2007年12月14日

【CWC】浦和レッズ対ACミラン 戦評

人にものを教える…という事は、さほど難しい事ではない。

教えたつもり…になれば良いだけの話だ。

が、人にものを覚えさせる…という事は、次元の違う困難を伴うものである。そして人間というものは本質的に“経験”からしか学べない…或いは学ぼうとしない生き物である。であるからまた、どんな格言や説教よりも、ひとつの実体験から得るものの方が、遥かに価値あるものであると僕は思っている。

この試合で浦和の選手達が体験したもの、苦しんだもの、見せつけられたもの、そして何よりも“悔しい”と感じたその気持ちは、何ものにも代えがたい彼らの財産となるはずだ。この大会が確かな権威を踏まえ、恒久的なものとして今後も継続されてゆくとするならば、いずれ日本はミランを倒すだろう。欧州を倒す時がくるだろう。ここで得た彼らの“経験”こそが、その根となり、土壌となって活かされる日が必ず訪れるだろう。

彼らの素晴らしい奮闘と、だからこそ得られたこの素晴らしい体験に、心からの拍手を送りたいと思う。


プレスゾーンをハーフラインより手前に揃えて、焦らず、勝気に走らず、慎重に守備ブロックを構築して、リアリズムに根ざした試合展開に持ち込めた。まさに浦和らしさを体現した、実直でステディーな戦いぶりだったと思う。球際で劣勢ながらも簡単に飛び込まず、粘っこい守備でパスコースを切りながら、プレスを掛けにいった阿部勇樹。そして彼をはじめ長谷部、鈴木啓太らの中盤での守備での頑張りは、本当に見事なものだった。

技術的な差異、考えるスピード、動き出しのスピード、そしてパススピード、強さ、激しさ…言うまでもなく全ての要素で、現状では埋める事のできない“格差”が生じているのは間違いないが、そんな中でも最も象徴的に際立っていたのは、ゲームの中での“メリハリ”のつけ方。90分の試合のどこに力点を置き、どこで流すか…という部分の、ミランの大人びたゲームプランニングとそのチームコンセンサスの在り様にあった。

一週間もの調整期間があったとはいえ、やはり大きな時差の生じる、これだけ長距離の移動に対して、彼らは非常にナーバスでもあり、また慎重にもなっていたと見える。前半40分までの立ち上がりを彼らは浦和の出方を見ながら、自らのコンディションを確認するかのようにローギアで“ならし”ているように僕の目には映った。それが前半終了間際の5分間で、前に重心を掛け一気に仕留めに来た。そしてそのスイッチを持続したまま、さらに後半20分までを勝負どころと見定めて、嵩にかかってゴールをもぎ取りにきていた。

この前半の終わりから後半の20分までの浦和のディフェンスの踏ん張りは、本当に素晴らしかったと思う。後半20分に差し掛かってくるとミランは明らかに疲れてきていた。徐々にスローダウンし始めていた。あと5分…守りきれていたならば、90分0-0の試合も可能だったのかも知れない。が、それにしてもミランの仕留めにきたこの25分間の重圧を跳ね除けた浦和の頑張りは、大いに讃えられてしかるべきものであったと思う。

ポンテと田中達也が不在で、そしてワシントンが本調子でないこの状況で、オフェンス面においても、でき得る事はすべて出し尽くせたのではないだろうか。本当に良いパフォーマンスを見せてくれたと思うし、この試合だけは手放しで評価してあげてよい試合であった…と、僕はそう思っている。

そしてそれでもなお、僕がアンチェロッティであれば、浦和よりトリノの方が怖い…と感じるだろう。浦和よりもカリアリとの試合の方がより困難である…と実感しただろう。
現状ではセリエAに留まる事は難しいが、Bで昇格争いにギリギリ絡めるぐらいの実力があるかどうか…非常に厳しい見方かもしれないが、あえて言及するならば、それが僕の偽らざる“感覚”である。

ミランとこれだけの内容のゲームを繰り広げられた…にも関わらず、次のエトワール戦も浦和にとっては非常に大きな壁であると僕は思っている。両チームのモチベーションがどれだけの濃度で絡み合うか…にもよるが、彼らはセントラルで10回戦えば、浦和に対して敗北より多くの勝利を積み重ねる実力を有したチームであると考える。

今あらためて思うのは、浦和に対する感謝である。
世界の扉をこじ開けてくれた彼ら、そしてその厳しさを、今ありありと僕らの目の前に突きつけてくれた彼らのACLでの奮闘に、あらためて深く感謝したいと思う。

浦和レッズにとっての今年最後の試合、そしてこのメンバーで戦う最後の試合である。
ここまで一緒に戦ってくれたサポーター達にとっても、悔いのない誇れる内容をこの2007年の最後に置き残せるように…彼らの健闘を心から祈っている。


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posted by 桐谷 |11:36 | ACL&CWC | コメント(64) | トラックバック(4)
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posted by 桐谷 | 2007-12-14 11:54

【CWC】浦和レッズ対ACミラン 戦評 【キリタニ】

浦和はJリーグでの戦い同様意志統一のできた落ち着いた試合運びでしたね。
ほぼ万全のミランとポンテ抜きであそこまで出来た事を考えると、本当はもっと強いんだよといいたい気はします。
いずれにせよJリーグが世界の中でどこら辺に位置づけられるかやっとBenchmarkを得る事が出来た事に喜びを感じています。

posted by iop | 2007-12-14 12:32

【CWC】浦和レッズ対ACミラン 戦評 【キリタニ】

 いや~差がありましたね~
 単純に比較して 早い、上手い、強いと言った所でしょうか? 正直大人と子供の様な感じで見ました。
 まあ、確かにチャンスはありましたが、トータル的に見て厳しいと言わざるを得ないですね。
 ただ、ミランにしても今期の不調がなんとなく分かるような、受身と言うかバリエーションの少なさは感じましたね。カカが戦術って感じなんでしょうけど。

 私はこの試合を見て、やはりオシム監督が実践しようとしてた方向性は間違いなかったと思いました。個の力に対するために、ワンタッチでシンプルにはたき、組織で崩していかなければ、対抗できないと思いましたね。
 惜しむらくは、ミランはカカ、セードルフを中心に個の技術の高さ及びシンプルなプレーが見られたのに対し、浦和はせっかく鈴木や阿部がシンプルにはたいても連動が無く、プレーが止まってしまった場面が多く見られた事ですね。確かに相手のプレッシャーもあるんでしょうが、代表で見ていた連動性が感じられない。アジアレベルではある程度個の力が通用しましたが、このレベルだと難しいんでしょうね。正直1年ほぼメンバーを変えず酷使してきた集大成がこれではオジェク監督の技量を疑わざるを得ないでしょうね。せっかくいい人材がいるので、今後活かしていってほしいです。

 しっかし啓太の成長は著しいですね~。犬サポとしては、ほんとレッズがうらやましいです。

posted by ペン太郎 | 2007-12-14 12:38

【CWC】浦和レッズ対ACミラン 戦評 【キリタニ】

強豪国でも、代表と対戦するのとクラブチームと対戦するのは違いますね。
後者の方がチームとして成熟してますし、浦和の立場から見たらより課題が明確になったのではないでしょうか。

あとは、もちろんミランとの差はありますが、JリーグとセリエAとの外国人枠の違いを考えれば、浦和の戦いは評価できると思います。

いつの日か、日本のチームが欧州のチームを打ち負かす時が来るのを楽しみにしています。

posted by リーダー | 2007-12-14 12:41

【CWC】浦和レッズ対ACミラン 戦評 【キリタニ】

ペン太郎様へ
確かに啓太の成長は著しい。しかしそれは、守備と戦術に関してです。
彼はこれからもっとプレスの中で奪ったボールを、正確に攻撃の担い手に受け渡すプレーに磨きをかけなくてはいけない。
マケレレもガットゥーゾも、実は奪ってからのジダンやピルロへの攻撃のタクトを振るう選手に送るパスが非常に正確です。
逆に言うと、取ってからがチームのために一番大事なプレーなんですよ。そして、昨日も取ってからのパスに幾つも難があった。もちろんミランの寄せは早かったが、アジアレベルのチームでもこういった傾向はよく見られます。
奪った後は切り替えるので一番隙が出来ます。よって一番点が入りやすいんです。試合を見るとき、ここがなにより注目した方が良い場面だと思いますよ。

posted by BM | 2007-12-14 13:16

【CWC】浦和レッズ対ACミラン 戦評 【キリタニ】

桐谷さん、初めてコメントします。桐谷さんのブログはサッカー素人でもわかり易くて、楽しく拝見させていただいております。昨日、スタジアムで初めてサッカー観戦してきました。いままでサッカー見るといったらテレビで少しJリーグを観る程度でしたが、サッカー通の友人に誘われて観て来ました。 率直な感想としては素人でも分かるくらいすべてにおいてミランが上でした。しかし、サッカー通の友人はミランは本調子ではない
もっとできると言うのです。今のミランでは、ヨーロッパでは勝てないと言うのです。その言葉が僕には信じられません。 サッカー詳しくない僕としては、ミランがヨーロッパ王者としてきてるのだからミランが一番なんじゃんと思うのですが、どうも腑に落ちないのです。桐谷さんに聞きたいのですが、昨日の試合ミランは本調子ではなかったのでしょうか? 本当のミランはあんなものじゃないのでしょうか? 僕は浦和が、頑張ったからあの点差(試合内容)だったと思うのですが。。。

posted by サッカー素人です。 | 2007-12-14 13:20

【CWC】浦和レッズ対ACミラン 戦評 【キリタニ】

そうですね
でもまずは大きな一歩ですね
浦和にありがとうと言いたい
でも浦和サポーターが一番凄かった
素晴らしいの一言
あの応援にはほんとじーんとくる
日本代表のサポーターもああなって欲しい
将来、城福監督の下FC東京があのような状況下で
試合ができたらいいのになと切に思います
(FC東京ファンより)

posted by stamibene | 2007-12-14 13:25

【CWC】浦和レッズ対ACミラン 戦評 【キリタニ】

ゲームの内容はしょうがないとして、J初得点で喜んでいるうちにゴールを決められたり、Jリーグ開始当初レッズファンと言うと笑われたり、2部落ちしたりのレッズがACミランとガチンコ(?)で試合したと言うだけで感慨深いものがありました。

今後はレッズだけでなく、Jリーグのチームすべてにこういったチャンスが増える事を願ってます。(想像するとわくわくしますね。^^)

それと、昨日は中国からTVで試合を見ていたのですが、中国人解説者がボール支配率を見て笑って解説してました。
くやしい~~~~~!! 

posted by 浦和市民 | 2007-12-14 13:56

【CWC】浦和レッズ対ACミラン 戦評 【キリタニ】

桐谷さんのおっしゃるとおりですね、浦和は素晴らしい体験をしました。真剣勝負なのにそんな謙虚なことをいうべきでないと言う人はいるでしょう、でもやっとの第一歩なんですよね、
正直私は浦和は勝つべきではないと言い聞かせながら観ました(もちろん勝って欲しいけど...)もし、勝ったり引き分けPKになったりしたら大きな勘違いをマスコミ、JFA共にするでしょう、その方が何倍も恐いからです。
浦和はまたJリーグに戻ります、多分彼等は「違う、こんなことやってたら差は縮まらない」と感じるのはないでしょうか。桐谷さんの「Jリーグ改革案」私も大賛成です。その中にJ3の導入も考えてみれはくれませんか?J1を今の半分ほどの数にしてもっと濃い厳しいリーグにしたいのです。新潟サポの私がこんなこと言ったら「非県民!新潟にやっとサッカーが根付いてきたのに」と責められるかもしれませんけど...
J入替戦はまるでセリアAの下位同士の対戦のような切実さのある素晴らしい試合でした。
技術や戦術は厳しさの中でのみ磨かれるのはないでしょうか。

posted by CHUE | 2007-12-14 14:11

【CWC】浦和レッズ対ACミラン 戦評 【キリタニ】

キリタニさんはあの試合で満足なのでしょうか?
今やスカパーとWOWWOWでリーガやプレミアの試合を手軽に見られる時代
はっきりいってマンUのスペクタクルで興奮する試合を観た後じゃJの試合なんてつまらない
Jと欧州の差は素人目にも明らか
欧州でお呼びの掛からない外国人FWが日本では大活躍・・
ワシントン、ポンテやマグノアウベス、バレーは欧州のプレミアやリーガで活躍できるのでしょうか??
一番の違いは審判かと思います
Jの審判は軽く当たっただけですぐ笛吹きますし・・・欧州の試合でかなり激しく当たっても笛吹きません
プレスの強さ速さ・パスの精度・ドリブル突破で見せるテクニックすべてにおいて明らかに劣る
てか選手自体が弱すぎる・・・

posted by ちゃるめら | 2007-12-14 14:16

【CWC】浦和レッズ対ACミラン 戦評 【キリタニ】

「欧州CL」試合のレベルはW杯よりも上。
世界中のトップ選手が出る欧州CLこそ、間違いなく世界の最高峰。
しかしACLと欧州CLでは規模も集客力も収益も天と地の差があります。
ACLの優勝賞金が約6600万円。
欧州CLの優勝賞金は出場料や放送権料、入場料などを合わせて、優勝すれば軽く50億円を突破します。
そういう意味で浦和のクラブWCでミランとの対戦は意義がある。
世界中のサッカーファンのJを見る目も変わってくる。

posted by ケリー | 2007-12-14 14:24

【CWC】浦和レッズ対ACミラン 戦評 【キリタニ】

横レスになってしまいますが、ちゃるめらさんへ

>今やスカパーとWOWWOWでリーガやプレミアの試合を手軽に見られる時代
>はっきりいってマンUのスペクタクルで興奮する試合を観た後じゃJの試合なんてつまらない
>Jと欧州の差は素人目にも明らか

Jリーグチームのサポーターは、「良い試合」を観るために応援しているわけではありません。
マンチェスターの住人がマンUを応援するのと多分同じく、「自分達のチームだから」応援しているのです。
Jリーグに興味のない人がいても勿論一向に構いませんが、レベルが低い低いとあげつらうばかりなのもどうかと思いますよ。
歩き始めたばかりの乳幼児を、成人と比較するようなものではないでしょうか。

posted by AH | 2007-12-14 14:34

【CWC】浦和レッズ対ACミラン 戦評 【キリタニ】

初めて書き込みします。当たり前すぎてつまらないかもしれませんが・・・・。



他のブログを見たら、大きく分けて“善戦”と“完敗”の二通りの選評ですが、個人的には・・・“完敗”だったと思います。



「攻撃ではほとんど何もさせてもらえず、ミランの猛攻を必死に防ぐことしかできなかった。そして1点を取られて負けた。」



これが自分の率直な感想です。



しかし、酷評する気はありません。



フランスワールドカップ・ドイツワールドカップで、代表レベルでは世界との差を見せ付けられてきましたが、今回はクラブレベルでの公式戦(真剣勝負)を体験する機会が訪れました。



当たり前ですけど、ミランは強いです。
国内リーグでは結果を残せておらず、批判にさらされている(チャンピオンズリーグとの掛け持ちができていない)ものの、歴戦の猛者ぞろい(スタメン・サブ・スタッフ共に)だし、何よりカカがいます。



そんなチームと、世界大会の中で真剣試合を演じることができたことは、大きな収穫だったと思います。



何しろ、“あの”レッズがアジア王者として参加したのですから(最近はJリーグ初期のレッズの情けなさを振り返る報道が多いです)。



レッズの勝率がかなり低かったのは、客観的に考えれば明らかでした。これから、その勝率を1%でも増やしていくことを期待します。そして、いつの日か・・・。



来年も日本で開催されるらしいので、日本のクラブが開催国枠で出場できるみたいですが、来年ACLを戦うレッズ・ガンバ・アントラーズには、アジア王者として正々堂々出場してくれることを期待します。



最後に、アジア王者として出場したレッズの選手・スタッフ、サポートしたサッカー協会、そして、選手に大きな力を与えてくれる、世界に誇れるサポーターの皆さんに感謝します。

posted by 初心者  | 2007-12-14 14:34

【CWC】浦和レッズ対ACミラン 戦評

FOOT BALLの良い所は自分の住む地域のチ-ムを応援し.その成長を観て喜怒哀楽を共感し共進していくと言う構造であり.ミランにしてもミランと言う都市の背景があり歴史があり強いのであって.そこがFOOT BALLの良い所では.以前会社で一緒にやっていたイギリス人女性が2部チ-ム(日本のJFL?)のサポを真剣にやってましたからやはりレベルで観るのも個人の自由ですが自分の住む地域のチ-ムが成長しACL制覇!CWC初出でコテンパン!いいではありませんか?!まだまだこれからも成長してもらわないといけないって事がわかりましたから来年も気合入れて観戦し鼓舞しますよ・・そんなチ-ムが日本各地
に現れてJの覇権を争うになって初めてミランの背中に追いすがりぬきさる事も夢ではなくなると思います。

posted by RED ROLL | 2007-12-14 16:19

【CWC】浦和レッズ対ACミラン 戦評

セリエBのレベルはちょっと分からないのですが、中田英がいた1年目のペルージャ(結局は、セリエA最下位で残留)より、いまの浦和は、すべての面で質が低いと思いますね。
まぁ、いまのミランはセリエAの10位をうろうろする程度の実力ですし、それに完敗するのですから、そういう評価が妥当だとは思います。
それに対して、頑張りをたたえる、というのは浦和の各選手がかわいそうに感じます。
プロなんですから、そんなことを言われたら「同情されている」としか感じないのではないでしょうか。
この無力感をバネにして、さらなるレベルアップを
図って欲しいのは同感です。
ただ、Jにいると、すぐJのレベルに慣れてしまうのも事実です。
だから、代表に選ばれないリスクを冒してでも、若いうちからどんどん欧州に挑戦して欲しいです。
黄金世代の高原・稲本だって、欧州で一定以上の評価を得るのに4年も5年も掛かっているわけですし。

posted by ジダ | 2007-12-14 16:40

【CWC】浦和レッズ対ACミラン 戦評

岡野の1トップでインザーギ張りにオフサイド取られまくりだが、ドキッとさせる、という作戦が案外有効だったんではないか?なんて思った人は結構いるのではないかな? ラインも下がるしね…。なによりジダが結構焦って面白かったりすると思う。

posted by domo | 2007-12-14 17:31

iopさんへ

>Jリーグが世界の中でどこら辺に位置づけられるかやっとBenchmarkを得る事が出来た事に喜びを感じています。

その通りですね。ベンチマークでもあり、現状における日本サッカーのランドマークとなり得る戦いを彼らは成し遂げてくれたと思います。

>ポンテ抜きであそこまで出来た事を考えると、本当はもっと強いんだよといいたい気はします。

それを是非来年、証明してくれることを祈っています。期待しています。

posted by 桐谷 | 2007-12-14 21:28

ぺん太郎さんへ

>ただ、ミランにしても今期の不調がなんとなく分かるような、受身と言うかバリエーションの少なさは感じましたね。カカが戦術って感じなんでしょうけど。

確かに昨年のミランに比べれば今年はあまり迫力を感じませんね。メンバーはほとんど変わらないにも関わらず。
ただ彼らは2試合することを前提に、そして次の試合にフルパワーで臨む事を前提に、このレッズ戦を戦っていたようにも見えました。次の試合では、また少し違うミランが見られるものと期待しています。

>やはりオシム監督が実践しようとしてた方向性は間違いなかったと思いました。個の力に対するために、ワンタッチでシンプルにはたき、組織で崩していかなければ、対抗できないと思いましたね。

確かにオシムのサッカーであればさらにエキサイティングなシーンを何度か演出できたかも知れませんね。ただ、多分それだとスコアは0-1では済まなかったのではないか…と僕は思います。そのどちらを是とし、選択してゆくのか…は、多くのサポーターをはじめ、これからの日本のサッカーを見守ってゆく僕達自身の価値観にかかっているのではないでしょうか。

posted by 桐谷 | 2007-12-14 21:35

リーダーさんへ

>もちろんミランとの差はありますが、JリーグとセリエAとの外国人枠の違いを考えれば、浦和の戦いは評価できると思います。

とても良い視点だと思います。
果たしてJの外国人枠は必要なのかどうか?JFA・Jリーグには、それが与える功罪の部分を今一度よく検討して欲しいと考えます。

posted by 桐谷 | 2007-12-14 21:40

【CWC】浦和レッズ対ACミラン 戦評

この試合が今後にどのようにつながるのかと思いながら、見ていました。
ペン太郎さんが上で述べられているように大きな実力の差を感じましたが、ガンバ・鹿島など、他のJリーグの選手がぜひ挑戦したいと思わせる試合だったと思います。世界へのチャレンジとなる第一歩に十分な内容だったのではないでしょうか。

>そんな中でも最も象徴的に際立っていたのは、ゲームの中での“メリハリ”のつけ方。90分の試合のどこに力点を置き、どこで流すか…という部分の、ミランの大人びたゲームプランニングとそのチームコンセンサスの在り様にあった。

そうは言うものの、レッズは時に光るものはありながらも、90分間の戦いにおいて、終始、リアクション・サッカーであったように思います。経験、実力を鑑みても組織的な働きだけではまだまだ補うことのできない差があったとは思いますが、自ら能動的に仕掛けていく姿勢はあまり見てとれませんでした。
ペン太郎さんが触れていますが、代表で示されていた連動性が高く、試合を自ら形作る主体性のある動きというものがあまり感じられなかったのは残念なところです。理由の一つとして桐谷さんがおっしゃるような様々な面での「スピード」(特に状況判断)の差にあったのではと思いますが、代表リストに連ねるメンバーが多いことを考えると、これはクラブの課題であると同時に日本サッカーの課題であるのかもしれません。

今後、この試みに続くであろうチームがこの試合で明らかにされた様々な課題をどのように捉え、乗り越えていくのかを考えると、来年のことですが楽しくなります。

3位決定戦であたるエトワール・ドゥ・サヘルは浦和よりも質の高さを感じました。果たしてどういった試合になるか、こちらも楽しみです。

posted by kakara | 2007-12-14 21:48

サッカー素人です。さんへ

寒い中、スタジアム観戦ご苦労様でした。

ミランの現状については、やはりCLを制した昨年に比べれば少し本調子ではないかな…とは僕も感じます。主力メンバーの高齢化も進んでいますし、来年、再来年あたりでチームを再構築せざるを得ないタイミングを迎えているのかな…と僕は思っています。

またサッカーにおけるスコアに関しては、これは結果についても言える事なのだと思いますが、いつも的確にその実力差を指し示す指標とはならないもの…と僕は考えます。
0-1が0-3よりいつも優れている訳ではなく、1-0より内容のクロスした0-3というものもサッカーの試合には往々にしてあります。
そういった意味で昨日の試合の0と1の間には、決して小さくは無い差を僕自身は感じました。
そしてそれでもなお、浦和レッズは大健闘したと僕は思っています。

そしてもしミランに興味があるならば、昨年のCL準決勝2ndレグの対マンU戦のビデオがどこかで手に入れば是非ご覧下さい。このチームの素晴らしさが凝縮されたような試合だったと思います。

posted by 桐谷 | 2007-12-14 21:58

stamibeneさんへ

>(FC東京ファンより)

あなた、FC東京ファンだったんですか(笑)
今までそんな事一度も言わなかったですよネ。

今年はヤキモキされる一年だったと思いますが、城福さんを得て、きっとここからFC東京の輝かしい時代が始まるのだと思います。僕も今から来期の東京楽しみにしています。がんばってください。

posted by 桐谷 | 2007-12-14 22:06

浦和市民さんへ

>J初得点で喜んでいるうちにゴールを決められたり、Jリーグ開始当初レッズファンと言うと笑われたり、2部落ちしたりのレッズがACミランとガチンコ(?)で試合したと言うだけで感慨深いものがありました。

あれは鹿島戦だったですかね…^^;Jのサッカー史に残るマヌケなシーンでしたが、あの時代を考えると本当に逞しいクラブに成長しましたね。本当におめでとうございます。

>昨日は中国からTVで試合を見ていたのですが、中国人解説者がボール支配率を見て笑って解説してました。
くやしい~~~~~!! 

それはけしからんですね。中国のサッカーに“支配率”をどうこう言われるのはまったく合点がゆきませんが、来年も大連辺りが来るようならレッズにキッチリとカタをつけてもらいましょう。
中国でもCWC放映してたんですね。次の3決も中国からぜひレッズの奮闘を見守ってください。

posted by 桐谷 | 2007-12-14 22:13

CHUE さんへ

>浦和はまたJリーグに戻ります、多分彼等は「違う、こんなことやってたら差は縮まらない」と感じるのはないでしょうか。

おっしゃる通りだと思います。他のJクラブはこれからどんどん大きくなってゆく浦和と戦うことで磨かれてゆく事と思いますが、浦和はJで勝ち続け、そしてこの舞台で揉まれてゆくしかないんです。
その為にも、言及してくださった“J改革案”こそが、僕がこのブログで主張したいもっとも重要なテーマになると考えますし、今に安住するのではなく、ここからどれだけ“攻め”の運営をしてゆけるかが日本サッカーの未来を決するのだと考えています。

その途上でJ3創設と、J1過多のいびつなリーグ構造の問題は必ずどこかで是正されなければならないものだと思います。そしてその為にも、新潟のような自主自立の厳しい戦いに自ら立ち向かっているチームこそ、そこで勝ち残り成長していって欲しいと切に願っております。

来年こそは是非優勝争いに参加してくださいる応援しています。

posted by 桐谷 | 2007-12-14 22:23

ちゃるめらさんへ

文意を誤って解釈しているかも知れませんが、僕が昨日見たのは浦和レッズ対ACミランなのです。

それはマンU対ミランでもなければ、バルサ対ミランでもない。
そこにあるのは紛れも無い現実ですから、僕はそれを受け止め、その上で浦和の選手達の健闘を心から讃えたいと思いました。
審判問題他の話題でもあなたの言ってる事に間違いはありませんが『昨日の試合が満足か?』と問われれば、僕は何の躊躇いも無く『満足です』と答えさせていただきます。

posted by 桐谷 | 2007-12-14 22:29

初心者さんへ

>初めて書き込みします。当たり前すぎてつまらないかもしれませんが・・・・。

とんでもない。僕はあなたとまったく同感でしたよ。非常に公正なサッカー観であると思いましたし、共感し得る同志であると思いました。

>来年ACLを戦うレッズ・ガンバ・アントラーズには、アジア王者として正々堂々出場してくれることを期待します。

僕も本当にこの部分が大切なんだと思っています。ぜひアジアを勝ち取って、この舞台に立って欲しい。そしてまた来年、あなたとここでその試合について語り合えればと思っています。
素晴らしいコメントありがとうございました。一緒に日本のサッカーを見守ってゆきましょう。

posted by 桐谷 | 2007-12-14 22:35

ジダさんへ

概ね同意ですので一言だけ。

>それに対して、頑張りをたたえる、というのは浦和の各選手がかわいそうに感じます。
プロなんですから、そんなことを言われたら「同情されている」としか感じないのではないでしょうか。

サッカーには勝者と敗者がいます。
すべてが勝者になれれば素晴らしい事ですが、敗者が在ってまた勝者が在る訳です。
日本にもJ1があってJ2があるように、セリエにもAもあればCもあります。
そこには明らかな実力の格差がある訳で、それの劣るチームが勝るチームに対して良い戦いを挑めば、僕はそれを心から讃えたいと思う。そしてそれを僕は“かわいそうな”事であるとは決して思わない。

価値観の相違は必ずどこかにある筈ですが、それはお互いに押し付けあうものではないはずです。それが人と人とのコミュニケーションの第一歩であると僕は考えます。

あなたがあなたの場で、どんな価値観を吐露しようが僕はそれに対して意見する事はありません。ですから僕がこの場で自分自身の価値観を吐露する事に対して、あなたの異なる意見を求めていない事も理解いただければと思います。

posted by 桐谷 | 2007-12-14 22:50

【CWC】浦和レッズ対ACミラン 戦評

えーと、価値観が違うのはよく分かりました。
はぁ・・・・。
なんだか、ため息が出ますね。
価値観が違うことに対してではなく、別の意味で。
もう少し、心を広く持たれた方がいいですよ。
なお、今後一切コメントしませんので、ご安心くださいね。

posted by ジダ | 2007-12-14 23:00

kakaraさんへ

>そうは言うものの、レッズは時に光るものはありながらも、90分間の戦いにおいて、終始、リアクション・サッカーであったように思います。経験、実力を鑑みても組織的な働きだけではまだまだ補うことのできない差があったとは思いますが、自ら能動的に仕掛けていく姿勢はあまり見てとれませんでした。

これはペン太郎さんへのコメントでも触れたのですが、僕ら自身が試されている部分でもあるのだと思います。

もしペン太郎さんやkakaraさんが言うように自ら仕掛けて前に重心をかけていたとするならば、僕は到底1失点で済んでいたとは思いません。AとBという道があり、明らかにAの方が有利であれば誰しもがその選択をするのですが、実はそこにはいろんな価値観が入り混じっている…という現実も同時に僕は目を向けたいと思います。

0-5で負けても前へ出て勝負を挑むのか?
或いはどこまでも0-0を狙って、最後に力尽きて0-1で敗れるのか?
この状況の浦和にとって、そのどちらが正解であったのか?そして僕らの視線はそれをどう受け入れ、評価するのか?

僕達がそのどちらを望んでいるのか?
やはりその価値観に帰結してゆく問題であると僕自身は思っています。

posted by 桐谷 | 2007-12-14 23:01

【CWC】浦和レッズ対ACミラン 戦評

桐谷さまお久しぶりです
昨日は現地で観戦してまいりました。
皆様おっしゃるように相当な差がありましたね。

前半はレッズ良く頑張っていたと思います
ただしミランのリーグ戦から続くチーム状態の悪さに助けられてもいました。
前半のミランは右のオッドがたまにフリーでボールをもらうのですが、センタリングをミスしまくっていてイライラしながら見ていました。
気になったのはアンブロジー二が攻撃に顔を出すためになのか、攻撃が好きなヤンクロフスキが前半は全くと言っていいほど上がってこず、不思議でした。
オッドの上がりで相馬のサイドに蓋をしようという考えなのかなぁ、という感じでしたね。
ミランは相変わらず攻撃の際にサイドバック以外がサイドに出ていかないので中央で大渋滞を起こしていました。
セードルフなりカカがサイドに開いて、その空いたスペースにアンブロジー二やピルロが上がるならいいのですが、皆が中央付近に集まっているのでこれじゃあ相手は守りやすいだろうな、と思って見ていました。
前半の途中からはカカがボールをさわりたくて下がってきたりしてミランの攻撃はますますペースダウンして終了でした

後半に入るとヤンクロフスキが上がり始めてミランはより
攻撃的になってきました。
セードルフとカカもカウンターの時に前半と違ってサイドにも流れるようになったため、渋滞が緩和されてピッチをワイドに使える様になり後半は完全にミランのペースでした。
その流れのまま、得点が決まり、その後も同じようにミランがボールを支配したまま終了という感じでした。

レッズは頑張っていましたが、ゾーンでディフェンスするのはさすがに無理でしょう。
あれだけレベルに差があるのにカカにマンツーマンをつけないのは何故なんですかね??
去年のリバプールがやったような戦術(カカをマスケラーノのマンツーマンで試合から消して、ピルロをトップ下に入ったジェラードが見る)が一番有効だったように思います。
スピードで振り切られない坪井がカカを消して、長谷部がピルロを見る、とか出来なかったんですかね?ピルロは相当自由にボールを持ってましたよ。

それと開始早々ネスタが激しいプレーでイエローを貰っていましたよね。
挑戦者のはずのレッズがあのプレーを先にして欲しかったです。鈴木選手でも誰でもいいですが、イエロー覚悟で激しくいって戦線布告というか意思表示をして欲しかったし、もっとミランに噛み付いてほしかったですね。ゾーンで守るならカカやピルロに入れ替わり激しくチャージとかすればいいのに良い子の集まりみたいなディフェンスでした。
Jリーグ最終節の横浜FC戦やその前のアントラーズ戦で選手達はレフェリーの判定や相手の選手のファールに食ってかかる気持ちがでてましたよね。どうしてミランにも同じようにできないのでしょうか?
それがレッズだけではなく日本代表も抱える一番大きな
世界との差ではないでしょうか。

先日桐谷さんが記事にされていたストヤノフだったらどうしたでしょうね?後半途中に退場しているかもしれないけれど
、ピッチで闘う姿勢を見せてくれたんじゃないかと思います。

最後にマルディーニの勇姿を見ることが出来て、本当に嬉しかったです。
交代で入ってきた時は僕も立ち上がって拍手をしてしまいました。

posted by コール | 2007-12-14 23:04

コールさんへ

コールさんはブログはやっていないんでしょうか。これだけ詳細なレポート、そしてスタジアム観戦だからこそ見える要所を丁寧にまとめて下さってありがとうございました。
見ていてとても参考になりましたし、他の方にとってもたいへん興味深い内容だったと思います。
本当にありがとうございました。

コールさんの言うように、僕もカカに坪井、ピルロに長谷部…というマンマークの形で浦和はゲームに臨むのではないか…と考えていました。
TV画面からボールの無いオープンサイドの状態がほぼ見えませんので、前半のミランの“大渋滞”の描写には、今にしてやっとその状況が理解できた気がします。
またおっしゃる通りピルロには随分自由にやらせてしまっていたと思います。もし彼が本調子であったならば、彼へのマークの甘さはきっと早い段階で致命傷となっていたと思いました。

>それと開始早々ネスタが激しいプレーでイエローを貰っていましたよね。
挑戦者のはずのレッズがあのプレーを先にして欲しかったです。鈴木選手でも誰でもいいですが、イエロー覚悟で激しくいって戦線布告というか意思表示をして欲しかったし、もっとミランに噛み付いてほしかったですね。

この点は心から共感します。イエローをうまく使えていない。ゲームの中で、上手にそれを活用できていれば、もう少しピンチの芽は潰せていたと思います。後半の6分ぐらいだったでしょうか?あわやカウンターの大ピンチ…という局面で高い位置で阿部勇樹がピルロを引き倒しましたが、そういうシーンは本当に少なかったと思います。

ネスタの“ご挨拶”は、確かに日本のサッカーに欠けている部分かも知れませんね。これがボカ戦になれば、今度はミランがたんまりその洗礼を受ける側に回るのでしょうね。

そしてマルディニの雄姿が見られて本当に良かったですね。コールさんにとってもナマの彼を見られるのはこれが最後になるかも知れませんね。
ボカ戦ではきっとスタメンで起用される事と思いますし、彼の日本での最後のゲームをしっかりとこの眼に焼き付けましょう。

あの日は本当に寒かったでしょう。
この週末はゆっくり体をお休めください。

素晴らしいレポート、本当にありがとうございました。

posted by 桐谷 | 2007-12-14 23:43

【CWC】浦和レッズ対ACミラン 戦評

桐谷さん。

こんばんわ。

体調を心配していただきありがとうございます。
2Fのかなり上のほうだったこともあって風を受けることも無く思ったより寒くありませんでした。
日曜に国立でパチューカvsエトワールサヘル戦も見たのですが、そっちのほうが圧倒的に寒かったです(笑)昼間なのに・・・風が直接あたっていたからなんですけど。

試合ですが、やはりというか当然というかピルロに釘付けになってしまいました(笑)
ピルロのプレーで一番すごいと思ったのはサイドチェンジなどのロングパスの精度です。「低くて早い」ロングパスが逆サイドの選手の「足元にバウンドせず」にピタッと行くんですよね。しかもボールを受けてからパスを出すまでが非常に早い。プレッシャーを受けていてもそれができる。あのパスを生で見れただけでも高額なチケットを買った甲斐がありました。

そして、ミランの守備組織の素晴らしさには感動しました。守備時にDF4人とMF3人の2ラインが常に一定の間隔に保たれていました。あれほどまでに常に一定の間隔で守備し続けられたらちょっとやそっとじゃ崩せるものではないだろうなと感じました。これこそスタジアムに行かなければ分からないことだなぁとしみじみ感じました。

他にもいろいろ感じることがあったのですが、書き出すと長くなるのであとひとつだけ。ガッツが闘志むき出しで相手に襲い掛かるシーンが一度もなかったことがこの試合の全てを物語っているなと私は思っています。悲しいことですが・・・

そして、一番言いたいことは、ピッチに立ったマルディーニのかっこよさは半端じゃなかったということです(笑)


日曜に行われる3位決定戦で浦和の勝利をぜひともみたいものです。しかし、私も3:7、贔屓目に見ても4:6で浦和は不利だと思っています。

コールさんが触れていたように、なぜ浦和はピルロに激しくディフェンスしなかったのか。カカとピルロ2人に対して激しくマークすることは体力的に非常に難しいですが、せめてピルロにだけでも激しく行くべきだった。浦和のサッカーはそういうサッカーだと言ってしまえばそれまでですが、浦和はあくまで浦和のサッカーをしたということだと私は解釈しております。
しかし、パチューカ戦において、中盤の底で起点になっていた8番の選手に対してFWと中盤の選手がかなり激しくプレスし、パスコースを限定し組織的な守備の網にかける。その結果下馬評を覆したエトワールサヘルを生で見たものとしては正直な気持ちとしてチーム力で浦和は劣っていると言わざるをえません。

だからこそ、Jのアジアの代表としてアフリカ王者に立ち向かい結果を残して欲しいと思います。「挑戦者」としての戦いを期待したいと思っています。

長文失礼しました。

posted by pirlo_21 | 2007-12-15 00:41

【CWC】浦和レッズ対ACミラン 戦評

久々の書き込み失礼します。

浦和としては現状の戦力でベストの戦い方だったのではないかと思います。
もしポンテがいたとしてもオジェックは同様の戦術をとる気がします(得点の可能性は増したでしょう)。

今回の対戦で嬉しかったことは、鈴木と阿部の二人が粘り強くミランの攻撃に対応できたことです。
あの二人とDFを含めた全員の頑張りによって、ゲームが壊れなかった。
個人的にJの中でも屈指のインテリジェンスを持つ二人だと思っています。
これを糧にさらなる成長を期待します。

posted by N | 2007-12-15 00:45

BMさんへ

 補足しますが、私の啓太の成長という観点は、昨年初めて代表に呼ばれた後の成長を言っています。奪ってからどうこうを言ったつもりはありませんので。ちなみにボールを奪うことが出来なければその先は無いのではないでしょうか? 奪った後の先の展開まで完璧に出来ればとっくに欧州に行ってると思います。
 ちなみに私が一番注目したのは、ミランのバックスラインでのボールキープです。GKにバックパスすることなく、プレッシャーを受けようがいとも簡単に保持して組み立てる事が出来るのを見て日本との差を非常に感じましたね。オシム監督がCBの人材が少ないといった意味はまさにこれだったんでしょう。


  桐谷さんへ
 桐谷さんは方向性についてどう思いますか?私はオシム監督が推進していた形を発展させないと、個の力が歴然とした中では、点差善戦した試合は出来ても、勝てる可能性は非常に少ないと思います。98年ワールドカップのように。確かに桐谷さんがいうとおり点差が開く可能性がありますが、個の力を伸ばす方向に力点を置くのか、組織的に行くべきか・・・

  まあ、どっちも伸ばすのが一番いいんですけど。


posted by ペン太郎 | 2007-12-15 08:44

【CWC】浦和レッズ対ACミラン 戦評

個人的な感想を書かせて頂きます。浦和は大嫌いですが、今回は応援していました。

桐谷さんの書かれた文章には基本的には同意です。

しかし、セリエAの下位チームの格上に対する戦い方は、

(1) 相手に(ほぼ)1対1でまとわりついて絶対自由にさせない
(2) 隙あらば少人数でカウンタを狙う
(3) 別に勝たなくても良いという意識を持つ

これらをとにかく徹底させることだと思います(ここ2年位はほとんど見ていないのですがそれ以前のTV観戦からの感想です)。2003年頃のジェフ千葉の守備時のやり方は(1)に非常に近いものでした。

やることがシンプルではっきりしているから、局面での各人のやるべきことがすっきり整理され、共有されています。欧州や南米ではこういった個人戦術の基礎が常識のように整備されていて、それがまだ幼いJリーグとの大きな差だと思います。

推測・想像に過ぎませんが、セリエAの下位チームと浦和の差はそこの部分の差なので、例えば浦和がセリエAに入ることが出来て、2年もやれば簡単に逆転する差だと感じます。それは浦和に限らず、選手単体の質(≒ポテンシャル)はJの上位3~4チームなら、セリエの下位よりはよっぽど上だと感じています。

体格差やパワーの差は揉まれれば簡単に埋まるでしょう。かつて日本代表はブラックアフリカの身体能力を苦手としていましたが、今では慣れてそれを極端に苦手とすることが無い、というのと同じだと思います。

一方で個人的に一番気になったのは、技術的なことです。某所で紹介されていた、
「トラップの際は軸足で軽くジャンプしてショックを軽減し、同時に身体の向きを変えること」
「相手を背負う時は肘をはってブロックすること」etc.
といったイタリアでは少年時代に徹底させられる常識をミランの選手だけでなく、ボカの選手も愚直に行っていたこと。浦和はもちろん、エトワールサヘルもやってませんでした。(パチューカは未見)
巷で良く言われる二軸動作についても、これは浦和のみが全く出来ていませんでした。

タマ捌きは上手いが、基礎が疎かにされているということになりますでしょうか。あのミランの選手がやっていることならば多分正しいと思えるので。

浦和や他のJクラブが国内の切磋琢磨で力量差を逆転するために必要なことは、実は選手より、コーチ、マスメディア、ファン・サポータがサッカー的な常識は何かを整理して当たり前のように共有することではないかと感じています。こういった常識が言語化されて整理されるのは、実のところ選手に届くのが一番最後なのではないかというのが、Jサポやっていての感想です。

論理性に欠ける文章で申し訳ありません。本当に失礼いたしました。

posted by 犬サポ | 2007-12-15 09:38

【CWC】浦和レッズ対ACミラン 戦評

桐谷さん、レスありがとうございました。
また、新潟へのエール、心して受け取りたいと思います。
浦和対ミラン戦、過去最高の視聴率23%だったそうです。素直に嬉しいですね、ただあのアナウンサーいかがなもんかなぁ。できればサブ音声は英語で観たいと思いました。

脱線して済みません。

posted by CHUE | 2007-12-15 12:05

【CWC】浦和レッズ対ACミラン 戦評

ACミランは年間60試合で0~9回しか負けないチーム。
5年間で常に3位以上に食い込みスクデットが1回、チャンピオンズリーグ制覇が2回、準優勝が1回の欧州№1チームのひとつです。
浦和がミランとホームで10回対戦したとして1回~2回引き分ければ良い方ではないでしょうか?

posted by ロマニスタ | 2007-12-15 16:52

桐谷さんへ

ご返事ありがとうございます。

上のコメントは、リアリズムが足りない表現だったのかもしれません。強い相手には堅守をベースにした今年の浦和の戦い方を見ると、難しい要望だったのかもしれません。

ただ、ゲームプランとして後半勝負という意図は感じられたものの、ミランとは逆にメリハリのない戦い方だったと思います。それともっと積極的にできなかったのかと。どこかでベトナムが日本に見せた勇敢な試みをレッズに重ね合わせていたのだと思います。また、より挑戦者としての意気込みを見せてもらいたかったのかもしれません。

現実と理想は一見、矛盾するようにみえますが、補完関係にあるのだと思っています。この大会において今のJのクラブが取り得る選択としてリスクを少なくすることがリスクを冒すよりも数少ない勝利に結びつく可能性が高いとは思います。その一方で、リスクチャレンジを恐れていては停滞したままで、世界との差がより開いていくのもまた現実なのではないでしょうか。

欧州と同じ土俵で戦っては現状、勝負にならないように感じました。ならば、遅々とした歩みになるかもしれませんが、日本が有利になるような戦い方ができるよう、サポーターやファンは試合を見るべきなのではないかと改めて思いました。

甲府や城福サッカーを好む桐谷さんも同じような視点で見ているのだと思っている一方で、現実に対しての厳しい見方も有しているのだとまた感じています。この試合、リアリズムに重心をおいた見方をすることもまた一つの視点だと思います。

レッズの試合は現状ででき得る仕事を全てやろうと努力していたと思いました。それと同時にファン心理なのかもしれませんが、もっとできるのではないかと感じたのもまた偽りのない気持ちです。

とりとめない文章でしたが、乱文失礼しました。

posted by kakara | 2007-12-15 20:39

pirlo_21さんへ

>ミランの守備組織の素晴らしさには感動しました。守備時にDF4人とMF3人の2ラインが常に一定の間隔に保たれていました。あれほどまでに常に一定の間隔で守備し続けられたらちょっとやそっとじゃ崩せるものではないだろうなと感じました。これこそスタジアムに行かなければ分からないことだなぁとしみじみ感じました。

とても羨ましいですね。僕もスタジアムで観戦する際には、まず何よりもラインに注目します。そのラインの均衡と美しさ、押し上げる際の息のそろい具合と、ブレークの際の思い切りの良さ…とでも言いましょうか、そんな部分がスタジアム観戦におけるひとつの醍醐味だと感じます。

>ガッツが闘志むき出しで相手に襲い掛かるシーンが一度もなかったことがこの試合の全てを物語っているなと私は思っています。悲しいことですが・・・

闘争心についてはコールさんも触れられていますが、僕もこの国の非常に脆弱な部分であると認識しています。そしてこれは今日言われて明日できるようになる…というものではない。長い時間を掛けて国内リーグにおいて、一歩ずつ培ってゆかなければならない課題なのだと思います。だからこそまた、Jにおいても外国人から学ぶ部分はまだまだたくさんあるように思います。

パチューカ対エトワール戦にも内緒で(笑)観戦に行かれていたんですね。本当に頭が下がります。マルディニが見られて、そして大好きなピルロのプレーを90分通して見る事ができて本当に良かったですね。
明日はあなたの為にもミランに肩入れして、決勝戦をTV観戦してみたいと思います。

寒い中本当にご苦労様でした。そしてこんな場所で素晴らしい観戦レポートを発表して下さり、心から感謝します。

posted by 桐谷 | 2007-12-15 22:09

Nさんへ

本当にお久しぶりです。

>今回の対戦で嬉しかったことは、鈴木と阿部の二人が粘り強くミランの攻撃に対応できたことです。
あの二人とDFを含めた全員の頑張りによって、ゲームが壊れなかった。
個人的にJの中でも屈指のインテリジェンスを持つ二人だと思っています。
これを糧にさらなる成長を期待します。


僕も彼らの献身と頑張りには本当に感動しました。坪井慶介も得点シーンで判断されてしまう部分があるかと思いますが、あそこまでほぼパーフェクトな仕事をしてくれていましたし、僕はむしろ彼か阿部にMVPをあげたい気分でした。
今期中盤から少し調子を落としかけていたように見えた坪井ですが、彼の復活をとても嬉しく思います。

またお付き合いいただければと思います。明日の試合のエントリー後に、またここでお会いできればと思います。

posted by 桐谷 | 2007-12-15 22:17

ペン太郎さんへ

>桐谷さんは方向性についてどう思いますか?私はオシム監督が推進していた形を発展させないと、個の力が歴然とした中では、点差善戦した試合は出来ても、勝てる可能性は非常に少ないと思います。

まず、ミランと戦ったのはオシムジャパンではなく、浦和レッズであったという事が大前提であると考えます。そして彼らは、ほぼあの戦い方でJを制し、そしてACLを制した。あれが彼らのアイデンティティであると僕は考えていますし、浦和は浦和らしく全力で戦い、やはりミランには勝てなかった…。それが僕の現状認識です。

そしてペン太郎さんがどう見ていたかは分かりませんが“浦和が攻める気が無かった”のだとは僕は思いません。“攻められなかった”のだと思うんです。ポゼッションで完全に自陣に押し込められ、中盤を作る為の僅かな時間のボールキープさえプレッシングにより許してもらえなかった。そしてロングボールは尽く弾き返された。悔しいですが、それが現実であったように僕は認識しています。

今の時点であのオシムジャパンがミランと戦ったとしても、きっと僅かにその片鱗しか見せられなかったでしょう。間違いなくあの試合の浦和のように自陣に押し込まれて、その窮地を浦和のように上手に切り抜けることができなかったと僕は予想します。

このような強豪を相手にして、90分のゲームの中で、それを見せられる時間はほんの僅かです。そしてオシムジャパンがどんなに可能性と希望にあふれたチームであったとしても、強いチームとやれば浦和のようにディフェンスを固めて耐え忍ばなければならない時間は限りなくあるはずです。

僕はこの浦和のリアリズムに根ざしたステディーな守備の在り方は、オシムジャパンにおいてもアジアを抜ければ必ずどこかで求められたものであると思いますし、もしいずれ日本が強くなるのであるとすれば、オシムのメソッドとともにこの浦和の優れた守備的要素も不可欠ものであると考えています。

要するに、そのどちらも踏まえて、やっと日本は一人前のサッカー国となり得るのだというのが僕の認識です。

そしてサッカーにおいて、やはり優れた個は組織を打ち砕くものだと思いますし、優れた組織もまた個を封殺し得るものであると思います。曖昧な答えになってしまいますが、これは盾と矛のように、どちらか一方だけを追い求めて解決する問題ではないと考えます。

そして誤解して欲しくないのですが、だからといって、あなたの好きなものが、僕の好きなものであることにこれまで通り、何ら変わりはありません。僕はあなたと同じサッカー観を有しているものと理解しています。



posted by 桐谷 | 2007-12-15 23:02

犬サポ さんへ

とても本質的な部分に触れられていますね。
トラップやコンタクトプレーにおける肘や膝の使い方、そして二軸動作まで、あまりこのような場で議題になることのない題材ですので、いつかじっくりそれについてあなたと話し合ってみたいと思いました。
特にファーストタッチにおけるボディシェイプに関してはカカは最高のお手本だと思いますし、日本人のスキルの立ち遅れている要素であると僕も思います。日本でこれが上手いのは…中村憲剛や大久保嘉人、そして柏木陽介…などでしょうか。やはり南米や欧州のトップクラスと比較すれば、この部分には大きな差異を感じますね。

きっとこれにはフットサルの普及が非常に大きな貢献を果たしてくれるのではないでしょうか。狭いスペースで、足の裏やアウトサイドを使って流れの中でスムーズなボール扱いをこなす事ができるようになれば、何よりも決定機に大きなアドバンテージが得られるものと思いますし、そのような土壌から待望されるストライカーの卵達が産まれてくるような気が個人的にはしています。

ひとつだけ認識に違いがあるとすれば、

>体格差やパワーの差は揉まれれば簡単に埋まるでしょう。

この部分でしょうか。経験によりある程度カバーする事は学ぶとは思いますが、やはりこのパワーという部分には、特に攻守におけるゴール前において、僕はこれからも長い間苛まれてゆくものと覚悟しています。


>浦和や他のJクラブが国内の切磋琢磨で力量差を逆転するために必要なことは、実は選手より、コーチ、マスメディア、ファン・サポータがサッカー的な常識は何かを整理して当たり前のように共有することではないかと感じています。こういった常識が言語化されて整理されるのは、実のところ選手に届くのが一番最後なのではないかというのが、Jサポやっていての感想です。

まったく同感です。この理解こそが、もっとも重要であり、もっとも欠落している部分であると僕も思います。
これまであまり込み入った会話はしたことがなかったと思いますが、とても博識で説得力あるご持論をお持ちですね。

この場では、これまであまり実のある議論になった試しがありませんので、ここではもうこりごりだと考えているのですが、いつかどこかで機会があればぜひまた言葉を交わしたいと思います。

水本の去就と共に、ネネ加入か…の噂が非常気がかり^^;ではあるのですが、来年のジェフに期待してます。頑張ってくださいね。

posted by 桐谷 | 2007-12-15 23:34

CHUEさんへ

視聴率、本当に良い数字が出ましたね。
川淵さんでもないのに、やはりこの大会が認識されお茶の間の興味を惹きつけた事を、素直に嬉しく思いました。これも浦和のACL制覇のおかげだと思います。来年はぜひ地上波でACLグループリーグからの生放送を期待したいですね。

まったく話はズレますが、僕はTV放映しっかり音入れながら見ているんですが、いつもまったく記憶が無いんですよね。あの試合も誰が解説していて、何を言っていたのかまったく記憶にありません^^;きっと独り言を言いながら見ている所為だと思いますが、CHUEさんにこの話を振られて、あらためてその“記憶喪失”体質に気づかされました。

セレッソ古橋の新潟移籍が噂されてますね。良い補強ができるよう祈っております。

posted by 桐谷 | 2007-12-15 23:47

ロマニスタさんへ

>浦和がミランとホームで10回対戦したとして1回~2回引き分ければ良い方ではないでしょうか?


僕もほぼ同じような認識を持っています。
勿論勝つ可能性もあるでしょうが、だとすればやはりあのような戦い方で、どこかで1度カウンターを決めての1-0という試合になるのではないかと思います。

posted by 桐谷 | 2007-12-15 23:51

【CWC】浦和レッズ対ACミラン 戦評

桐谷さん。

こんばんわ。

コメントありがとうございます。

先のコメントで
「ガッツが~」という部分ですが、勘違いさせてしまったようなので補足です。
ガッツが~というのはガットゥーゾが~という意味でした。この日のガットゥーゾは本当に大人しかったんです。ミランの番犬といわれている彼ですが、この日はチワワくらいでした。ガットゥーゾが番犬になる必要がなかったということを言いたかったのでした。
もちろんコールさんや桐谷さんがおっしゃるように私もガットゥーゾや先日記事されていたストヤノフのようなアツイ選手が日本人にもでてきてほしいと思っています。

パチューカvsエトワールサヘルはたまたまチケットをいただいたので見てきました。エトワールサヘルは本当によく組織されたいいチームでした。明日浦和がどう戦うか楽しみです。

そして、明日は、ぜひぜひミランを応援してください!!

posted by pirlo_21 | 2007-12-15 23:52

kakaraさんへ

>上のコメントは、リアリズムが足りない表現だったのかもしれません。

いいえ。そんな事はないんです。僕のレスも今読み返すと否定口調のように感じるのですが、否定しているのではなく問いかけているのです。ペン太郎さんのレスとかぶると思うのでそちらを見ていただければ、真意は理解していただけると思うのですが、僕はあなたとさほど変わらないサッカー観を共有していると思っています。

ひとつだけ繰り返すとすれば、浦和は攻めなかったのではなく、攻められなかったのでは…という事です。それが現実なのでは…というのが僕の認識です。


>欧州と同じ土俵で戦っては現状、勝負にならないように感じました。ならば、遅々とした歩みになるかもしれませんが、日本が有利になるような戦い方ができるよう、サポーターやファンは試合を見るべきなのではないかと改めて思いました。

サッカーはあくまで相手のある競技ですので、いつもこちらの思惑通りのスタイルが貫けるものではありませんよね。もし浦和や日本が、あのミランに対してラインを上げて、細かなパスをダイレクトで交わしながら、ゴールへ迫れるのだとすれば、今このポジションには居ないはずです。
そしてその理想をどのように追い求めてゆきながら、一方でそれができない現実と向き合ってゆくか…。
浦和が示したあの戦いぶりは、オシムの攻撃におけるメソッドを否定するものでは決して無いと僕は思いますし、あの守りが出来て、さらにポゼッションも高速カウンターも自在に使い分ける…そうなってはじめて、日本は世界の仲間入りができるものと僕は思っています。

posted by 桐谷 | 2007-12-16 00:06

pirlo_21さんへ

ごめんなさーい。
勘違いしていました。ガッツ…といえば石松以外に思い浮かばない世代なもので、勝手な解釈をして無意味なレスをしてしまいましたね。

僕はエトワールの試合は先日のボカ戦しか見ていないのですが、やはりアルアハリを破るだけの実力はあるな…と感心しました。シェルミティ、技術に荒さはありますが、ゴール前のパワーとスピードは本当に迫力ありましたね。そしてあの速い攻めは、勝ちに行くだろう浦和にとっては、非常に厄介なものとなるように思います。

試合後、もしかしたら月曜日になるかも知れませんが、また何か書くと思いますのでお付き合いください。

明日だけにわかミラニスタとして一緒に参戦させていただきますね。おやすみなさい。

posted by 桐谷 | 2007-12-16 00:28

【CWC】浦和レッズ対ACミラン 戦評

暖かいメッセージをありがとうございます
私はブログなどはやっていないんです
桐谷さんの文章には熱があるのでついメッセージを
入れたくなるんです。サッカーの話となるとつい長々と
語ってしまってすみません。

私がディフェンスについて気になった点を少し掘り下げて話をさせてください。
今回レッズがやったスペースを埋めるだけの守備というのは
レベルの低い相手(Jリーグやアジア相手)ならば、いつか相手がミスしてくれるので成立しますが
今回のような上手い相手との戦いになれば永遠にボールを支配されて、いつかやられます。
多分、今回の試合は普段からヨーロッパや南米の激しいサッカーを見慣れている人には完敗と感じられ、Jリーグや日本代表中心に見られている方には善戦と思えたのではないでしょうか。
私自身は98年W杯でのアルゼンチン戦の敗戦と似ていると感じましたし、世界との距離が縮んでいないことに不安を感じました。
日本ではパスコースを切って遅らせるだけで、ボールホルダーにアタックしない選手が多いのですが、
そのやり方では世界で通用しないことを知ってほしいです。
世界に勝つためには改善しなければならないと思います。
これはレッズの選手を悪く言いたいのではなくて、日本の選手全体の話です。
今後は日本の選手たちにもボールを奪うためのディフェンスを望みます。
これは選手の心がけ一つで出来ますから。
奇しくもアントラーズのオリベイラ監督が選手たちに
「相手に寄せて攻撃を遅らせるだけではなく、もっとボールを奪うことを意識してディフェンスしてくれ」
と話したそうですが、今年のアントラーズの優勝はそういうディフェンスがあったからこそだと思います。

ボールホルダーにアタックするディフェンスは見ている者の胸を打ちます。
最初から仲間に助けてもらおうとするのではなく
自ら先頭に立って戦う姿が見たいんです。
その選手が抜かれたら仲間がカバーすればいいんですから。
そうやって、相手に猛然と襲いかかるディフェンスに私は感動しますし、そういうチームが見たいです
仲間が削られたら食ってかかって欲しいし、
やられたらやり返す気概を持っていて欲しいと思います
最近はサッカーが「相手を倒す」競技であることが
忘れられているような気がしています。

試合の話から脱線してしまってすみません。
明日の2試合、熱のこもったレポートを期待しております。

posted by コール | 2007-12-16 00:34

【CWC】浦和レッズ対ACミラン 戦評

桐谷 様
本当に遅くなってしまった(もう次の試合当日)のですが、
どうしても2点ほどモヤモヤ感が残っていますので、今の内に質問させて下さい。

●1)日程面:運動量~特に中二日という環境で。
●2)右SBのスタメン選択

<詳細>
●1)日程面:運動量~特に中二日という環境で。
今回の大会では「中二日のチームvsフレッシュなチーム」という視点は抜かしてはならないのではないでしょうか?
要は「運動量で上回って対抗したくても、それすらコンディション的に厳しい状況」だったのではないか、と感じました。

3日前のセパハン戦では、殆どの局面で先に足が出ており ポジション等判断スピードも先手取れていたのに、
全く別のチームのように全て遅かったです。これは相手ミランのプレッシャー以前に感じました。
・日本人で例外は、阿部と啓太くらいに思います。これはオシム監督に日本代表等で鍛えられた成果ではないかと思います。
・長谷部は..頑張ってはいましたが、特に判断スピードが普段以上に落ちてました。
 「わざとためて」るのでなく「持ってから考えてる」シーンが多かった。当然次プレーも遅れパス貰った味方まで困る..
 セパハン戦での三人の関係がとても良かっただけに、非常に残念でした。

これは、セパハンについても対浦和戦で同様に言えるのですが、
準々決勝と浦和緒戦は全て「中二日vsフレッシュなチーム」の対戦で、結果的には全てフレッシュな方が勝っています。
特に、カード累積リスクもですが「シードチームが、コンディション的にも有利な立場で試合に臨める」という
今回大会のレギュレーションには、かなり違和感を感じました。
(フル代表の試合では中二日の連戦の大会も殆ど記憶に無いです。コンフェデ程度でしょうか)

浦和は、Jの中でも強行日程は苦手なチームと思います。(J最終盤の失速の時も、天皇杯含め中2~3日の連戦続きでした)
それでもあれだけの走り・粘りを見せてくれた浦和レッズには本当に拍手!..ですが、次戦が本当に心配です。

<改善案>
・せめて中3日にする(本来は8チームで同じ試合数が望ましいのですが..当面の妥協案として)
・「イエローカード累積2枚で自動出場停止」は廃止する
(欧州&南米だけリスクゼロで一方的に有利なため。
 歯止めも考えると ケース毎に個別協議での決定が望ましいですが、更に別の問題生じるのでいっそ全面廃止。
 ~どうせ連戦の疲労蓄積というリスク負ってるのですから..)

●2)右SBのスタメン選択
「スタメンは平川で途中から相馬投入して勝負!」と思っていました。勝負に行くならば、私は。

理由は、選手の特徴と疲労度です。
・相馬選手は、攻撃は切れ味あり大きな魅力。
 しかし運動量(上下動)と守備面では平川選手に劣る。
・相馬選手は中二日で疲労している~疲労の消耗は、特に守勢に回った時に出易い
 ↓
ミラン相手では守勢になるだろう事(=カバー含め運動量の方が必要)や、中二日の疲労も考えて
『最初は先発平川で相手の右サイドを抑え、後半頃に相馬投入で勝負する』
という作戦を、あの日の浦和に是非取って欲しかったのです。
(オジェック監督の今までの采配から、スタメン変更しない事も90%以上予想してましたが..)

この点については、後出しの結果論すらも 殆ど行われてない事が、個人的に不思議でした。
(セパハン戦での相馬選手の出色の出来ばかりに目を奪われたのでしょうか?)

今書いていても、「采配で唯一勝負を賭けられる所」ではなかったかと思いますし
また、オシム監督がつい数ヶ月前の代表合宿中ミーティングで
「浦和でなぜ相馬でなく平川が使われてたか」(上下動が多い等より総合面でチームに貢献できてるから)
という事を、具体例を挙げて説明していた事を思い出します。

セパハン戦には相馬選手が適していたと思いますし、チームが予期した以上の活躍をしたと思います。
しかし、それでも、ミラン戦はスタメンを平川に変更すべきだったと思うのです。

結局「たられば」の結果論かもしれません、が
実際の試合でも、失点シーンも含めてマークや逆サイからの寄せが軽いシーンが目に付きました。中途半端な守備位置ばかりで。
単に対面のオッド選手の出来に助けられただけと思えました(=もう少し調子よければ前半更に危なかった)し、
また守備に追われた為に、肝心の攻撃しかけたい失点時には既に余力無かったと思います。勿体無い..
(平川との交代は本来逆だろうと思って観ていました。あの時点では妥当な選択でしょうが..)

長文失礼しました。
もし桐谷さんや他の方々の意見を頂ければ、幸いです。

posted by vB | 2007-12-16 06:10

桐谷さんへ

 私も言わんとしている所が同じなんですよ。
 つまり、現状アジアを制覇できても、その先に対し通用する可能性を感じられるか、られないか?だと思うんですよ。それをオシムの代表とオジェクのレッズで見た場合、での話しなので。
 現状どちらのチームにしても、やはり世界の強豪と言われるチームとやるにはまだまだ足りない部分gは多いですが、戦術を煮詰めて行った場合、よりどちらが有効か? と言うことだと思います。やはりこの部分は人によって判断がまちまちなので一概にこれが正しい、と言うのはありませんが、私はオシム監督が行ってきた方向性を支持したいというところです。

 例えば昨年のレッズは戦術がワシントンみたいなこと言われてましたが、要するに個の力の集合体であっても、Jやアジアであればそれなりにやれる事は証明できた。守備を固め、個の力に秀でたポンテやワシントンが攻撃するれば点が取れたと。ただ、世界に目を向ければ、そのクラスがゴロゴロいる訳で、いずれ壁にぶち当たり今回のような何も出来ませんでした見たいになってしまう。(昨年のWCみたいに)

 レッズサポの方々に誤解していただきたくないんですが、戦術が守備的とか、ワシントン頼みじゃね? と言ってるわけではなく、世界と戦うためには、やはり攻撃にしても守備にしても高い個の力を持ったものが、組織力を高めていくしかないと思うんです。正直犬サポとしては、いくら組織力を高めても、現状の人員では、レッズに勝つのは大変なので羨ましくてしょうがないですし、それが現実なので。だからこそ、レッズが世界で活躍するのを託したいと、その先に行って貰いたいと思うものです。

 余談ですが気がついた点を2つほど。
  一つはジャッジについてどなたか触れていましたが、私も同じ意見です。日本の主審は接触プレーに対し厳しすぎる。前々から言ってましたが、すぐにファールをとるのはいかがな物かと。コールさんが、ボールに行かない守備の事を書いていましたが、この日本のジャッジが遠因の一つと考えます。

 もう一つはマスコミ。日テレの実況は最低なのは前からなのでどーでもいいですが、ミランに比重を置いた事により、ライトな方々はレッズが負けてもあまり騒ぎが大きくなかった。どちらかと言うとやっぱりか、まあ、相手強いしと、ある程度冷静になれた。これは何を意味するか? 昨年のWC後とは大違い。私は対戦相手レベルで考えた場合、日本が一番劣ってると思っていたので、3戦全敗と予想していたので悔しいながら、こんなものでしょう、と思いましたがそういった状況と似ていると思う。つまり、マスコミによっていかに見方を捻じ曲げられるか、踊らされるかが、このクラブWCと昨年のWCでハッキリ両方示されたと。
 
 

posted by ペン太郎 | 2007-12-16 07:33

コールさんへ

>ボールホルダーにアタックするディフェンスは見ている者の胸を打ちます。
最初から仲間に助けてもらおうとするのではなく
自ら先頭に立って戦う姿が見たいんです。
その選手が抜かれたら仲間がカバーすればいいんですから。
そうやって、相手に猛然と襲いかかるディフェンスに私は感動しますし、そういうチームが見たいです

おっしゃる通りですね。
この試合について“なぜ攻めないのだ”という論点で語られる方が多いように思いますが、攻めるかどうかの前に、もしミランを倒しにゆくのならば“なぜもっと前でボール奪取を試みないのだ”の方が遥かに現実的な提案のような気がしています。

前でボールを奪う事、これは岡田ジャパンの最も明確なコンセプトになると僕は考えていますが、今現在の日本が強い世界と対峙する上で、もっともロジカルで合理的な“攻撃”手段になるものと思っています。そしてそれにも大きなリスクが付きまとう。
もし浦和がミラン戦にそれをトライしていたとかるならば、僕はやはり1失点では済まなかったと思います。けれどもどこかのタイミングで、それにトライする時間帯を見られれば、更に内容ある試合になった事でしょう。

その他についても、非常に共感し得る内容でした。またお付き合いいただければと思います。

とりあえずあと2試合、楽しみましょう。

posted by 桐谷 | 2007-12-16 12:21

vBさんへ

日程など運営上の問題が山積している事確かですね。これについては次回必ず対応してもらわなければ困ると考えています。

ただしその浦和の日程上の不利が、この試合内容を決する上での、決定的要素であったとは僕は思ってはいません。
要するにまったく逆の過程でこの両者が試合に臨んでいたとしても、内容的にはほぼ変わらなかったのではないかと個人的には考えます。
そしてまた浦和がベストの状態でなかった事は確かですが、選手起用やオジェックの采配によって、勝敗がひっくり返ったり、その内容に大きな差異が生じたとも僕はやっぱり思わないんです。

それほど両者の“クオリティ”には、埋められぬ差が存在すると…それが試合を見た僕の実感でした。

相馬と平川については、僕も同じ認識を持っています。きっと僕がオジェックの立場であればそのような選択をしたと思います。ただし、やはりそれ一事でクロスゲームになっていたとは思いません。

けれどもいずれこの実力差を克服して、彼らから勝利をもぎ取る瞬間が僕は来ると思いますし、現状の日本の実力であれば、それはガンバのようなチームではなく、浦和や鹿島のようなチームであるだろうと予想しています。

その日まで、お互い厳しい眼でJリーグを見守ってゆきましょう。

posted by 桐谷 | 2007-12-16 13:06

ペン太郎さんへ

>現状どちらのチームにしても、やはり世界の強豪と言われるチームとやるにはまだまだ足りない部分gは多いですが、戦術を煮詰めて行った場合、よりどちらが有効か? と言うことだと思います。やはりこの部分は人によって判断がまちまちなので一概にこれが正しい、と言うのはありませんが、私はオシム監督が行ってきた方向性を支持したいというところです。

端的に言えば、短期的にはこのミランから勝利を収める可能性が高いのは、僕は浦和や鹿島のようなチームであり、スタイルであると思っています。
そしてさらに現実的な物言いをすれば、ガンバのようなスタイルでもって、このミランを倒す日が来ることは、この戦力差をもってすれば、現状では想像すらできません。

僕は代表とクラブというものは明確に違うビジョンの元に運営されてしかるべきだと考えていますし、これまでオシムのサッカーに一番将来性を感じてきた事は間違いありませんが、だからといってJのクラブがすべて“右に倣え”でそのカタチを模倣してしまっては、逆にこの国のサッカー文化、そして強化への大きな妨げとなってしまうと考えます。

例えば、あの戦力では甲府がどうやっても浦和に勝てなかったように、浦和がどれだけ戦術を煮詰めて、攻撃的なコレクティブな戦い方をミランに挑もうとも、この戦力差がある限り“内容ある勝利”を得る事は難しいと僕は考えます。

また浦和がコレクティブでなかったとは僕は思っていないんですよ。確かにクリエイティブではなかったかも知れませんが、守備組織において良く恐れずにゾーンで守って、またあれだけ耐えた…と思っています。

要するに結論は、浦和は本当に良くやったし、僕にはこの浦和のスタイルを否定する合理的なロジックは、現状を踏まえる限り一つも見つからない…という事です。


そして、だからこそ、いつまでも“コップの中の争い”にかまけていてはいけない。伸びてゆくチームの、その成長力の“足枷になるような規制”があり続けてはいけない…と改めて考えます

浦和のようなビッククラブが更に成長して、アジアから、南米から、そして欧州から世界レベルのタレントを吸収して、それと切磋琢磨し合う事によって、さらにJリーグ全体が刺激・触発され、成長してゆく姿を望みます。

それが“世界”と戦う前提の条件であり、避けて通れない一本道であると僕は信じています。

またジャッジに関してはまったく同感ですし、メディアに関する考察もその通りだと思います。そしてだからこそ、ネットの果たす役割は非常に大きいのではないでしょうか。
あなたのような見識ある方が、このネット上において情報発信をしてゆく事は、とても貴重な事だと僕は思っています。
またお付き合いください。

posted by 桐谷 | 2007-12-16 13:43

【CWC】浦和レッズ対ACミラン 戦評

vBさんの日程の話は私も考えさせられますね。
現状は南米とヨーロッパを優遇し過ぎで言葉は悪いですが
決勝以外が前座のような扱いに感じます。
私としては日本のクラブがミランとやるのは興行的には
とても楽しいのですが
アフリカや北中米のクラブとのガチンコの試合の方が
実力も拮抗していて見てみたい気がします

なので私的にはアフリカ、アジア(出来れば西と東で分けて)、北中米カリブはそれぞれの大陸の上位2チームあたりを集めてホーム&アウェーのトーナメントを見てみたいなと思います。
最終的な上位2チームがクラブワールドカップに出られるぐらいで実力的にはちょうどいいかなと。ワイタケレの試合をワールドカップの名前の下に見たいと思わないですし、
日本のチームがアステカスタジアムに乗り込んで試合するなんて考えただけでワクワクしますしね

それと桐谷さんに少し反論なのですが、高い位置でボールを奪いに行くことがリスクが大きいというような話ですが、それは違うと思います。
あの戦い方では10回やって10回負けると昨日レオナルドもはっきり口にしていました。
私もそう思います。
それならば10回やって1回でも勝てる可能性がある方法を選んで欲しいんですよ。
消極的な守備で強い相手を倒した例を私は知りません。
逆に積極的な守備をしたのが、去年バルサを沈黙させた
インテルナシオナルであり前回のユーロで優勝したギリシャなのではないでしょうか?
あれこそが弱者が強者に勝つための戦いではないでしょうか。

レッズはシーズン当初もそうでしたが
最悪のチーム状態で戦うことになったのが残念です。
チームでNO1の選手が怪我ですからね。

エトワールサヘル戦に期待しています

posted by コール | 2007-12-16 14:41

【CWC】浦和レッズ対ACミラン 戦評

早速のコメント、有難うございます。

桐谷さん方のご意見を拝見し、もう少し議論したい点がありますので
長期的視点と短期的視点に分けて整理させて下さい。

●長期的視点
今後の長期的課題は、ほぼ同感です。
現時点の基礎実力は動かしがたいくらいの差を痛感しました。
(数年前の全盛期ではなく、更に最近調子の悪いミランですから更に..)

しかし、私はそこで止まってはいけないと思うようになっています。
・「ただ戦った・"経験"できた、で堀下げを止める」のではなく、
・「その内容を、とことん検証し次に活かす事」こそ大切なのではないでしょうか?

これは、オシム氏の代表監督での一言
「もう日本に経験が足りないという言葉はダメだ、W杯に3回も出ているのだから」
という言葉を自分なりに反芻した所、やはり経験に見合う蓄積が出来ていないと思えるためです。

そこで、
●短期的視点~今回の試合の検証
「本当に、今回は現在の浦和の100%だったのか?」
の事後検証が、今回は非常に少ない事が気になっています。
(あっても結果への評価:一方的敗戦なのか善戦なのかの両極端が多く、
 2002,2006年W杯後のような采配やチーム作りの是非の内容検証は少なく思います)

当初は98年仏W杯アルゼンチン戦後のような感覚でしたが、
今はむしろ「現状認識とともに、本当の現状かを検証したい」思いに移ってます。

あえて問題提起させて頂きますと
『2006年独W杯までのジーコ代表と、今回のオジェック監督は似ているのでは?』
<根拠>
・メンバー固定による疲労蓄積&交代層の薄さ(決して実力無いわけではない)
・采配でも、交代のカードが遅い事
・「ACL優勝のお陰で、J優勝逃しても上記の問題が表面化しない」事が
 2004アジア杯優勝でジーコ批判が隠れた事と似ている
(もちろん、オジェック監督でなければACL優勝できなかったかも知れませんが
 それは2004アジア杯のジーコ監督も同様だと思います)
  ↓
「今回は、本当に現有戦力での100%の試合だったのか?
(現時点でもっと引出せる事はなかったのか?~実力差を認めた上で)」
については、評価を保留したいと感じてます。
(検証しないで「これが現在の実力値」と受け入れる事は避けたいです)

繰り返しますが、長期的視点での今後の指針
「基礎的な力が欠けていること、そこは補わなければいけない事
~特にプレッシャー下でのトラップやファーストタッチ、受ける前の視野や動き」
については同感です。
しかし、今回の折角の試合をもっと検証しないと勿体無い気がするのです。
(ただ試合を繰り返しても、真の"経験"に成り得ないと思うので)

最後に、J他サポながら 直前に迫った浦和レッズ戦の健闘を祈って..

posted by vB | 2007-12-16 15:50

【CWC】浦和レッズ対ACミラン 戦評

桐谷殿

丁寧なコメントを返して頂き、ありがとうございます。
私はプレイ経験が小学生の地域子供会レベルまでで、現在も自分でプレイしていません。見て感じたことを書いているだけなので、話し合うことなどとてもとてもという感じです。今後も色々とお教え頂ければ幸いです。

>ひとつだけ認識に違いがあるとすれば、
>>体格差やパワーの差は揉まれれば簡単に埋まるでしょう。

については、セリエの下位チームとJの上位チームならば体格・パワー差は慣れと技術・組織力で克服できるという意味です。(セリエの下位チーム程度なら何とかなるんじゃないかと...)

本当は、日本は同格や各上相手のためにも「適切な」筋トレをもっと行い、パワーアップを志向すべきだと思います。

未だ「筋肉をつけるとスピードが落ちる」、「余分な筋肉がつき過ぎて、柔らかさがなくなってしまった」などという都市伝説的な言説をサッカー界から聞くとがっくりきます。

スピードや俊敏性を生み出すものが瞬発力だとすると、ふくらはぎの腱がバネで、それを緊張させるポンプが上半身を含めた膝上の筋肉であり、筋肉を増やすことはある程度までは当たりの強さだけでなくスピードや俊敏性に繋がると思います。

サッカー的な、ぶつかり合い、持久力、スピードの3つをバランスさせる筋肉量があるはずで、正直現在の日本人選手は身体が小さすぎに思えます。(上半身が薄いという印象です)。まだその適切量の追求の意思もないように感じます。

もう一つ気になっているのがシュート(キック)の体勢の問題で、セパハン戦における長谷部、ミラン戦の鈴木のシュートなんて半身の体勢をとってればもっとゴール確率が上がったと思います。私はチェ・ヨンスのゴールを多く見てきましたが、彼は転がすこと、キックのタイミングをずらすことを丁寧に実践していて、半身の体勢で蹴り足にウェートを乗せてそれを上手にやっていました(別に強いシュートを打っている訳ではないのです)。この辺の技術的なこともいつか是非お聞かせ願えればと思います。

またもや印象のみで根拠に乏しく、やや論理性にも欠ける説明で失礼いたしました。

##
移動で見れませんでしたが、浦和の3位は素直に喜びたいと思います。

posted by 犬サポ | 2007-12-16 23:27

コールさんへ

僕はここでする議論の不毛を嫌というほど味わってきていますので、このレスにて最後にさせていただきますね。

あのミランに前でプレスを仕掛けてボールを奪えれば、チャンスはずっと多く作れたでしょう。

では、あなたは浦和の選手はなぜそれをしなかったのだとお考えですか?
臆病だからでしょうか?
サッカーを知らないからでしょうか?

僕は奪えなかったから…だと思います。奪いに行けばかわされて後ろのスペースで不利な状況を迎える…という危険を察知したからだと思います。だからこそそのリスクを犯さなかったし、犯せなかったのだと。


>あの戦い方では10回やって10回負けると昨日レオナルドもはっきり口にしていました。
私もそう思います。

まず僕はあのサッカーをしていれば、あのミランに対して10回に1度は勝てる…とは残念ながら思っていません。10回やって1、2回引き分けるのがやっとだろうと…他のレスで語っていたと思います。
そして逆にお尋ねしたいのですが、どんな戦い方をすれば10回に1回勝てると思いますか?

これらの僕からの疑問に対して、賢明なあなたはきっと答えを用意するでしょう。

が、あなたにとって僕の意見がレオナルドのそれより説得力を持ち得ないように、やはり僕にとっても、実際のピッチに立って自らの皮膚感覚であの選択をした浦和の選手達の行動以上に、あなたのその答えは説得力を持ち得ないのだと思います。

どこかで大きな認識の違いがあるとすれば、僕はあの試合に、現状ではどうしようもない現実の厳しさ…というものを見ていて、あなたはそこに小さくない希望を見ているのだと思います。積極的に戦えば10回に1回は勝てる…と。

ですからこの議論はここでやめておきましょう。

僕は僕の価値観でサッカーを見、それを語っているので、誰かと議論する事で数十年来培ってきたそれが揺らぐ事も、或いは手のひらを返して迎合する事も不可能ですし、やはりそれをここで誰かと交わす事に意義を見出せなくなっているんですよ。

けれどもみんな議論好きな人ばかりですから、とりとめなく様々な認識と知性の次元から、ここでの議論を求められる…。

そもそも僕がこのコメント欄にお邪魔する事が間違いなのかも知れないし、或いはコメント欄自体を存続させる事が間違っているのかもしれないと思っています。

少し検討して判断させていただきたいと思います。このレスでお気を悪くさせてしまっていたら本当に申し訳ございません。





posted by 桐谷 | 2007-12-16 23:39

vBさんへ

とても丁寧に書いていただきましたが、まず議論の前提として、僕は国代表チームとクラブチームのそれとを、同じ次元で捉えていません。

例えばWCに日本は三回出場していますが、これは多いところでもせいぜい十数回、欧州の中堅どころでは日本と変わらない出場回数、試合数のチームもゴロゴロいるはずです。
であればオシムの言うところにさほどの違和感はありません。

しかし、Jのチームが欧州のトップレベル、イコール世界のトップとガチンコの試合ができたのはJ史上これが始めて、たった1試合の事です。

それに引き換え欧州の彼らは100年前から世界のトップレベルの戦いを、日々、本当に日々、繰り広げてきた訳です。その経験地の格差はどれほどのものでしょうか?
そして国代表よりもクラブチームにある実力的な格差の方が僕はずっと大きいと認識しています。
だからやはりこれを同列に論ずる事には、議論の前提から無理が生ずるのだと思います。

そして僕はあの試合、ミランから学ぶものは“全て”であると考えています。何が通じて何が通じなかった…の次元ではない。本当に“全て”です。

その為にはJリーグは根本から変わらなければならない。今のままではいけない。
その現実が広く認識され、周知され、あらゆる立場から現実に行動に移されてゆく契機となる事、僕はそれをまず第一に望んでいます。

posted by 桐谷 | 2007-12-17 00:01

犬サポ さんへ

今回も非常に興味深い情報をありがとうございました。運動生理学に関する分野には詳しくないもので、筋肉に関する考察などとても勉強になりました。
そして、

>未だ「筋肉をつけるとスピードが落ちる」、「余分な筋肉がつき過ぎて、柔らかさがなくなってしまった」などという都市伝説的な言説をサッカー界から聞くとがっくりきます。

これは僕も常々思っていることで、日本のサッカー界は少しこの部分を置き去りにして、時間を無駄にしてきたような気がしてなりません。
プロ野球選手の体を見ると、僕が子供の頃の選手達の体躯とは、明らかに違うものになっていますが、日本のサッカー選手のそれはほとんど進化が見られない…。今プラティニのような華奢な体をしたサッカー選手が欧州にほぼ存在しなくなった事を思えば、日本はすぐさまこの部分にしっかり対応してゆかなければならないと、僕も切実に感じています。

また半身の体勢の考察も非常によく分かります。僕も日本人ストライカーと韓国人ストライカーの能力差はどこから来るのか…と常々疑問に思っていて、チェ・ヨンスやファン・ソンホン、そしてかなり古い選手ですがチャ・ブンクンのプレーなどをビデオなどを通してチェックしていた時期がありました。
特にヨンスは、その体格から強いシュートのイメージがありますが、非常に器用な選手でしたね。ジェフ在籍時の“決定率”の高さには僕も非常に驚きもし、また脅威にも感じていました。
総じて彼らはボレーが非常に上手いんです。そしてさほど上背のある選手ではなくとも、ヘッドが強く打点も高い。技術とともに、ここでも僕は筋力の占めるウエートがかなり高いのではないかと見込んでいます。

体幹の問題は一朝一夕に解消するものではありませんが、筋量の問題は切実なものとしてサッカー界全体で意識してゆくべきでしょうね。前回も触れましたが、このパワーとバランスといった分野でも、フットサル文化の進展が寄与するところは大きいのかも知れません。アジアにおけるイランの圧倒的優位は、その問題と無関係ではないように思います。

興味深い考察を紹介していただきありがとうございました。またよろしく。

posted by 桐谷 | 2007-12-17 00:46

【CWC】浦和レッズ対ACミラン 戦評

ご無沙汰しております、桐谷さん。

以前何度かコメント欄にお邪魔させていただいた

620と言います。

最近ここに書き込む方達は

すごく真摯に意見を述べられていて

だからこそ桐谷さんも、それ相応の姿勢を持って

返信されている。レスの時間を見ると解りますけど

あまりにも多くの時間を取られおそらく私生活にも

影響を与えていますよね。

時には「いそがしい為返信は難しいと思います。だけど

見てます。」とか言っちゃってもいいと思いますよ。

現実の生活に支障をきたすようだと、

ここを続けてきた意味もなくなっちゃいますから。

(ただコメントを残す方は好きな時間に残せて

 返信はどうしても束縛されるから時間的負担は

 かなりかかるだろうなと。

 無責任な事言ってすいません。)

個人的に今回のレッズ対ミラン戦は

昔のレッズ対ヴェルディに比べまだ

救いのある印象を受けました。

あの時は問題点すら解らず、

ただただ悔しい思いをしていました。

桐谷さんはよくご存知かと思いますけど、

あの時のレッズはただただ弱かった。

恐らく見る側の目も肥えてきたからだと思いますけど

今回個人的に、問題点はかなりあるけど

はっきり見て取れた。

この15年間は決して軽くないと思います。それと

代表以外の試合においてもこれだけの反響を与えた。

これこそオシム監督の言っていた

「日本化」に繋がる道、希望だと見ております。

キリタニブログ、キリタニ100法共々

無理のないペースにて更新いただく事を

気長に待っておりますね。

posted by 620 | 2007-12-17 02:22

【CWC】浦和レッズ対ACミラン 戦評

ミランの得点シーンを見るとお手本のような崩しそして一人がおとりでその後ろの人間にグ