2007年10月16日
亀田一家の狂騒とJBC
ついにJBCの処分が下った“亀田問題”だが、その処分が軽すぎるか重すぎるか…の前に、僕はJBCとしての反省や対策が語られなかった事に大きな疑問を感じる。反則行為は確かに亀田家の問題ではあるが、彼らが『世界タイトルの権威を失墜させた…』とするならば、それにライセンスを発行し、度々その素行を問題視されながらもここまでおんぶに抱っこでやってきたJBC自体にも問題はなかったと果たして言えるだろうか? 今回の件で言えば、僕は12Rのレスリング行為などより、意図的なローブローやチャンピオンの破れた瞼をサミングでさらに切り裂こうとする行為の方が何倍も悪質だったと思うが、あの試合のレフェリーは一度でもそれを裁いただろうか? ラウンド中何度か亀田のボクシンググローブからこぼれた“異物”を投げ捨てたり、排除してリング下に放り投げたりしていたように思うが、果たしてあれは何だったのだろうか? 内藤陣営はWBCの規定にあるように、親族のセコンド入りの禁止をJBCに訴えていたという。けれどもJBCの裁定によりそれは許可されたのではなかったか?そこに誰の意思が働いていたのか?あるいはどのような内規があってそれを許可したのか?そしてこのような事態になり、今後亀田家に限らず親族のセコンド入りについてどう対処するのか? ボクシングジャーナリズムはそこを突き、それに対してJBCは答えたのだろうか?そこに明確な反省と今後への指針は打ち出されたのだろうか? ファン・視聴者から見て疑惑に思う部分をボクシングジャーナリズムはすべてJBCにぶつけ、JBCはそれを白日の下にレフェリーに事情聴取するなどして詳らかにしてゆく必要があるのではないだろうか。 ボクシングという競技のこれまでの不透明さからすれば、僕はこれを機に確固たる改革への意志が協会・メディア双方に求められるのではないだろうかと考える。 神聖なるスポーツとしてのボクシングの尊厳を、誰よりも守らなければならないのは、この国においてはJBCそのものであると僕は思っている。 アイススケート協会、相撲協会、ボクシング協会、そしてサッカー協会…。 世界の趨勢を見れば、これらが巨大な権益や力、コマーシャリズムの波に飲み込まれて雁字搦めになるのは無理からぬことなのかも知れない。それが大きくなれば大きくなるほど、そして逆に経済的に窮すれば窮するほど、その独立性や自主性はそれらの“力”によって踏みにじられてゆくものなのかも知れない。 亀田一家の狂騒も、小泉劇場への熱狂も、ドイツWCにおけるジーコジャパンへの過剰な期待も、ある点では深いところで一致しているこの国の性懲りのないメディア・コマーシャリズムの本性と国民性の本質なのかも知れない。 サッカーにおいても、それはすでに最初にして最大の敵となりつつあるのではないだろうか?協会の玉座にふんぞり返る者達がそれを感知しないというのならば、サッカーを愛する者達がこの危機意識を切実なものとして共有する事が、それに抗うたったひとつの術であるような気がする。 ★サッカーブログランキングに参加しています…応援のクリック心から感謝いたします★ ⇒⇒⇒人気blogランキングへ 【キリタニ100法】ニッポンの未来を築く100の立法 『第1法/刑罰の財産刑化法』掲載いたしました。こちらもよろしくお願いします。
posted by 桐谷 |10:25 |
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アンチが支える亀田商法の限界 【What's On...】
試合前から激しい口撃合戦で遺恨試合として注目を集めた性器正規"世紀の一戦"、WBC世界フライ級タイトルマッチ12回戦はチャンピオンの内藤大助選手が同級14位の亀田大毅選手を判定..
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posted by 桐谷 | 2007-10-16 11:49
Re:亀田一家の狂騒とメディア【キリタニ】
これは難しい問題だ。
このことを考える前にまず「そもそもこの国にスポーツというものが存在しているのだろうか」ということを考えなければならなくなると思う。
単なる「見せ物」というのが実態なのではないだろうか。
協会がどうのこうの以前に果たしてスポーツは我々のものなのだろうか―
posted by bluse | 2007-10-16 13:08
Re:亀田一家の狂騒とメディア【キリタニ】
おひさしぶりです。
サッカーの話しとは逸脱しますが。
こういう問題に関しては、個人的にはあと20年くらいは
変わらないだろうと思ってます。
現時点でテレビに扇動されてしまう人達は、もう変わらないですよ。
そもそも正しい/正しくないの基準が違うから。
多数(最初はその多数自体、捏造であっても)=正しいという人もいて、
上の世代ほどそういう人は多くて。
ワイドショーみたいなモノも無くならない。
みのもんた みたいな人間も居なくならない。
気長に待つのがいいと、楽観的に考えています。今、自分は27歳ですが、
周りを見てるとポジティブな思いになることの方が多いですよ。
時間によって、ある程度は解決すると信じています。
posted by う~ん…。 | 2007-10-16 13:11
Re:亀田一家の狂騒とメディア【キリタニ】
JBCの亀田親子に対する今回の処分は適切だと
思いますが、トカゲの尻尾きりの要素もある事を否定できないのが残念です…。
全部の根本に「自分さえよければそれでよい」
っという「心」があるように感じます。
自分を守りたいという防衛本能が働いたという事でしょう。
JBCも、亀田家本人も彼らを熱烈に応援する人もきっと自己防衛本能が強いのでしょう。
そして、マスコミや逆に彼らを否定する人は
自分にも同様の要素があることを認めたくない…
自分で考え、人と関わりながら、
自分なりの答えを見つけていくのが
[人生]でその「人生」の結びつきで社会が
成り立ってゆくのが本道だと思う。
今の時代は知らず知らずのうちに外からの
情報源に頼り振り回されるのが故の迷走状態。
表面的な物を一生懸命、取り繕ろうとする点では
「ホリエモン」も「ミートホープ」も「不二家」も「石屋製菓」も「JR西日本」も「社会保険庁」も「国会議員」も「高野連」も「相撲協会」も…
今回の亀田家族と本質的には一緒ではないでしょうか? 本当に次から次へとキリがない。
時代の流れと言ってしまえばそれまでですが、
マスメディアには、もっと人のよい面が出ている
ニュースをいっぱい流して欲しい。
資本主義経済主義が引き起こしている悪い「気」の「ループ」が巨大化してみんな巻き込まれて
しまっているのでここらで抜け出さないと…。
でも、もしかしたらこれが人の本質なのかも知れませんが…。
なんだか今回の話題の本筋とずれてきてしまったのでここらで失礼いたします。
posted by 若月 | 2007-10-16 13:17
Re:亀田一家の狂騒とメディア【キリタニ】
私は思います!Foot Ballの世界だけは無理なのかも知れませんがメディアの被害が最小であり.携わる方々が良識のある方々である事を心より願います。
posted by RED ROLL | 2007-10-16 13:48
Re:亀田一家の狂騒とメディア【キリタニ】
メディアというより見る側が見る目を持つという風に考えた方が現実的じゃないかと思います。世界中、どのメディアを見てもワイドショーみたいなものはあるし、つくり手もビジネスにならなきゃいけないという思いから、こういった偏った形になるんだと思います。
posted by LAC | 2007-10-16 15:18
Re:亀田一家の狂騒とJBC
スポーツ文化の発展性が少ない日本では結局煽りに煽って人気を保持させ利益を挙げるって道しかないように思える。それが島国日本なんだと・・・
日本人はスポーツをショーとして楽しむ。
これはアメリカ人だと同じだと思います
日本は結局世論が先行していると言う事だと思われますし、“理”を追求してもそこに魅力を感じる事が出来ない。それはジーコJAPANとオシムJAPANの人気の違いを見れば一目瞭然だと思います。
>国の性懲りのないメディア・コマーシャリズムの本性と国民性の本質なのかも知れない。
これはまさにその通りだと思う。
でもこれは治す事が出来ないでしょうね。
見る目のある人間が偽者と本物の違いを自分の目で確かめるしかないと思います。
posted by さとうきび | 2007-10-17 03:40
Re:亀田一家の狂騒とJBC
桐谷様へ
桐谷さんの意見に同感です。私は亀田家の様な礼儀知らずの人間や、視聴率を稼ぐためには何でもするようなTBSの企業体質は嫌いなので、この試合は見ていないのですが、瞬間視聴率が40%超えたのは異常ですね。
亀田家とTBSとJBCは共に利害関係にあるように思います。つまり、亀田家の過激なパフォーマンスを利用して視聴率を稼ごうとするTBS、これを利用してボクシング人気・興行収入を増やしたいJBC、更にこれらを利用してチャンピオンとの試合のマッチメークやTV出演等で利益を得たい亀田家・・・利害関係にあるのは悪いことではありませんが、問題なのは不正をしても利益を得ようとする企業体質・理念がそこに存在している事だと思います。
そして、これから本当に大切なのは、これらの関係者のその場しのぎの謝罪ではなく、このようなことを二度と起こさない為の“システム”を、関係者自らの手で構築することだと思います(例えば不二家が構築出来たように)。そして今後、私はスポーツを愛するものとして、TBS・JCBのこの問題に対する姿勢を見届けていきたいと思います。
そして亀田家に言いたい。「お前らは、メンチカツでも切っていろ!」
posted by ぴょん | 2007-10-17 18:08
Re:亀田一家の狂騒とJBC
亀田家は放っておけばいいんじゃないでしょうか??まず親父さんの話した内容が二宮さんのコラムと著しく異なる点、子供に頭丸め指す前に丸めるべきは親であり、あの謝り方は明らかに謝罪の意思がない点、もうスポーツ紙もマスコミも取り上げるのは一切やめるべき。
精神に異常をきたしてしまった・・を悪用した卑劣な生き残り作戦にしか思えません。ていうか間違いなくそうだし。
私は不眠症で精神科にかかったことありますが経験上、言えばああいった行動はとれませんね。頭を丸めるとか。
まず相手に真っ先に謝りますね。土下座でもなんでもして。それくらい追い込まれます。
でもそんな様子もない。
それから号泣してしまいますね。間違いなく。
あれは嘘ですよ間違いなく。
何の反省もないです。マスコミは無視すべきなんでけどとりあげるんでしょうね。
だからマスコミは一切信用できないし、あほだと思ってます。
posted by TK | 2007-10-18 00:40
bluse さんへ
>単なる「見せ物」というのが実態なのではないだろうか。
協会がどうのこうの以前に果たしてスポーツは我々のものなのだろうか
きっと同じ問題意識を共有してのコメントかと思います。僕は必ずしもスポーツにおけるコマーシャリズムの存在を全否定している訳ではありません。お互いに補完し強調しあいながら進化してゆくことが望ましいと思っています。
ただし、近年のそれは著しく均衡を欠いた“いびつ”な状況に陥りつつあると考えています。
そこでそのスポーツ、競技としての“尊厳”を誰よりも守らなければならないのは各種協会のモラルであり、それを見守る僕達には、厳しい審美の目が求められているのだと思っています。
posted by 桐谷 | 2007-10-18 18:05
う~ん…。 さんへ
本当にお久しぶりです。
>こういう問題に関しては、個人的にはあと20年くらいは変わらないだろうと思ってます。
ワイドショーみたいなモノも無くならない。
みのもんた みたいな人間も居なくならない。
気長に待つのがいいと、楽観的に考えています。今、自分は27歳ですが、周りを見てるとポジティブな思いになることの方が多いですよ。
あなたのような方にそう言われると、僕も気長に待ってみようかな…という気になりますね。
とりあえずみのもんたが消えてなくなるまであと20年ぐらいでしょうか…^^;先を越してしまわないように健康に留意して、日本のスポーツ界を見つめてゆきたいと思います。
posted by 桐谷 | 2007-10-18 18:09
若月さんへ
>自分で考え、人と関わりながら、
自分なりの答えを見つけていくのが
[人生]でその「人生」の結びつきで社会が
成り立ってゆくのが本道だと思う。
とても含蓄ある言葉ですね。僕もそう思っています。そして自分自身も含めて日本人は特に、何かに極端に影響されたり、物事の一面で安直に理解したような気になったり、また節操なく時勢やマジョリティに付和雷同したり…という姿勢を見つめなおし、また自らに戒めていかなければなりませんね。
心に残るコメント、ありがとうございました。
posted by 桐谷 | 2007-10-18 18:17
RED ROLL さんへ
僕もそう思いたいですし、それを信じながら今後も厳しい目でお互いに日本のサッカーを見つめてゆきましょう。
いつもコメントありがとうございます。
posted by 桐谷 | 2007-10-18 18:18
LACさんへ
>メディアというより見る側が見る目を持つという風に考えた方が現実的じゃないかと思います。
同感です。それが一番磐石な基盤であり、最終的な在るべき姿であると僕も思っています。その為にもネットの果たす役割は“負”の部分のみに止まらず、とても大きなものであると思っています。
コメントありがとうございました。
posted by 桐谷 | 2007-10-18 18:22
さとうきびさんへ
>見る目のある人間が偽者と本物の違いを自分の目で確かめるしかないと思います。
おっしゃる通りですね。僕もそう思っています。そしてサッカーというスポーツは野球やボクシングなどと比べて、見る者の解釈において非常に難しいものがあるスポーツなんだな…とブログを書いていて改めて思いますね。
そしてだからこそ、やはりあなたの言うように一人一人の見る目を磨いてゆく事が、この国のサッカー文化発展の為の不可欠な要素なのだな…と改めて実感しています。
posted by 桐谷 | 2007-10-18 18:28
ぴょんさんへ
>私は亀田家の様な礼儀知らずの人間や、視聴率を稼ぐためには何でもするようなTBSの企業体質は嫌いなので、この試合は見ていないのですが、瞬間視聴率が40%超えたのは異常ですね。
ご、ごめんなさい…僕もぴょんさんとまったく同感なのですが、ど、どうしても、見てしまう弱い自分が居るんですよネ…^^;
>問題なのは不正をしても利益を得ようとする企業体質・理念がそこに存在している事だと思います。
まったくおっしゃる通りですね。そしてぬけぬけとそれが“バカな”視聴者に対しては通用する…と考えているところが僕にも許せません。
>そして、これから本当に大切なのは、これらの関係者のその場しのぎの謝罪ではなく、このようなことを二度と起こさない為の“システム”を、関係者自らの手で構築することだと思います
僕もボクシングという競技は、シュガー・レイ・レナードやロベルト・デュランの時代からずっと大好きなので、今後の復権と実質を伴った日本ボクシング界の再起に期待したいと思います。
一連の流れの中で、具志堅用高さんやガッツ石松さんの一貫した“長いものに巻かれない”という態度は立派でしたね。サッカー界にも彼らのような気骨のあるOBが育まれて行く事を、心から期待したいと思います。
posted by 桐谷 | 2007-10-18 18:37
TKさんへ
>精神に異常をきたしてしまった・・を悪用した卑劣な生き残り作戦にしか思えません。ていうか間違いなくそうだし。
何か私生活でも朝青龍と懇意だと聞きましたが、一連の流れがとてもよく類似していますね。
僕もここで記者会見を開いて、形ばかりの謝罪を“させる”事になど、何の意義も感じません。スタジアムはガラガラでも、40%近い視聴率を取った訳ですから、必ずどこかに拾う神は現われるのでしょうが、亀田家のボクシングへの冒涜行動同様に、TV局やメディアの側の偏向報道も同じ厳しさで、論じられなければならないように思います。
個人的にはあの父親の姿はもう見たくありませんが、若い子供達には“言葉”ではなく、これからの“態度”で、ボクシングへ対する思いとまともな情熱を表現していって欲しいと思います。
posted by 桐谷 | 2007-10-18 18:49
Re:亀田一家の狂騒とJBC
亀田問題は現代サッカーの抱える悩みと同じだと私は考えています。
別の方のブログで「現代サッカーはあまりにもバーチャルなものに侵され過ぎている」と書かれていました。私も同意見で、マスメディアにとって、スター選手・強豪チームの実際の強さというより、いかにその選手を強いと視聴者に思わせるかが重要なのかなと。
posted by kagami | 2007-10-19 10:49
Re:亀田一家の狂騒とJBC
>ご、ごめんなさい…僕もぴょんさんとまったく同感なのですが、ど、どうしても、見てしまう弱い自分が居るんですよネ…^^;
こちらこそ申し訳ございません。まるで視聴者を批判しているかのように書いてしまい、大変失礼いたしました。批判すべきはメディアであり、視聴者は全く悪くありませんよね。
亀田家の謝罪会見をニュースで見ました。本当に反省しているか心の内は分かりませんが、残念なのは、何故反則をしたのか、反則をしてでも勝とうとしたのか、その原因を語ることなく、また、それを探るべきメディアもあまり追求することは無く、ただただ反省だけを促すだけのまるで“亀田家謝罪パフォーマンス”で終わってしまった事です。亀田家は更生されるかもしれませんが、原因がわからなければメディアの存在価値は無いですね。
少しこのブログの趣旨とは異なるかもしれませんが、私は千葉県在住のロッテ(&ジェフU)ファンです。先日のC-MAX最終戦で残念ながら日ハムに負けてしまいましたが、最後に両選手同士が抱き合い、健闘を称えあうのを見てとても感動しました。今までフェアプレー精神を持つことは当たり前の様に思っていましたが、本当は、勝つことや優勝すること、チャンピオンになる事よりも尊いものなのかもしれませんね(負け惜しみに聞こえるかもしれませんが・・・)。
posted by ぴょん | 2007-10-20 01:11
Re:亀田一家の狂騒とJBC
桐谷さんへ
ご無沙汰しています。
最近はネットに繋ぐのが疎かになっていまして、今まとめ読みさせていただいています。^^;
お身体を大事になさってくださいね。
亀田問題もそろそろ収束に向かっている感がありますが、思うところを少々…。
どこの世界にもルールがあり、自由を好き勝手と履き違えてしまえば手痛いしっぺ返しは当然だし、現にその事が糾弾されているのだと思う。
その事は一向に構わないのですが、昨今の報道を見ていると亀田家に全て押し付けて、姑息に逃げを打っている輩がどこかにいませんかと問いたい。
過剰気味のマスコミの報道には辟易するとともに、気が付いたらいつのまにかいじめる側へ廻されてしまっているようで、むしろ気味の悪さを感じます。
みんなで遠くから石を投げているような…。
尤も、マスコミに至っては近くから機銃掃射といった感もあるのですが…。^^;
亀田3兄弟については、子供の頃から注目していました。
当時は、やんちゃな男の子3人を父親がよく教育していたという印象です。
あの親子を良く知り、大阪での母と言われるジムのおばちゃんも、『小さい頃は挨拶のできるいい子供達だった。父親も優しい教育熱心な人だった。』と言っていましたね。
亀田長男がプロデビューし、マスコミがより注目始める頃から、少しづつ何かが狂って行ってしまったような気がします。
元々亀田家の3人は、辰吉丈一郎や畑山隆則のような天才では無いのだと思う。
ガードを固めてベタ足で突進し、接近戦から強打を放つ。
確かに華麗とは表現しづらいボクシングスタイルですが、亀田父が第一に子供達に譲らず教えなければならなかったボクシングスタイルなのだと僕は思っています。
頭を打たれ廃人になる事を恐れない親はいない。
今でこそ醜悪にも映る家族愛ですが、昔の好ましかった家族愛の名残も見て取れるのです。
彼らは天才では無い、がしかし常人が努力で行き着ける最高の到達点のすぐ傍まで、あの若さで近づいている。それは、亀田父にそこまでは指導力があったと同時に、子供達が日々鍛錬を怠らなかった賜物だと思うし、その事は認めるべきであろうとも思う。
何よりも、亀田長男のあの上半身が雄弁に多くを語っているのではないでしょうか。
ルールにのっとったスポーツとはいえ、ボクシングは格闘技であり強さを追い求める事は必然とも言えます。
惜しいのは、精神的な強さも併せ持たなければ真の強者にはなりえないと言う事を、亀田父は子供達に教える術を持たなかった事でしょう。
亀田父がプロのボクサーとして、より上を目指した経験があれば、相手に対する敬意も学んだ事でしょう。
”世界チャンプになると言う事がどれほど偉大な事なのか”
それが分っていれば、そもそも内藤へのあのような言動は有り得ない事だからです。
闘いは相手があってこそです。どのようなスポーツでも同じだと思いますが、同等の力量を持つ相手が居なければ、真に心を揺さぶる試合などありはしないのだと僕は思っています。
だからこそ、相手に敬意をはらう事が大事であり、試合が終われば抱き合い称え合う事ができるのでしょう。
一流のアスリートは、例外なく一流の精神も兼ね備えているのだと僕は信じています。
ともあれ道を誤ったのであれば、軌道修正されるべきでしょう。
父親は子離れを、子供たちは親離れをするいい機会なのではないでしょうか。
TVを見ていても改心したかどうかは僕にはわからないし、本当のところ僕の興味はそこにはありません。
それよりも今回の騒動を猛省し、3人とも世界チャンプになってくれる事のほうが、余程の痛快事に思えるのです。
posted by lionheart | 2007-10-20 08:53
kagamiさんへ
マスメディアやコマーシャリズムの横暴は、ある種の浅はかなポピュリズムと融合して、“リアルなもの”や、物事の“公平性”、個々に確立せねばならない“自立的な価値観”といったものを徐々に侵食しはじめている気がしますね。
“空気を読む”という日本人の和合的習性は、ある意味美徳でもあり、またある意味偏狭な“狂気”と結び得る怖い性癖でもあるような気がしますね。
posted by 桐谷 | 2007-10-21 23:21
ぴょんさんへ
>何故反則をしたのか、反則をしてでも勝とうとしたのか、その原因を語ることなく、また、それを探るべきメディアもあまり追求することは無く、ただただ反省だけを促すだけのまるで“亀田家謝罪パフォーマンス”で終わってしまった事です。
本当におっしゃる通りですね。あの“とりあえず謝罪会見”を企画した者も浅はかなら、あの場でなんら核心に迫る質問を用意していなかった、また対応し得なかった記者も本当にお粗末だったように思います。
>私は千葉県在住のロッテ(&ジェフU)ファンです。先日のC-MAX最終戦で残念ながら日ハムに負けてしまいましたが、最後に両選手同士が抱き合い、健闘を称えあうのを見てとても感動しました。今までフェアプレー精神を持つことは当たり前の様に思っていましたが、本当は、勝つことや優勝すること、チャンピオンになる事よりも尊いものなのかもしれませんね
そうでしたか。僕も千葉県在住で、野球の方は最近めっきり見なくなりましたが、フクアリの方には年に数えるほどですがお邪魔させていただいております。野球やサッカーに限らず、戦う相手への敬意といったものをスポーツは忘れてはなりませんね。“なんとしてでも勝つ”という勝利への執念は賞賛しますが、意図的にルールの枠を超えて相手に傷を負わせてまでも“何をしてでも勝つ”という勝利への妄執をスポーツはその普遍的な価値観として認めてはならない…と思います。
その場その場で世論の空気を見て罰則を適用するのではなくて、オートマチックなシステムとして“危険な反則行為”には明確な罰則を用意するのが適当かと思います。
posted by 桐谷 | 2007-10-21 23:40
lionheartさんへ
非常に公平な視点とご意見だと思います。
>昨今の報道を見ていると亀田家に全て押し付けて、姑息に逃げを打っている輩がどこかにいませんかと問いたい。
おっしゃる通りですね。僕もまったく同感です。この変わり身の早さ、無責任な体質は一体何なんでしょうかね…。先般のドイツWCでもある意味同じような状況はあったと思いますが、この国は“責任”と“罰”の分担というか脈略が、いつも非常にアンフェアなところに帰結してしまいますね。今回も根本的な“病巣”へ対する焦点がぼやけたまま、一連の騒動は収束してしまうのかも知れませんね。
いつもブレない価値観でモノを見、意見を語られていますね。“天才ではない彼らのこれまでの努力…”という部分に、今、公平に光を当ててそれを語る姿勢はとても立派だと思います。
センスがない…と言われながらも一発で倒せる左フックをここまで磨いてきた次男。ここでの一年で無意味なインドネシア人との“世界タイトル前哨戦”とやらを2~3興業こなすよりも、あの左を当てるためのジャブやコンビネーションを磨いた方が、彼の将来にとっても遥かに有益だと僕は思います。
今回の件で何か“過ち”があったと彼らが考えるのならば、その気持ちは今適当な言葉で表すよりも、これからの態度や姿勢で現わすべき事なのだと思います。世界チャンピオンにならなくとも、本当のボクシングファンに愛されるプロボクサーになること…まずそこから始めるべきではないかと僕は思います。
posted by 桐谷 | 2007-10-22 00:05


