2009年06月11日

【WC最終予選】 対カタール 戦評

日本にとってむずかしい試合になるだろうことは理解していた。

ウズベキスタン戦を見れば選手達の疲弊は明らかであるし、あの激戦から中3日、長距離移動をはさんで迎えたゲームである。さらに好調を維持し、これまでチームを牽引してきた、長谷部誠、長友佑都らは居ない。尚且つ、こちらにとってはすでに消化試合である。ここで良い内容を見せろ…というのは、言うは易く行なうは難し…という要求である。また相手のカタールは、後がない勝負がかりの状況でもあったのだから。

“勝つ”という意志とコンセンサスは、終盤の闘莉王の位置取りや大木監督の選手交代からも垣間見ることができたが、逆にそれによって増えたチャンスよりも、敵に与えたチャンス、こちらにとってのピンチの方が目に付いた後半戦でもあった。

今後WCを目指し、さらに強いチームと闘っていくのが前提であるならば、むしろ僕はここでは熱く我武者羅に前へ出るよりも、勝負どころを見極めた上で必要な瞬間にキッチリとカタをつけに行くような冷静沈着な余裕のある戦いぶりも見てみたかったような気もする。多少攻めさせ、ボールを持たせてやることで見えてくる相手の隙。後半29分、同点に追いつかれるまでの1-0の状況、その70分間の攻防に、僕はそんな日本の大人びた知性と、成熟した試合運びを期待していた。残念ながらまだその域には達していないということなのだろう。

またPKについては単純に審判を批判するよりも、安易に手を使いがちなJリーグの常識自体を疑ってみる必要があると僕は常々思っている。これが本番であれば、あの1プレーで4年間の全てをふいにしてしまうかも知れないのだ。


この試合に関しても、良くも悪くも中村俊輔が目立つ試合だったように思う。

遠藤保仁が欠けてさらにチーム全体に縦に急ごうとする意識、前へ速く…という意識がうかがえるなか、中村俊輔が一人噛み合わぬリズムで孤立し、ボールを奪われるシーンが多かったような気がする。本調子で無いのは分かるし、今ひとつ周囲との連携や意志の疎通ができていないのもよく理解できる。けれども今の状況は、彼自身がそのプレーを変え、チームに順応していかなければ改善されないのではないかと僕は思っている。

要するに前で踏ん張る。シンプルにプレーしてリズムを崩さない…ということである。

この試合後半、中村憲剛がボランチの位置に下がり前線に配球したが、やはり僕はそうして中村俊輔のポジションを下げさせない方が、ボールは自然に回るのではないかと思っている。今の俊輔の最大の欠点は、後ろに下がって攻撃をスローダウンさせ、攻守のリズムを停滞させてしまうことである。本来ならば前でタメを作り、中盤と最終ラインを引き上げることで、厚い攻撃を演出してもらいたいのだ。また今の彼は少し押し込まれる展開になると、その位置に埋没してしまう。が、自陣深い位置でディフェンスを頑張ってもらうのならば、何も中村俊輔である必要は無いのだ。

『ジェラードのように…』

という中村憲剛への言葉からも明らかなように、岡田監督の目指すところはリバプールのスタイルに近いのだと思う。サッカー自体の好悪は別として、今後WC本選を目指す上でその志向は悪くないものであると僕は思っている。しかし、本来ならばカイトが入るポジションに、過剰すぎる裁量を与えられ自由奔放に動き回るリケルメが入ったとしたならば、果たしてリバプールのスタイルは成立するのだろうか?岡田イズム・スタイルと、現状の中村俊輔の使われ方を見ていると、僕はその部分にどうしても違和感を感じる。これは両者にとっての損…所謂ミスマッチなのではないだろうかと。ジェラードをやらせるのならば、寧ろ中村憲剛ではなく、中村俊輔なのではないか…と。最もそれがベストとも思わないが、今の中村俊輔の立ち居地よりは、前へという意識を持たせる上でも、遥かにベターなのではないだろうか…と。

次のオーストラリア戦はこのフォーメーションで戦うのだろうが、どちらにせよ僕は、この予選が終わったならば、少々思い切った変革がこのチームには必要なのではないかと思っている。岡田監督にはここで保守的な選択をして欲しくはいなし、またこの時期の変革を躊躇うことで、本選前の土壇場に、チームの根幹を揺るがすようなギャンブルもして欲しくもない。フォーメーションにしても今のカタチが本当に妥当なのかどうか、再考の余地は有るし、さらに主力選手たちといえども、常に厳しい競争にさらされて、その中で勝ち残らなければならないものだと僕は思っている。

今後目指すべき方向性と変革のポイントについては、オーストラリアとの試合の前後に自分なりの私見をまとめてみたいと思っている。今のままでは幸運による結果を残すことはあっても、自力による内容を示すまでには至らないだろう。それでは未来へ繋がる土台を創った…とまでは言えない。僕が望んでいるのは、そんな未来に対する手応えのようなものなのだ。

次回、『岡田ジャパンの可能性』というタイトルで、僕が望む今後のチーム変革の方向性について書き綴ってみたいと思っている。

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もうひとつの殺人    

posted by 桐谷 |10:15 | 2010WCアジア予選 | コメント(16) | トラックバック(1)
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カタールに劣勢の理由 【Blowin' in the Wind】

 サッカーW杯、アジア最終予選。VSカタール。  久しぶりに日本代表の試合を見たのだけれど、それはそれは酷かった。  流石、昨今元気なカタール・リーグに、ブルーノ・メツ率いる代表で、日本をよく研究できているというか、対応に差があるチーム同士の戦いに見られるよ

2009-06-11 13:39 | 続きを読む
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posted by 桐谷 | 2009-06-11 10:26

【WC最終予選】 対カタール 戦評 【キリタニ】

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ほぼ同感です。
昨日の試合はあまりに自由に動きすぎる選手が、さらにそのことを自覚できていない選手が多すぎたように感じました。
具体的にあげれば中村俊、玉田、闘利王
中村自体は本人の意識からしたらいつも通りなのでしょうね。ただキリンカップの「良い日本代表」を見た後ではプレイする位置の低さと遅さが気になります。動けるようになったと自己評価する中村自身と必要なところに動いてくれていない、と感じている仲間とのギャップを感じます。
中盤を制圧したい日本にとってトップの選手とボトムの選手がそれぞれ自らのポジションを放棄し「勝手に」動き回るのは緊急事態を除いては弊害でしかないと思います。
阿部や橋本が本来のポジションを埋め切れなかったのはDFカバーに走り最終ラインに取り込まれたことも大きな要因だと思います。そもそもサプライズのないDFの攻撃参加に意味はあるのでしょうか。
チームとしては、裏に飛び出るFWを有しているのですから動きが悪く機能しない中でも打てる手はいろいろあったと思います。シドニーオリンピック予選で中村俊から平瀬に通った長距離パスが懐かしい。

posted by marseilleroulette | 2009-06-11 12:06

【WC最終予選】 対カタール 戦評 【キリタニ】

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日本人は自分の価値を高める為にモチベーションをMAXに持っていけない。
試合中のベンチで、引き分けた後のピッチで笑っていた選手。
W杯本大会まで、本気の相手のテストマッチをどれ程組めるか
解っているのだろうか?

救いはPK取られた中澤が
「世界の選手相手なら、ぶっちぎられてファウルもとれなかったかも」
と、危機感を持っていることですかね。

posted by コディーノ | 2009-06-11 12:35

【WC最終予選】 対カタール 戦評 【キリタニ】

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俊輔は頭痛の種ですね。

中盤が間延びしてて見ていられませんでした。
遠藤不在で片付けていますが、ウズベキスタン戦の後半も同じでした。DF2人以外攻撃の選手ですから、バランスが取れないのは当り前か…。

欧州組の優遇といい、内容の無い試合といい、ジーコ時代に逆戻りですね。本当は次の試合にベストメンバーで望んでコテンパにやられた方が日本代表に取ってはいいんですけどね…。

posted by どーも | 2009-06-11 14:19

【WC最終予選】 対カタール 戦評 【キリタニ】

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ども。

仰る事は概ね賛成です。
特に俊輔のポジショニング、それとケンゴのポジショニングが悪く、どちらも中盤底に吸収されてる形でした。
またボランチはディフェンスラインに吸収され、前への供給源が全く無い状態で、疲れで状況判断ミスやトラップなどの技術的なミスもあったかと思いますが、プレッシャーの掛かる中どうすれば良いかということを今後見直す必要あがりますね。
私は2ボランチなら長谷部・遠藤でなく、鈴木啓太・長谷部が合うのではと思ってます。

一つだけ意見が違うのは
>またPKについては単純に審判を批判するよりも、安易に手を使いがちなJリーグの常識自体を疑ってみる必要があると僕は常々思っている。

これはトップレベルになると手や体の使い方が抜群に上手いです。ルーニーなんかは特にそうで、上半身の使い方が今後問われると思います。
また本来PKの場面では1対1になってしまった原因のほうが、遥かに疑うべきかと思います。

posted by レッドカード | 2009-06-11 14:46

【WC最終予選】 対カタール 戦評 【キリタニ】

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お久しぶりです。

>多少攻めさせ、ボールを持たせてやることで見えてくる相手の隙。

ホンマそう思います。そういう勝負の駆け引きをする余裕が見たいですね。守って守って一気にスイッチが入るような鋭いカウンター。こないだのユーロなんかでもそういう得点シーン多かったですよね。相手からしたら、今の日本代表にボール奪われても別に危機感ゼロって感じ。ちょっとしたミスパスをカットされて、『やべーーーっ!戻れーー!』ってなる怖さがない。昔、稲本なんかが中盤でボール奪った時は迫力ありましたよね。(思い出にするには早すぎるか・・)

posted by hiro | 2009-06-11 14:49

【WC最終予選】 対カタール 戦評 【キリタニ】

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>今後WCを目指し、さらに強いチームと闘っていくのが前提であるならば、むしろ僕はここでは熱く我武者羅に前へ出るよりも、勝負どころを見極めた上で必要な瞬間にキッチリとカタをつけに行くような冷静沈着な余裕のある戦いぶりも見てみたかったような気もする。

私はカタール戦を見ていて岡田監督は確信犯なのではないかと思うようになりました、リトリートして「多少攻めさせ、ボールを持たせてやることで見えてくる相手の隙。」を狙う気なんかない!と。

本来なら動けなくなった選手を後半開始から代え、少し引き気味にして立て直しを計るべきだったと思うのですが(実際その準備をしたようでしたが)、岡田監督はピッチにいる選手に「カタール相手に引いて1ー0なんて恥ずかしいマネをするな」「コンセプトを貫け」とのメッセージ代わりに交代を指示しませんでした。
パスが繋がらなくなったら(スタミナ、精神力が切れたら)そこまでの話、つまり惨敗か勝利か(準決勝か最下位か)というカミカゼサッカーを目指しているのではないかと感じました。もしかして岡田監督や犬飼基昭会長の「本気で世界を驚かす覚悟がある」というのはこういう意味だったのかと..
まさかね、とは思いますが。

でも、私はそういうプランがキライなわけではありません。
南アW杯は何がしかの爪痕を残すべき大会だとも思うからです。
中途半端な強化策に見切りをつけるインパクトが欲しいと思うのです。

posted by CHUE | 2009-06-11 15:49

【WC最終予選】 対カタール 戦評 【キリタニ】

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 サッカーはフィールドの22人の相互作用でその内容が決定するものだとして,相手である11人が最低限の条件である「勝利への執念」が高い点で親善試合とはやはり違うものになる.ウズベキスタン戦もカタール戦もそういった意味で価値ある試合であったと思います.

 本来は相手あっての自分達があるわけですが,この2試合を通じてまさに自分達にこそ問題が多いことが浮き彫りになったように思います.1試合での出来不出来から問題解決の糸口をつかむのは至難の業です.かといって保守に走れば改善は緩やかであり,脆いものになってしまいす.

 遠藤がいないから…
 長谷部がいないから…
 疲れていたから…

 非常にわかりやすい理由ではありますね.しかしもう少し注意深く問題を探るなら似たような内容になった2試合の中から共通する問題を探し出す必要もあります.そこにはキリタニさんも言っているように良くも悪くも中村俊がいます.

 次のオーストラリア戦でまた違うものが見えるかもしれません.キリタニさんの『岡田ジャパンの可能性』楽しみにしています.内容という目に見えないものを考えることは楽しい一方で答えの出ない無力感もつきまといます.いつの日かカタルーニャ人の気分を味わいたいものですが.

posted by \alpha | 2009-06-11 16:55

【WC最終予選】 対カタール 戦評 【キリタニ】

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コメントさせていただきます。

私にとっては、三日も続いた宿酔いを醒ませてくれた試合でありました。
ただ私にとっては、最初から最後までなにがしたかったのか分からない試合であったことが、ストレスとなった試合でもありました。

私の「サッカーを見る目」の無さ故の問題であり、誰に文句が言える話でもないのですが、キリタニさんの仰るように
>言うは易く行なうは難し
という試合であるのは、予め分かりきったことのはずなのに、
何故あのように「ゲームに対する意識」がばらばらの状態のチームをあえて投入するのかな? と。

あえて「お題」の無い状態にして、選手の正体を見ようとしたのかな?
などどいう余りにも馬鹿げた発想しか出てこない自分のダメさ加減で鬱が入ってくるような心持です。

岡田監督には、次の試合は無理でも、年内くらいにはこんなレベルのファンにも分かりやすい「形」を示して欲しいと期待しております。

posted by Tadahide | 2009-06-11 21:17

できる限り参戦します

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岡田さんの『オレ流』宣言に繋がった3次予選のバーレーン戦を想い出しました。^^
サイドに収め体制を整えるのか、中を起点に縦へと攻め急ぐのか。高めの守備ゾーンでカウンターを仕掛けるのか、低めの守備ブロックで届く範囲から積み重ねるのか。仕掛けるのか、誘い出すのか。
まるで別々の生き物のように沢山の意思がバラバラに蠢いていましたね。

アジア相手のリスクマネジメントに凝り固まった戦いを繰り返した事で、選手達も世界と戦うスタイルへの転換を強く意識してきた筈です。それがキリンで得点のカタチというヒントを得た為に、一気にチームバランスを崩してしまったと分析しています。

現代表はコンセプト化された幾つかのプレーを練習では概ね実践できる筈です。ただし、ゲームの状況に応じてそれらを上手く使い分ける判断や方法が体得できていません。これは桐谷さんもJの戦評などで常に論じてこられましたが、代表だけの問題ではなく現状の日本サッカーがそのレベルだという事です。そして残念ながら、この問題に対する解決や熟成は短期間では成し得ません。鹿島やガンバや浦和といったチームがその領域での成長を遂げていき、選手達の肌感覚に『ゲームを考える力+実践する力』が染み渡るまでは本質的な改善は難しい筈です。

とは言え、世界と戦うにはゲーム中の戦術転換は必須の組織戦術です。それを体得するには、まず模倣から実践する感覚や動きを学ぶ事であり、それが考える能力の向上も促すと考えます。岡田ジャパン体制であれば、1つのモデルケースとなるゲームプランの反復習得という訓練が可能に想えます。具体的には、90分間の中に幾つかの戦術転換を含んだ1つのゲームプランを練り、紅白戦や流経大やJFLとの練習試合で構わないので、点差やゲーム展開を無視して、そのシナリオに沿ったゲームプランを繰り返し体得するという方法です。まずは戦術転換の動きやコツを体感しなければ、頭で判っていても実践できないという事です。そんな事は各クラブで行え、代表チームにそんな時間は無い、という意見は正論だと想いますが、日本サッカーは未だ裁量でゲームを創っていくレベルには達していません。それは代表チームという個の能力の高い集団においても同じであり、それが世界との戦いにおいては致命的な差を生みだす為に、優先して取り組まねばならない問題の筈です。

今後の岡田ジャパンの修正強化として3つのポイントが頭に浮かんでいるのですが、その1つがこのモデルケースとなるゲームプランの反復習得です。そして残りは桐谷さんの次回コラム『岡田ジャパンの可能性』を楽しみにしながら待つことにします。^^

P.S. レアルはどうなってるの~^^;

posted by プーアール | 2009-06-12 00:41

【WC最終予選】 対カタール 戦評 【キリタニ】

コメント投稿者ID :

憲剛へのジェラード発言ですが。

前線のタレントも去ることながら、
後ろに、シャビアロンソとかつてはシッソコなり
マスチェラーノなりがいるから、彼は前を向ける。
いくら、桐谷さんがイケメンでも、
草なぎ君や中居君がいないのに木村拓哉をやれと言われるようなものです。
まわりに彼らがいるから、木村君が木村君たりえる。
じゃないとただのイケメンで終わっちまいます。
それはそれでイイコトですが。

目指すのは勝手ですが程度も種類も違いすぎるタレントで、
あのレッズのサッカーと言うのはいかがなものかと思います。
さて、仮に目指していたとして、机上の空論くらいは
頭に入っているものかと思いますが、
全体として、欠片もフィールドに見当たらないのは、
ちょっとファジーすぎる指示ではないかと思います。
ちなみに、ジェラードの調子や位置取りが悪いだけで
致命傷になった時代もありましたし。
早々に諦めて欲しい方向性ですね。

posted by 迷鳥。 | 2009-06-12 11:11

皆さんへ

コメント投稿者ID :

推敲もせずにアップしている本文なだけに、後で自分で読み返してみると『あれれ?』なんて思うことが多々ある^^;
今回も少しそういう部分があった訳です。

中村俊輔のくだり…。
これだと前へ速く、スローなボール回しなど必要無い!って言っているみたいに思える。

実際僕が言いたかったのはそうではなくて、シンプルに捌いて欲しいゾーンでボールをこね、勝負すべきゾーンでまるで存在感がない、ここ最近の中村俊輔への懸念を表明したものです。

後ろでは速く、前ではネチっこく、その上でどこでスイッチを入れ、ゴールへ迫るか…その部分でのコンダクターの役割を僕は中村俊輔に期待しているのです。未だ期待している。ゆっくり休養した上で、はやくトップフォームを取り戻してくれることを願っています。

押し込まれた状態で、SBのゾーンを使ってポゼッションできないのは今の日本の課題だと思います。その状態で、中央のさらに狭いゾーンにパサーが降りてきて、周りとの“繋ごう”という意思疎通ができていない中、頑張ってしまう…。それがここ2戦の苦境の原因であったようにも思います。

ひとつのカタチに賭けること。
現実のサッカーにおいて、それはナンセンスです。0-0、1-0、0-1。その3つの情景の中で求められるものはめまぐるしく変化するし、相手の出方も180度変わってくる。それに対してどう対応するのか、どんな手段がとり得るのか?

プーアールさんもおっしゃっている通り、その部分での引き出し、備え…といった部分で、このチームはまだまだ子供、赤ちゃんである。碌な意思疎通もできていない、オーガナイズされていない…。コンディションやモチベーションの問題はあれど、そんな致命的な弱点が透けて見えた2試合だったと思っています。

だからこそまた、これほど素晴らしい経験はないのです。

いずれ書こうと思っている『岡田ジャパンの可能性』の内容にも少し触れる部分はあるかと思いますが、新しいエントリーをアップしましたので、そちらの方もご覧いただければと思います。

追伸-迷鳥。へ

おまえは俺にケンカ売ってんのか。言っておくけどなぁ、岡ちゃんはなぁ、プレミア通なんだよ!

>目指すのは勝手ですが程度も種類も違いすぎるタレントで、あのレッズのサッカーと言うのはいかがなものかと思います。

アーセナルのようにやるには相手を選ぶし、かといってマンUはさすがにできない。チェルシーじゃ納得せんヤツらもいっぱいいるだろうし“接近・連続・展開”じゃないけど、なんかキャッチーなフレーズはないだろうか…と思ったときに『ジェラードのように…』ぐらい言わせてやってもいいじゃないかっ!

ちなみにリバプールっぽいところを…って見立ては、完全に自分の創作であります。さらにちなみに、キムタクと言われたことはありませんが、キモタフと呼ばれたことはあったやも知れません…。

posted by 桐谷 | 2009-06-12 12:34

【WC最終予選】 対カタール 戦評

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カタール戦を見て感じたこと。を書き込みします。

まず、どうしても勝って3位で勝ち点3がほしかった。カタ-ルに対し、キリンカップの4点差完封勝ち2試合のイメ-ジが選手にも、見る側にも強すぎたと思います。

速いバスワ-クで崩し、高い位置でプレスを掛ける、
ボ-ルを取ったら即攻撃態勢に入る。

しかし、それが厳しい場面でも、自ら好んで一かバチかで
勝負してぺ-スを乱すようなサッカ-をしなくても良かった
のでは?と思ってしまいます。

w杯本戦では、守備から入る試合も当然あって良いと思いますし。

ボールをいつも効果的に動かす事が出来ない事の方が多分多いはずです。

体力が続く限りプレスを掛け続ける事は無理があります。
ドイツ大会でオ-ストラリアに後半30分くらいから好き放題にやられ3-1で負けた試合を思い出してしまいました。

挑戦をし続けるサッカ-も大切ですが、強国相手に大人のサッカ-と思わせる魅力が必要じゃないでしょうか。



posted by ヒメジタロウ | 2009-06-12 12:53

【WC最終予選】 対カタール 戦評

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ごめんなさい。ダメなんです。

キリタニさんが、ご自身の彼女の容姿を、
柴田理恵みたいに可愛いねって言われたら、
柴田理恵さんとそのファンには恐縮ですけど、
やっぱり思うところがあると思うんですね。
あの便座から顔を出させたら世界で一番キュートな人です。

誰のように、どこのクラブのように、って表現って、
すごく楽なんですけれども、
真意がボケやすくなると思うんですよ。
132億のロナウドだって、足技を見るか、遠距離砲か、
羨ましい腹筋を見るか…、全部?、と別れると思います。
もちろん、表層的にメディアが拾った表現であって、
プレミア通の岡田さんは、こうして、こうで、こうなるような、
ジェラードの…って説明をしているとは思うのですが、
やっぱり、伝わっていないよな、と。

いつも仏頂面が似合う岡田さんなのですから、
そんなキャッチーな表現を使わずに、
ああでもなく、こうでもなく、記者が呆れるように
説明してくれればいいと思います。
結果、あれ?ケンゴがジェラードに見えてきた(嬉)
なら、いいんですけどね。

とりあえず、ケンカは売っていま宣言。

岡田さんじゃなくても、監督なら、
駒を揃えて、レッズっぽくやりたくない人はいないと思います。
よっぽど突き抜けた人でなければ、
でもやっぱり、現実の延長線上にしか、未来は基本的にないので、
まぁ楽しいですけれども、帰り道が淋しくなる話題ですね。

あ、返信は不要でございます。

先日、伊藤英明にしか見えないのって言われて、
まわりのいくつかテーブルから吹かれた苦い記憶があります。
穴があったら、入れ…(あしからず)

posted by 迷鳥。 | 2009-06-12 14:37

迷鳥。へ

コメント投稿者ID :

>キリタニさんが、ご自身の彼女の容姿を、
柴田理恵みたいに可愛いねって言われたら、
柴田理恵さんとそのファンには恐縮ですけど、
やっぱり思うところがあると思うんですね。

あほっ。実名を出すなっ。
柴田理恵さんとそのご家族が見ていたら気ぃ悪いだろうが^^;俺はTVであの人の若い頃の写真見て、泣いたことがあるぞ。きっと歳は俺と10と変わらないんだろうけど、写真は明らかにうちの爺さんや婆さん世代のセピア調だったぞ。苦労してきてんだよ、柴田さんは。決してタイプじゃないけどな…。

>先日、伊藤英明にしか見えないのって言われて、
まわりのいくつかテーブルから吹かれた苦い記憶があります。

ほう。おまえの彼女は脳みそのほうもユル巻か…。俺も昔は某ノンノモデルに似てると言われたことがあったが、言われた相手が椎名町のタバコ屋のバアさんだった。お互いに頑張ろうではないか。

posted by 桐谷 | 2009-06-12 17:29

【WC最終予選】 対カタール 戦評

コメント投稿者ID :

 落ち着いてきたのでコメントを。最近こんなんばっかですが(笑)

 なぜか録画されていたので今回は見ましたが、選手どうこう以前に、変わってないなと思いました。選手個人への依存、特に守備は酷いとの評価は変わりません。今回メンバーが変わったので、余計に露呈したってだけだと思います。
 ずいぶんいろんなとこで阿部たたかれてますが、自分とこでも書きましたが戦術的構造欠陥であって、個人のパフォーマンスの問題ではないと思います。
 前は追っかけまわす、SBは上がりまくる、CBはリスクケアを考えてラインを深めにする(まあ、1人は前に行って帰ってきませんが)、間延びするなってのが無理な話ですよね。これを中盤でバランスとってどうやって埋めるか、繋げるかがまったく決まってない。相手が弱くて攻撃でいけいけドンドンの時は目立ちませんが、初めから欠陥を抱えていると思うんですけどね。

 さてさてジーコよりはマシでしょうが、協会のリスクマネジメントが問われる事態になってると思いますが、まあ、考えてないでしょうね。考えてるのは自己利権を守るための方策ぐらいでしょうか。オシムが倒れた時の川○の演技とか、いっちゃたねとかそういうのは得意ですもんね~

posted by ペン太郎 | 2009-06-13 07:12

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