2007年08月10日
Jリーグへ その2 徹底した競争原理の導入
言うまでもなく勝負の世界には“勝者と敗者”がある。 その全てか無か、オールオアナッシングの厳しい現実こそが、勝負の世界の鉄則であると僕は思っている。 以前、Jリーグ改革のはじめになぜ僕がクラブワールドカップに触れたかというと、その勝者に与えられる“夢”の部分がキチンと確立されるべきであると考えるからである。もしJ覇者が欧州CLに出場できるのであれば、そんなものははなから必要ないのだが、現状のJクラブにとってはこのクラブワールドカップこそが唯一の世界への扉である。これを失いドメスティックに完結するスポーツイベントのひとつとなってしまえば、世界のスポーツたるサッカーの一番有益な部分をJリーグは持ち得ない事となる。であれば日本プロ野球や大相撲と何も変わらない。そこに大きな進化や成長の活力が育まれる事はないだろう。 そしてクラブワールドカップという夢に向かってJクラブが動き出そうとするのであれば、そこにはさらに徹底した競争原理が持ち込まれねばならない。Jリーグのシステムが、いつまでも横並びの平等主義で、この殻を打ち破って世界へ挑もうとするチームの足かせになっていてはいけないのだ。 そこには必然的に“格差”の問題が生じるだろう。そしてこれを受け入れて前に進まない限り、Jクラブはアジアの壁さえ突破してゆくことは難しいのではないかと僕は思っている。 その象徴的な一例として、Jリーグはまず手始めにTV放映権の一括管理(1年50億円と言われている)・均等分配のシステムを廃止し、各チームの裁量に委ねるべきであると僕は考える。 そうすれば、浦和レッズはフジテレビと10億円の年間契約を結べるのかも知れない。当然視聴率のテコ入れを図りたいテレビ局は、人気選手のTV露出を高めてゆく方向に向かうだろうし、更なるソフト育成の為に欧州ビッグネームとの契約を積極的にバックアップする事もあるだろう。Jリーグと一般家庭のお茶の間の距離がこれにより格段に縮まり、その他のJクラブにもこれは良い影響をもたらすだろう。となれば、TBSも全試合ライブとはいかないだろうが、横浜マリノスとの年間契約に動くかも知れない。だとすればFC東京やガンバ大阪もそれに続く事も充分考えられるだろう。 そしてその逆に、これまで得てきたそのJからのTV放映権料を失うチームも当然あるだろう。しかし僕は、それこそ勝負の世界の在るべき姿であると考える。何も彼らの自助努力を収奪しろと言っているのではない。勝負の世界に生きるものは、自分自身の力でその生き残りをかけた道を切り拓いていかなければならない…ただそれだけの事なのである。 休日の午後にTV放映されるゴルフ中継の多くは、その放映権料がタダなのだと聞く。JクラブのTV放映権が各チームの自由な裁量に委ねられるのであれば、それこそ無限の経営戦略がそこに産まれるのだと僕は思う。放映権料の現金化を捨てて、マーチャンダイジングやスポンサーシップ収入に賭ける事も可能だろうし、ネットとの融合に踏み出す選択も当然考えられるだろう。 田舎の小さなクラブチームでも、自らのアイディアと自助努力により今より更に良い環境を紡ぎ出せるものが1つでもあるとすれば、それは未来にとって現状よりもずっとポジティブな環境を醸成してゆく端緒となるのではないだろうか? 競争と成長は一対のものである。 実社会のあらゆる場所で、その普遍の原理を踏み外した現実を僕は知らない。 そして上へ向かえば向かうほど、その競争は苛烈なものである。 また理念と現実が必ずしも一致しないこともまた世の常である。 そしてその時常に僕が思うのは、理念は待っていてくれるが現実は待っていてはくれない…という事である。 ★サッカーブログランキング3位となりました…応援のクリック心から感謝いたします★ ⇒⇒⇒人気blogランキングへ
posted by 桐谷 |07:38 |
Jリーグ改革案 |
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バチバチの真剣勝負は… 【サッカー連れづれなるままに】
J1が再開されました。 17位、18位は自動降格 16位は入替戦 優勝争い以上にバチバチの真剣勝負を見せてくれると思うのが降格争いです。 ◆再開前 14位 ジェフ市原・千葉 勝点19 15位 ヴァンフォーレ甲府 勝点18 16位 大宮アルディージャ 勝点16 17位 大分トリニータ 勝点16 18位 横浜FC 勝点10 【11日の結果】 FC東京1-2大分トリニータ 横浜Fマリノス8-1横浜FC 清水エスパルス2-2大宮アルディージャ ヴァンフォーレ甲府対鹿島アントラーズ(12日) ◆暫定順位 14位 ジ
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posted by 桐谷 | 2007-08-10 09:03
Re:Jリーグへ 徹底した競争原理の導入【キリタニ】
セリエAみたいに上位3チームとそれ以外で超えようの無い壁が出来てJリーグ全体の人気が低下しそう。
それに引きずられてJリーグのレベルも落ちそう。
posted by aaa | 2007-08-10 09:55
Re:Jリーグへ 徹底した競争原理の導入【キリタニ】
はじめまして。
ちょっと気になったのでコメントさせて頂きます。
> その象徴的な一例として、Jリーグはまず手始めにTV放映権の一括管理(1年50億円と言われている)・均等分配のシステムを廃止し、各チームの裁量に委ねるべきであると僕は考える。
私は反対です。
チームの努力はチーム力の向上と集客、地域に根ざしたチーム作りの方に向けられるべきだと思います。
川淵キャプテンは今となっては様々な所で批判を受けていますが、彼が言い出した「100年構想」と「企業主体ではなく、地域密着型のチーム作り」は正しい方向性だと感じています。
そうした中でいわゆる「メディア戦略」を各チームが受け持った場合、潤沢な資金を持つ企業が前面に出てきてしまうのではないでしょうか?
一部の金持ちチームに選手が集まり、メディアへの露出も偏る。そこにはお金による“競争原理”のみが残るのではないでしょうか。
> 勝負の世界に生きるものは、自分自身の力でその生き残りをかけた道を切り拓いていかなければならない
とありますが、Jリーグのチームであればサッカーに対する努力によって勝負をすべきであり、メディア戦略によって生き残りをかけるのは努力の方向性が違ってくる気がします。
Jリーグが始まって15年近く経ちました。ようやく企業に頼らない集客が出来てきているのですから、今後も(少なくともTV放映権に関しては)今までのやり方を続けていく事が大切かと思います。
長文失礼しました。
posted by mm | 2007-08-10 10:15
Re:Jリーグへ 徹底した競争原理の導入【キリタニ】
まず、サッカー専用スタジアムを各クラブが持たないと。
TV写りを考えても、必須だと思う
posted by | 2007-08-10 10:36
Re:Jリーグへ 徹底した競争原理の導入【キリタニ】
この問題提起は素晴らしいと思います。
そしてmmさんのご意見もまた傾聴に値するものですね。
個人的な意見を述べさせていただくと、テレビとの結びつきが強くなることが堕落につながるというのはありうると思います。
今日本サッカーの中で唯一代表戦だけがペイするコンテンツとしてもてはやされますが、そのせいか代表の試合にはどこかきな臭い匂いが漂い、昔望んでいた方向からどんどんかけ離れて行っているように感じます。
巨大な利権が絡むと目的と手段を履き違える輩が多く排出してくるせいでしょうか?
それでも世界と戦えるJのビッグクラブというコンセプトは非常に魅力的ですので、ここはかなり難しい選択になりそうですね。
posted by kuma | 2007-08-10 10:44
Re:Jリーグへ 徹底した競争原理の導入【キリタニ】
こんにちわ、読ませていただきました。
刺激的な提案ですね~。
ちょっと見てみたい気もしますがやっぱ格差社会はコントロールしないと辛いので一部とか段階的にならいいのかもしれないかと。
数試合分の放映権をクラブの裁量で営業させてみればいいんじゃないかなとか考えます。
順位や人気なんかで値段を分けて、強豪は高額で儲けて、下位チームは低価格でチームのプロモーションをする。
値段の交渉はクラブがきちんとプロとして折衝をすればいい感じで。
posted by 宵猫 | 2007-08-10 10:53
Re:Jリーグへ 徹底した競争原理の導入【キリタニ】
僕は書かれている内容に概ね賛成です
現状の横並び主義ではクラブの努力の妨げになる部分は少なからずあるような気がします
そこからステップアップするには放映権料の自由化は検討すべき問題でしょう
クラブはメディア戦略や資金の事ではなくサッカーを考えるべきというご意見もあるようですが、現状ではチーム力向上のために資金が必要なのであり、その資金を集める方法としてスタジアムへの集客やメディア戦略があるわけですから、それぞれを別にして考えるのは難しいでしょう
競争原理を導入すれば当然クラブに格差が生じるでしょう
一時的には全体的な人気が落ちるかもわかりません
しかしそうなるとサッカーに対する勝敗以外の何か(個人的にはそれが文化だと思っています)が生まれる事にもなるのではないかという期待もあります
プロ野球や今のJリーグの行なっている横並び方式はある種結果を非常に重要視した方法です
結果、勝敗を重要視するからこそその機会出来る限り均等にしようとする
結果は熱狂への一番の近道ですからそこを重要視する方法をとりたいという考え方は理解できますが、本当の意味でサッカーが根付くために必要なのは文化であり、文化とは勝敗や結果を越えた部分にこそあるように思います
ただ競争原理の導入は今まで全く慣れていない方法ですのでかなりのリスクはありそうですね
第2、第3のフリューゲルスを覚悟しないといけないような気もします
長文失礼しました
posted by NFNL | 2007-08-10 11:09
Re:Jリーグへ その2 徹底した競争原理の導入【キリタニ】
放映権に関しては、正直なところ反対ですね。
ほぼ確実にプロ野球と同じ公に出来ないような黒い噂とか悪い影が染み付いてしまいます。
あまり企業を絡ませると、セリエAで問題になったような八百長問題も表れるかもしれませんし・・・考えすぎかもしれませんが・・・
実際、金銭的には浦和と大宮を例に挙げるまでも無く徐々に格差が出来ています。
個人的には、地域密着に根ざしたJリーグの基本理念に基づいた方向での努力をしていく方が良いように思います。
ただ、横並びの原理は確かにあって、今季の阿部が浦和への移籍に関する反対意見の多さ。
千葉サポータからなら良いのでしょうが、他から千葉が弱くなるからとか、浦和がやりすぎとか言う声が出てのがちょっと・・・
上位陣、金のあるチームはガンガン代表クラスの選手を獲得、金の無いチームは育成を頑張って、その選手を売った金で更に若手を育てるといった、形での格差。
競争原理は必要だが、企業の利権絡みの無い方向でいって欲しいと思うのは、理想論過ぎるでしょうか?
長文失礼しました。
posted by 部下D | 2007-08-10 12:25
Re:Jリーグへ その2 徹底した競争原理の導入【キリタニ】
逆に、今よりも格差をなくす方向で調整するというのもひとつの手じゃないかな? と思ったりします。
MLSのサラリーキャップ制とか導入してみたらどうかなと個人的には思っているのですが…。
競争が発展への唯一無二の選択肢ではないと思っています。というか、競争は必要ですが、競争相手を間違えてはいけない。というところでしょうか。
1位2位のクラブをより強くすることで世界と戦うという理論は間違ってはいないと思います。ですが、私は10位…いや、16位…いやいや、J2:5位(以下エンドレス)のチームをより強くすることで、世界と戦えるようにしていくべきだと思います。そして、それはけして不可能なことではないと考えています。
2000年前後からのリーガを愛してやまない凡人のたわごとでした^^;
posted by みずは | 2007-08-10 12:54
Re:Jリーグへ その2 徹底した競争原理の導入【キリタニ】
桐谷さんへ
反対意見も十分過ぎるくらいわかるし、危惧している事もよくわかるのですが…。
僕は条件付で賛成にまわりたいかな。
基本的には各クラブの裁量に任せてチームのコンテンツを増やしていく事は、クラブ側の自立と成長を促す上で至極まっとうな事に思えるのです。
ただし、ただ裁量を委ねるだけだと根底に商業主義が来る事は明らかに思えます。
それだとJの理念を逸脱し、逆に荒廃しかねない。
そこで歯止めをかけることも必要だと考えます。
行き過ぎと思えるような事象が起きてくる事を考え合わせて、Jの理念を守る監視委員会みたいなものを作ればどうでしょうか。
予め、徹底的に利権構造が産まれてくる要因を排除した上で、ある程度の強権を与えてもいいかと思います。
色々な方面の識者で構成し、半分は女性に担ってもらう。
どちらかといえば、女性のほうが権力になじまないと思いますので。
競争と成長は一対の物だとしても、クラブチームは本来社会的責任を負っている訳ですし、Jの理念を守る代わりに、自由裁量を委ねるというのは相反する事では無いと考えます。
posted by lionheart | 2007-08-10 18:43
Re:Jリーグへ その2 徹底した競争原理の導入【キリタニ】
現状では、反対です。
JリーグのTV放映マーケットは、ほぼ国内で完結しています。
現状で放映権の自由競争原理を導入すると、この小さなパイを確実に一部のクラブが独占することになります。
今の日本では、欧州の低予算クラブの様な、移籍市場への積極的な選手売却などの戦略的選択肢が少なく、またあってもその効果が小さいと思います。
これでは、放映料を期待できず観客収入も安定しきれていないクラブは、確実に淘汰に向かうことが予想されます。
そして淘汰されたクラブはセカンドチャンスを与えられることなくJから消滅し、そのチームに代わる新クラブの台頭も大きな期待は寄せられず、リーグ全体に停滞感や閉塞感が走る、という第2のフリューゲルス現象が発生、というシナリオも考えられます。
とはいえ、おっしゃる通り、今後も永久に横並びではJの発展はそこまでだと思います。
どこかで自由競争を導入するべきで、それは少なくとも、観客収入という安定した基礎体力が各チームに備わり、現行の2部リーグ制が完成した時ではないかと考えます。
それまで移行期間として、まずは観客動員に結びつく地元メディア露出戦略に対し、各チームに今以上に努力を促す仕組みが必要だと考えます。
『競争自由化』という大きな青写真に向けて、JFAが現在の放映料の中から、各クラブのメディア予算の助成金を設けるとともに、規制を緩和していく、というのも1つの手だと思います。
また同時に、アジアや夏のシーズンオフ期間中の欧州をターゲットにしたマーケティングの様な、放映収入全体のパイを広げる動きをJFAに期待します。
明日、フランスから来たサッカーファンの友人達と東京-大分戦を見に行きます。
そこでマーケティングリサーチ&セールスを敢行してみます(笑)
posted by 観客席の1、5列目☆リケルメ | 2007-08-10 20:27
mmさんへ
別に議論するつもりはなかったのですが、そこまでキッパリと反対を言われるのであれば、反対派を代表して、どうか僕との議論にお付き合いください。
>私は反対です。
チームの努力はチーム力の向上と集客、地域に根ざしたチーム作りの方に向けられるべきだと思います。
TV放映権の自由化がチーム力向上と集客に対してマイナスの効果を生むものだと僕は思いません。なぜならば現状、得をするチームと損をするチームはあるでしょうが、どちらにせよチームの努力と頑張りがそこにダイレクトに反映されるものだからです。
また地域に根ざしたチーム作り…とは具体的に言うとどういう事ですか?そしてそれとTV放映権の自由化はどのような離反関係にあるのでしょうか?
>川淵キャプテンは今となっては様々な所で批判を受けていますが、彼が言い出した「100年構想」と「企業主体ではなく、地域密着型のチーム作り」は正しい方向性だと感じています。
彼の理念は別として、現実的には“読売”を否定した彼が、日本代表という“読売ジャイアンツ”を拵えてJクラブの財産と権利を収奪している…という側面も僕には見受けられる訳です。
企業主体か地域密着か…この論理は分かるようでいて僕にはその実体が良く分からない。
あなたの目から見て横浜マリノスは企業主体ですか?地域密着ですか?ヴィッセル神戸はどうでしょうか?そして東京ヴェルディが今もJ2であれだけの戦力を保持して戦えているのはなぜなのでしょうか?
プロサッカークラブというものも一つの企業体であり、そこには様々な企業との連携やスポンサーシップが不可欠な筈です。ある企業からの出向役員が社長を務めること等罷り成らん…とJの理念がそう言うのであれば、この今の現状をあなたはどう説明しますか?
理念は理念としてある事については承知しますが、企業主体がどうのこうの…の論理は現状ではどう考えても不毛です。そして地域密着という概念もソシオという根源的なシステム論にまで行き着かねば僕には“絵に描いた餅”にしか見えない。口でそれを謳う事は現状でもすべてのチームがしている事と思いますが、その実体は様々でしょう。そしてその事が1企業体としてのクラブ経営の生き死にを担保するものではないのです。
>そうした中でいわゆる「メディア戦略」を各チームが受け持った場合、潤沢な資金を持つ企業が前面に出てきてしまうのではないでしょうか?
一部の金持ちチームに選手が集まり、メディアへの露出も偏る。そこにはお金による“競争原理”のみが残るのではないでしょうか。
あなたはそれを“問題”である…という観点で論じているようですが、僕にはそれがどのような“問題”であるのかが分かりません。
欧州サッカーの在り方を否定するのであれば、きっとそうなのでしょう。が、欧州をそのモデルケースとして目指さないのであれば、Jリーグはどこを目指して進化してゆくのですか?これから追いつき追い越し、戦うべき相手は世界であり、欧州なのではないでしょうか?
>Jリーグのチームであればサッカーに対する努力によって勝負をすべきであり、メディア戦略によって生き残りをかけるのは努力の方向性が違ってくる気がします。
アマチュア…であればそれで良いでしょう。
けれどもサッカー選手がプロであるように、クラブも1つの企業体としてプロでなければならない。株式会社であれば出資者の為にも、従業員の為にも、選手の為にも、そして地元地域の為にもクラブ存続と繁栄を念頭に、自らの企業価値を自ら自身で高め価値あるものにしてゆかねばならない…僕はそう考えます。
posted by 桐谷 | 2007-08-10 22:45
kumaさんへ
>個人的な意見を述べさせていただくと、テレビとの結びつきが強くなることが堕落につながるというのはありうると思います。
僕の観点では、それはサッカーの堕落の前に、テレビメディアの堕落であり、それを観る者の堕落なのだと思いますね。そしてそれを拒んでいては日本にレアル・マドリーもマンチェスター・ユナイテッドも誕生しないでしょう。
>巨大な利権が絡むと目的と手段を履き違える輩が多く排出してくるせいでしょうか?
これも避けては通れない一本道です。その中から真のビッグクラブが誕生してゆくのだと思います。
posted by 桐谷 | 2007-08-10 22:56
宵猫さんへ
>ちょっと見てみたい気もしますがやっぱ格差社会はコントロールしないと辛いので一部とか段階的にならいいのかもしれないかと。
数試合分の放映権をクラブの裁量で営業させてみればいいんじゃないかなとか考えます。
ごめんなさい。僕はせっかちなんですよ^^;中東のクラブチームの成長力は凄まじいものがあります。このまま数年放置すれば、Jは彼らに取り残されてしまうでしょう。
posted by 桐谷 | 2007-08-10 22:58
NFNLさんへ
>しかしそうなるとサッカーに対する勝敗以外の何か(個人的にはそれが文化だと思っています)が生まれる事にもなるのではないかという期待もあります
プロ野球や今のJリーグの行なっている横並び方式はある種結果を非常に重要視した方法です
結果、勝敗を重要視するからこそその機会出来る限り均等にしようとする
結果は熱狂への一番の近道ですからそこを重要視する方法をとりたいという考え方は理解できますが、本当の意味でサッカーが根付くために必要なのは文化であり、文化とは勝敗や結果を越えた部分にこそあるように思います
非常に興味深い解釈ですね。結果を重要視するからこそ…の逆説的な論理は、日本人のこの国のサッカーに対する象徴的な概念を見事に言い表していると思います。そしてそれを乗り越えた先に、“文化”というものが根付いていくのでしょうね。
>ただ競争原理の導入は今まで全く慣れていない方法ですのでかなりのリスクはありそうですね
第2、第3のフリューゲルスを覚悟しないといけないような気もします
これを恐れていてはプロスポーツは成り立たないものだと思いますし、そもそも1企業としてその存続が危ぶまれるとすれば、それは競争原理うんぬんの前に経営者としてプロとは言えません。
これはサッカーに限らずあらゆる分野の普遍の条理ではないでしょうか?
どれだけの競争にさらされても、例え下部に降格しても、そこで生き残る経営手腕・リスクマネージメントの手法というものは必ずあるはずです。
逆に僕は保護主義がもたらす弊害こそ、その未来から見ればさらに大きなリスクであると考えるのですが^^;
とても興味深い見解をコメントいただきありがとうございました。
posted by 桐谷 | 2007-08-10 23:19
部下Dさんへ
>放映権に関しては、正直なところ反対ですね。
ほぼ確実にプロ野球と同じ公に出来ないような黒い噂とか悪い影が染み付いてしまいます。
あまり企業を絡ませると、セリエAで問題になったような八百長問題も表れるかもしれませんし・・・考えすぎかもしれませんが・・・
これを語るときにどうして現状のそれは是であり、自由化のそれは非であるという発想に自動的になるのでしょうか?
あまり企業を絡ませると…と言いますが、現状母体企業との絡みの無いクラブなどありますか?そもそもプロ組織であり企業体である彼らが、自分達のゲームというコンテンツを、自身の経営戦略に基づき営業活動することに何の問題があるのでしょうか?
>競争原理は必要だが、企業の利権絡みの無い方向でいって欲しいと思うのは、理想論過ぎるでしょうか?
そこに利益がないのなら企業は何のアプローチもしない筈です。逆に一切の利権を目的にせず金だけくれ…などという企業(クラブ)が存続できるものでしょうか?
posted by 桐谷 | 2007-08-10 23:32
みずはさんへ
>1位2位のクラブをより強くすることで世界と戦うという理論は間違ってはいないと思います。ですが、私は10位…いや、16位…いやいや、J2:5位(以下エンドレス)のチームをより強くすることで、世界と戦えるようにしていくべきだと思います。そして、それはけして不可能なことではないと考えています。
僕は1位、2位のクラブが強くなれば、そのチームと対戦できるすべてのチームが素晴らしい経験を得られるものと信じています。サッカーは強い相手と真剣勝負の試合をしてこそ強くなれるのではないでしょうか?
マンUやバルサとは言わないまでも、Jにガラタサライやオリンピアコス並のチームが誕生すれば、それとガチンコで対戦できる他のJチームのメリットは非常に大きいものと僕は思っています。
posted by 桐谷 | 2007-08-10 23:40
lionheartさんへ
>ただし、ただ裁量を委ねるだけだと根底に商業主義が来る事は明らかに思えます。
それだとJの理念を逸脱し、逆に荒廃しかねない。
そこで歯止めをかけることも必要だと考えます。
行き過ぎと思えるような事象が起きてくる事を考え合わせて、Jの理念を守る監視委員会みたいなものを作ればどうでしょうか。
僕は財団法人JFAが管轄する日本代表の行き過ぎた“商業主義”には反対ですが、1営利企業たるクラブチームの“商業主義”には何ら否定されるべきところは無いものと考えます。
またJの理念…という錦の御旗の存在価値も分かるようで分からないんですよね。
企業スポーツの定義がまず分からない。現状のJチームはどうでしょうか?その理念に合致しているのでしょうか?いないのでしょうか?
スポンサードは良くても出向社員の社長就任は非…などの具体論であれば理解できますが、これではJの多くがその高邁な理念に反する筈ですし、であれば何が問題の本質なのでしょうか?
posted by 桐谷 | 2007-08-10 23:55
観客席の1、5列目☆リケルメさんへ
>JリーグのTV放映マーケットは、ほぼ国内で完結しています。
現状で放映権の自由競争原理を導入すると、この小さなパイを確実に一部のクラブが独占することになります。
今の日本では、欧州の低予算クラブの様な、移籍市場への積極的な選手売却などの戦略的選択肢が少なく、またあってもその効果が小さいと思います。これでは、放映料を期待できず観客収入も安定しきれていないクラブは、確実に淘汰に向かうことが予想されます。
ではその一部のクラブの人気を、その他のクラブで分け合う現状をあなたが是とするのであれば、現状の一部のクラブの努力に対する報いは妥当だと考えますか?
一部のクラブは始めからこの地位を手にしていた訳ではない。絶え間ない努力の積み重ねで今の地位を手に入れたチームです。けれどもTV放映権というクラブ収入のかなり大きな要素について、これまでの努力が報われないこの状況を看過しろというのでしょうか?
また“徹底した競争原理の導入”には当然移籍係数の問題も入ってくるでしょう。クラブの自主自立に任せる…とは最終的には可能な限りすべての経営権を委ねるという事です。
そこで成長するものもしないものも出てくるでしょう。そしてそれは各クラブの1企業体としての手腕と能力の問題であり、競争原理うんぬんの問題ではない。それは一般社会においても普遍の原理ではないでしょうか?
>これでは、放映料を期待できず観客収入も安定しきれていないクラブは、確実に淘汰に向かうことが予想されます。
淘汰される…はそもそも被害者の論理ではないですか?
平等で公平な競争が産み出すその結果に、勝者と敗者がいることは認めますが、それは加害者と被害者を生むものではないはずです。
また例えそこで敗れ去っても、必ずしも彼らが消えてなくなるわけではない。J1からJ2に落ちても、そこで消えたチームが居ない様に、2~3億のTV放映権の分配が消えても、ただちにそれが0になるチームがあると思いますか?
“確実に淘汰に向かうことが予想される”その根拠はなんでしょうか?
Jからアジアを対する働きかけについては、次回か次々回ぐらいにでもまた本文をたててみるつもりです。もしよろしければまたお付き合いください。
posted by 桐谷 | 2007-08-11 00:20
Re:Jリーグへ その2 徹底した競争原理の導入
桐谷さんこんばんわ。
桐谷さんが目指すリーグは私の目指すリーグでもあります。
平等という殻から脱しない限り世界と対等に争えるクラブに育つのは難しいでしょう。
リスクあってのリターンですし。
利権が絡むのは当たり前で「リーグ発展」と「利権」は”平行線”であり、決して交わってはいけない(八百長など)がいつも隣りにいる。
ただ現状では時期尚早だと思います。
それは地盤が出来上がっていないからです。
私も資金力の無いクラブの経営悪化により存続できないことを懸念してます。
桐谷さんはマーチャンダイジングやスポンサー収入と提案されてますが、これは難しいのでは?と思います。
資金力が無ければスター選手はもちろんいませんし全国的な認知も低い訳で、そんなクラブにスポンサーが付くというのは困難ですし他の収入を探すにもターゲットはごく狭い範囲でしょう。
欧州では若手を育てビッグクラブに移籍というサイクルも確立されてます。
拙い文章ですみません。
結局何が言いたいかというと、まずはアジア全体での移籍が頻繁に行われるようになる必要があるでしょう。
「アジアでのマーケット拡大」
これが無いと厳しいかと。
駄文すみません。
posted by エルコンドルパサー | 2007-08-11 00:23
Re:Jリーグへ その2 徹底した競争原理の導入
桐谷様へ
理想としては、確かに競争原理を働かせる、その為に放映権手初めて、色々と自由化させるというのは分かるのです。
ただ、どうしてもプラス面以上にマイナス面が大きく思えてならないのです。
見方一つだと思うのですが、例えば、企業が努力するのは良いでしょう、選手が従業員であると考えれば、確かに選手の頑張りもあるでしょうが、しかし、根本に戻って、プロスポーツを運営する事と企業運営とはまた別物であり、それは例えば、工場を持つ生産業とサービス業の違いと同じく従業員に求められるものの違いではないでしょうか?
プロスポーツ選手が、そのスポーツ以外で努力しないといけない仕組み、練習よりもCMなどの視聴率を求めるマスコミによって使われる事になった場合、結局選手を潰す事になるのではないのでしょうか? それでは、本末転倒のような気がします。
つまり、求めるのは、選手が厳しい環境下で才能を切磋琢磨できるようにする事であって、その為に、チームが無くなっていくという状況はまずいと思うのです。
ただ、これは、Jリーグにまだ基盤が出来ていない、仕組みが出来ていないからであって、将来的な可能性であれば、考えられる話だと思います。
ただ、まずは、エルコンドルパサー様が仰られるように、移籍市場の活性化、特に現行の日本人の保守的な考えの影響にあるのか、意識を悪いものと捉える風潮をなくす事と、移籍先が欧州しかないような状況の打破が必要になると思います。
これで、漸くチーム間の自由競争が可能になり、その上で、サッカー自体が、もう少し日本に根付く事による、視聴者、ユーザの確保が必要だと思います。
現行の視聴率では、マスコミがそれほど触手を伸ばしたいと思うほどのコンテンツではないというのが、Jリーグの評価だと思いますので・・・
再びの長文失礼しました。
posted by 部下D | 2007-08-11 00:53
Re:Jリーグへ その2 徹底した競争原理の導入
一応追記ですが、母体企業との絡みの無いクラブで言えば、清水や京都などの市民クラブなどもありますし、新潟のような例もあります。また、2005年に浦和も三菱自工との損失補填契約を解除するなどしており、独立採算制のチームはあります。
スポンサー企業の無いバルセロナのようなチームは流石にありませんが、最近では、徐々に独立企業化してきているチームが増えているのも事実です。
ま、自分達のゲームをコンテンツ化するという経営戦略はありなんでしょうけど・・・
posted by 部下D | 2007-08-11 01:08
Re:Jリーグへ その2 徹底した競争原理の導入
桐谷さんへ
Jの基本的な理念は下記の3点になります。
1.日本サッカーの水準向上及びサッカーの普及促進
2.豊かなスポーツ文化の振興及び国民の心身の健全な発達への寄与
3.国際社会における交流及び親善への貢献
憲法みたいなものですね。^^
確かに曖昧で漠然としたものですが、それでも自分が勝手に思い描くJの理念から遠いものではないと思います。
そこで、
1.日本サッカーの水準向上及びサッカーの普及促進
この部分で、自由裁量を与えるのに賛成なのですが、
2.豊かなスポーツ文化の振興及び国民の心身の健全な発達への寄与
ここのところでひっかかります。
桐谷さんは書きました
>1営利企業たるクラブチームの“商業主義”には何ら否定されるべきところは無い…
社会通念上は理解します。が、それでも否定したいと思っています。
無制限の自由裁量は利益を追求する事自体が目的になりやすいからです。
ちなみにJの活動方針です。文末にちょっと付け足してみますね。^^;
1.フェアで魅力的な試合を行うことで、地域の人々に夢と楽しみを提供します。(儲かれば…。)
2.自治体・ファン・サポーターの理解・協力を仰ぎながら、世界に誇れる、安全で快適なスタジアム環境を確立していきます。(儲かれば…。)
3.地域の人々にJクラブをより身近に感じていただくため、クラブ施設を開放したり、選手や指導者が地域の人々と交流を深める場や機会をつくっていきます。(儲かれば…。)
4.フットサルを、家族や地域で気軽に楽しめるようなシステムを構築しながら普及していきます。(儲かれば…。)
5.サッカーだけでなく、他のスポーツにも気軽に参加できるような機会も多くつくっていきます。(儲かれば…。)
6.障害を持つ人も一緒に楽しめるスポーツのシステムをつくっていきます。(儲かれば…。)
うまく言えないのですが、こんな事になったら夢や理想を語る事ができなくなりそうで…。orz
posted by lionheart | 2007-08-11 02:05
Re:Jリーグへ その2 徹底した競争原理の導入
桐谷さん、初めまして。よも木と申します。
自分も、何人かの方が書かれているように。将来的には賛成です。ですが、これが数年以内に行われることには反対です。何故なら、今のJリーグと各クラブは、放映権料というものによって、「生かされている」気がするからです。
理想としては、桐谷さんが仰る通り、各クラブの裁量に委ねるべきかとは思います。しかし現実として、クラブ存続に放映権料に頼るクラブも少なくはありません。近い未来で各クラブの裁量に任せれば、クラブの縮小または解散になるクラブが出るでしょう。それもまた勝負の世界とも言えます。
しかしながら、私見ではありますが、クラブ数が減り、一部のクラブが勝ち続けるようになれば、自分はJリーグは失敗だと感じます。毎年上位が同じようなクラブのリーグなんて、正直面白味がありません。日本を代表する選手がそろったクラブと、お金が無くて戦力の全く整っていないクラブの試合など、(目当ての選手でも居ない限り)お金を払ってみたいなど思いません。勿論、自分のような考えが他にも居るとは限りませんが、Jリーグに興味を無くす人が増えるかもしれません。(実際、自分は東京VがV川崎の時代の黄金期、一時期Jリーグを見るのをやめていました)
言い方は悪いのですが、だからこそ、今は放映権料によって、各クラブとJリーグ自体を「生かしておく」時期だと思います。そして、各クラブの地盤を整わせて(具体的には、各クラブが専用のスタジアムを持つ、集客数平均が全チーム1万人を超す、など)、競争をするのは、そこからでもいいのかと思います。
それと、これは質問なのですが、放映権料を徐々に減らすということは出来ないのでしょうか?
posted by よも木 | 2007-08-11 02:34
エルコンドルパサーさんへ
>ただ現状では時期尚早だと思います。
それは地盤が出来上がっていないからです。
私も資金力の無いクラブの経営悪化により存続できないことを懸念してます。
どうしても弱者救済から論理が発してしまいますね。これも日本人の習性なのでしょうね。良い部分でもあり勝負の世界に馴染まない弱い部分でもあるような気がします。
1企業として、営業収入の見込みの中で収支をやりくりするのは当然の事で、それができない企業はサッカークラブならずとも破綻するものでしょう。勿論、今日言って明日から…などと言うつもりはありませんが、1企業が当たり前の経営努力の果実を当たり前に自分のものとする…その当たり前の姿に速やかに立ち返るべきだという思いに変わりはありません。
努力したものが報われず、その努力の足りないものが過分な報いを享受する…といった風潮は勝負の世界に馴染まないとやはり僕は思います。
またそうしたからと言って、アルビレックス新潟は、川崎フロンターレは、破綻するでしょうか?これまでもたゆまぬ努力をしてきたクラブは、逆にそれを好機としてさらに飛躍するのではないかと僕は思っています。
>「アジアでのマーケット拡大」
これが無いと厳しいかと。
これは次に書くつもりですが、現状で決して利益になることではないと思います。先行投資…の視点がなければ、大きな失望を味わうものと僕は考えています。
posted by 桐谷 | 2007-08-11 05:52
部下Dさんへ
>プロスポーツ選手が、そのスポーツ以外で努力しないといけない仕組み、練習よりもCMなどの視聴率を求めるマスコミによって使われる事になった場合、結局選手を潰す事になるのではないのでしょうか? それでは、本末転倒のような気がします。
ロナウジーニョは潰れましたか?クリスチャン・ロナウドもそうなんでしょうか?ルーニーも?
TV放映権の自由化が“選手を潰す”はさすがに論理として飛躍しすぎではないですか?
>つまり、求めるのは、選手が厳しい環境下で才能を切磋琢磨できるようにする事であって、その為に、チームが無くなっていくという状況はまずいと思うのです。
どうしてチームが無くなってしまうのか?ここを前提の議論には返す言葉が見当たりません。
また清水エスパルスは確かに母体企業が無いのかもしれませんが、もっともJの理念に合致した地域密着の優等生たるこのチームにも以前“経営の危機”が存在した事を思い出してください。
企業主体でなければ経営危機は起こらない…地位密着ならば存続の危機など迎えない…は幻想です。経営者の手腕に問題があれば、どのような環境・状況であろうとも危機は必ず起こり得るのです。営業収入の中で収支をやりくりする…その当たり前の経営手腕さえあれば、何連敗しようが下部に降格しようが、クラブの存続に差し障りはありません。それは競争の問題ではなく経営手腕の問題です。
posted by 桐谷 | 2007-08-11 06:05
lionheartさんへ
お忙しい中、お付き合いいただきありがとうございます。以前確実に目を通したものですが、今読み返しても僕にはまったく意味不明なままでした^^;
“フェアネス”というものは、勝負の世界に欠かせない鉄則であるとも僕は思います。
その公平である…という規律は、弱気を助け…という道徳観念とは本質的にまったく異なる要素であると僕は思います。
それぞれの営業努力がそれぞれの結果に結びつくというTV放映権の自由化は、僕はとてもフェアであり、当たり前の原則なのだと考えます。
>無制限の自由裁量は利益を追求する事自体が目的になりやすいからです。
lionheartさんはそうおっしゃいますが、僕から見ればこれは無制限でもなんでもなく、企業活動としてやっぱり当たり前の原則だと思うんですよね。ここの部分は平行線ですね^^
posted by 桐谷 | 2007-08-11 06:18
Re:Jリーグへ その2 徹底した競争原理の導入
Jリーグ各クラブ2005年決算数値です。↓
(2006年度のデータ一覧が見つかりませんでした。「Jリーグ100チームを目指してwiki版」より)
http://wiki.livedoor.jp/achakun/d/%a3%ca%a5%ea%a1%bc%a5%b0%b3%c6%a5%af%a5%e9%a5%d62005%c7%af%b7%e8%bb%bb%bf%f4%c3%cd
各項目の一番右端にあります「詳細」をクリックすると、各クラブの経営成績が確認できます。
「Jリーグ配分金」「営業利益」この2つの数字は、今回のテーマに対し参考になると思います。
但し、この「Jリーグ配分金」にはJリーグ賞金が含まれていると思います。
(賞金:年間優勝2億円、2位1億円、3位0.8億円。カップ戦優勝1億円、2位0.5億円、3位0.1億円)
優勝賞金を差し引くと、『J1の1クラブ平均で約2億円』がJリーグから分配されていることになるかと思います。
それに対してJリーグの2005年度収支決算です。↓(「Jリーグ公式サイト」より)
http://www.j-league.or.jp/search/?c=00001289&type=news&s_keyword=%8C%88%8EZ
「放送権収入」が約49億円となっています
(おそらくJリーグの「収入合計」の約120億円を原資に、規定に基づき各クラブへ配分している仕組みかと思われます。)
乱暴に理解すると、クラブへの配分金の約40%が
全体に対する「放送権収入」の割合と言えるかと思います。
先ほどの、『J1の1クラブ平均で約2億円』の40%ととして、約8千万円が1クラブ当たりに『放送権料』として分配されていると考えられます。
(規定を読んでもJリーグの分配金制度の詳細が分からなかったため、実際の割合とは異なると思います。おそらく特にJ1とJ2の分配金で
は全体の放送権料の割合が違うであろうため実際は『J1クラブ当たりの放送権料の内訳』は、約1億円程度かもしれませんが、ご了承下さい。)
各クラブの『営業利益』だけを見ますと、J1の18チーム中の11チームが黒字なのですが、
『8千万円の放送権料』を差し引きますと、浦和・名古屋・東京・ジェフのみが黒字となります。
実に、18チーム中の14チームが赤字に転ずるということです。
今回、自分の勉強不足を痛感したため、まずはデータを集めてみました。
長文になりまして、申し訳ありません。
僕の解釈は、次のコメントにて展開させて下さい。
posted by 観客席の1.5列目☆リケルメ | 2007-08-11 06:29
よも木さんへ
なぜかTV放映権を自由化すれば、即座にチームが潰れる…との論理から皆さんコメントされますが、現状TV放映権の分配は多くても2億程度と思われ、それを含む各クラブの営業収入は概ね20億~30億程度のものと思われます。
この1割程度の収入をどう見るかはそれぞれでしょうが、これがただちに0になるチームはないのではないかと思いますし、どうしてそのメリットの部分は語られず、デメリットの部分だけが語られるのでしょうか?
>しかしながら、私見ではありますが、クラブ数が減り、一部のクラブが勝ち続けるようになれば、自分はJリーグは失敗だと感じます。毎年上位が同じようなクラブのリーグなんて、正直面白味がありません。
クラブ数が減り…が既成事実かのように議論の前提になるのは理解しかねますが、これを否定するとすれば欧州のサッカーシーンを否定する事になります。あなたがそれを良し…としないのは承知しましたが、むしろ僕はそうならなくてはJリーグはアジアの片隅の隔絶されたリーグのままそこに埋もれてしまうのだと考えます。
posted by 桐谷 | 2007-08-11 06:38
Re:Jリーグへ その2 徹底した競争原理の導入
桐谷さんへ
〉ではその一部のクラブの人気を、その他のクラブで分け合う現状をあなたが是とするのであれば、現状の一部のクラブの努力に対する報いは妥当だと考えますか?
一部のクラブは始めからこの地位を手にしていた訳ではない。絶え間ない努力の積み重ねで今の地位を手に入れたチームです。けれどもTV放映権というクラブ収入のかなり大きな要素について、これまでの努力が報われないこの状況を看過しろというのでしょうか?
僕の見解では、それでも現状「YES」です。
なぜなら、リーグ全体が不健全に陥れば、一部の人気クラブにもデメリットが大きいからです。
各クラブの『営業成績』を改めて見ます。
『広告料収入』と『入場料収入』を比べますと浦和と新潟以外は、『広告料収入』の割合が
かなり高いことが見受けられます。
『広告料収入』の大半はスポンサー料だと思いますので、地域密着から始まったJリーグでは、既に地元の大手企業とは契約しているはずなので、ここを新たに伸ばすことは難しいはずです。
(『その他』は選手売却益やイベント収益でしょうか?すみません分からないので、無視します。)
であれば、やはり『入場料収入』を伸ばしていくしかないと思います。
ですが、『入場料収入』は一朝一夕ですぐ伸びるものだとは考えられません。また活動機会を増やすほどに、今度は『営業費用』がかさみ、『営業収入』は一時的に落ち込むものだと理解します。
なので、ここでもし突然『放送権料』の分配を撤廃すれば、クラブの約80%が赤字に陥り、
今度は予算を縮小していく方向に。クラブは『営業費用』に投じることができなくなり、『入場料収入』は落ち込む結果になり、魅力のなくなったクラブに対し、今度はスポンサーが離れていき
『広告料収入』も下降する、というの可能性が一番高いと思います。
ここまできたら、あとはおきまりの負のスパイラルです。
最悪の場合には、株式会社である以上、倒産も考えられるでしょう。
リーグの約80%のチームがそういう状況からスタートすれば、一部のクラブがどうこうという問題ではなくなり、リーグの存続自体に赤信号が灯されるのではないでしょうか?
僕は素人なので、スポーツビジネスのことは詳しくは分かりません(文章もド下手です)。
ですが、企業の建て直しよりも、もっと中長期的な視点に立たなければ各クラブの収益構造は簡単に変わらない、と思います。
であれば、今早急に『自由競争』を取り入れることのメリットよりも、デメリットの方が大きいと思います。
かといって、前回も言いましたが、このままで良いとは思いません。
今までにも時間は平等に流れていたわけですし、また『自由競争』を取り入れるJリーグのメリットも大きいと感じるからです。
僕のJリーグの理想は、欧州型のリーグです。
いろいろな制約の多い日本では不可能かもしれないけど、それこそが大きな夢です。
桐谷さんと同じである様に思います。
ただし、今回の問題は、中長期的な計画を練ってでなければ、逆に弊害の方が大きいので、この点だけは譲れないと思いました。
(あるいは、僕が間違えていて、世界から見ると『今』しかないのかもしれませんが……そうだとすれば、かつてないほどの多大な痛みの中での改革ですね。僕のは一般論に過ぎないです。)
大変長文になりましたが、今回は大変勉強させてもらいました。
不勉強で恐縮の至りですが、最後までお読み頂き、ありがとうござます。
posted by 観客席の1.5列目☆リケルメ | 2007-08-11 08:14
Re:Jリーグへ その2 徹底した競争原理の導入
桐谷さんへ
いつも丁寧に返事をいただきありがとうございます。
>それぞれの営業努力がそれぞれの結果に結びつくというTV放映権の自由化は、僕はとてもフェアであり、当たり前の原則なのだと考えます。
僕はこれを否定するところからは出発はしていません。むしろ賛成なんです。更に…。
僕>無制限の自由裁量は利益を追求する事自体が目的になりやすい…。
桐谷>ここの部分は平行線ですね^^
これは、商業主義からイメージするものが違うのだと思います。
僕のイメージする商業主義。
「利益だけに価値を見出す主義とでもいいますか、拝金主義に似たもの。」
桐谷さんの文言から受ける商業主義。
「他者との競争により新しい価値を生み出していくもの。」
どうでしょうか、違うでしょうか?
巧く書けないので誤解を与えてるかもしれません。
それに、僕がJの理念なんか持ち出したから余計におかしな事に…。orz
ただ、Jの理念を持ち出したのは、それに代わる規範となるべきものが見当らなかったからです。
具体的な例としてあげるならば、「介護事業撤退のコムスン」、また「北海道のミートホープ」を思い描いて頂ければと思います。多くを語るよりも雄弁な悪い例だと思います。
桐谷さんは書きました。
>均等分配のシステムを廃止し、各チームの裁量に委ねるべきである
どうも一般的な企業の営利活動を思い描いて、話を逸らしてしまった気がしてきました。^^;
脱線ついでに書きますと…
営利活動を行うにあたっては利益至上主義でなく、考え方の核に理想や哲学、道徳、世の中の規範になるような高邁な主義主張を持って欲しいと思うのです。
儲からないから切り捨てるという非情な原則で、弱者を切り捨てるだけならず、私達の夢までもが切り捨てられるのは堪えがたい。
企業活動の原則は否定しません。がしかし、それ以前に人としての当たり前の原則を忘れてくれるなと言いたいのです。それさえあれば、僕は自由競争はいつでも大賛成です。
どうもうまく纏められません。文章にして言いたい事を伝えるのは、ほんとに難しいです。^^;
更に脱線ついでに…
以前にNHKでプロジェクトXが話題になっていましたが、あれは理想を掲げ、夢を諦めなかった人達の話だと思います。多くの人に勇気と感動を与える現実の話と言うのは、最初に理想があるのではないでしょうか。「現実はそんなに甘いものでは無い」とよく揶揄されますが、理想を掲げないで創出される現実なんてたいしたものでは無いと思うのです。
僕は、たった一つの原則を守れば、もっといい世の中になると信じています。
僕は自分の子供に言い聞かせます。
「人の不幸の上に自分の幸せを築こうとしてはいけないよ」と。
posted by lionheart | 2007-08-11 15:24
Re:Jリーグへ その2 徹底した競争原理の導入
これも一口では語れない、デリケートな問題ですね。
自由化したら、現在、大きな黒字を出しているチームを除き、Jリーグの試合はテレビでタダで見られなくなる可能性もありますよね(一番高く買ってくれるのはスカイパーフェクトTVなどの有料放送局でしょう)。
逆に、各地域のテレビ局で、地元チームの試合の放送頻度が上がる可能性もあります。
収益のことだけ考えれば、大都市と地方の経済格差は想像以上です(新潟も人口50万人をこえる大都市ですよね。観客動員、スポンサード、ともに営業努力ではこえられない壁があります)。
桐谷さんも指摘されているドメスティックな現状のJリーグが、大都市のビッグクラブと地方クラブに分かれて、なお魅力を維持できるか疑問もあります(すでにそういう状況になりつつありますが……)
正解がない問題だけに、難しいですね。
個人的には、将来的には賛成かなという気がします。
UEFAカップのような魅力的な国外コンテンツの誕生(すでにあるもののパワーアップ)。
放映権自由化はその次でしょうか。
アジアのサッカーコンテンツは、自由に競争させるにはひ弱で、まだまだ大きな力の下での開拓が必要なのではないかという気がします。
posted by baron | 2007-08-11 15:34
観客席の1.5列目☆リケルメ さんへ
まず、TV放映権の自由化をしたところで、それが\0になる…という前提は現実的ではないように思います。
そしてもう一点、あなたの算出した分配金(約1億程度でしょうか)が、予め営業収入として見込めないのであれば、まともな企業というものは収支を削って欠損を出さないように努力するものです。
またそれができなければ、どのような業種・業態の企業でも赤字決算になりますし、何年も続ければ債務超過になります。
>リーグの約80%のチームがそういう状況からスタートすれば、一部のクラブがどうこうという問題ではなくなり、リーグの存続自体に赤信号が灯されるのではないでしょうか?
あなたの算出によるところの、それもたった一部のチームの1億円足らずの営業収入の不足で、リーグの存続に赤信号が灯されるのであれば、それは景気サイクルの小さな波やJリーグ人気のこれまでの趨勢によってバタバタと倒れていなければならない。
しかし現実そんなことはない訳です。
Jリーグのクラブ経営の在り方も、初期の頃の努力の仕方が分からない…という状態から比べれば僕はどんどん成長してきていると思うし、足腰の強い経営基盤を築きつつあるように思います。
選手もプロであるならば彼らもプロになりつつあるのだと思います。自らの自助努力により新潟や川崎、甲府などのクラブとしての成長は目覚しいものがあると思います。そしてその他のクラブもこれに続けない訳はないと思うんです。
その点に関してだけは僕は楽観しています。
マーケットの規模と深度は違いますが、欧州という良いモデルケースが存在する。
アジリティが日本のサッカーの特徴とされるように、キャッチアップ能力の高さは日本企業の最も得意とするところな訳です。
そしてそれができてこそ、Jリーグは成長し磨かれてゆくものと僕は思います。サッカーだけがそれ単体で強くなってゆく訳ではない…と。
>大変長文になりましたが、今回は大変勉強させてもらいました。
不勉強で恐縮の至りですが、最後までお読み頂き、ありがとうござます。
とんでもない。お忙しい中ネット上の数字まで拾ってお付き合いしていただき感謝します。
この件に関しては意見の相違が埋まらないかも知れませんが、また違う話題であればあなたとはほとんどの部分で共感し得る筈です。
いつも熱心なコメントありがとうございます。できればまたお付き合いください。
posted by 桐谷 | 2007-08-12 07:25
lionheartさんへ
>僕は、たった一つの原則を守れば、もっといい世の中になると信じています。
僕は自分の子供に言い聞かせます。
「人の不幸の上に自分の幸せを築こうとしてはいけないよ」と。
とても良い言葉ですね。
これは簡単そうでいて、実はとても難しい事だと思います。そしてだからこそ、とても価値ある箴言であると思います。そう言ってくれる親に育てられるお子さん達はとても幸せ者ですね。
こちらの身になってまで解釈していただきご苦労さまでした^^;
おっしゃる通り、僕は企業というものが自らの“利益至上主義”に陥ってはいけない…と考えます。サッカーに限らず、公益を省みない企業活動など成立するものではない。また顧客利益を提供できない商業活動など存続不能であると考えます。それならば市場原理で淘汰される。
誰がどんな不公平な手を差し伸べようとも、それでは生きてゆけない。サッカーに限らず、僕はそう考えています。
この点であなたとそれほど意見の相違がない事を知って安心しました。
僕はlionheartさんの意見と文章が大好きなんですよ。今回は少しの意見の合わない部分もあったかも知れませんが、これに懲りずぜひまたお付き合いください。今後ともよろしく^^
posted by 桐谷 | 2007-08-12 07:39
baron さんへ
>正解がない問題だけに、難しいですね。
個人的には、将来的には賛成かなという気がします。
“正解”の定義は僕には分かりませんが、その前段階として“資本主義社会の条理”と市場原理における“優勝劣敗の原則”は、クラブ経営という経済活動の中で決して見失ってはいけない部分だと思います。
今のシステムで利益(メリット)を受けているクラブが、そこを離れて自主自立できる経営基盤や企業体としての生命力を持ち得ないままこれからも存続してゆくのだとすれば、Jリーグにとってもそちらの方が遥かに深刻な自体なのではないでしょうか?
>桐谷さんも指摘されているドメスティックな現状のJリーグが、大都市のビッグクラブと地方クラブに分かれて、なお魅力を維持できるか疑問もあります(すでにそういう状況になりつつありますが……)
おっしゃる通り今のままのシステムを継続してもその差はどんどん広がってゆくでしょう。それが意味するところを是非考えていただきたい。
TV放映権という収益の両翼の一つを放棄させられた状態で、それでも一部のチームは更に成長してゆくのです。その成長の裏づけに“あるもの”を決して見失わないで欲しいと考えます。
>UEFAカップのような魅力的な国外コンテンツの誕生(すでにあるもののパワーアップ)。
放映権自由化はその次でしょうか。
CWCはそうなり得るでしょうが、ACLはそうはならないでしょう。なぜならその前にJリーグがそうなっていないからです。Jクラブの試合を地上波で見られない今の状態では、ライトなサッカーファン層のニーズを掴める状態にありませんし、そこが抜け落ちた状態でACLの視聴率が期待できるはずが無い。そして今の状態ではACLを勝ち抜いてCWCに進むことはせいぜい4~5年に1度あるかないか…の確率ではないでしょうか。
だとすればやはり僕は、順序が逆…なのだと思います。
posted by 桐谷 | 2007-08-12 08:00
Re:Jリーグへ その2 徹底した競争原理の導入
放映権料そのものは水ものです。いいときもあれば、わるいときもあります。いまの巨人戦の有様が、ちょうどよい例です。--だから、放映権料が手に入らなくなれば、クラブもつぶれてしまうというのでは、それは、放映権料に依存するクラブの経営の方に問題があるのだと思います。
ちゃんと経営していれば、大きな放映権料がみこめるクラブは大きな規模の予算で、そうでないクラブは身の丈にあった予算で、経営と運営をすればいいのです。--その点では、ブログ主さんに同意します。
観客動員数の大きなクラブが、大きな予算をもって、競争力を強めていくというのは、避けられないことですし、それを阻害するというのは良くないことだと思います。--そこで、優勝を狙うビッグクラブと、そうではないクラブとの違いがでてきてしまうことは、避けられません。
「競争力」ということについてみれば、戦力的な均衡を維持しようとすることは、もうやめた方がよいと思います。--日本代表に選ばれるような力を持った選手が、優勝争いもできないようなクラブにいることは、日本代表にとってプラスにはならないと思います。
代表クラスの選手だからこそ、レギュラーの確約された万年中位のクラブでぬるま湯に使っているのではなく、上位チームでレギュラー争いや優勝争いの厳しさのなかに飛び込んで、自分を鍛えてもらいたい。
たとえば、千葉や広島のファンの方には申し訳ないですが、羽生や佐藤(その才能は高く買っています)がもっと代表で輝くためには、浦和やガンバといったクラブに入って、そこでレギュラーを取れるかどうか争ってもらいたい。そこで、レギュラー争いに敗れるようなら、代表選手にはまだ足りないということだと思います。
中位クラブは、残留を目標にしつつ、新たな才能を発掘して、ビッグクラブに供給するというシステムは、不可避なんだろうと思います。それでも、地域ファンの支持を手にする方法はあるはずです。取りあえず、地元のクラブの試合は地元のチャンネルで見られるようにして欲しい。
posted by ちなみ | 2007-08-12 14:20
Re:Jリーグへ その2 徹底した競争原理の導入
ここまでの議論を見て非常に不思議なのは、どなたも実際のテレビ視聴率の数字をもとに議論をされていないことです。
放映権を自由化すれば、人気クラブがもっと儲かるという理屈に根拠はあるのでしょうか。
現状のJリーグの視聴率は惨憺たるもので、浦和レッズの試合でさえ、NHK総合の関東地方限定の視聴率で5%を記録すればマシな方です。
このような現状において放映権を各クラブに委ねたところで、そもそも買ってくれないか、格安で買い叩かれるのがオチでしょう。
現在スカパーが一年で数十億という巨額の契約をJリーグと結んでいられるのは、それが一括だからという点を無視できません。非常に悪い言い方をすれば「抱き合わせ商法」ということになりますが。
競争原理をあおると言うことに反対ではありませんが、サッカー界に入る金の総額が増えなければこれほどナンセンスなことはありません。
現状でも地方の地上波放送局との間の放映契約は各クラブは自由に結べ、ローカル放送でJの試合が放送されることは珍しくありませんから、ここでいう自由化の対象となる放映権はあくまで全国放映権のことなのでしょうが、桐谷さまのご意見は、全国マーケットでのJリーグの商品価値を不当に高く見積もっておられるように思えます。
posted by マグナカルタ | 2007-08-20 12:37
Re:Jリーグへ その2 徹底した競争原理の導入
何か今更蒸し返すみたいですが、少々このお盆休みを利用して、この件を検討する為に、人脈を駆使して調べてみましたので、その報告だけでも、簡単に・・・
先に、Jリーグから各チームへの分配金は、順位賞金とJリーグ主催試合での当該チームへの分配金を除けば、ほとんどが放映権料で、おそらく放映権をJリーグがもたない段階で、各チームへの分配金は無しか、ほぼ微々たるものになるそうです。ですので、今回は分かり易く0になると仮定して調べてみました。
で、Jリーグ31チームと昇格を目指す4チーム(?)のうち、実際に全てのチームの経済状況と経営戦略を知ることは出来ませんでしたが、分かった範囲で知り合いの診断士と税理士の先生にお願いして、3年以内にJリーグからの分配金が無くなった場合の、そこから5年後のチーム状況を試算してもらいました。
結果なのですが、まず、横浜Mや名古屋などのように大企業を親企業としてバックにもっているチームや京都みたいに一企業にスポンサー料のほとんどを賄ってもらっている企業の場合は、その企業が撤退しない限りは、チームは存続します。
但し、運営面で営業人員の削減や選手強化費の削減などでマイナス分の補填を多少考えると思いますが、ほぼ現状とドラスティックに何かが変わることは無いとの結論です。
対して、大きなスポンサーを持たないチームの場合、浦和と新潟を除けば、軒並み経営不振に陥る可能性が高く、半数は5年以内にチーム解散をするとの事です。企業と同じく、1年間で5社に4社がなくなるという計算になってしまう可能性もあるとの事です。
理由は明確で、失った収入分の支出を抑える為には、強化費と営業費を抑えるしか無いのですが、強化費を抑えると選手育成と選手の獲得力が落ちるので、よほど効果的な強化が偶々成功しない限り、チーム力の低下を招き、それは入場料収入の低下を招く。営業費を抑えた結果、スポンサー獲得力が落ちて、スポンサー料が減るという結果になるとの事です。
それを回避する為の体力のあるチームが、浦和と新潟くらいじゃないかということでした。
ただ、J2の下位チームは逆に生き残る確率が高いという試算も出ていたので、順位が下がるのを覚悟できれば、チームを存続する事だけは可能かもしれないです。
posted by 部下D | 2007-08-20 12:39
Re:Jリーグへ その2 徹底した競争原理の導入
もう一点、TV局関係で調べたところ、Jリーグを民放で放映する場合、例えば浦和のような人気、実力のあるチームの年間優先放映権で1億いくかいかないかという所だそうです。
サッカーは、CMが入れ難く、スポンサーがつきにくい上、平均視聴率が6%程度の場合、やはり民放では放映権に食いつき辛いとの事です。
スカパー!などの有料放送で、(浦和の年間放映権で)大体1億円強から多くて2億円という所だそうです。
1試合単位で言えば、カードや状況にもよるが、100万円以下から5000万円くらいまでピンキリになるとの事でした。
一応、調べた結果だけ折角ですから残しておきます。
長々とお騒がせいたしました<(_ _)>
posted by 部下D | 2007-08-20 12:45
部下Dさんへ
このようなコメントに対してどう取り合えばよいのか判断しかねますが、
>実際に全てのチームの経済状況と経営戦略を知ることは出来ませんでしたが、分かった範囲で知り合いの診断士と税理士の先生にお願いして、3年以内にJリーグからの分配金が無くなった場合の、そこから5年後のチーム状況を試算してもらいました。
あなたから見ればおそらくは絶対的なこの価値基準は、僕から見れば何の根拠も無い、憶測や見ず知らずの他人の思い込みに過ぎないかもしれない…という現実をまずご理解下さい。
>実際に全てのチームの経済状況と経営戦略を知ることは出来ませんでしたが、
>浦和と新潟を除けば、軒並み経営不振に陥る可能性が高く、半数は5年以内にチーム解散をするとの事です。
どれだけ譲歩しても僕はここに実証的正当性を見出すことはできませんし、TV放映権を自由化した途端に、現在J一括で50億の放映権料をただちに¥0になるものと見積もって経済を語るあなたとのこの議論に、たいへん恐縮ですが僕はこれ以上付き合うつもりはありません。
またおそらく地上波で放送すれば、そのJの視聴率5%にも満たないであろうプレミアやセリエのような放映権を、毎年十数億と言われる契約金でスカパーが購入するのはなぜでしょうか?
そしてあなたがどれだけ業界に顔が利くのかは存じ上げませんが、
>スカパー!などの有料放送で、(浦和の年間放映権で)大体1億円強から多くて2億円という所だそうです。
であればスカパーやNHKは、なぜJ一括で50億もの契約を結ぶのでしょう?浦和が1億強ならばあとのクラブがどれだけの試算で50億に至るのでしょうか?
もしご自身の見識や情報収集能力に自信があるのであれば、トラックバックしていただいて結構ですから、そちらでご持論なりご批判を展開してください。
僕は本文の中で僕自身の推論である事を示した上で論理を展開している筈です。それに対してあなたは、根拠不明な一方的な情報や論理を、何の裏づけも無く、さも事実であるかのようにこの見ず知らずの他人のブログに展開されています。一体何が目的なんですか?
あなたがあなたの表現をあなたの場所で行うことに僕は何の批判も反論もしませんので、主張したいことがあればどうかそちらでやって下さい。
ひとつ上の方もお知り合いかも知れませんが、思い込みに基づいた論理性に欠ける反論は以後ご遠慮ください。
posted by 桐谷 | 2007-08-20 19:07
Re:Jリーグへ その2 徹底した競争原理の導入
>ひとつ上の方もお知り合いかも知れませんが
似た意見の人間が全て知り合いであるほど日本は狭くありません。
>たおそらく地上波で放送すれば、そのJの視聴率5%にも満たないであろうプレミアやセリエのような放映権を、毎年十数億と言われる契約金でスカパーが購入するのはなぜでしょうか?
地上波及びNHKBSとスカパーでは意味合いが異なります。
スカパーのHPで、スカパー社長の定期記者会見をごらんになればわかる通り、スカパーの場合、コンテンツを買う際には常に「加入者数の増加」という言葉とともに行われます。
買ったとしてもどれだけの人が見るかわからず、しががってスポンサーの動向も不確実な地上波との違いはここにあります。だからスカパーはビジネスが可能なのです。
http://ascii.jp/elem/000/000/034/34124/
こちらにスカパー社長の会見の様子がありますが、スカパーがJリーグを放映するメリットを
>特にJリーグは「人口の7割をカバーできる」視聴者層が魅力
としています。彼らがそう思っているのであれば、全てのクラブを一括で契約した方が、トータルで大きな金額を手にすることができます。
逆に、各クラブとの個別の契約とするなら、スカパー側が浦和や大阪という土地を向く必要はありません。それなら、サッカー以上に加入者数の多いプロ野球を充実した方が効率がいいですから。
サッカー界全体として、スカパーからどれだけ多くの金を取れるのかということを考えるなら、スカパーがJリーグに対して何を期待しているのかということを第一に考えなければならないはずです。そして、ここ最近のスカパー社長の定期記者会見を追いかける限り、冗談めかして「スカパーが一球団保有してもいい」と言うほどのプロ野球に対して、Jリーグはそこまで魅力のあるコンテンツではない。
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20041028/skyper.htm
>球団が1個足りなければ、我々が持ってもいいくらいの気持ちで、今後もますます力を入れていきたい
スカパーが考えるJリーグの魅力は、各クラブ単位ではなく、あくまで全国単位で営業ができるという点にこそあるわけで、してみればスカパーにしてもJリーグとまとめて契約した方が手続の煩瑣さを回避でき、Jリーグ側にしてもスカパーのニーズを知りつつ、一括にすることでより多くの金をスカパーから引き出せるのですから、ここにWin-Winの関係が成立しているわけです。
それを敢えて崩すことに、どれだけビジネスとしてのうまみがあるのか、その点に関して、あと一段の説得力があると望ましいと思います。
posted by マグナカルタ | 2007-08-21 00:10
マグナカルタ さんへ
>このような現状において放映権を各クラブに委ねたところで、そもそも買ってくれないか、格安で買い叩かれるのがオチでしょう。
現在スカパーが一年で数十億という巨額の契約をJリーグと結んでいられるのは、それが一括だからという点を無視できません。非常に悪い言い方をすれば「抱き合わせ商法」ということになりますが。
ここ数年、一向に経営状況の改善を見ないスカパーが、1個なら¥100のリンゴを18個まとめてなら¥3000で買ってくれているのだ…とあなたは言うのですね。
僕がスカパーの経営者であれば、18個ではなく浦和レッズというリンゴを1個¥100でいただきます。もしかしたらガンバ大阪やFC東京も¥100でいただくかも知れません。しかし18個で¥2000や¥3000になるのであれば、それは買わない。
これに関してはあなたがどれだけの弁舌を施しても、失礼ながら僕は聞く耳持たないでしょう。
またあなたは僕の他人のコメント・議論に対するレスを引用して何か語っていますが、そもそもあなたから振られた議論とは前提が違うレスにも関わらず、なぜそれを利用して強引に持論を展開されているのでしょうか?
>それを敢えて崩すことに、どれだけビジネスとしてのうまみがあるのか、その点に関して、あと一段の説得力があると望ましいと思います。
その言葉そのままお返ししたいのですが、もう面倒なのでやめておきましょう。あなたの目的が何なのかは僕には分かりかねますが、それほどまでに発表したいご持論があるのならば、ぜひ他人のブログではなくご自分の場所でなさって下さい。
僕はスカパーの株主でもありますからその経営状態は良く存じておりますが、あなたの言うように個別で買えば安い買い物を一括で高く買って、もともと悪い経営状態をさらに悪化させているとしたら、そのどこが『Win-Win』なんでしょうか?
そんなことをスカパーが言うなら、おおくの株主は『ふざけるなっ!』と一喝するでしょう。
とにかくここであなたのコメントに対する対応は勘弁させてください。以後書き込みはご遠慮願います。
posted by 桐谷 | 2007-08-21 01:55


