプレーを期待したい。
この問題はJリーグにおいてリズムを変える役割を外国人選手に任せているクラブが多いのも原因の一つなのではないだろうか・・・

次戦はスイスが相手である。スイスは非常に強い国であるし、オーストリア戦より激しい試合になるだろう。
日本代表の選手達には積極的に勝負してもらいたい。
日本VSスイスは非常に楽しみな一戦である。堅守のスイスを日本代表が崩せるのかを見てみたい。
また、松井・山瀬のプレーにも注目したい。
彼らのプレーが今の日本にないものを見せてくれることを願っている・・・また、オシム監督が彼らをどのように使うか注目である。









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posted by kjkj |13:13 | 日本代表 | コメント(0) | トラックバック(0)
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2007年08月24日

日本代表対カメルーン代表

日本代表VSカメルーン代表。
アジア杯の戦いを経て、日本代表がどのようなサッカーを見せてくれるのか、オシム監督は誰をどのように使うのか、アジア杯を戦った選手が対アジアではない相手にどのようなプレーを見せてくれるのか、復帰やオシムジャパン初召集の選手がどのような存在感を見せつけてくれるのか、非常に興味を持ち試合を観戦した。

試合結果は2-0で日本代表の勝利。
前半は日本のペースで試合が進み、FKから闘莉王のゴールで先制。
後半は日本のやりたいサッカーが出来ず、押し込まれるも試合終了間際、CKのこぼれ球を山瀬が蹴りこみ追加点を挙げ、試合終了。


前半は日本のやりたいサッカーが出来ていて、非常にスムーズに試合を支配していた。

この日、オシムジャパン初出場の大久保は、気持ちを前面に出し、積極的なドリブルを仕掛けていた。代表生き残りを賭け、「絶対に勝つ」という気持ちが伝わってきた。自分の力で存在を示していた。
アフリカのトップクラス相手に、アジリティーを生かし自分が通用することを証明していた。
私は、これから先、彼がスタメンで出場する為には守備を徹底して鍛えることが必要であると感じた。攻撃面だけではなく、守備でチームに貢献していかなければならない時が必ず来る筈である。
或いは、ジョーカーとしても面白い。後半、相手が疲れてきた時間帯に彼が投入されれば、チームの士気も上がり、攻撃の組み立てがシンプル且つスピードアップされるのは間違いない。

代表復帰戦の田中達もスピードを生かし、アジア杯では見られなかったアタックを仕掛け、日本の攻撃を牽引していた。
まだ、怪我の影響もあり100%の出来ではないだろう・・
しかし、カメルーン守備陣にとって厄介な存在となっていた。
日本の新たな形を少ない時間の中で垣間見た気がした。

Aマッチデビュー戦の前田は中央に位置し、しっかりボールを収め攻撃の起点として奮闘していた。独特なボールタッチを自信を持って駆使することが出来るようになれば、彼は今までの日本にいないプレーヤーに成るポテンシャルを秘めていると感じた。

怪我によりアジア杯を戦うことが出来なかった闘莉王。
日本の敗戦をテレビで観戦し、相当悔しがっていた。
ブラウン管を通して見る日本代表を、彼はどのようなことを考えながら観戦していたのだろうか。
答えはピッチに表れていた。味方を鼓舞し、特に後半、押し込まれる展開の中、相手との距離を絶妙に保ち、得点を与えなかった。相手との間合いという点で大きな収穫があったように思える。


チーム全体として、幾らカメルーンのコンディションが悪いとはいえ、前半は良い流れを継続して保ち優位に試合を進めた。アジア杯で身に着けたポゼッションを基盤に、スピードの緩急を巧く使っていた。サイドが詰まったら、無理せず作り直す。緩急を加えたことでより効果的であった。
新たな選手が加わり、バリエーションが増えた印象である。
そして、選手達の意識が大きく変わったのか、或いはチームとしてイメージを共有出来ていたのかは分からないが、相手CKからのカウンターで人数を掛けて攻め込む場面が見られた。今までにはないアクションであった。
そして前半に鈴木ー田中達ー前田ー田中達ー大久保と流れるような攻撃は可能性を感じさせてくれた。


私が最も収穫があったと感じるのは、後半、カメルーンに押し込まれながらも失点をしなかったことである。
日本が先制したことや、前半で日本の戦い方を見抜き、カメルーンが修正してきたことを考えれば、相手にゴールを与えず、必死に守りぬいたことは大きな財産となるであろう。
しかし、反省すべき点もある。
カメルーンの激しいプレス、ファール紛いのプレーを恐れ、パスミスの連鎖や対人プレーに躊躇していた点である。恐れをなして自滅していた。

また、圧倒的なスピードを持つ選手に対して、どのように防ぐか、個人としてもチームとしても再考を願いたい・・・

また、対世界で考えたとき日本相手に守備重視の戦い方をしてくるチームはどれだけあるのだろうか。
多くの国々は日本相手に攻撃重視の戦い方をしてくだろう。
日本が守備を強いられる時間帯は確実に増えるだろう。
そのとき、鋭いカウンターを日本は仕掛けることが出来るのだろうか。
この試合で垣間見ることが出来たが、これと言える形を現在、持ち合わせてはいない。これを日本の武器の一つとすることが出来た時、日本は、今以上に世界に近づける筈である。


カメルーン戦やアジア杯を通してオシム監督は、どのような選手の評価ををしているのか非常に興味がある。今回新たに選ばれた選手はオシム監督の目にどう映ったのだろうか・・・
オーストリア遠征のメンバー発表がもたらす意味は決して小さいものではない筈である・・・










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posted by kjkj |13:56 | 日本代表 | コメント(3) | トラックバック(0)
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2007年08月03日

アジア杯を振り返って3

攻撃について・・・
今大会の得点数は6試合で11点でした。
それなりに点は取れていたのではないでしょうか。
4位に終わりましたが、これが現在の日本代表の妥当な結果ではないでしょうか。
この結果の方が近い未来、選手達が奢りなく対アジアに挑めるのではないでしょうか。
今大会において課題はいくつか見つかったと思います。
・ダイレクトプレーが少ない
・攻撃のリズムが単調
・クロスの精度の低さ
・1対1の弱さ
・シュートが少ない
・中盤での不用意なパスの多さ

日本は試合を支配し相手に引かれているのだったら、サイドにボールを出し前に走っていく。それによってスペースが生まれ、マークもずれてくると思うのですが・・・
いくらボールを回せていても相手も慣れてしまうのでドリブルなり、ダイレクトプレーなり創造性のあるプレーをもっとバイタルエリアで見たかったですね。
また、シュートを打たなければ相手DFも怖くないだろうし守りやすいのではないでしょうか。シュートを打つことにより相手が詰めてくる。それによってマークがずれると思うので。
また、日本に速攻という術を身につければ、ボール支配できるのでより大きな武器になりうる。また今大会でみせたような遅攻もより生きてくる筈です。
一番気になったのはここぞという場面での攻め上がりがないこと。世界の強国なら全速力で駆け上がり相手を圧倒し、畳み掛けるような攻撃を仕掛ける場面。
それが日本には感じられなかった。





逆に、今大会一番の収穫は、アジアではポゼッションに関して日本に勝る国はないということ。ボール支配率は60%を超える試合が主だなんて、アジア杯で見た記憶がありません。正直ここまで試合を支配できるなんて考えていませんでした。
これはオシム監督が就任してから1年の大きな功績ではないでしょうか。
また、リスクを負って中村憲剛が飛び出すことによってチャンスが生まれていた。
中村憲剛と遠藤の位置が逆でも面白いとも思ってしまった。


日本代表がラインを上げコンパクトに保ち、相手ボールを高い位置で奪取し、素早いパス回しで相手を翻弄し、ゴール付近でイマジネーション溢れるプレーでゴールを奪う。そんなシーンを見たいですね。

オシムJAPANが砂上の楼閣でないことを願い、再び世界という舞台に舞い戻ってもらいたい。
日本のサッカーを体現し、一歩一歩確実に前進してもらいたいです。

次の試合でオシム監督は誰を選ぶのか非常に楽しみです。

posted by kjkj |06:45 | 日本代表 | コメント(4) | トラックバック(0)
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2007年08月01日

アジア杯を振り返って2

守備について・・
今大会、日本代表は全ての試合において4バックで挑みました。
これは負傷者の問題や様々な事象が重なった結果なのかもしれません。
これから、これを続けていくかはわかりませんが、今大会においての失点数を見てみると7失点です。これは対アジアで見ると決して少なくない数字だと思います。
日本代表はポゼッションサッカーを嗜好し、相手よりボールを保持し、相手陣内でパス交換をし、そこにサイドバックも上がり、詰まったら逆サイドにボールを運び、逆のサイドバックが上がるという展開の中、不用意なパスを奪われると一気にカウンターという危ない場面が多かったように思います。
そこで2対2という場面となり危機が訪れるという流れ・・・
リスクマネジメントが不十分だったように感じます。
ボールが回せ、キープ出来てしまうので注意が不十分だった。
対アジアにおいて、数チームを除いては日本相手にカウンター狙いで挑んで来るのだから。
また、センターバックとボランチの位置関係にも改善の余地は見られた。


この大会を通じてアジアというのはどのようなものなのかを選手一人ひとりが経験し、次に繋げてもらいたい。この貴重な6試合の財産を決して無駄にすることなく。


そして、一番の弱点はセットプレーの守備ではないだろうか。
リスタートから何点か許してしまったし、危ない場面が多かった。
高さで勝てないなら、せめて体をぶつけ相手の思うようなプレーをさせない、コイツだけには仕事をさせないという強い気持ちを今以上に見せてもらいたい。

そして、日本代表の選手達には抑えられるだけのポテンシャルがある筈なのだから。
これからのJリーグで相手選手に1対1で負けない守備、遅らせるプレー、しつこい粘りのあるプレーを頭に刻みプレーしてもらいたい。
そして個人個人の長所を伸ばしていってもらいたい。

日本代表という誇りを持って・・・


また、劣悪な環境、タイトなスケジュール等で必死に勝利という至上命題を背負って戦った選手、スタッフの皆様お疲れ様でした。

posted by kjkj |14:29 | 日本代表 | コメント(2) | トラックバック(0)
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2007年07月31日

アジア杯を振り返って1

アジア杯を日本代表を中心に振り返っていこうと思います。

まず、今回のアジア杯4ヶ国共同開催は失敗に終わったと思います。
移動、気候等の面でハンデがありすぎた気がします。これは、日本が不利だったという意味ではなく各チームにあまりにも格差があったように感じる。

そしてAFCの運営能力のなさが露呈された。
日本はハノイからの移動で混乱したり、ホテルの部屋数が少なかったり理解しがたい問題が発生していた。これはイラクも同じ被害を受けている。

そして、私が一番疑問に感じ不可解だったのは審判団についてである。
同じ審判が同じチームの試合で笛を吹いていた。
日本の試合で見てみても、何度か同じ主審であったし、準決勝の主審はオーストラリア人であった。日本代表は準々決勝でオーストラリアを破っているにも関わらずである。
もう少し、うまい具合にローテーションしてもらいたいものである。

また、審判の質にも問題がある。これは今に始まったことではなく長年の課題であるが、それにしても酷過ぎる。
アジアのサッカーが世界と肩を並べるためには審判の正確性、公平性、ゲームを落ち着かせるレフェリング等が必要不可欠ではないだろうか。
日本代表と対戦したオーストラリア、韓国、それぞれ退場者が出たがそれに値するとは思えなかった。
もっと11対11の試合を見てみたかった私の私情を差し引いても妥当ではない判断だったように思う。
少なからず私と同じ思いを持った人はいる筈である。

アジアの審判団にも技術の向上を心から願います!

また、日本代表のアジア杯における試合内容等については次回記したいと思います。

posted by kjkj |12:31 | 日本代表 | コメント(2) | トラックバック(0)
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2007年07月29日

韓国戦を終えて

昨日の結果は残念でしたね。
完膚なきまでに相手を叩き潰すことは出来なかったが韓国を相手に内容で上回った試合を今まであまり見たことは、それ程なかったように感じます。
いつから日本が韓国に勝つことが当たり前のような風潮になったのだろうか。
フラットな目線で見たら昨日の試合は、報道されているような悲観的でも屈辱的なものでもなかったように思う。

そして、気候、移動、試合日程などタフな状況を戦い抜いた日本代表に拍手を送りたい!
また韓国代表のそれにも敬意を払いたい。さすが韓国という場面を何度も見させてもらいました。彼らに学ぶものも多いですね!


試合はというと、サウジ戦の経験を生かした守備、中村憲剛のFWに当てて飛び出すプレー、中村俊輔のセンタリングの精度、意思統一された相手の攻撃を遅らせるプレー、など好プレーは多々あった。
しかし、後半韓国に退場者が出て10人になってから負のスパイラルに陥ってしまったのではないだろうか。
もう少し11対11の勝負を見たかった。
途中出場の選手も今大会で最も効いていた!チャンスは作っていたし、あとはフィニッシュの部分だけだった。 ただ、ここは相手キーパーを褒めなければならない。

韓国の闘志、気迫を前面に出したプレー、10人になってからの粘り。
どれも素晴らしいものでした。

10人になっても得点を取ってやろうというチームとしての徹底したプレー、また準々決勝でのオーストラリアの躊躇のない徹底したPK戦狙い、これらの戦い方を見て、日本がこのような状況に陥ったとき、徹底したプレーを貫けるのかと考えてしまった。


そして、オシム監督のメンバーをほぼ入れ替えないスタメンには驚いた。
「自分の選んだメンバーにもう一度チャンスを与えたかった」という言葉は重みがあり深い言葉だと感じた。

posted by kjkj |13:45 | 日本代表 | コメント(14) | トラックバック(0)
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