2008年05月19日
埼スタ騒動、そして浦和、Jリーグへ
「挑発に取られかねない行為は避けるべきだとガンバ側と話をした」 試合後、ガンバの選手がアウェー にもかかわらず、ピッチ内で円陣を組み、跳びはねたことについて触れた…という浦和レッズの藤口光紀社長のこのコメントには少しガッカリさせられた。 問題の発端となる“水風船”は、すでに試合前から投げ込まれていたと聞く。であれば、運営側の責任として、それは試合にまたがろうとも全力を挙げて排除すべきものであったと考えるし、それが現実的にできない体制であったとするならば、何よりもまず先に自らの統治責任能力の非を、この日スタジアムに訪れたすべての観客たちに詫びるべきではないだろうか? このような話題になると、すぐガンバサポは…レッズサポは…という論争になりがちだが、ただ試合を楽しみに駆けつけた多くのガンバサポ、レッズサポになんら非があった訳ではなく、責めを負うべきはその“水風船”を投げつけたとされるほんの数人の不心得者と、それにより自制を失して行動した一部の人間のみである筈だ。 そして同様に、そんな状況に適切に対処できなかった浦和側の運営によって、さらに要らぬ多くの被害者を生んでしまった。これはどちらのサポが性質が悪い…などの感情論ではなく、運営責任とシステムの問題として冷静に捉えるべき事象である。 今回の事件の発端となった“水風船”が、ただちに一発レッドの処分が下されるべきか、或いはイエローカードの戒告に留めるべきかは議論の別れる所であると思うが、その騒動の顛末による“流れ”の出来事であったとしても、現実にスタジアムにおいて他者に傷を負わせたり、器物を損壊したりといった暴力行為があったとするならば、それは運営側の責任において、徹底的に事情聴取・情報収集に努めた上で、司直の手に委ねるべき事柄であると僕は思う。 これまでにもそのような事象は度々あった事と思うが、リーグ・運営・周囲の者たちの“甘すぎる”処置や対応が、望ましくないシグナルを送っている…という側面も否定できない。 リーグもリーグで、ただ漠然と制裁金を科して事を収めたつもり…になるばかりでなく、抜本的にこれらの問題に取り組む意志が本当にあるのならば、その1000万円とも言われる罰金を、違反者特定の為のスタジアム内の防犯カメラ設置に使わせれば良いし、またその違反者のスタジアム内への侵入を拒むべく、Jリーグ全クラブをあげての徹底排除に…、そのシステム作りに真剣に注力すべきなのだ。 そして浦和レッズ藤口光紀社長。 最後の最後に機動隊特殊車両や20台ものパトカーを呼びつけて事態の収拾を預けるぐらいであれば、あらかじめスタジアム内で自主的に騒動の芽を摘む、迅速に対応し得る体制とシステムを事前に構築しておくべきではないだろうか。カンタンではないことは重々承知するが、日本を代表するビッククラブ浦和レッズの社長としてまずすべきことは、ピッチ上の敵のパフォーマンスを指弾する前に、埼玉スタジアムに集まる6万人の観客に対する、安全で快適な観戦環境を確保することである筈だ。どんな事情があったにせよ、責任者としてそこに逃げ場などない。 浦和レッズだからこそ、このような事象に対して、他に先駆けて抜本的な対策と厳格な基準を打ち出し、それを実践して、他クラブの、そしてJリーグの良い手本となって欲しい。まったくおもしろい視点を提案できずに恐縮なのだが、 “スタジアムの安全と調和” この部分だけは、ニッポンの、Jリーグのアイデンティティとして未来永劫絶対に失って欲しくはない…と僕は思う。観戦者のモラルを再度徹底的に啓発することと共に、厳重なルールに基づく妥協なきシステムの導入に踏み切るべき時期である…と僕は考える。 ★サッカーブログランキング…応援のクリック、いつも本当にありがとうございます★ ⇒⇒⇒人気blogランキングへ キリタニ100法『 Across The Universe 』掲載いたしました。こちらもよろしくお願いします。 *現在このエントリーは、コメント欄に認証システムを導入しております。参加を希望される方は、ご面倒をおかけ致しますが【スポナビ、そしてサッカーに集うすべての皆様へ】にて当ブログのコメント欄に対するコンセプションを一度ご確認のうえ、コメントをお寄せください。
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posted by 桐谷 |11:28 |
Jリーグ改革案 |
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