2008年12月04日
磐田のオフト監督が天皇杯5回戦・G大阪戦で先発10人を入れ替えることを受けて、日本協会の犬飼会長が不快感を示した。「外国人監督には大会の権威など関係ない。クラブが導かないといけないが、監督に丸投げの社長が多い」。磐田への指導については「これから考える」と試合結果を見て判断することになった。*スポニチ/オフト監督には堂々と自らのチーム事情を踏まえた選手起用を貫いて欲しい。そしてもしこれにペナルティが科せられるようなことがあれば、その時Jクラブは一致団結して協会と戦うべきである。この問題の本質を焙り出すべきである。(2008.11.26)
そもそもの2年契約…解任宣告するにしてもこのタイミング…そして球団社長と強化本部長の監督招聘をめぐるはっきりとしない責任と位置づけ。浦和レッズのここまでの流れを、僕は非常に杜撰なものであったと思うが、ただひとつ次期監督就任を噂されるフォルカー・フィンケ氏には、大きな期待を抱いている。ブンデスリーガはまったく見ない僕にも、その手腕とサッカースタイルへの賛辞は、以前から耳に届いていた。ここから契約まですんなり運ぶかどうかはまだ分からないが、願わくばこれが浦和再出発の契機となることを期待している。(2008.11.27)
石崎信弘氏の柏レイソル監督退任が発表されたそうだが、後任監督は海外から招く事になるのだろうか?あらゆる日本人監督の中で、石崎信弘氏のその手腕を、僕は日本人では最高峰のものであると考えている。その手堅いサッカーで、どのチームを率いても素晴らしい土台を築いてきた。結果は期待していたほどのものではなかったかも知れないが、今年一年の柏レイソルのサッカー、その内容はJ1の中でもトップレベルのクオリティを有していたと思う。これが柏の衰退に繋がらない事を祈る。(2008.11.29)
犬飼基昭会長は29日、秋―春制シーズン移行に慎重なJリーグに対し「世界と戦っていない」と苦言を呈した。「世界と戦うためには(秋―春制の)世界基準に合わせるしかない。日本代表は世界と戦っているが、Jリーグは戦っていない」と話した。さらに12月のトヨタ・クラブW杯について「今のままではJクラブはシーズン終わりの疲れ切った状態でクラブW杯を迎える。秋―春制になればシーズン中盤の状態といい時に世界の強豪クラブに挑戦できる」と力説した。*スポーツ報知/ではシーズン終わりにWCやEUROを戦う欧州は、世界(?)と戦っていないのか?3秒考えれば破綻する理屈。Jリーグ試合報道の紙面を潰して蒸し返される妄言。彼は何と戦っているのだろう。(2008.11.30)
この時期になると、いつもホーム最終戦の選手とサポーターとの惜別のシーンにじんわり目頭を熱くさせられるものだが、今回もまた瑞穂陸上競技場と、日立柏サッカー場の2つのドラマに胸を打たれてしまった。両チームともこの先に大事な一戦が待ち構えている。そしてきっと、また来年もどこかは分からないがJのピッチにおいて互いに出会う事ができるのだろう。あとたった一試合で、このJリーグ2008が終わってしまうのだと思うと、正直とても寂しい。最後の1ゲーム、今からどの試合を見ようかと頭を悩めている…。(2008.12.01)
クラブによる選手の大量解雇が続々と報道されている。選手たちにとってはたいへん気の毒な状況ではあるが、来期以降さらに悪化するだろう経済状況を鑑みれば、この厳しい決断も致し方ない部分もあるだろう。が、同じように各クラブの背広組のリストラ、コストカットも適正になされているだろうか?Jリーグはどうだろうか?そしてJFAは?この国の政治と同じように、お上はぬくぬくと暴利を貪り、下々にだけ過酷な条件下での労働や理不尽な犠牲を強いていないだろうか?(2008.12.03)
★サッカーブログランキング…応援のクリック、いつも本当にありがとうございます★
⇒⇒⇒人気blogランキングへ
キリタニ100法*(ほぼ…)毎日更新中です。
『 日米安保を疑え』
*今後ブログタイトルの下に日替わりの一言コラムを毎日更新させていだく予定でおります。
posted by 桐谷 |11:38 |
一言コラム |
コメント(5) |
トラックバック(1)
2008年12月02日
【2008Jリーグ】僕が選ぶベスト11をここに書き記しておきたいと思う。本来MVPとは、優勝チームから選出されるべきであると考えるので、ここでそれについて触れる事はしないが、来週は時間が取れないかも知れないので、残り1試合を残してベスト11だけでも先にまとめておこうと思う。
GK 楢崎正剛(名古屋)
DF 岩政大樹(鹿島)
DF 田中マルクス闘莉王(浦和)
DF 阿部勇樹(浦和)
MF 青木剛(鹿島)
MF エジミウソン(大分)
MF 小川佳純(名古屋)
MF 中村憲剛(川崎)
MF 遠藤保仁(G大阪)
FW マルキーニョス(鹿島)
FW 柳沢敦(京都)
【GK】楢崎正剛(名古屋)
川崎の川島永嗣との間で最後まで迷ったが、チーム失点数により彼の方がより相応しいと判断する。大分の西川周作は出場試合数の面で少しマイナスとさせてもらった。
【DF】岩政大樹(鹿島) 田中マルクス闘莉王(浦和) 阿部勇樹(浦和)
他にも大分の深谷友基、森重真人、ガンバの山口智、清水の高木和道なども選択に迷う部分もあるが、上記の3名のパフォーマンスおよびリーダーシップ含めた部分のチームへの貢献を上位として評価させてもらった。
【MF】青木剛(鹿島)、エジミウソン(大分)、小川佳純(名古屋)、中村憲剛(川崎)、遠藤保仁(G大阪)
攻撃的なポジションにあたる小川、中村、遠藤に関しては文句なしの働きだったと思う。遠藤はJに関しては出場試合数が決して多くはないが、ACL含めてそのゲームの中で見せてくれたパフォーマンスは傑出していたように思う。そして鹿島の青木剛は今年一年で大きく成長した。また大分のボランチコンビ、ホベルトとエジミウソンについては、出場試合数とカードの少なさでエジミウソンの方を選出した。
他にも清水の枝村匠馬や大分の金崎夢生、そして京都の渡邉大剛、川崎の谷口博之など、将来性豊かな若手、中堅選手たちの活躍が目立った一年だった。この中から2010年WCの主力を担う選手が出てくるような気がする。
【FW】マルキーニョス(鹿島)、柳沢敦(京都)
マルキーニョスに関してはMVP級の働きであり、異存をさしはさむ余地はないと考えるが、もう一人に関してはジュニーニョかダヴィかカボレか柳沢かで悩んだ。しかし、柳沢敦の復活劇は非常に鮮やかで、またチームの降格がかかる終盤戦の大事な局面でゴールを量産したことを最終的には高く評価し、上位とさせてもらった。
また、ここに選出することはできなかったが、例えばチーム内の厳しい評価を覆して見事にポジションを奪い返して意地を見せた浦和、坪井慶介の頑張り。チーム成績にはつながらなかったが、ピッチ上つねに全力で戦っていることがひしひしと伝わってくる東京V土屋征夫や、磐田ジウシーニョ、千葉巻 誠一郎や、神戸石櫃洋祐たちの健闘にも触れておきたい。多くの選手達の、すべての頑張りに支えられて、今年のJリーグも存分に楽しませてもらったことに、ここで深く感謝したい。
残り1試合。
最後の力を振り絞って、すべての選手たちが、今年一年で最高のパフォーマンスを見せてくれる事を期待している。
★サッカーブログランキング…応援のクリック、いつも本当にありがとうございます★
⇒⇒⇒人気blogランキングへ
キリタニ100法*(ほぼ…)毎日更新中です。
『コメディ 』
*今後ブログタイトルの下に日替わりの一言コラムを毎日更新させていだく予定でおります。
posted by 桐谷 |11:44 |
Jリーグ |
コメント(15) |
トラックバック(2)
2008年12月01日
J1第33節、横浜FマリノスVS東京ヴェルディの後半戦を見ていて妙な違和感を覚えた。
東京Vが直接降格を争う相手であるジェフ千葉はすでに敗れている。このまま、引き分けのままゲームを終えれば、次戦敗れても得失点差を考慮し自動降格は免れる。
しかし、選手たちはリスクを負って前に出る。
“ああ、ジェフの試合の結果を聞かされていないのだな…”
と思い、僕はヴェルディの選手たちを少し気の毒に思いながらその後の試合を見ていたのだが、やはり肝心なところで守備のバランスを欠き、最後には疲弊して、自力に勝るマリノスを相手に完敗を喫した。
0-0のゲームを念頭に置いて後半45分のゲームを進めていれば自動降格の危機を免れていた筈だ…とまで言い切るつもりはない。が、少なくとも僕がヴェルディの監督であったとすれば、プロであり、多くの経験も有したピッチ上の選手たちに(ジェフが敗れた…という)情報だけは提供していたと思う。
勝ち点1持ち帰れば“自動”だけは免れる。
リスクを負って攻め、守備のバランスを崩すよりも、しっかり守りながらマイボールを大切にして可能な限りDFラインを押し上げていこう…と言ったところだろう。
目標は勝ち点1。その意識をしっかりと共有した上で、少ないチャンスに勝負をかけよう…と。
0-0のサッカーというものがある。
それと同じように1-0のサッカーもあれば、0-1のサッカーもある。
その状況に応じて、それぞれ求められる選択、チャレンジ、リスクマネージメントの仕方に違いがあってしかるべきだと僕は思うが、従来のニッポンの価値観は、常に安直に、選手たちに一本調子で“攻める”ことを要求してきたように思うのだ。そしてこの短絡こそが、ニッポンのサッカーに守備の文化が根付かないひとつの大きな要素であるとも僕は思っている。
このとき『(千葉の結果は)聞いていない』と柴崎晃は証言する。指揮官は、勝ち点“1”を取りにいく戦いではなく、“3”を奪いにいこうと選手を送り出した。*エルゴラッソ
と、この試合同じようにこの部分に視線を向けて居られた、いしかわごう氏がレポートして下さっている。
本当の意味での、プロの選手たちに対する“信頼”を持ち得ない指導者と、そんな中自身や家族の生活と未来がかかったこの状況で、なかば片目を閉じさせられたままにただ蛮勇を奮うことを強いられた選手たち。
早々とクラブによる来期の柱谷監督続投の意思が報道がなされるなか、その一方では、GK土肥洋一やMF福西崇史、DF服部年宏ら10人を超える選手たちに対し、最終戦を前に“ゼロ提示”が通告されたとも聞く。プロである限り、最後の最後までチームの為、サポーターの為、J1残留の為に、死力を尽くして戦わなければならないことは当たり前の条理ではあるが、しかしそれを安楽な高みから見下ろしている者たちは、果たして本当にプロとしての仕事を全うしていると言えるだろうか?
ピッチ上の選手たちに要求される“責任”と同じものが、背広を着た紳士たちにも要求されるべきではないだろうか?ピッチ上の選手たちに要求される“スポーツマンシップ”と同質のものが、背広を着た紳士たちにも同じく要求されるべきなのだ。
信頼と責任とは一対のものである。
敗れ去ってゆくJクラブのトップの多くが、それを踏み外してきたように、ここ数年日本のサッカー界のトップが、同じようにそれを踏み外し続けている。ピッチでの出来事に目を向けるのと同じように、僕たちはもう一方の“責任”と“スポーツマンシップ”に対して、さらに厳しい目を向けてゆくべきなのではないだろうか。
★サッカーブログランキング…応援のクリック、いつも本当にありがとうございます★
⇒⇒⇒人気blogランキングへ
キリタニ100法*(ほぼ…)毎日更新中です。
『コメディ 』
*今後ブログタイトルの下に日替わりの一言コラムを毎日更新させていだく予定でおります。
posted by 桐谷 |11:31 |
Jリーグ |
コメント(24) |
トラックバック(0)
2008年11月27日
皆さんはアメリカの核発射ボタンがどのように管理されているかご存知だろうか?
多くの方々が誤解しているか、或いは興味も関心も持たない事柄なのだろう。僕は小2ではじめて米ソの核兵器の存在を知った。そしてまさにその夜から、これが心配でしばらく眠る事ができなくなった。次の瞬間には、ふとした事故から世界が…、大好きな祖母や愛犬や家族らが全部吹っ飛んでしまうのではないか…という恐怖に苛まれたからだ。
おそらく誤射や発狂の可能性をあらかじめ考慮してのことなのだと思うが、大統領が直接のそれを持ち歩くのではない。発射キーは二人の管制官の手によって管理されている。2つの発射キーが4、5メートル離れた位置で“同時”に回されたときに、はじめて発射される仕組みなのだそうだ。そしてどちらかが発狂した場合に備えて、そのお互いが、互いを撃つための拳銃を携帯している…。誤れば全人類が死滅してしまうかもしれない一大事である。きっと他にも、何重にも、安全装置が作動するシステムになっているのだと考える。
もっともこれはすでに十数年前に見た何かの書籍の受け売りに過ぎない事をここに付記させていただく。実際に僕が見てきた訳ではないし、時の流れと共にそんなシステムも、さらなる改善を経て、より良き安全性の高い仕組みに革新されていることだろうと思う。
これと同じように、本来あらゆる“権力”というもののリスクは、そのような分離・分散の安全装置、システムによって管理されるべきものであると僕は考える。“権力”それ自体が、その用い方によっては他者の存在を容易く、無自覚に消し去り得るチカラを持つものである…ということを、何よりも権力者そのものが理解しなければならない。それを面白がったり、自覚なく振りかざしたりするものが、本来権力者の地位に在ってはならないのだと僕は思う。
一個のニンゲンの価値観や思いつきが、かくもサッカー界全体に甚大な影響を及ぼし得る独裁的な構造や強権的なシステムは、ただちに是正されるべきである。もし僕がJFA会長の座につき、すべての決定権を単独で得るチカラを持ったならば、僕は一日でそれを終わらせてやろうと思う。JFA全登録会員に開かれた会長選の制定を裁決し、その日のうちに辞職しよう。それができれば、それ以後のサッカー界に対して、何も言うべきことはない。
たくさん間違えればいいし、その責任はサッカー界みんなで背負い、また考え直せばいい。当たり前のように間違え、当たり前のように皆でそれを受け止め、またやり直せばいい。そんな当たり前のシステムが、当たり前のように皆の責任において育まれてゆく事が、このニッポンのサッカー界に、何よりも必要なことなのだと僕は思っている。
僕はそれがすべての“原点”なのではないかと思う。
下記にふたつの報道記事をそのまま掲載する。それぞれがそれぞれにそこから何かを読み取り、自らの頭と心で、これについて何か考えてくだされば幸いである。
日本協会の犬飼基昭会長(66)がG大阪に“肩入れ”した。磐田は天皇杯G大阪戦での大幅メンバー入れ替えを明言し、犬飼会長は不快感を示していたが、表彰席に同席した川淵キャプテンが「(犬飼会長が)西野に“そんなメンバーに負けるなよ”と言っていた」と明かした。
26日に帰国した犬飼会長は発言の経緯について「遠藤が最優秀選手を逃した。天皇杯を獲ってACLの出場権を獲らないと来年も(MVPを)獲れないから、そういう意味で頑張れと言った」と、磐田のメンバー問題が理由でないことを強調した。遠藤を思う気持ちから出た言葉だとしても、一方のチームだけを激励したのは事実。協会トップとして平等な立場でなければいけないだけに、やや配慮が欠けていたと言われても仕方のないところだ。 *スポニチ
磐田オフト監督・天皇杯G大阪戦後の会見
「このカップ戦からは敗退したが、われわれは変更されたスケジュールでプレーしなければいけなかった。このスケジュールを決めたのは、われわれではない。日曜日にプレーして、今日のナイトゲーム。そして土曜日にもすぐゲームがある。私は今日、このゲームでしっかりジュビロを代表してくれる選手たちを選んだと思っている。もちろん、勝利したかったが、われわれは優先しなければいけないことがある。それはJ1に残留すること。社長がそういう考えをしっかりと持って、私を呼んで、私にこの仕事を与えてくれた。チームとしての判断を私に任せているというこであり、クラブ全体の判断ではない。そして私には、ここで行なう仕事がある。私の契約書を見れば、それがどういうものかわかると思う。
もうひとつは敬意という部分。私は27年前から日本に何度も来ていて、日本を愛している。最初からジュビロに関わっているので、ジュビロも愛している。だから、ただ単に日本に来て、適当に仕事をして帰るという外国人とは違う」*J's GOAL
最後に一言だけ僕がここに言葉を書き置くとするならば、
『ジュビロ、頑張れっ!』である。
『“そんなメンバー”たちの為に、サポーターたちの為に、僕たちのJリーグの為に、そしてハンス・オフトが貫いてくれた意地と誇りの為に、絶対に負けんなっ!勝ち残れっ!』ということである。
★サッカーブログランキング…応援のクリック、いつも本当にありがとうございます★
⇒⇒⇒人気blogランキングへ
キリタニ100法*(ほぼ…)毎日更新中です。
『性善説か性悪説か 』
*今後ブログタイトルの下に日替わりの一言コラムを毎日更新させていだく予定でおります。
posted by 桐谷 |11:27 |
JFAについて |
コメント(13) |
トラックバック(1)
2008年11月26日
犬飼会長は、秋(夏)―春制へのシーズン移行に次ぐ“J改革”第2弾をぶち上げた。「北京五輪ではJリーグのレギュラーが少なくて勝てなかった。実戦の場を増やすためにナビスコ杯をU―23とするためにJリーグと話をしている。オーバーエージ枠は五輪と同じように3人と考えている。スポンサーと非公式に話したが、前向きだ」と話した*スポーツ報知/どうしてこうも話が短絡に終始してしまうのだろうか?求められているのは単に出場機会ではない。ナビスコのサテライト化ではない。余計な規制の全廃と、厳しい競争環境の実現である。(2008.11.17)
鬼武健二委員長(Jリーグチェアマン)は18日、Jリーグの秋春シーズン制への移行は日程面で難しく、JFAが求める2010年からの実施は困難との見方を示した。構想委の会合後の記者会見で語った。同委では、年明けに結論を出す見通し。*時事通信/これはJリーグにとっての勝負どころなのだと思う。ここを突破されれば、あとは遅かれ早かれ訪れるJFAの懐具合の困窮により、今後ますます利益の収奪と従属化を迫られる。各クラブが団結して、今こそJの権利と自由を叫ぶべきときではないだろうか。(2008.11.19)
大久保嘉人、田中達也、遠藤保仁の海外移籍話が巷を騒がせているが、それぞれ移籍に踏み切る前にそのオファー先のチーム状況と、そこに自分自身の活き場があるかどうかの分析や見極めは、充分にぬかりなくした上で検討して欲しい。長谷部誠のプレーを見ても、少ない時間ながら松井大輔のそれを見ても、そして中村俊輔のそれを見ても、試合経験の積める海外移籍であれば、そこには素晴らしい価値がある。今現在のJでは得られない成長が望める。けれどもそれと同じかそれ以上にリスクのある選択でもあるのだ。どちらにせよ彼らのその決断が、彼ら自身のサッカー人生により良きものをもたらすことを期待している。(2008.11.21)
岡田監督、オシムさんとも話したが、サッカー関係者は、みんながシーズン移行をした方がいいと考えている。寒いから観客が来ないと考えるのはサッカーの素人。その素人が社長をしているクラブもあるから困る。by犬飼基昭*スポーツ報知/その素人社長たちの頑張りもあって、ここまでなんとか順調に成長を重ねてきたJリーグであるが、今この国のサッカー協会のトップに、素人以上の“それ”(障害)を抱えて、さあいったいどうしたものか…というのが、Jリーグファン・サポーター大半の共通認識なのではないだろうか?自身の愚かさだけには無自覚でいられるほどの幸福はない。つくづくそう思う。(2008.11.22)
感動的なゲームが多かった32節。その中でも一番心を打たれたのは、あと3試合でチームを去る名古屋グランパス、ヨンセンの決勝ゴール後の魂の叫びだった。決してお金ではなく、合理でもない。けれども頑張る。死にもの狂いで頑張る。プロサッカーの現場で、結局はビジネスでしかないそういう世界で、一時の出会いと別れとはいえ、ヨンセンのような選手に巡りあえた名古屋の人々は本当に幸せだったと思う。、空に向かって吠えた、意地と誇りと、そしてこのチームへの愛情が、一塊になって爆発した瞬間を僕は忘れない。(2008.11.24)
昨日、感動的だったシーンとして取り上げた名古屋ヨンセンのPKであるが、対戦相手であった京都の側からみれば、到底納得のゆかぬ判定であったと思うし、僕もあの増嶋竜也のプレーがPKを取られるようなそれであったとは思わない。このシーズン最終盤において、このようなカタチで勝ち点を逃すチーム、選手、サポーターたちは本当に不憫である。多くのクラブにとっては確実な損失が見込める改悪案ばかりに拘泥し、こういう当たり前の改善、改革にだけは無関心で居られる。これは至らぬ審判の所為ではない。JFAトップの無反省の窮みによる“人災”である。(2008.11.25)
★サッカーブログランキング…応援のクリック、いつも本当にありがとうございます★
⇒⇒⇒人気blogランキングへ
キリタニ100法*(ほぼ…)毎日更新中です。
『ネット界の天才』
*今後ブログタイトルの下に日替わりの一言コラムを毎日更新させていだく予定でおります。
posted by 桐谷 |11:44 |
一言コラム |
コメント(14) |
トラックバック(0)
2008年11月25日
J1第32節、大分トリニータVS鹿島アントラーズ。
この試合、勝ち点3を得たチームが優勝するのではないか…。
幾人かの親しい知人に、僕はそう言いながらこの試合を心待ちにしていた。
実際に優勝するチームがどこなのかは分からないが、すべてのJリーグファン・サポーターに、今年最も頑張ったチーム、印象に残る健闘をみせてくれたチームはどこでしょう?と尋ねれば、多くの方がこの大分トリニータの名を上げてくださるのではないだろうか。
そしてこの天王山、鹿島アントラーズとのゲームは、今年一年の彼らを象徴するような試合であった。31744人もの観客に、その闘志を、健闘を、そしてある意味での限界を、確かな共感と共に受け入れて貰えていたとしたならば、それはナビスコの戴冠以上に価値のあるものであったかも知れない。この試合は、そういう試合だったと思う。
いつものように僕は、90分にわたる無数の出来事の言語化・文章化はしないが、このゲームを正しく観察してくれた方には、大分サイドの頑張りだけではどうにもならなかった要素、足りなかったコマ、至らなかった経験、そして最後の最後を突き崩せなかった自力と、それをさせなかった鹿島のそれ…が、まざまざと露に見受けられたことと思う。
ここから1歩の前進は、ここまで10歩の前進よりも、さらに困難であると僕は思う。
そしてその困難を皆で認識して、厳しい淘汰と再生を、躊躇無く3期、4期に渡り積み重ねたその先に、小さなチャンスが在るのだと思う。そこには、これまで以上の忍耐と犠牲と情熱とが必要になるのかも知れない。そしてそれを、トリニータに関わるすべての人々が、一つになってくぐりぬけたその先に、たった一握りの小さな可能性という報いが在るのだと思う。この現実の厳しさを認識した上で、どうか覚悟を決めて、この冒険の最後まで見守っていて欲しいと思う。
まずは現有戦力を失うことなく確保し得るのか?
さらにはトップ、ウェズレイでこのまま来期へ向かうのか、或いはここにマグノ・アウベスクラスのストライカーを招聘することが可能なのか?
この2点が、来期を占う上での大きなポイントになるのだろうと考える。そして願わくば中盤と両サイドのバックアッパーの補完を…。さらに怪我の少なくない西川周作のバックアッパーとして、ここまで頑張っている下川誠吾を繋ぎ止めることができるかどうか。そこまでフロントが現場の要求に応える事が可能ならば、あとはシャムスカのほんとうの真価が試される事になるのだと思う。現有戦力からいえば、来期のACL出場はひとつのリスクであるとさえいえるのだと思うが、しかしそこで得る経験はきっとミライへと繋がる。残り2試合、全力で勝ち残り、その可能性を手にしてくれることを期待している。
そして鹿島アントラーズには、残り2試合を完勝することで、この混迷のシーズンを締めくくって欲しい。ACL敗戦のショックと疲労も確かにあるだろうが、浦和レッズ、ガンバ大阪が総崩れの中、鹿島にだけはその王者としての誇りを強かに守り抜いて欲しい。この1年で青木剛、内田篤人、そして興梠慎三の若手が本当に成長した。実質外国人助っ人2人体制の現状と小笠原満男、中田浩二の長期離脱を考えれば、やはり特筆すべき粘りとしぶとさを見せてくれたシーズンとも言えるのだと思う。どうか最後のもう一踏ん張り、2008年のJリーグ覇者として相応しい内容を示して、このタイトルを勝ち取って欲しいと強く願っている。
★サッカーブログランキング…応援のクリック、いつも本当にありがとうございます★
⇒⇒⇒人気blogランキングへ
キリタニ100法*(ほぼ…)毎日更新中です。
『宇宙の危機…』
*今後ブログタイトルの下に日替わりの一言コラムを毎日更新させていだく予定でおります。
posted by 桐谷 |11:47 |
Jリーグ |
コメント(16) |
トラックバック(0)
2008年11月21日
ブルーノ・メツは、アジアにおいてもっとも過大評価されている指導者であると考える。
2002WC、セネガル代表を率いて成し遂げたベスト8の結果自体は確かに褒められてしかるべきものなのだと思うが、そのサッカー自体に、僕はまったく魅力を感じない。それはUAE代表を率いたときのサッカーも、現在のカタール代表のそれに対する評価も本質的に変わりは無い。これならば、戦略家としてのミラン・マチャラ氏や長年イラン代表で辣腕を振るっていたイバンコビッチ氏の方が遥かに怖いし、怖かった…と今でも思っている。
このおそらくは誰にとっても気持ちのよい快勝に、カタール側へのダメ出しから入るのはきっと僕の偏屈さゆえ…なのだと思うが、敵ゴールキーパーの拙さや、結局最後の最後まで、最終ラインとボランチのギャップを田中達也や玉田圭司に良いように使われ続けた無策。そして最終的に、攻撃への筋道をカタチづくる磐石な守備組織を構築できぬままに、このリーグ状況により、煮えきらぬまま前がかりの展開を迫られた境遇…。日本にとってこの日のカタールは、非常にくみし易い相手であったことも、わきまえなければならない。要するに、あまりに短絡的にこのアウェーでの快勝を評価するのではなく、相手あるゲームの中で、分析すべきところはキチンと分析し、冷静な評価がなされるべきである…ということである。
純粋に対戦相手としてみれば、そしてゲームとしてみれば、先日のウズベキスタンの方が遥かに骨のある相手であったし、厳しいゲームだった。この勝利によって、この最終予選、日本が優位に立った事は間違いないが、ここで弛緩してしまうのではなく、厳しい相手、ゲームであっても、アジアにおいては常に同じパフォーマンスで、敵を圧倒し得るチーム力を身につけて欲しい。このチームは、まだまだその途上に在るのだと僕は認識している。
このゲームを見て、僕が一番評価したいポイントは、ボール運びに“緩急”が見られるようになってきたことである。以前のただ何かに急き立てられるような無理筋の縦パス、無闇な前方への走りこみがだいぶ解消され、状況に合わせて“前、横、後ろ”という展開の余裕ができてきた。それによって安易なボールロストによる守備での消耗がずいぶん減り、余裕のあるゲーム運びが可能になったように思う。
ただ無闇に走らされる不自由さから解放され、賢く走る、無駄をせずに走る、という選択と自由を、フィールドの選手たちが愉しみ始めているように感じられる。その意識によって、ただぐちゃぐちゃに頑張りを求められるプレスへの負担を解かれ、それぞれのゾーン、それぞれの範囲が明確になり、フィールドに大きなエアポケットをつくることがだいぶ減ってきたのだ。
遠藤保仁、中村俊輔の“緩”。そして長谷部誠の“急”と献身的なポジショニングと逞しい球際での攻防。中盤の役割分担とそのバランスは非常に理に適ったものであり、両サイドバックとボランチの攻守における連携にも、だいぶスムーズさが出てきている。
厳しいプレスにさらされて、またこのサッカーが可能なのかどうかはやってみなければ判らないが、次戦ホームの豪州戦、そろそろお互いに緩む時期でもあり、そこでの内容がこの最終予選をこのまま何事も無く終わらせるか、或いは冷や汗をかかせられるのか…、その行方を決することになるのではないかと思っている。
試合前日、遠藤保仁はこんなふうに言っている。
『ガンバは相手に引かれたら無理に前に行かずにじっくりボールを回しながらチャンスをうかがう。しかし代表は、前へ、前への意識が強すぎるからリスクが生じてしまう』*日刊スポーツ
そして試合後、中村俊輔はこう言っている。
『オシムさんがやってきたことが今、いい方向に来ていると思う。チームとして(試合の)流れが読めるようにもなってきた』*スポーツナビ
小さな成功と挫折を繰り返しながら、やはりこの国のサッカーをカタチ作ってゆくのはピッチ上の彼らなのである。誰が監督になろうと、誰がどこでなんと言おうと、現実のサッカーをピッチ上に描いてゆくのは、彼ら自身でしかない。それがどんなものであれ、それがニッポンであることに変わりはない。それがニッポンである限り、それこそが紛れの無い、僕たち自身のサッカーであることに間違いはない。そしてそれが自然なものであるならば、勝とうが負けようが、僕は満足である。少なくとも僕自身は、それだけでもう充分に満足である。
★サッカーブログランキング…応援のクリック、いつも本当にありがとうございます★
⇒⇒⇒人気blogランキングへ
キリタニ100法*(ほぼ…)毎日更新中です。
『象のように死にたい…』
*今後ブログタイトルの下に日替わりの一言コラムを毎日更新させていだく予定でおります。
posted by 桐谷 |11:41 |
2010WCアジア予選 |
コメント(30) |
トラックバック(0)
2008年11月18日
犬飼基昭新会長がJリーグ“秋春制”への移行をブチ上げてから、様々な場所で様々なメリット、デメリットを論ずる考察、その是非に対する賛否が訴えられてきた。
しかし、ずっと以前にも議論された題材にしろ、なぜこうも唐突に、そして拙速に、彼が“秋春制”に執着、ごり押しするのかについての考察を僕はあまり見聞きした覚えが無い。まずここからの考察は、すべて僕個人の推論であることを最初に断っておかねばならない。これを真実である…などと言う気は毛頭ない。今現在の僕から見た一番、“真実らしきもの”である、というだけの話である。ネット上に散らばる情報の断片を集積しながら、でき得ることならば個人個人が、自分なりの“真実らしきもの”を、それぞれの推察によって手繰り寄せてくれる事を僕は期待している。
なぜ犬飼氏は、これほど執拗に“秋春制”への移行にこだわるのか?
犬飼氏は誰よりも“選手の消耗”と“ゲームクオリティの低下”を危惧し、それをこの国のサッカー界最大の問題と認識する人物だからなのだろうか…。そんな筈は無い。であれば、意味不明の“ベストメンバー”への執着はどう両立するのか?彼があくまで“選手本位”の主張の持ち主であるとすれば、シーズン移行の前に、まず試合数の削減やスケジュールの改正に取り組まなければ論理矛盾なのである。
では犬飼氏は何よりも“欧州シーズン制への順化”を、さらなる強化・発展へのキーポイントであると考えているのだろうか?…それも違う。そもそも現時点で、欧州にスケジュールを合わせることによる具体的メリットは見つからないし、様々な非難もあってか彼自身がJFAの意見表明の場で、すでにそれを取り上げることさえしていないではないか。
要するに、この“秋春制”を叫びだした最大の根拠はそこには無い。それはこれを強引に押し通すための見栄えの良い“大義名分”であり、選手やサポーターの熱中症や落雷被害などを都合よく逆手に取った、辻褄合わせの後出しの根拠に他ならない。
南アWCの開催権移譲に備えてのものではないか…との論説も目にしたが、来るか来ないか判らない、そしておそらくは来ない可能性の方が遥かに高いWCに備えて…というのも、彼のその切実さ強引さの点から、僕にはどうもピンとこない。例え南アでの開催が否定されたとしても、欧州からみれば移動距離も時差も気候もまったく異なる日本での代替が、そう易々と賛同を得られる可能性は著しく低いと考えるからである。
では、なぜ今、2010年秋春制なのか?
結論を言えば、代表マッチというコンテンツの価値を、海外から強豪を迎えやすくすることで高めたい広告代理店(D社)サイドの意向。またJリーグとの共存を、いよいよ真剣に考えなければ立ちゆかなく成りつつある現状を危惧したNPBプロ野球各球団親会社と提携広告代理店サイドの意向。そしてさらには、Jリーグと広告代理店(H社)サイドとのリーグアライアンスマーケティングパートナー契約が切れる2010年という期限。(或いは2010年からD社へ…という思惑も水面下でくすぶっているのかも知れないが…)
またさらに、2007年から2014年まで、JFAが広告代理店(D社)と交わした8年間240億円の長期契約。現実として“秋春制”へと移行する場合、その移行時期はどうしてもWC年に限定されることを考えれば、そして次の契約は遅くとも2013年には“しかるべき条件”での合意に達していなければならないだろう状況を鑑みれば、やはり広告代理店サイドの要請する“秋春制”タイムリミットとして2010年が提示されるのは自然の流れである。
これこそが、この2010年“秋春制”移行への最大の根拠であると僕は推測する。
思えば犬飼基昭新会長の誕生もこれと無縁ではないのかも知れない。いや、そもそも彼はこの重大な使命を背負って、JFA新会長の座へと背中を押されたのかも知れない。“秋春制”への流れは、JFA組織内において、すでに規定路線、抗う術さえなく進行してしまっているのではないだろうか。僕はそんなふうに考えている。
僕は、スポーツの商業主義化、それ自体を否定するものではない。
ある意味広告代理店が、そこから得られる収益の最大限を引き出そうとするのは当然であるし、それによってスポーツそれ自体が得る利益というものも確かにあるのだと思っている。
しかし現在のJFAは、公益法人の枠を逸脱して、自らの利益のために、一私企業であるJリーグ各クラブの経営判断にさえ圧力を加え、ある意味ではその守られるべき正当な自由を、受け取るべき正当な利益を、権力によって収奪せんとたくらむ下卑たハゲ鷹のように見えなくも無い。果たしてこれが、スポーツ振興を旨とする非営利団体のあるべき姿だろうか?
そこには健全な均衡というものが不可欠である。
その健全な均衡の為に、常に鋭い目を光らせ、その状況をジャッジし、スポーツそれ自体への尊厳を決して見失わないリーダー、指導者こそが日本サッカー協会のトップに在るべきなのだ。
果たして今のJFAは、犬飼基昭会長は、そこに在るべきリーダーとして相応しい人物なのだろうか?
この図を見ていただければ分かるだろうか。JFAの収入は、短期間にこれだけの急成長を遂げているにも関わらず、その支出はその収入に対して均衡している。要するに入った金は残さず使い果たされる財政状況であることを示している。(JFAは内部留保に制限のある公益法人である)
この右肩上がりだった収入が急激に萎縮するような状況に際して、果たしてこの肥大化した組織は適正な支出削減により対応する事が可能なのだろうか?トップ、役員らは、他者に負担を強いるのではなく、自らの身を切ってでも、この組織を存続させてゆこうとする清廉な叡智を、果たして所有しているのだろうか?国家でも企業でも同じ事である。いつだって破綻する時には、自らでこしらえたその墓穴に、自らで転がり落ちるのだ。夥しい無辜の民の、夥しい犠牲を道連れにして…である。
こんなことなど何も知らず、時に笑顔で時には泣き顔でそれをプレーし、時にはきれいなピッチ上のそれを大好きな仲間たちと観戦して愉しむファンや子供たちがいる。そんな風景を僕は愛おしく思う。彼らにとってどこまでもサッカーは、楽しく美しいものであって欲しいと思う。いつまでもそう在り続けて欲しいと願う。
その為にできることを、どんなに些細なことでも自分なりに見つけてゆければと思う。
また機会があれば、これについて書いてみたいと思っている。
★サッカーブログランキング…応援のクリック、いつも本当にありがとうございます★
⇒⇒⇒人気blogランキングへ
キリタニ100法*(ほぼ…)毎日更新中です。
『筑紫哲也さん、最後の多事争論』
*今後ブログタイトルの下に日替わりの一言コラムを毎日更新させていだく予定でおります。
posted by 桐谷 |11:38 |
JFAについて |
コメント(25) |
トラックバック(0)
2008年11月17日
つい数週間前に今年のベストゴールについてこの場で書いたばかりだが、早くも更新である。横浜マリノスVS京都サンガ戦、前半27分の柳沢敦の同点弾…本当に印象的なゴールだった。ただ単に美しいのではない。強かな勝利への執念が力強く宿っているのだ。そしてこの1プレーには、彼をここまで育んできた鹿島のDNAが色濃く息づいている。Jリーグにおいて、こんなプレーが当たり前に見られる様になればニッポンのサッカーは変わる。皆さんにもぜひご覧になってほしいゴールである。(2008.11.09)
別に僕はカメラマンでも、またそっちの世界に生きるニンゲンでもないのだが、最近の大分を見ていて、深谷友基ってカッコイイなぁ…と思う。ナビスコ決勝でも素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた。しかも平然とさりげなくクールに、それをこなしている。絵になる男だなぁ…と思う。そしてもう一人気になるのが上本大海である。おっちょこちょいで勝ち気で無鉄砲な男にも見えるが、その無骨さ、誰よりも必死で、意地を張って頑張っている姿がなんとも愛らしいのだ。そしてこれに森重真人が加わる。この3バックは本当に魅力ある組み合わせだと思う。(2008.11.11)
ベストメンバーの問題、千葉と大分へのペナルティ…言いたいたことは山ほどあるが、そもそも論理性を欠いた言動や行動に、論理によって議論し、何かを訴えようとする事は非常に空しい。しかし、権力も持たず、武器も持たず、投票権も持たず、一方的な情報しか与えられない僕たちに、いまできることはなんだろうか…。少なくともこれを語る事、空しくともこれを語り続ける事しかないのかも知れない。おかしいものをおかしいと言う。言い続ける。それぞれの場所で、立場で、発言し続ける。それがいつか一塊になって何かを突き動かす日がくることを僕は信じている。(2008.11.12)
小野剛技術委員長がU-19アジア選手権が行われていたサウジアラビアから帰国。来季のJリーグ開幕後に12年ロンドン五輪へ再始動することを明かし、選手選考は岡田武史監督にゆだねる意向を示した。「選手はフル代表スタッフに選考してもらう」と“岡田の目”に一任する方針だ。*デイリースポーツ/12年ロンドン五輪も当面岡田武史氏の指揮下で頑張っていこう…ということのようである。もはや痛快な茶番劇である。このゆかいな仲間たちの、仲間内だけでの宥和と博愛の結束力は堅固である。(2008.11.13)
残念ながら僕はACL決勝戦2ndレグの前半20分を見ることができなかった…。そこからの試合は最後まで拝見したが、ビドマーさんの言う“勝負の決まった”20分間を見ずして、したり顔で何かを書くことは気が引けたので今回の試合には本文を立てずにおこうと思う。勝った事ももちろん素晴らしい事であるが、それ以上にガンバがカンバらしく最後まで戦ってくれたことが何よりも価値あることであると考える。CWCでもああして輪になるシーンが見られればと思う。そしてこのチャンスになんとしても、マンチェスターUへの挑戦を果たして欲しいと願っている。(2008.11.14)
天皇杯主力温存問題で大分への処分見送りを決定…。田嶋幸三専務理事は「明確に罰則を与える規定がない」と、処分見送りの理由を述べた。その一方で、今後について「抜本的に話し合わないと同じことは必ず起こる」として、議論になっているシーズン制見直しも含めた早急な対策を両委員会に求めた。*共同通信社/いったい何だったのだろう。ベストメンバーの定義とは?一方でスタメン以外選手の出場機会を封じておいて、若手選手の出場機会を増やそうという反町提案は理解したフリをする。想像を越える事態が次々に沸いてくる。(2008.11.14)
天皇杯5回戦、川崎フロンターレVSサンフレッチェ広島。予想に違わず素晴らしいゲームだった。この『伝統』ある天皇杯、あのシリア戦をみせられるぐらいならば、この日ぜひ中村憲剛と川島永嗣、そして佐藤寿人のいる『ベストメンバー』での対戦を見たかった。が、それにしてもやはりサンフレッチェ広島の、開始早々からのチャレンジングなポゼッションには、見ていて本当に胸のすく快感を味あわせてもらった。このチームならばJ1のどことやっても引けを取ることなく組み合える。後は後半のまとめ方、最後のトドメの指し方をさらに磨いて、来期に備えて欲しい。(2008.11.16)
★サッカーブログランキング…応援のクリック、いつも本当にありがとうございます★
⇒⇒⇒人気blogランキングへ
キリタニ100法*(ほぼ…)毎日更新中です。
『最近ショックだったこと…』
*今後ブログタイトルの下に日替わりの一言コラムを毎日更新させていだく予定でおります。
posted by 桐谷 |11:50 |
一言コラム |
コメント(12) |
トラックバック(0)
2008年11月14日
前半3分の長友佑都の先制点直後から、シリア選手の相手の足先を股に巻き込もうとする危険なタックルを見ながら内心ヒヤヒヤしていた。実力的にもコンディション的にも、まったく評価の対象にならぬ相手だったと思うが、プレーの悪質さだけはしっかりと中東の毒を放っていた。この試合で大きなケガ人がでなかった事をまず喜びたい。
敵のプレスがあれだけ緩いと、どこをどれだけ評価し得るのかは非常に難しいところではあるが、中村憲剛を起点に中⇒外⇒大外と展開されるボールと人の動きは以前に比べればだいぶスムーズになったように思う。この試合の場合は、シリアのサイドプレーヤーの予想以上のやる気のなさ、ポジショニングの拙さによって、それが引き立ちすぎた感もあるが、緩いプレスの中にもそんなオートマティズムがシュミレート出来ていることについては、素直に良化と認めても差し支えないのかも知れない。少なくとも、日本の前半のボールの動きには、理に適った“機能美”というものが窺われたのは確かだ。
そしてもう一点この試合で目に付いた事をあげれば、クロス時にキチンとペナに人数を揃える意図が窺われたことである。これが本番になって同じく勇気を持って飛び込めるか、その空いたポジションの穴がきちんと補われるオートマティズムが確立できるか…それは今の時点で早計に推し量ることはできないが、常々気になっていたポイントでもあり、ゲームの中でその意識を汲み取ることができたことは素直に喜びたい。
後半はいつものように疲れが出たし、少し押し上げてきた相手に中盤のスペースを使われ、2人、3人の速攻で攻め切られる局面もあった。この気候、この環境で試合をしても、一本調子の前がかりの守備では後半これだけ消耗させられる。これは岡田ジャパンはじまって以来の一貫した不安要素であると思うが、アウェーのカタール戦でどう細工するのか、或いはそれをせずにまたいつも通りズルズルの終了間際20分を耐え忍ぼうと考えているのか…。次のカタールとの試合でも、そこが勝負を分けるポイントになりそうな気がする。
試合とは少し関係のない話で恐縮だが、この試合のように、相手によっては向き合うこと事、関わる事、交流する事に意味を成さないのが、このネット上のやりとりであると僕は思っている。そこには千差万別の知性が、思想が、人間性が渦巻いていて、その稚拙で最も卑しいものたちが、幅を利かせるか、幅を利かせたつもりになっているのが現状である。
けれども僕は、このネットの開かれた公平性だけは何があっても失ってはならないと思っている。日本のサッカー界のような、ある意味自由な報道が抑圧された世界であれば尚更である…と。
僕のそれと意見が真っ向から対立するブログが在るのを知っている。
時には悪意さえ感じる記述もなくはなかったが、それでもそれが並立してネット上に在ることを、僕は素晴らしい事であると考えている。
しかし、同時に僕は、その彼と言葉や意見をとり交わす事に価値を見出す事はない。もしかしたら僕は、その彼のコメント欄の場を借りて、やり込めたり、論破したりすることは可能かも知れないが、そうすることによって何が齎されるだろうか?きっとそれは、彼の自由な思想に対する圧迫か、せいぜい憎しみの感情しか生まないだろうことを予測するからである。であれば、僕が僕の主張を他者の場を借りて振りかざすことは、僕が最も忌み嫌う、もうひとつの抑圧された世界を産み出す事に他ならないからだ。
それでは意味がない。
それではこのいま在る“自由”すらも、やがてはその奔放すぎる“自由”そのものによって、死滅せられてしまうからだ。
僕は少なくないニンゲンが、実は“考える”ということをしないか、或いはしたことがないんじゃないかと思っている。“考える”ということと“思う”ということとは、似ているようで異なる。僕の概念では“考える”ということは“思う”ということのずっと先にある面倒臭い事柄を指すのだ。少なくないニンゲンが、“思った”ことを“考えた”ことと勘違いしてそのまま口にし、その自分が口にした言葉の他者に与える影響までは考えない。他者の心にまでは思いを馳せない。僕から見ればJFA犬飼会長や川淵三郎前会長もその一人だし、このスポナビブログに寄せられるコメントの幾つかも、そういう類のものである。
そして多くのものは、そんな自分自身にだけは無自覚でいられるのだ。
思いのままに感情を書きなぐり、それがその場を育んできた彼らに与える影響までは考えない。他者の痛みや苦痛など考えない。むしろそれが他者の義務であり自分の権利だと思っている。そのくせ自身は匿名の隠れ蓑でガチガチにガードを固めている。思うままに他者を傷つけながら、自分が傷つけられぬ防備だけはぬかりなく考え倒す…。
ずいぶん立派な正義である。
匿名という錦の御旗が、今日も燦然とあちこちで翻(ひるがえ)るのだろう。
そんな便利な正義ならば僕もひとつ持ちたいものだが、あいにく正義は持たない主義なので、仕方なく僕はここで、この限定された狭い空間の中で、これからも時々、そんな闇に吠えようと思っている。
例によって聞く耳は持たずに。
あらん限りの軽蔑と、同情を込めて…。
★サッカーブログランキング…応援のクリック、いつも本当にありがとうございます★
⇒⇒⇒人気blogランキングへ
キリタニ100法*(ほぼ…)毎日更新中です。
『思い出の曲No.7~The Police - Roxanne~』
*今後ブログタイトルの下に日替わりの一言コラムを毎日更新させていだく予定でおります。
posted by 桐谷 |11:53 |
岡田JAPAN |
コメント(49) |
トラックバック(0)