2007年08月11日

Jリーグへ その3 アジア人枠の自由化

Jリーグは質実ともにアジア1のトップリーグを目指すべきである。

そしてその為にも現行の3人の外国人枠(アジア外)に加え、無制限のアジア枠を設けるべきである。

クラブワールドカップがUEFAから祝福される形で確立され、自由化されたJクラブがそれぞれの経営努力でサッカーにおける国際競争力を身につけてゆく過程で、そのJリーグの質的貢献とアジアマーケットの開拓の為に“アジア人選手”の果たす役割は非常に大きいものと僕は考える。

先日のアジアカップを見ても、アジアにはJの個のクオリティを凌駕するタレントが少なくない事も実証されたし、彼らが加わる事でJリーグそのものの質的成長に結びつき、また日本代表にとっても良い効果をもたらすことだろう。(Jにマレクが居れば彼らはそれに対応することもできただろう)

そしてサイドプレーヤーとしてなら、タイやベトナムのサッカー途上国の選手の中にも将来Jにとって有望なタレントも少なからず見受けられた筈だ。ASEAN地域の昨今の目覚しい経済成長を踏まえたとき、先行投資の対象として彼らの商品価値は将来性の高いものであると僕は考えている。

例えば大宮アルディージャがタイのスター選手を2人加入させる。それによりタイのTV放映権による収入が見込めるかも知れない。マーチャンダイジングの、スポンサーシップの収入と、遠征による興行収入も期待できるかも知れない。これは現状では決して大きなビジネスとは成り得ないが、未来を見据えた経営戦略としては、その将来性は決して些末なものではない。それに習ってヴァンフォーレ甲府がベトナムのスター選手を何人か加入させる。アジアの中にそれぞれがそれぞれのマーケットを拡大してゆき、それをチームのアイデンティティとして確立してゆくことが可能ならば、Jリーグの発展とアジアへの貢献という両面から、素晴らしい相乗効果が期待できるのではないだろうか?

そしてこれはJFAのAFC内におけるロビー活動の上にも、大きな役割を果たすことになるだろう。Jで選手として戦った彼らが、いずれ国に戻り自国のサッカー協会を牽引してゆく。彼らは日本で学んだサッカーやその運営のノウハウを自国リーグの成長や発展に活かし、また日本とのコネクションも継続して持ち続けるだろう。それはJFAのFIFA、AFC内での政治力・発言力において、決して小さくはない後ろ盾となってゆくはずである。

現状追認の日本人的感覚は、このような改革を好まないのは充分に理解する。そしてどこかのチームが“イラン人ばかり”になってしまう…などのリアリティを欠いた極論に付き合う気も毛頭ない。ACLの外国人枠のハードルがある限り、Jクラブがそれほどたくさんのアジア人選手を加入させることは有り得ないはずだ。
日本人選手の活躍の場を保守する…という視点からは、僕は真に競争力ある日本人選手の誕生は期待できないものと考える。少なくとも彼らに打ち勝つ事ができなければ、世界へ通じるサッカーなど夢のまた夢だろう。日本代表も決してアジアの枠を飛び越えることはできない。

護るのではなく、競争させることこそが、僕は選手の成長を育む最良の手段であると思っている。そしてその競争のレベルが高ければ高いほど、選手は磨かれてゆくのだと考える。


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posted by 桐谷 |07:47 | Jリーグ改革案 | コメント(39) | トラックバック(1)
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増やすか、減らすか、それとも……Jリーグの外国人枠について 【フィールド上の些事争論】

またしても深みにはまりそうなネタを持ってきてしまったと半ば後悔しております。 本当はこのようなネタはUJさんあたりに任せて、私のような日陰者はもっとのんびりと、時にはサクッと時事ネタを持ってきてお茶を濁そうなんて思っているのですが、ここは得意の"皆さんのご意見を賜る"(というか自分で結論を出さないという遁辞のようなものです)ということも念頭に入れて、ようやく本題に入ろうかと思います……。 まずは、辛口批評ですっかりお馴染み。でも何だか納得をしてしまうセルジオ越後さんのインタビューをご覧下さい。 日本サッカ

2007-08-11 21:12 | 続きを読む
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また明らかに論理性のないものもそれに加えさせていただきますし、残念ながらそれを裁くのは僕です。ここから外れるものは僕の主観でためらいなく削除させていただきます。

posted by 桐谷 | 2007-08-11 08:06

Re:Jリーグへ その3 アジア人枠の自由化【キリタニ】

全く同感です。

ア杯では、自国外カードの客入りの悪さが目立ちましたが、やはりクラブレベルでの交流が、特に人的な面から先に、下地として不可欠でしょう。
例えば、以前からの浦和レッズのタイとの交流等も、クラブ、協会、だけでなく、企業にとっても大いに意義のあるものだったでしょうし、Jリーグアジア枠自由化は、日本経済界全体に向けてもインパクトのある提案だと思います。

posted by nununu | 2007-08-11 09:26

Re:Jリーグへ その3 アジア人枠の自由化【キリタニ】

アジア枠についての記事、興味深く読ませて頂きました。

たしかに、Jリーグは運営面で他のアジアの国のリーグの上を行っており、今後もアジアの中でのトップリーグである事を目指す事は重要だと思います。

その為のいくつかの提案も興味深いのですが、記事内にもあるとおり、他のヨーロッパリーグのように、外国人枠の問題はいつも議論の対象となります。

確かに保守的な視点だけで、競争力のある日本人選手やコンテンツとして魅力のあるリーグは難しいとは思うのですが、枠を作る事で確実に日本人選手のプロへの道も狭くなります。

私は、アジア人枠や外国人枠の撤廃などの議論をする時に、底辺の拡大(受け皿)の整備も同じ土俵で議論すべきだと思うのですが、いかがでしょうか?

今はプロはJ2までしかありません。
しかし、少なくてもJ3ぐらいまでの環境があった上での、アジア人枠があるべきではないかと思います。
その上で、J1だけアジア人枠や外国人枠撤廃などの措置があると、良いのではないかな?って考えています。

あと枠の問題では、ドイツのように、逆にドイツ人枠を作るという国もありますね。日本人に関しての枠を決めるという発想はどうでしょうか?

もう一つ、海外向けのコンテンツとして魅力が上がるという指摘についてですが、リーグの放映権料が各クラブへの分配金の向上につながり、各クラブの財政を潤す事は、今のサッカー界(スポーツ界)の常識です。
実際プレミアリーグの分配金はものすごい金額です。
Jリーグの放映権料も、国内の放映だけでは、限度があり海外でも魅力のコンテンツとして放映権料が取れれば、非常に良い循環ができると思います。
但し、Jリーグもまだ日本国内に完全に根付いているわけではありません。
今は、その浸透を目指している過程で、そこに資源を集約するべきではないでしょうか?
海外に目を向けるのは、もう少し後でも良いと思います。
J3まで出来て、その観客動員に一定も目処がたってからでも遅くないと思いますが、いかがでしょうか?

AFCの中でのポジションアップは、今は、違う方法(コーチの派遣やリーグ運営ノウハウのコンサル等)で良いのではないでしょうか?

あと、金額面(年俸面)では、いわゆる中東系のリーグにはかないません。
その中で、日本に移籍するメリットをアジアの選手に理解してもらう為のアイディアも聞かせてもらえると嬉しいです。

長文すみません。
この手の話(リーグ改革)は、好きなもんで^^;

posted by じゃんぼ^^ | 2007-08-11 09:45

Re:Jリーグへ その3 アジア人枠の自由化【キリタニ】

多分初めてだと思いますが書き込みさせていただきます 確かに今回のアジアカップでJリーグで通用する、または凌駕する可能性のあるレベルの選手がアジアにいることは多くの人が感じたと思います ただ、欧州各国リーグがEU圏の選手を優遇するのとは違ってきますよね アジアは広く、文化的違いも大きいですから そこはJリーグオリジナルの、かつ日本もアジアの一員である点を生かした制度がのぞまれますね。日本人は(少なくとも私は)自分がアジア人だということを忘れがちですが、それを生かす道もあるはずです。 あと本文と直接関係ありませんが、本文を丁寧語で書いてみられてはいかがですか? 今の言い切る形の文章は、なんとなく高圧的な印象を受けます 余計なお世話でしたらごめんなさい

posted by SIKAO | 2007-08-11 09:59

Re:Jリーグへ その3 アジア人枠の自由化【キリタニ】

ヨーロッパや南米のように強豪国が身近に少ない日本が今後強くなるには、身近な国のレベルを上げることが必要なので、無制限のアジア枠は良い考えだと思います。
実際に韓国人や中国人以外はJリーグで通用するか未知数ですが、タイやベトナムの選手などは環境や報酬を考えれば喜んで来る可能性がありますよね。
他にもJリーグのユースに所属させ、一流の選手として育てるなど方法は色々ありますが、日本が強くなるために真剣に考えて良い話題だと思います。
無制限は難しそうなので、アジア枠一人追加が良いかな?

posted by やるまん | 2007-08-11 10:18

Re:Jリーグへ その3 アジア人枠の自由化【キリタニ】

こんにちは
アジア人枠、非常に面白いですね

私も本文を拝見した際にアジア人枠よりはじゃんぼ^^さんの言うドイツ風に日本人枠を作るほうが面白そうではないかと思いましたが
それだと南米系選手ばっかりになるかも、というのもありますね

ただ、ドイツ風に「地元で育成された選手」という所が実現すればユースレベルでの強化が必須になりますし
若年層のレベル上昇にも繋がってくるんじゃないかなと思います

Jに関してはチームが増える一方、有力選手は海外を目指し逆にサッカーバブル崩壊以後、ビッグネームが日本にくることが少ない

仮にアジア人枠が作られたとしても、オイルマネーで潤う中東ではなく、Jに選手を呼ぼうと思うならJの質的向上が不可欠ですね

まず、J1に18チームは多すぎるし、J2が13とJ1より少ないというのはおかしいと思ってますので
J1,J2のチーム数を逆転したうえでアジア人枠や日本人枠を導入すれば競争の原理が発生し、質の高いサッカーが展開できるのではないかと思いますね
最終的にはアジアの選手がJを目指す、
あるいは欧州リーグと同じようにJを楽しみにするアジア人が増えれば
アジアのレベル向上にも繋がると思いますのでぜひともJの質的向上は目指していって欲しいところですね

posted by でぃ | 2007-08-11 10:46

Re:Jリーグへ その3 アジア人枠の自由化【キリタニ】

じゃんぼさんも書いていますが、Jリーグが海外に売れるほど魅力のあるコンテンツでは現状ないと思います。ただその国の選手がいれば買ってくれるのかといえば、日本でもスイスリーグなんてほとんど誰も見てないでしょう。

posted by あぶー | 2007-08-11 10:57

桐谷さんへ

アジア枠も勿論のコトながら、私は『外国人枠』自身撤廃した方が良いと考えてます。

現状のJリーグが31チームもあり、少々『多すぎる』感が私にはあり、『門戸が広い』為、レベルの頭打ち現象が発生している気がしています。

外国人枠が撤廃されてしまえば、『安易な補強』が横行する可能性は否定しません。
ただそんなクラブに愛着が湧くとは到底思えません。
本文中にもあった様に『全員イラン人になってしまう』という文ありましたが、非現実的ではありますが、現状を考えた際、私は実現できるなら実現した方が、今後の為になると考えます。

なにか『外国人枠』の影響からか、クラブ内での『競争意識』をあまり感じられず、また『ワガママ』的に海外移籍した選手が、簡単に元クラブへ復帰出来てしまうことに『?』を感じています。
(個人のワガママに対し、レンタル移籍自身を安易にさせてしまうことに疑問をもっているという意味です)
J1・J2の逆ピラミットも早急に是正必要と感じます。

アジア内で、まだ日本は『経済大国』であることから、アジア選手が獲得し易いでしょう。
あと10数年後、どうなっているか?
その為にもアジア内で『Jリーグ』の権威を高め、Jのレベルを高めておくことは重要だと感じています。

posted by しろーと | 2007-08-11 11:41

Re:Jリーグへ その3 アジア人枠の自由化【キリタニ】

最盛期に比べればアレですが、レベルや地域密着、運営面から
見てもJリーグはアジア屈指の良質なリーグでしょう。
韓国の若手選手がJに来る事が多くなっているのも
Kリーグにない魅力によるものでしょうし、将来的に東南アジアのレベルが上がってくれば自然と東南アジアの選手も増えてきそうな気もします。
欧州へ移籍を目指す東アジア圏の選手がステップアップの場としてJリーグが選択される時代が遠からず来るのではないでしょうか~。


posted by ぽも | 2007-08-11 11:44

Re:Jリーグへ その3 アジア人枠の自由化【キリタニ】

現実的な話で、もしアジア人枠の撤廃をしたところで、東南アジアや中東から選手を獲得するのは稀になると思う。中東の優秀な選手は、サラリーや日本より地理的に近い欧州のクラブを選択すると思う。東南アジアや中央アジアでも果たして採算の見合う選手がどれだけいるのだろうか?しかし遠い将来は間違いなくこのアジア枠は撤廃されると思う。少子化により日本人の競技人口が減少するのは目に見えている。現在のJの規模を維持するには無理がある。さらなる底辺の拡大が日本サッカーの現在の課題であると思う。

posted by しげ | 2007-08-11 12:27

Re:Jリーグへ その3 アジア人枠の自由化【キリタニ】

初めてコメントさせて頂きます。過去のエントリーは頷けるものが多かったですが、今回のモノは全くナンセンスだと思います。

ご指摘のメリット(競争によるハイレベル化、マーケット開拓、将来のピッチ外でのコネクション強化)は認めますが、何故対象をアジア人に限定するのでしょうか? これは明らかな非アジア人差別であると同時に、折角のメリットの発生源を限定化・矮小化する非合理的判断です。

そもそも「アジア」という概念に捉われている時点で思考が硬直化しています。世界の中で、ワールドランキングにおいてJリーグがより充実していることが大切です。その手段として当面「アジア1」なのかも知れませんが、先日報道があった環太平洋カップ等、アジアという枠組みに捉われずに発想した方が簡単かつ効率的に思えてなりません。結果的にアジア人選手が増えたり、Jがアジア№1リーグとして認知されることには吝かでないですが、まずそこありきでは歪んだものになると思います。

posted by kuku | 2007-08-11 13:08

Re:Jリーグへ その3 アジア人枠の自由化【キリタニ】

Jが発展する方法

1
スター選手が引退した場合
Jでプレーさせる、中田英のような選手を
今後出さない。Jの人気UPにも繋がる。

鈴木隆行がマリノスに移籍する際、海外
の選手は必死さがある、日本は頑張るのが
恥ずかしいと思っている、そこを変えたい
と言ってました、海外で経験を還元する
のはやはり大事です。

2
Jのレベルアップのためにコネクションを
最大限に利用する、かつてジーコの誘い
を受け、ACミランからレオナルドが来まし
た、彼は鹿島でプレーし、またACミランへ
移籍しています。
同じようにかつて名古屋にいた選手、名前
を忘れましたが彼が名古屋への移籍をした
決め手はベンゲル監督とピクシーだったと
書いてました、所属リストに彼らのが居た
から移籍を決断したと書いてました。

そういうものを最大限に使うべきです。
ジーコは代表監督に就任した際、退任後は
現役ブラジル代表をJに連れてくると言っ
てましたがどうなったのか・・・。
一時期はロナウドくるのでは?と言われま
したが・・・。

そして作っていくべきです、ドゥンガ
ブッフバルト、リトバルスキー・・・。

3
野球の衰退、日本の人口は今後8000万に
なると言われています、競技人口の奪い合
いです、相互発展などありえません。
人が減れば、客も減ります。

4
英才教育、才能のある子供を徹底的に
英才教育することです、現在初めています
結果が出るのは何年後でしょうか?

5
マスコミが人気を煽る
亀田、バレー、フィギア
バレーやフィギアなど全く興味ないはずの
自分が選手の名前を覚えてしまいました。
マスコミの力は絶大です、昔はヴェルディ
のスタメンの名前を全部言えました、Jリ
ーグチップ、Jリーグアイスなどが飛ぶよ
うに売れました、今はどうですか?
かつてのようにテレビ中継される程の人気
になれば競技人口も増えるでしょう。
放送権も高くなり、チームも潤う、補強も
できる、レベルも上がる。

6
結果を残す、極論ですが浦和レッズあたり
がクラブワールドカップでACミランを8-0
あたりで粉砕しJリーグのレベルの高さが
証明されればJに来る外国選手も増えるで
しょう、今現在では海外の選手はJリーグ
のレベルなど知りません。
まずは知ってもらうことが大事です、その
ためにはテレビに映る回数を増やす。
どれくらいのレベルなのか判らせる、当然
Jが高いレベルならの話です。

7
高校サッカー選手権にユースを出す
大会のレベルを上げるべきです、どこも
かしこみ必死になってくれます。

8
指導者の育成、中高への派遣、研修を
積極的に行い質の高い教育を受けさせる

posted by 名前を入力して下さい | 2007-08-11 14:43

Re:Jリーグへ その3 アジア人枠の自由化【キリタニ】

アジア枠撤廃、全面的に賛成です。

<kukuさん
おっしゃることもわかります。
でも、アジア(ここでいうアジアはAFC所属だと解釈しています。オーストラリアは含みますが、トルコは含みません)にこだわるのは理由があると思うんです。

Jリーグが欧州の仲間入りをするのは、地理的に不可能だと思います。南米もしかりです。

特に東アジアと東南アジアを含めた、日本近郊のサッカーコンテンツの充実が、今後の発展には不可欠だと思うのです。
そのためにもリーダーシップをとって、Jリーグを中心にアジア全体のレベルアップを図れないか? という意味も込められているのではないかと思います。

もちろん撤廃しても、各チームがすぐにアジア枠を使いにいくかどうかは未知数ですが(韓国ばかりで、けっきょくタイからは来ないとか……)それでも、門戸は開いておくべきではないかと思います。


桐谷さん、勝手にコメントしてしまいました。
ごめんなさい。
わたしにとってもこの案は、目下Jリーグへの一番の希望なもので……


ちなみに、中国が隣にあるのは、日本にとってとても有利だと感じます。
今は想像もつかないかもしれませんが、中国は世界最大のマーケットに間違いなく成長します。
サッカーでも中国を巻き込んで発展できれば、欧州に対抗できるのではないかと妄想しています(文化の形成に経済が与える影響は、はかりしれなく大きいです)。
わたしが生きている間に実現されるかは、かなり疑問ですけどね。

posted by baron | 2007-08-11 16:56

Re:Jリーグへ その3 アジア人枠の自由化【キリタニ】

桐谷さんこんばんわ。

前エントリーでのご返答ありがとうございます。
アジアマーケットの拡大も考えられていたので安心致しました^^。

私もJリーグでアジア枠は必要だと感じていた一人です。
そして後2つ「アジアのマーケット拡大」で必要だと思うことがあります。
・アジアチャンピオンズカップの拡大。
・日本以外のリーグの発展。(理想はそこでもアジア枠を設けて欲しい)

時期尚早とお答えしたのは、アジア枠の提案が無かった事と日本以外のリーグの発展が不可欠だと思ったからです。
日本以外のマーケットが身近に無いと自由競争は難しいですね。

posted by エルコンドルパサー | 2007-08-11 21:13

Re:Jリーグへ その3 アジア人枠の自由化【キリタニ】

韓国人選手が増えるだけかと思います。

posted by 通りすがり | 2007-08-12 05:48

Re:Jリーグへ その3 アジア人枠の自由化

欧州各国リーグに(各国で少々の異同はあるものの)「EU外枠」があるように、日本でも「AFC外枠」をもうけるという話は、リーズナブルだと思います。

日本代表がアジア最強を目指すのであれば、まず、国内リーグがアジア最強であることは、必要なことだと思います。

リーグ全体のレベルアップにもなるし、サウジやイランのトップ選手と国内リーグで当たっていれば、未知の選手と国際戦であわてることもないでしょう。

Jリーグでアジア各国の選手が活躍していれば、学業や仕事で来日、あるいは定住しているアジアの方々との関係を深める上でもプラスにはたらくでしょう。

できることなら、いますぐにでも決断してほしいです。制度的には、そう決めてしまえば、なんともないことですから。


ただ、アジア各国リーグの反発は起きてくるでしょう。日本のプロ野球は、いま、スター選手がみんなアメリカメジャーリーグに移籍してしまうことから、空洞化が危惧されています。このままでは日本プロ野球はメジャーの二軍になってしまうと。

たとえば、韓国リーグはJリーグと比べて、国内人気が芳しくなく、給料も高くはありません。Jへの移籍が自由となれば、韓国人トップ選手の少なくない数が、日本行きを選ぶでしょう。となれば、韓国リーグは存亡の危機です。韓国リーグが黙っていないでしょう。

このことは、日本ひとりだけで決められる問題ではないですから、(決めようとしてしまえば、決めてしまえる話であることも事実ですが)、実現には、困難が伴うのではないでしょうか。

もちろん、個人的には、ヨーロッパに行きそびれた程度の低いブラジル人ばかりが、小遣い稼ぎにやってくる、現状のJリーグなんて、見たくもないです。だったら、アジア各国のトップ選手がしのぎを削るリーグを見てみたいです。

posted by まつ | 2007-08-12 13:43

Re:Jリーグへ その3 アジア人枠の自由化


重要なのはJリーグがどうすればレベルアップするかということでしょう。

あくまでもひたすらその観点にのっとって考えるべきだと思います。

そう考えたときに、なぜ「アジア人枠」と限定してしまうのかわかりかねます。

欧州人はだめなのでしょうか?南米人はだめなのでしょうか?アフリカ人はだめなのでしょうか?
もしも熾烈な競争を促すことによって日本人選手のレベルアップを図れると考えているのならば、単純に外国人枠を増やせばいいと思います。
選択できる範囲が「アジア人」と限定されているよりも、外国人枠が増えることによって「世界中」という選択肢が出てきたほうが明らかに良い外国人を連れてくる確率が高くなり、Jリーグ強化につながります。

ただ、俺は単純に外国人が増えれば競争が激化し、日本人選手の強化につながるとは思っていませんが。
FWで片方日本人片方外国人は非常に学ぶ分も多いケースがありますがFW2人両方外国人などになった場合は自国選手の劣化しか招かないケースが多いということを例に挙げさせてもらいます。
外国人を過剰に増やしたところで、外国人を連れてくる場合、仕事内容はやはり試合を直接的に決めるスペシャリストになりがちですから、日本人選手でFWやCBでレベルの高い選手を見出すことが今よりも難しくなるように思えてなりません。

しかし、Jリーグの強化でもなく、日本の強化でもなく、マーケットという部分に注目するのであればアジア枠は悪くないと思います。
ようするに、クオリティが低くても東南アジアなどで騒がれている選手をつれてきて、試合に出すか出さないかはともかくとして、その東南アジアなどの国に放映権を売りつけて放映権料を稼げばいいわけですから。

俺としては、外国人枠アジア人枠どうこうというよりも、強豪クラブとの試合経験をより多くつませられるようにするにはどうするかを考えた方がJリーグの強化につながると思います。
今度パンパシフィック大会というものが出来るらしいですが、ああいう形でね。

posted by 一言 | 2007-08-12 16:45

Re:Jリーグへ その3 アジア人枠の自由化

baronさんレス有難うございます。しかし到底説得的とは思えません。

欧州の仲間入りが不可能と仰いますが、選手個人レベルでの移籍、世界クラブ選手権、そして欧州サッカーファンの存在など、欧州との関係は既に厳然として存在しています。それを無視してアジアサッカー云々と構想することの方が現実を見ていないのではないでしょうか。特に中国を過大評価しつつ「欧州に対抗」などと考える大アジア主義は本当に馬鹿馬鹿しいです。いや、歴史を顧みれば無益というより有害だとすら思います。

ちなみに私はアジア人選手を一切雇用するなと主張している訳ではありません。条件があえば当然獲りに行くべきですし、その結果次第でアジア人が増えたり減ったりするのも当然です。また伝統的に特定国人しか採らないというポリシーのクラブがあっても面白いと思います。しかしそれでもなお、最初から全クラブを対象に「アジア人枠」制度を設けるのは暴挙にしか思えませんし、筋が通りません。

そして蛇足ながら、中国の発展は中国人の責務かつ権利であって、日本人が容喙すべきものではありません。そこを勘違いすると互いにとって不幸な結果になります。日本人は自らのモラルとルールの範囲内で日本の幸せを目指せば必要十分です。

posted by kuku | 2007-08-12 16:59

桐谷さんへ

Jリーグ改革の3つのエントリーを拝見して、私が感じているような危機感を桐谷さんも感じていることがよくわかりました。

ACで驚きをもって確認できたのは、アジア各国のレベルアップの速さです。カタール、UAE、ベトナムのグループリーグにおける戦い、予想していたものの個の能力のみならず、戦術の向上には目覚しいものがあったと思います。(ここを以前と変わらないと捉えているようであれば、以下の結論には至らないのですが)

そしてアジアで優勝するのが当たり前だとどこかで思っている世間の評価。

この2つを考えたとき、ACLを重視していなかったというエクスキューズですり抜けていた評価でしたが、Jリーグのバックアップもあっても勝ち抜けない状態が続いた場合、Jリーグへのダメージは計り知れないものがあるのだろうと想像します。

今の状態を維持していればいいという発想では、急激に成長しつつあるアジア各国に対抗できなくなってしまうことになると思います。そして敗戦が続けば、大きな失望によってJリーグは人気の面でも、実力の面でもレベルダウンしていくのではないでしょうか。

金に糸目をつけずに強化をはかるクラブが欧州のように個の生かし方を十分に把握した戦術をとるようになった時、それに対抗できる人材を欠いた戦力ではいくら戦術に優れていようが太刀打ちできないと思います。

ライト層をJリーグに目を向けさせ、人気向上による収益の増大、十分な人材を獲得できるような経営基盤をクラブが持つことを可能にする体制作りが急務と私も思います。

オシム監督は今回のACで今までのアジアに対する認識を改めたのではないかと想像します。勝ち抜くことの難しさを考えるなら、アジアの戦い方、勝ち方を知ることは重要な課題の一つだと思います。

アジアマーケットを拡大することで、選手の流動性を活発にさせ、Jリーグにおいて日常的にアジア出身の選手のメンタリティ、スキルに対するイメージを日本人選手にもたせることは大きな意義があると思います。またアジア各国を収入源とするような営業戦略を展開し、財政基盤を強化する。その面でもアジア選手の獲得はおっしゃるように大きな意味を持っていると思います。

プロ化の際に生じたような急激な成長が、今、求められているような気がします。そのためには抜本的な改革が必要になっているのではないでしょうか。

日本全体を巻き込むようなムーブメントを期待してやみません。

世間の目は結果で判断します。それを覆すためにはやはり世界・アジアで結果を出すことの重要性をJリーグ、クラブがより意識的になる必要があるのではと感じます。

(代表もそうだとは思っています。それがACでの危惧でした。ただ、代表はクラブと違って、その国の礎となるべき存在であるところが大きく異なっているのだとは理解しています。ただ、結果はライト層へ大きく反映されるので、それを収益に結びつけることを考えるのであれば、結果重視はある意味、Jリーグの拡大、サッカーの日本への定着を図る上では、必然な部分もあると思います。ただ、結果をどこに求めるかによってスパンは変わってきますが、ただ、ラグビーやバスケなどを考えると改革は早い方がいいのではと思います。)

posted by kakara | 2007-08-12 20:53

nununu さんへ

>Jリーグアジア枠自由化は、日本経済界全体に向けてもインパクトのある提案だと思います。

これを日本ができなければ、近い将来中国スーパーリーグやKリーグがその方向でASEANのマーケットにアプローチを試みてゆくでしょう。
そうでなくても現在のタイのように、プレミアに取り込まれてしまうのかも知れません。一刻も早い働きかけが今迫られているのだと僕は思っています。

posted by 桐谷 | 2007-08-13 07:21

じゃんぼ^^さんへ

>確かに保守的な視点だけで、競争力のある日本人選手やコンテンツとして魅力のあるリーグは難しいとは思うのですが、枠を作る事で確実に日本人選手のプロへの道も狭くなります。

現状のただ一方的に水増しされるだけの“プロへの道”であれば、その質的成長にさしたる効果など期待できません。そこでの質の高い競争こそが、本質的なプロ化を促すのだと思います。


>あと枠の問題では、ドイツのように、逆にドイツ人枠を作るという国もありますね。日本人に関しての枠を決めるという発想はどうでしょうか?

保護主義的なメッセージであれば、僕の根本的な理念と明らかに相反します。全外国人枠の自由化を謳うのであれば、そのような枠組みも検討の余地があるのかも知れません。しかし、ここでのテーマはアジアです。そこで勝ち抜く日本人を僕は期待します。

posted by 桐谷 | 2007-08-13 07:30

SIKAOさんへ

>本文を丁寧語で書いてみられてはいかがですか? 今の言い切る形の文章は、なんとなく高圧的な印象を受けます 余計なお世話でしたらごめんなさい

完全に余計なお世話です。
コメントを残すならば、あなたとは全く無縁の一個人のブログである…という前提を踏まえてお書き込みください。

posted by 桐谷 | 2007-08-13 07:33

やるまんさんへ

>無制限は難しそうなので、アジア枠一人追加が良いかな?

現実的にはあなたの言うように各チーム1人かせいぜい2人。またかなり余裕のあるチームしかこの枠を活用する事はないだろうと僕は考えています。
無制限というのは、僕の概念ではアジアに対するメッセージです。
『私達はアジアの一員であり、Jはあなた達の為のプロサッカーリーグです』
彼らに対する、そういうメッセージであるとご理解いただければと思います。

posted by 桐谷 | 2007-08-13 07:38

でぃさんへ

>仮にアジア人枠が作られたとしても、オイルマネーで潤う中東ではなく、Jに選手を呼ぼうと思うならJの質的向上が不可欠ですね

経済的には現在のカタールやUAE、サウジなどの勢いに日本は太刀打ちできないでしょう。質を高めると同時に、マーケットの拡大もそれに抗する手段のひとつだと考えます。


>まず、J1に18チームは多すぎるし、J2が13とJ1より少ないというのはおかしいと思ってますので

これまでのJリーグ15年の歴史は、ひとえに『量的拡大』の歴史であったように理解します。そしてそろそろ量的拡大には質の面から限界が訪れつつあり、CWCの確立などを考え合わせれば『質的改良』への変革が求められているものと考えます。

posted by 桐谷 | 2007-08-13 07:46

あぶーさんへ

>日本でもスイスリーグなんてほとんど誰も見てないでしょう。

選択肢の数が違う。
タイやベトナム人選手が今現在セリエやブンデスリーガ、スコットランドに在籍していますか?

posted by 桐谷 | 2007-08-13 07:50

しろーとさんへ

>アジア枠も勿論のコトながら、私は『外国人枠』自身撤廃した方が良いと考えてます。

僕も常々そう考えてきました。保護主義的観念から『日本人選手の活躍の場が…』『ブラジル人だらけに…』という風当たりはかなり強いのですが、逆に僕はそうなるならそれもいいじゃないか…と考えます。
サンパウロやパルメイラスは無理かも知れませんが、フルミネンセやインテルナシオナルのようなチームがJに誕生すれば、それとガチンコで常日頃戦える日本人選手のメリットは計り知れないものがあると思いますから。

ただし“今”という視点で捉えれば、僕はやはりアジアに目を向け、それを取り込んでゆくべきシチュエーションなのだと考える訳です。他に先んじられれば、マーケットとしてのASEANへの展開は完全に封じられる筈です。

posted by 桐谷 | 2007-08-13 07:59

ぽもさんへ

>Kリーグにない魅力によるものでしょうし、将来的に東南アジアのレベルが上がってくれば自然と東南アジアの選手も増えてきそうな気もします。

現状であれば、東南アジアのレベルが上がるとき、その他の世界のレベルはもっと上がっているはずです。Jもそうでしょうし、それが現実のサイクルです。
ですから彼らを取り込んで成長の軌道に乗せてあげる試みが必要なのだと僕は思います。

posted by 桐谷 | 2007-08-13 08:04

baronさんへ

>特に東アジアと東南アジアを含めた、日本近郊のサッカーコンテンツの充実が、今後の発展には不可欠だと思うのです。
そのためにもリーダーシップをとって、Jリーグを中心にアジア全体のレベルアップを図れないか? という意味も込められているのではないかと思います。

もちろん撤廃しても、各チームがすぐにアジア枠を使いにいくかどうかは未知数ですが(韓国ばかりで、けっきょくタイからは来ないとか……)それでも、門戸は開いておくべきではないかと思います。


おっしゃる通り、僕はその意で本文を語ったつもりです。そして現実にこの枠を活用するチームは中韓選手を除けばほとんど1.2チームあるかないかでしょう。けれどもそのメッセージは、将来的に意味を帯びてくるはずです。
そして中国はサッカーにおいても最高の好敵手であり、また脅威にもなり得るものと僕は考えます。今から戦略的に対応していかなければ、いずれその巨大な経済力にJが飲み込まれてしまう状況も考えられるものと思います。

posted by 桐谷 | 2007-08-13 08:12

エルコンドルパサー

>時期尚早とお答えしたのは、アジア枠の提案が無かった事と日本以外のリーグの発展が不可欠だと思ったからです。
日本以外のマーケットが身近に無いと自由競争は難しいですね。

時間の都合上、気をもませてしまい失礼しました。一気に書ききるにはあまりにも文章量が膨大になってしまいますので…。
僕はこれらの改革は“移籍係数”の問題も含めて一気にやってしまうべきものだと考えます。改革というものは、時間が経てば経つほど労力は膨大になり、またその効果も薄まってしまうものですから。今こそダイナミズムが必要なのだと思います。

posted by 桐谷 | 2007-08-13 08:16

まつ さんへ

>Jリーグでアジア各国の選手が活躍していれば、学業や仕事で来日、あるいは定住しているアジアの方々との関係を深める上でもプラスにはたらくでしょう。


とても良い視点だと思います。
経済や文化、そして国籍の異なるものが互いの相互理解を深める意味でも、サッカーの果たす役割というものは無限に活用し得るものなのだと僕も思います。


>できることなら、いますぐにでも決断してほしいです。制度的には、そう決めてしまえば、なんともないことですから。

改革とは本来そういうものだと僕も思います。
多少の痛みは伴う部分もあるでしょうが、その痛みを避けていては進化は望めませんから。


>このことは、日本ひとりだけで決められる問題ではないですから、(決めようとしてしまえば、決めてしまえる話であることも事実ですが)、実現には、困難が伴うのではないでしょうか。

僕はここは楽観しています。
結局先んじられてしまえば、彼らは現行法上追随するぐらいしか手段はないはずです。或いは偏狭なナショナリズムを煽り、Jへの移籍を規制できるのか…。いずれにしろ損をするのはこちらではない筈です。

posted by 桐谷 | 2007-08-13 08:26

kakaraさんへ

>この2つを考えたとき、ACLを重視していなかったというエクスキューズですり抜けていた評価でしたが、Jリーグのバックアップもあっても勝ち抜けない状態が続いた場合、Jリーグへのダメージは計り知れないものがあるのだろうと想像します。

僕はACLはかなり熱心に見てきたつもりですが、そのどれもが多少の不利(ジャッジ)はあったものの、明らかに力負けしていたように思います。中東のみならず、中国や韓国のトップチームもJに入れば余裕で優勝争いできるレベルだと感じましたし、中東のアル・イテハドなどはJのそれとは明らかに次元の違うサッカーをしていたと思います。今年は大きなチャンスだと思いますが、現状日本がACLを勝てる可能性は3~5年に1度ぐらいではないでしょうか?
リーグとしてのJは確かにアジア1かも知れませんが、そのトップチームの実力はアジアで五本の指に入るかどうかではないでしょうか…その歪なギャップが今問われているのだと考えます。


>オシム監督は今回のACで今までのアジアに対する認識を改めたのではないかと想像します。勝ち抜くことの難しさを考えるなら、アジアの戦い方、勝ち方を知ることは重要な課題の一つだと思います。

まったくその通りだと思います。その実力…というよりもこのアジアの強烈なリアリズムにオシムは相当面を食らったことと思います。その点ではやはり、彼にも誤算があったのだと思います。


>プロ化の際に生じたような急激な成長が、今、求められているような気がします。そのためには抜本的な改革が必要になっているのではないでしょうか。

日本全体を巻き込むようなムーブメントを期待してやみません。


さっきも少し書きましたが、CWCの開催により現状不完全ながらも世界のサッカーシーンに組み込まれた。これを期に、この15年間の『量的拡大』から『質的改良』に大転換する事が迫られてきているのだと僕は考えています。

いつも真摯なコメントいただきありがとうございます。

posted by 桐谷 | 2007-08-13 08:43

Re:Jリーグへ その3 アジア人枠の自由化

初めて書き込みします。

「アジア人枠の自由化」となると、それはちょっと大げさすぎないか?と腰が引けてしまう部分はあります。

しかし、コメント欄で桐谷さんや何人かの発言者の方が言っておられるように「現行の外国人枠にプラスアジア人枠を1人ないし2人」というのが、現実的なうえに面白い試みではないか?と思われます。

もう皆さん書いてらっしゃいますが、これには単純に外国人枠を一つ増やすというもの以上に、幾つかのプラス要素があると考えられます。

一番に、新しいマーケットの開拓があります。

もしもただ単純に、外国人枠を一つ増やした場合だと、きっとレッズやガンバなどのJ上位チームには、J2ないしはJ1下位チームで活躍した選手が移籍してくるだけで終わりになるでしょう。面白みの部分では、今と大差はありません。

しかし、アジア人枠プラス1とした場合。仮にJ2でブラジル人が活躍していて欲しいと思ってもJ1上位チームはすでに外国人枠が埋まっていて捕りにいくことができません。J2チームとしては、安心して補強が出来ます。結果として、J2の底上げにも繋がるのではないでしょうか?
また、各チームのオフ期間の戦略部分に対しての見方が面白くなってきますし、今以上に選手のスカウトを慎重に進める必要が出てくるでしょう。
積極的な補強を進めたいと考えるJの上位チームは、必然的にアジアへ詳細なスカウトの目を向けざるを得なくなるのではないでしょうか?

今まで、広がることの無かったマーケットに目を向けられるようになり、各国同士の情報がますます活発になってくるでしょう。そして、どこかのチームが東南アジアやオーストラリア、中東(は、現実問題ムズカシイと思いますが)などの、日本ではあまり馴染みのない国の選手をスカウトし、その補強が大成功した場合、右へならえをするチームもきっと増えることでしょう。

そして、中村選手がいるスコットランドリーグのように(今まで、日本人の大半が興味を示さなかった国のリーグ戦を、今はみんな必死になって見るように)。
自国のスター選手が、Jリーグで活躍しているからJの試合を見たい。そういった関心を示す国々もきっと出てくると思われます。

そこから新たなマーケットの展開も、きっと見えてくるでしょう(それはアジア巡業だったり、いろいろあるでしょう。皆さん書いてらっしゃるので割愛)。

そして最後に、日本人はこういった「ある程度の制約条件下で最もよい成果を収める」といった行動を非常に得意な国民性を持っている。と、自分は考えています。

ただ「自由度を増す」だけよりも「アジア人枠」という枠組みの中での仕事の方が、より良い成果を生み出せるのではないか?そういう期待もあります。

また、独自性の面でも大変いいのではないか。とも思います(どなたかのブログにもありましたが、ヨーロッパへの登竜門的リーグとして、アジアにJリーグを提供していくというのは、そんなに間違った方向性ではないと考えます。日本人だけではなく、東南アジアなどの、自国では物足りなくなるほどの抜きん出た能力を持った選手が、手始めにJを経由して経験をつみ、ヨーロッパへ移籍。日本のリーグはその移籍金で潤っていく。勿論、そういったカタチになるのは、まだ何年も先の話だとは思いますが)

アジアカップでの各国代表選手の活躍を見て、アジアの選手が持つポテンシャルに日本人が驚いている今こそ、この改革は行う価値があるのではないでしょうかね。

posted by 哉。 | 2007-08-13 14:04

Re:Jリーグへ その3 アジア人枠の自由化

桐谷様
遅い非常識な時間のコメントで大変恐縮です。(ホントにレス無しでいいです)

僕はアジア人枠案、行動を起こす必要性から賛成に手を上げます。
他愛も無い言い方ですが、やはり大胆な変革なくしてJリーグの今後の成長はない、と感じざるをえないからです。

皆様のコメントの内容は、この案を実施した場合に考えられる「メリットとデメリット」に関する考察、に焦点が集まっているようですので、あえて枝葉を増やすような提案は無しに。(できない、といった方が正解です;^^)

典型的ライト層の一人としてのただの感想ですが・・・
ACLの敗北から、中東をはじめとするアジア諸国のレベルアップを無意識的に認識させられたせいか、
今までよりもJリーグの試合の質がより低く見えてしょうがありません。

選手の個々の強さ、スキルの質、経験の質と量etc・・・ACLではどれも足りないと感じた点ばかり気になります。

すぐにでも真剣にJリーグ全体の改善、強化に取り掛からないと2010年はおろか、未来につながらないと思えてなりません。
案への是非に関するコメントではありませんので、あまり意味が無いかもしれませんが、
やはりこのタイミングでJリーグに何らかの改革が必要と思います。すみやかでしかも大胆に。数多くのアイデアを集めて。

・・・・・・・・・

試してみることそのものには失敗はないし、試すことを欠落していることだけが失敗の要因となりえる。

というのは・・・
世界は絶えず変化していて、自分の目標が達成されるまでそのままの状態で待っていることはありえないから・・・

下のほうの部分は、僕の好きな本からの受け売りでした;^^

posted by key | 2007-08-14 03:30

哉。さんへ

おおまかにはご賛同をいただけたようで嬉しく思います。
そして枠の人数については、僕は『メッセージ』の部分の重要性はとても大きなものだと思います。要するに彼らを“お客さん”と捉えるのか“同志”であると捉えるのか…。

僕はJがアジアを代表する真のトップリーグを目指すのであれば、彼らは“同志”でなければならないと考えます。だからと言って現実にスタメンに5人や6人の韓国人やイラン人…という事になる訳はないし、またそうなれば経済(興行収入の悪化などで)が持たない筈です。

であれば、このメッセージ性に重きを置いたルールの適用は、非常に大切なものだと考えます。この問題に限らず、ルールに縛られての運営よりも、自らの戦略や自主性に基づいたクラブ運営の裁量が、企業としての足腰を鍛えてゆくのだと思います。

posted by 桐谷 | 2007-08-14 08:07

keyさんへ

改革というものには必ずメリットとデメリットというものがある筈で、リスクを負わないものは無いんだと思います。

その点でどこまでも現状追認・保守継続という日本人的価値観も分からなくは無いんですが、日本のサッカー界が世界における現状のポジションで、何を守ろうとしているのか?という歯がゆさも感じます。
例えればそれはやっと韓国やサウジに1-1と追いついて、そこで攻撃を躊躇い守りを固めているような情景と重なるわけです。
そしてそれでは世界に追いつくどころか離されてしまう。世界はもっと激しいスピードで進化への道を駆け上がって行っているのだと僕は思います。

>世界は絶えず変化していて、自分の目標が達成されるまでそのままの状態で待っていることはありえないから・・・

これはまったく同感です。日本のサッカーは確かに少しずつでも進化しているのかも知れない。けれども世界の先端ではその何倍ものスピードで進化が継続されている。ここに安住してしまっては、その差はどんどん開いていくものだと僕も思います。

最後にもう一つだけ“Jリーグへ”対する改革の提案をさせていただきたいと思っています。
いつも熱心なコメントいただきありがとうございます。またお付き合いいただければ幸いです。

posted by 桐谷 | 2007-08-14 08:28

Re:Jリーグへ その3 アジア人枠の自由化

桐谷さん

はじめてコメントさせていただきます。
桐谷さんはマーケティングの観点からも日本のサッカー界を考えられていると思いますので質問させていただきたいのですが、アジア人枠について、アジアの東西の差はどのように考えられているか、とても関心があります。(東西という分け方は問題あるかもしれませんが)

周知の通り、西部アジアのオイルマネーが潤沢な国々は、かつて(イタリアなどでは今も)サッカー先進国のクラブがそうであったように、相撲のタニマチ的に、サッカークラブをお大尽が支援する形で発展を続けています。そして東部アジアでは一部の国を除いて「生きていくためにはサッカーしかない」ような環境で取り組むことで実を結びつつあるように思います。

ここで一口に「アジア人枠」となると、まず東西の差がひとつあることと、そもそも西部アジアの国々は日本に目を向けていないことと、日本国内のマーケティング的には逆に西部アジアの国々及びその国出身の選手のほうが魅力があることと、さまざまな問題が内包されていると思われます。(AFCまたはアジアのW杯出場枠が東西に分割されるかも、という噂を聞いたことがあり、納得した覚えがあります)

これは日本のサッカー界が「誰のために」「何のために」進んでいくかによるかもしれません。日本のためか、アジアのためか。サッカーの発展のためか、お金のためか。それらすべてはつながってくるものではありますが、現状のJFAや日本企業がそこまで考えているようには思えません……

話を戻しまして、人種的・宗教的・歴史的・経済的バックボーンなど様々な差がある中で、そういった「差」を日頃あまり意識しない我々がどこまで出来るのだろうか、と憂慮する次第です。

posted by gol | 2007-08-16 12:41

Re:Jリーグへ その3 アジア人枠の自由化

アジア人枠の自由化、については賛成です。

・アジア内でのJリーグの関心を高め、放送権料収入のパイを大きくすること

これは前回のテーマにも関連しますが、サッカーが例えば野球とは違い、ほぼアジア全域で関心を集めることができるスポーツであることを考えると、アジアのマーケットを意識した活動はとても価値あることだと思います。

記事などを見ますと、中国などではプレミアリーグ人気が高いようですが、プレミアリーグにJリーグが勝るとは到底思えないので、戦略として、その国の選手を獲得することでJリーグへの関心を高めることは、効果が高いと思います。

・獲得アジア選手のレベルアップ

中田選手のボルトン移籍に関してですが、完全に日本マーケットと、またスポンサー利益を意識してのものだったのでないかと思います。

というのは、ボルトンの戦術上、中盤を素っ飛ばし、DFの底から一気に前線にボールを入れていくというのが基本路線なので、中盤での試合構成力という中田選手の一番の長所を活かすことができませんでした。

なんでボルトンは中田選手を獲得したの?と、本当に腹が立ち、悔しい思いをしながらTV観戦をしたのを鮮明に覚えています。

同じことをJリーグで繰り返す、ということは決して望みません。が、可能性を秘めたアジア選手のJリーグ留学枠というような形でスタートしても良いので、しっかりと『育成』までを視野に入れていれば解決できる問題と思います。

例えばAFCで東南アジアの選手を見ると、ドリブル・ボールコントロール技術は高いのですが、対して戦術・セルフコントロール・フィジカルバランス・ロングキックの精度などが低く、とてもアンバランスに感じました。

現在、東南アジアリーグに欧州や南米の監督が就任することもあるようなので、こういった面は徐々に良い方向に向かうと思いますが、ブッフバルト監督も絶賛していたように、日本のクラブのインフラ設備はアジア随一だと考えられます。

また、島国だからこそ、外の世界との差に常に危機感を覚えて、少しでも早く情報や技術を取り入れようとする向学心豊かな日本は、コーチング技術や戦術面でもこれからアジアをリードしていくはずです。

こういった点を強みとしてアピールしていけば、金銭面では決してかなわない一部の中東に対して、獲得競争で全敗することはないと思います。

そして、極東に存在する島国である日本が、今後サッカーレベルを向上していくには、アジア全体のレベルアップが不可欠です。

・J選手への良い影響

AFCにおける日本は、韓国戦や豪州戦では1人多いという条件にもかかわらず、延長を含め120分で試合を決めることができませんでした。

様々な要因があるでしょうが、1つはハングリー精神のようなものがあると思います。

そういう点では、アジアから来た選手が、J選手に間違いなく刺激を与えることができると思います。

そして、コミュニケーション能力向上です。
例えば、他国に日本人が移籍をするとなれば異文化の中に身を置くことになります。

移籍先で異文化に身を置くことになりますが、大切なのは、何を一番大切に考えるか、という価値観の全く違う相手と分かりあうことだと思います。

つまり、自分を知り、相手を知ること
(孫子みたいですね)

今よりもさらに多様性が増えて、異文化を持つ選手の割合が高くなれば、異文化のコミュニケーション能力が高まり、他国に移籍した選手の成功確率も高まるでしょう。

平山選手の様に、サッカー以外でつまづく、ということは少なくなるはずです。

また異文化コミュニケーションが高まることは、日本サッカーにおいてもしばしば問題とされる基本的なコミュニケーション能力も高まることが期待されます。

この点は、日本選手が(他国の)審判と接する際にも感じることですが、向上が期待できます。

異文化コミュニケーション能力に関しては、本人の意欲(目的)、そして環境、の2点が個人的には重要だと思いますので、まずは環境に変化を与えること、はとても大切だと思います。

最後に、サッカーは全世界にまたがり、また拡大をし続けるスポーツですので、代表戦以外の切り口でも日本サッカーが世界に進出する、という視点は必要であると思います。

そのためにも、アジア枠の自由化は有効な手段であると考えられます。

P.S.
先日、フランス人9名を含めた計12名で、前節の東京-大分戦を見に行きました。

スタジアムは素晴らしい、というのがほぼ唯一ほめ言葉、一番多い批判は、(東京は)もっとシュート打てよ!

あとは、東京の試合展開もワンパターンで変化がない、審判のファールの基準がよく分からない、選手間のボールを巡る争いが迫力がない、とか色々言ってましたが、酔ぱらってたのもあり、全ては思い出したくないです。

だけど僕に言わせると、フランス人の批判好きも大いに結構ですが、彼らには時間をきっちり守って欲しいです。

おかげで、1-2の計3点のゴールのうち、前後半の立ち上がりの両者の1点ずつの計2ゴールを見逃しました。

異文化コミュニケーションは…非常に難しいです。

posted by 観客席の1.5列目リケルメ | 2007-08-16 13:09

golさんへ

東西アジアの隔たりについてはおっしゃる通りだと思います。現状、東アジアは取り込めるとしても、西アジアを取り込むことは非常に難しい。
golさんは相撲のタニマチ文化を引用してご説明くださいましたが、おっしゃる通り中東のクラブチームの経済基盤はそのようなものによって形成され、そしてそれから見れば遥かに健全なJの経済基盤を凌駕している状態だと思います。
従ってJがアジアを代表するリーグを標榜しようと、現状西アジアにまでその影響力を誇示する事はきっと不可能なのでしょう。

ただしマーケットとしての東アジアのそれは、将来的に見れば西アジアのそれに決して引けを取るものではないし、潜在的には遥かにそれを上回るものだと思います。

また日本サッカー界が目指すべきものは、まず第一に競技としての健全な強化であり、それと平行して時勢や流行に左右されない文化としての確立であるべきだと僕は考えます。
そういった意味で、Jができてからのこの15年間で強化の部分には一定の評価が与えられるものと思いますが、僕個人の視点で見れば文化としてのそれはとても心もとないものと映っております。
そしてそのどちらの要素においても、アジアの次元で互いに切磋琢磨してゆける状況、しかもそれがJリーグの舞台で可能になる環境が醸成されることが可能であれば、それは大きな進化への足がかりになるものと考えます。

またWC予選については分割する案に僕は賛成です。またACLについても東西の代表が1マッチの決勝でCWC出場国を決する…という枠組みへの変更もありなのではないかと考えています。
アジアはあまりにも広すぎます。そこでの経済的負担と体力的消耗を考えれば、分割案は至って合理的なものではないでしょうか。

posted by 桐谷 | 2007-08-16 21:24

観客席の1.5列目リケルメ さんへ

本文よりはるかに詳細な解説をいただきありがとうございます。

全文同感します。そして、

>また異文化コミュニケーションが高まることは、日本サッカーにおいてもしばしば問題とされる基本的なコミュニケーション能力も高まることが期待されます。

これはとても良い着眼点だと思います。
僕自身のそれも含めて、一歩海外の異文化や言語、様式に接した時の日本人の順応性・コミュニケーションスキルの拙さは、絶望的なほど身にしみて感じます。僕は多くの才能ある日本人フットボーラーが欧州においてその実力を発揮しきれなかったのも、この要素が多分に影響したものと僕は理解しています。
選手のみならず、審判の交流、指導者の交流、そしてサポーター同士の交流がさらに進めば、文化として補強されさらに一歩成長してゆく部分も多分にあるのではないかと考えます。
その意味で、時間にルーズで議論好きな頑固者の(そこまでは言っていませんでしたか…^^;)フランス人との交流によってあなたが得たものもきっとその見識を広める意味でとても大きいと思います。

>東京の試合展開もワンパターンで変化がない、審判のファールの基準がよく分からない、選手間のボールを巡る争いが迫力がない、とか色々言ってましたが、酔ぱらってたのもあり、全ては思い出したくないです。

この感想などは僕もフランス人派かもしれません^^そして欧州や南米のそれを見れば、彼らサポーターの視点とその国のサッカーは見事にリンクしている事をいつも思い知らされます。そういう意味で、観る者の視点…というものがその国のサッカーを形作っていくのだ…という意識を僕達日本人も強く意識して、厳しい目でこの国のサッカーの在り方を見守ってゆくべきですね。

興味深いコメントをいただきありがとうございました。“コミュニケーション”という視点にはとても感銘を受けました。またお時間があればお付き合いください。

posted by 桐谷 | 2007-08-16 21:45

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