2009年01月15日

犬飼会長のヴィジョン

近年のCWCを見ていて思うことは、もう南米にもこちらがトキメくようなFW・ストライカーは残されていないんだな…ということである。欧州クラブの青田買いはますます加速し、それとともにロシア・中東までもがそこからあぶれた選手の多くをオイルマネーで平らげてきた。これは10年、20年前のTOYOTAカップ欧州VS南米の趣や構図とも明らかに異なる。実質的には欧州王者シーズン前のアジア興行に、FIFAが多少の色をつけただけのイベントに堕してしまっている。TOYOTAのスポンサードもどこまで続くのか判らないが、変わるべきタイミングなのだと僕は思っている。(2008.12.24)

あけましておめでとうございます。2008年も多くの方に読んでいただき、また励まされて、いまこうして新しい年を迎えることができました。言葉を交し合った方も、また直接交わし合う事はなくともここでお会いした皆さんにとっても、2009年が良い年になることを祈っております。そして間もなく欧州へ戻られるオシムさんにとっても来年が良い年でありますように。(2009.01.01)

アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)1次リーグの組み合わせが決定したが、出場枠の変更に伴い、昨年までに比べると対戦相手がずいぶん強化されたように思う。どのグループにも中韓2チームとJクラブ1チームが入るカタチとなり、移動はだいぶ楽にはなるが、コマを落として勝てそうな相手も見当たらず、勝ち抜くのは本当に厳しい…。これをサポートする為にも、ベストメンバー規定やそれに纏わる明文化もされていない不当な要求などはここで改めるべきであると考える。(2009.01.08)

秋春制の議論もとんと聞かなくなってきたが、やっとのことでサッカー批評最新号のインタビュー記事“犬飼会長のヴィジョン”にまで辿り着いた。まあいろいろと噂は聞いていたが、読んだ印象をひとことで語れば『バカらしい…』に尽きる。そのバカらしさ具合をありのままに引き出してくれた西部謙司さんに感謝したい。それにしてもサッカー批評って良い雑誌だなぁ…と思う。痒いところに手が届く…というか。この雑誌が提議する問題意識は、多くの場合僕自身共有するものである。いったい何万部ぐらい売れているのだろうか?とりあえずサッカー批評ガンバレ!(2009.01.12)

選手権決勝。試合については別に“戦評”を書くつもりだが、ゲームの中で鹿児島城西FW大迫勇也くんが線審にクレームをつける場面があった。果たしてサッカーファンはこれをどう見ているのだろうか?あるいは指導者の方々はこれをどう見ているのだろうか?野球やその他のスポーツ、それも高校年代のそれと比べて、とりわけサッカーにおいてはそういうシーンをよく目にする気もするのだが、単に良し悪し…ではなく、これはなぜなのだろうか?見るものや指導者の意識もまたその他のスポーツと多少異なるものなのだろうか?非常に興味深いテーマである。(2009.01.13)

日本代表監督の選定機関を新設することが明らかになった。これまでは技術委員会が監督候補者を選ぶ権限を持っていたが、新たに会長直轄の組織を立ち上げ、人事権を集約させる。正式決定すれば、日本代表監督の人事権とそれによる責任は、会長が一身に背負うことになる。[デイリースポーツ]
サッカー批評のコメディ…というよりはある意味ホラーな犬飼会長のインタビューを見たばかりで、追い討ちをかけるようなこのニュースに少し戸惑っている。責任の所在が誰にあるのか判然としない今のシステムもいただけないが、かといってこれものめる話ではない。まあ、そんなこと言ってもなにもはじまらないが…。(2009.01.14)

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posted by 桐谷 |11:14 | 一言コラム | コメント(7) | トラックバック(1)
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日本が子供たちが見本にするサッカーって? 【FOOT~サッカー大好き集まれ~】

指導関係の記事を自分自身が調子にのって記載させてもらいましたが、コメントで色々感想を頂きありがとうございました。 本当に感謝。感謝です。逆になるほどって思えるものやタメになるものがありました。また頑張ります。 応援お願いします。 今回は、

2009-01-15 12:33 | 続きを読む
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posted by 桐谷 | 2009-01-15 11:48

犬飼会長のヴィジョン 【キリタニ】

それでも南米は人材の宝庫ですよ。
心を動かされるストライカーはたくさんいます。
例えば、アルゼンチン。

・ホセ・グスタボ・サンド(ラヌス)
・マルティン・ヘラルド・モレル(ティグレ)
・エステバン・フエルテス(コロン)
・カルロス・アリエル・ルーナ(ティグレ)
・ルーカス・ビアトリ(ボカ)

得点ランクを賑わす選手達ですが、欧州クラブが獲得を狙う人材です。
ついでにブラジルも・・・
・クレーベル・ボアス・ペレイラ(サントス)
・ケイリゾン(コリチーバ)
・ ダゴベルト(サンパウロ)
・ロジェル(スポルチ・レシフェ)

キリタニさんの心がときめくかどうかはわかりませんが・・・。
レベルが均一化して、あるいは欧州や中東に引き抜かれて、スーペルな選手がいなくなったという意味ならそうなのかもしれませんね。

posted by ががが | 2009-01-15 14:20

犬飼会長のヴィジョン 【キリタニ】

>読んだ印象をひとことで語れば『バカらしい…』に尽きる。
とは、どうしてなのでしょうか?
秋春制にもいい所、悪い所があると自分は思っています。ご教授いただけませんか。

posted by タカハシ | 2009-01-15 17:18

犬飼会長のヴィジョン 【キリタニ】

自分も「サッカー批評」を読んで、そして、あきれました。
犬飼会長は、「実際に導入したら具体的な部分でどうなるか」ということをまるで考えず、思いつきで物を言っているだけとしか思われません。
掲載誌は当然会長に送られたと思うのですが、同じ号の中にあった、今の試合数のままで秋春制にしたらどういうことになるかという特集記事に、どんな感想をお持ちになったのか是非知りたいところです。

posted by SN | 2009-01-16 18:33

犬飼会長のヴィジョン 【キリタニ】

桐谷さん。今回はコメントが少ないですね。

>線審にクレームをつける場面があった。(中略)野球やその他のスポーツ、それも高校年代のそれと比べて、とりわけサッカーにおいてはそういうシーンをよく目にする気もするのだが(後略)

小生,以前から高校サッカーについて,桐谷さんと同じような疑念を抱いておりました。確かに,野球,ラグビーなどに比べて(この二つはクレームをつける選手は皆無といってもよいと思いますが),選手から主審・線審へのクレームが目につきますね。なぜなのでしょう?

で,あくまでも主観で,選手,コーチ,監督によるジャッジへのクレームの目立つ競技を挙げてみると,MLB,日本のプロ野球,Jリーグ,はて,あと何があるでしょう?

同じフットボールでも,ラグビーの選手がジャッジにクレームをつけている光景は,中学生の頃以来○○年の観戦歴ですが,おそらく皆無に等しいと思われます。これは,高校生,大学生,社会人を問いません。

かつて,ある本で読んだものです。
第一次世界大戦前(ふ,古い),当時も世界最強とされていたニュージーランド・オールブラックスのヨーロッパ遠征の折,ウェールズ代表とテストマッチを行ったときのこと。オールブラックスの選手がタッチラインぎりぎりにトライ!と誰もが思ったその時,タッチジャッジの旗が揚がり,ラインを踏んでいたと判定され,トライならず。その選手は一言も,いや不満そうなそぶりさえも見せずにプレイに戻った。その選手は第一次世界大戦で負傷し,亡くなってしまいましたが,死の間際に「あれは確かにトライだった...」と言い残した,と伝えられているそうです。

この逸話を,「かっこつけてるんじゃないよ!」と見る人もいるでしょうし,「ラガーマンらしい立派な態度だ」と見る人もいるでしょう。

さて,翻ってサッカー。Jリーグでは,主審のオソマツなジャッジもあり,選手からのクレームもあり,イエローカードが乱れ飛ぶ試合ともなると,「審判は何のためにいるのか?」という疑問すらわいてきます。ゲームの円滑な流れを作るのも壊すのも,審判ですよね。試合中の審判へのクレームが常態化していて,それをJリーグから高校生,中学生までが,ごく当然のことと思っているとしたら...。まさかね。

ちなみに,ラグビーの主審の役目は,まずゲームの流れを作り,選手に反則行為を犯させないようにすること,なのだそうです。そういえば,試合中も「○○番,出るな」とか,「○○番,寝ないで立って」とか言っています。

審判へのクレーム。簡単に結論を出せないむずかしい問題だと思います。ただ,個人的には,クレームをつけている姿は,あまり格好のよろしくないものであると思いますが。

posted by takataka | 2009-01-18 00:50

犬飼会長のヴィジョン 【キリタニ】

コディーノです。
遅くなりましたが、私のしがない書き込みにご返答頂きありがとうございます。

大迫君のクレームに関係して。

私自身はサッカーをやる前に、小学生の頃ですが野球や柔道などを経験しておりまして、サッカーを始めてまずカルチャーショックを受けたのが「汚い選手がいる。」という事でした。
決して野球や柔道が皆クリーンという訳ではありませんし、大迫君が汚い選手という事でもありません。ただ割合として、サッカーにはそういった選手が多い印象が経験上あります。
これは私が思うに、サッカーが「長い試合時間、あらゆる所・場面で相手選手とボディーコンタクトがあるスポーツ」であるのが原因だと思います。
そしてサッカー選手であるには、気持ちで負けない為に芯の部分で(何をされても怯まない)気の強さが必要な事。これが表にまで出るのが汚い・悪い選手というだけかもしれません。
私も、汚いプレーをされたり言葉を吐かれた相手には、必要以上の当たりで返します。これも見方によっては汚い・悪い選手かも…?
これはまあ選手間の話として。

今回の大迫君のクレームは「高校サッカーの舞台ではふさわしくない」なんて事の前に、「審判の権威」を確立できていない事に問題があるのでしょう。
takatakaさんがおっしゃる様に、日本のトップのJリーグにおいて審判へのクレームが日常茶飯事に行われているうちは、日本サッカーのピラミッドのどこでも同様の事が行われてしまいます。

海外のサッカーを見てるときは、「悪童」と呼ばれる選手に惹かれたりはするのですが、日本人にそういう選手がいるのは何か違和感を覚えます。
悪さが中途半端というか、ハンパな悪童はいらないというか。

でも今回の大迫君には、FWならそれぐらい当然とも思いますし。
う~ん…。すいません、長い割りにまとまってません。出直します。

posted by コディーノ | 2009-01-19 11:53

皆さんへ

がががさんへ

>それでも南米は人材の宝庫ですよ。
心を動かされるストライカーはたくさんいます。

もちろんそうなのでしょう。僕にとっては名前も知らない選手達ですが、その中から特別な選手が生まれてゆくのかもしれません。過去にはジーコやライーやブルチャガのようなスペシャルな選手たちがその全盛期に南米の側から出場してきた時代もあった。僕はそういう意味で書かせてもらいました。

タカハシさんへ

>秋春制にもいい所、悪い所があると自分は思っています。ご教授いただけませんか。

過去のエントリーに書いてある事がすべてです。第一あなたがその記事を読んでいないとすれば、それに対する僕の感想について何を説明すれば良いのでしょう。

SNさんへ

>犬飼会長は、「実際に導入したら具体的な部分でどうなるか」ということをまるで考えず、思いつきで物を言っているだけとしか思われません。

多分JFAのほうで印刷前にチェックしていると思うのですが、よくあれで通ったな…という印象です。発売後のそれを見て、犬飼氏サイドがおもしろく思っていないだろうことは予測できますね。

takatakaさんへ

>試合中の審判へのクレームが常態化していて,それをJリーグから高校生,中学生までが,ごく当然のことと思っているとしたら...。

Jの影響は確かにあるのでしょうね。プレミアでも抗議はない訳ではありませんが、Jとプレミアには少し異質なもの…を感じるのも事実です。その差異は審判に対する『敬意』といったものなのかも知れません。
確かにあるよりは無いほうが好ましい。そしてそれを無くして行くためには『敬意』と共に『信頼』という要素も不可欠なのだと思います。問題はそれをどう醸成してゆくか…なのでしょうね。ラグビーの例え、たいへん面白かった。ありがとうございました^^

コディーノさんへ

>遅くなりましたが、私のしがない書き込みにご返答頂きありがとうございます

こちらこそ遅くなりました^^;お気遣いありがとうございます。

>海外のサッカーを見てるときは、「悪童」と呼ばれる選手に惹かれたりはするのですが、日本人にそういう選手がいるのは何か違和感を覚えます。
悪さが中途半端というか、ハンパな悪童はいらないというか。

この部分、僕もよく理解できます^^
真に悪童と呼べるような選手はニホンにはいないような気がしますネ。僕もガスコインやカントナなんか大好きでした。けれども日本にそんな選手は見当たりませんね。
日本におけるサッカー界の良い部分は“上下”の分け隔てがあまりないところのような気がします。僕は野球の経験も少しだけあるのですが、上下関係はサッカーの比ではなかった。けれどもその上下の分け隔てがないからといって、相手や他者に対してのリスペクトが必要ないか…と言えばそんなことはない訳で、その部分での教育が少し欠けている部分もあるのかな…という気はしますね。あくまで相対的な感覚なのですが。
「審判の権威」についてはおっしゃるとおりだと思います。そして、さあそれをどうしようか…というところがこれからの課題ですね。

posted by 桐谷 | 2009-01-20 23:39

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