2008年12月17日
秋春制の結論
「移行するメリットが見えない」 秋春制移行に関しては、Jリーグ実行委員会で表明されたこのコメントに尽きるのではないだろうか。メリットこそが全ての出発点であり、現実に移行できるかできないかの議論は、そのずっと先の話である。 例えば100億、200億の資金があれば可能だとして、それだけの莫大なサッカー界の財を、或いは国家・地域における血税を、そんなメリットの定かならざるものに投入することが、果たして妥当なのだろうか。有効な金の使い道だと言えるのだろうか?街に失業者が溢れ、プロサッカー界においても容赦の無い大量解雇が相次ぐこの時勢に…である。 それならば、そんな金があるのならば、それは草の根の普及のために使ったほうがはるかに有意義であると僕は思う。子供たちの登録費を減免する。女子サッカーの普及のために助成する。学校体育にフットサル取り入れの為の働きかけをする。或いはユース世代の海外経験、留学の為の資金とする。さらには、国内での日本代表興行を減らして、海外遠征に予算とスケジュールを割く…など、より有効な使い道はいくらでも思いつく筈だ。 可能か可能ではないか…。 の議論は、往々にしてその前段の大切な部分が抜け落ちている。 考えるまでもなく思いつくだけの多種多様なデメリットを、まとめて覆すだけのメリットが果たして“秋春制移行”に見込めるのか…。秋春制賛成の主張はいくつかの場所で目にしたが、そのデメリットに勝る具体的なメリットを、そしてそれを立証するに足る論拠を、僕はついに発見することはできなかった。 単に欧州にスケジュールを順ずることが、メリットであるとする論理は僕にはまったく判らない。Jリーグの選手たちが欧州へ移籍することが、即ちニッポンの利益ばかりであるともまた思わない。少なくともそれはJリーグにとっての不利益であることだけは確かなのだ。 この問題の本質はどこにあるのか? 僕はそれをずっと前から、JFAとJリーグ各クラブの“利害の相克”、その不一致にあるのだと思っている。JFAが財団法人としての立場を逸脱して、この先も己の利益追求に血道をあげてゆくのであれば、この利害の衝突を避けることはできない。そしてこの先JFAが経済的に窮することになれば、その傾向はますます強まり、ますます鮮鋭化されてゆくものと考える。 犬飼基昭会長が優秀なビジネスマンなのかどうかは僕には判らない。が、少なくとも川淵体制から連なる現在のJFAに対する忠義な組織人であることだけはよく理解できる。この僕とて、一企業人、組織人としてであれば、JFA川淵名誉会長の命を受けてこのJFAビジネスをさらに盛り立てる為に、まずはこの“秋春制移行”を最優先課題として取り組んでいた事だろう。それは広くサッカー界、Jリーグの利益の前に、JFAの利益を優先して考えるのであれば…である。 ここに在るべき構造、システムを、常にJFA側からの上意下達を是とする慣習の惰性から脱し、Jクラブ側からも対等にモノをいい、意見し得る、均衡のとれたある種の対立関係を醸成してゆくべきなのだ。現状それなくして、JFAが自ずから自省し立場を改めることも、誰から言われもせぬままに膨張した利権を自らの手によって手放す事も、僕は有りえないことであると思っている。選手同様、クラブもここで戦わなければならないのだ。そのために今何を言い、何をすべきなのかを、必死で考えなければならない。そしてそれは僕たち自身も同じなのではないだろうか。 僕は改革を拒むものではない。むしろ強く推進すべきものであると思っている。 しかし、いま犬飼会長から発せられるそのほとんどすべては、JFAにとってはいざ知らず、日本サッカー界にとっては改革ではなく、“改悪”そのものであると思っている。まずは是正すべきものを是正し、どのようなJリーグを目指すべきなのかについて再度私案を提示してみたい。このシーズンオフに、もう一度自分なりにそんな問題意識と、あるべき改革の方向性についてまとめてみたいと思っている。 ★サッカーブログランキング…応援のクリック、いつも本当にありがとうございます★ ⇒⇒⇒人気blogランキングへ *今後ブログタイトルの下に日替わりの一言コラムを毎日更新させていだく予定でおります。
posted by 桐谷 |11:48 |
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posted by 桐谷 | 2008-12-17 12:07
秋春制の結論 【キリタニ】
コメント投稿者ID :
おひさしぶりです。まずオフトさんお疲れさまでしたね。
オシムさん同様、日本で重要な人物です。
で、今回の移行制ですが、僕も結局は反対ですね。
色々考えても無理でした。
totoの収益からという話もあるみたいですが
貰うだけの考えで上手く進むとは思えません。
チーム数の削減、新しいスポンサーの獲得
経営の健全化、カップ数の増加など
色々他にも考えても良いと思います。
無理な改革で、日本サッカーがダメになる事こそ
最大の懸念ですね。
posted by muna | 2008-12-17 13:15
秋春制の結論 【キリタニ】
コメント投稿者ID :
こんにちは
僕は、メリットあると思っていました。
それ以上にクラブに負担があるというのであれば仕方がない面もあると思いますが、メリットは以下です。
・欧州への移籍がスムーズになる。
・欧州のクラブとの練習試合や、代表の親善試合も組みやすくなり、代表も強化できる。
・酷暑の時期がオフになる。
・興行的に野球と住み分けられる時期ができる。
ACLも楽になりますね。
代表選手の過密スケジュールは
選手のパフォーマンスを下げる結果になっていると思います。
秋春が駄目ならJ1のチームを減らすかリーグを分けるかするべきだと思っています。
posted by こんにちは | 2008-12-17 13:32
秋春制の結論 【キリタニ】
コメント投稿者ID :
やはり、秋春制に移行するべきだと思います。
何故なら、夏場でのJリーグ開催は選手のパフォーマンスに関係してくる為です。夏の暑いところでのゲームには、いくらスタミナがあっても、徐々に奪われ、それが選手のアイデア、テクニックなどの低下に顕著にあらわれるからです。
見る者にとって、一番大事なファンタジーが見れないという事は観客動員にも繋がり、危惧しなければならないでしょう。
やはりサッカーの本場の欧州が何故、秋春制なのかを考えなければならないと思います。
これから、代表を高みにもっていくのなら必ず秋春制に移行すべきだと思います。
posted by シュン | 2008-12-17 14:35
秋春制の結論 【キリタニ】
コメント投稿者ID :
欧州におけるサッカースタジアムの事業構造調査
http://www.j-league.or.jp/100year/stadium/pdf/01.pdf
こんなレポートを見つけてみました。
要するに、公共を巻き込みながら、公共頼りから離れるススメですね。
そして、スタジアム施設を地域を活性化させる、地域文化事業の核にしようと。
夏休み(バカンス)の間は、サッカーではなく観光やその他事業で利益を出しつつ
スタジアム施設に対する顧客を増やし、それ以外の季節にサッカーで稼ぐ。
これによって、年間を通しての資金の調達をより楽にするとともに、
サッカーだけでなく総合施設としての地位を向上させていくと。
これとも紐づいていると考えると、無論スタジアム改修などがあるものの、
クラブにとって一概にメリットが無いとは言い切れないはずですが、
「移行するメリットが見えない」言いきってしまったことが逆に不満ですね。
地域との融合を進めるはずが、地域に頼っている状態。
これを解消するための秋春制と考えてみるのはどうでしょう。
100年構想を忠実に守るかどうかは別として、
サッカーの発展を考えると、考えておくべき内容ではないでしょうか。
posted by こういう考えも | 2008-12-17 15:13
秋春制の結論 【キリタニ】
コメント投稿者ID :
秋春制については、メリットがデメリットを凌駕していないと感じています。
サッカーの本場がなぜ秋春制なのか。それはヨーロッパの1年の区切りが秋スタートだからではないでしょうか。
ACLが楽になる。が、W杯はシーズン終了後なので選手はクタクタでしょう。
代表選手の過密スケジュールも、秋春制で改善される訳ではありません。(だって、試合数は変わりませんから)
夏場のパフォーマンスの低下は確かにありますが、では冬場の雪だらけの中で果たして高いパフォーマンスが見れるのかどうか。
また、クラブ・選手・サポーターそれぞれの視点から考える事も必要だと思います。
欧州移籍がしやすい事は、選手にとってメリットかもしれませんがクラブにとってはメリットとは言えないでしょう。
夏開催が無くなる事は、クラブにとって収益低下に繋がります。(夏休みは集客チャンス)
冬の豪雪地帯で試合をする場合、サポーターにメリットは一つも無いような気がします。
つまり、簡単に言うと春秋制でも秋春制でも、いくらでも問題点は出てくる訳です。
“これぞ!”というメリットと、冬開催におけるデメリット(特に雪の問題)の解消策が見られないのであれば、強引に秋春制にする意味は無いと感じます。
折衷案として
・サマーブレイクを設けるor夏場は土日のみ
・2月末からの開催
・ベストメンバー規定の緩和(撤廃はしてくれなさそうなので)
でやってみるとか。。。まああんまり深く考えてないですけど。
posted by mm666 | 2008-12-17 15:22
秋春制の結論 【キリタニ】
コメント投稿者ID :
こんにちは
私は秋春制に反対です。
まず日本だけでなく中国や韓国などほとんどのアジアは現在春秋制です。
欧州を見る前にまずはアジアに目を向けるべきではないでしょうか。
アジアでの活躍なくして欧州を目指すのはナンセンスです。
日本の夏がきついのならサマーブレイクなどを入れて日程を考慮すればいいのでは?
もちろんその為にはチーム数の削減等もいるでしょう。
もしくは夏の全ての試合を北海道で戦うとかはどうでしょうか?
特定のチームに1、2月をアウェーで戦わせるなら全てのチームが平等にアウェー(セントラル開催ともいう)で戦わせたほうがまだましの様に思えます。
posted by 冬は-20度になる所より | 2008-12-17 15:42
秋春制の結論 【キリタニ】
コメント投稿者ID :
酷暑の中のゲームを避けれるということは、
サッカーの質をかなり向上させる効果があ
ると思うのですが、これはメリットではない
のですか?
真夏のゲームは、根性比べを見ているよう
なので、かなりつまらないです。
これは、J-リーグだからとかではなく、プレミア
だろうがリーガだろうが、日本の真夏にサッカー
をやれば同じ感じになると思います。
もともとサッカーは冬のスポーツなんだし、秋
春制が1番合理的だと思います。
posted by pig | 2008-12-17 15:57
秋春制の結論 【キリタニ】
コメント投稿者ID :
個人の意見に口を挟むつもりはなく、もちろん
悪意もありません。予めご理解下さい。
判らないことがあります。
サッカーが元々冬のスポーツというのは、
いつから決まっているのでしょうか?
posted by ぶーちゃん | 2008-12-17 16:25
秋春制の結論 【キリタニ】
コメント投稿者ID :
サッカー批評や個人のブログでも疑似秋春制のスケジュール組んだりしていましたね。
破綻しないように組んだ場合はどちらでも
・開幕は8月中旬~下旬、暑い時期は避けられない
・水曜・週末開催がつづく月が増える
・遠藤が死ぬ
というところでした。
posted by リュキ | 2008-12-17 18:39
秋春制の結論 【キリタニ】
コメント投稿者ID :
桐谷さん、年末で忙しいでしょうに。
あなたのバイタリティには恐れ入ります。
正直言って、秋春制移行に関して私は未だ勉強中です。
ニンゲンって一度態度を決めてしまうと意地になって引き摺るところってあるでしょう。
私は犬飼基昭会長も秋春制移行に関して意固地になっているのかなと感じないでもありません。それでなければ公表できない政治目的が絡んでいるのか...。出してくるメリットは到底ハンディのある地域を説得できるものではないと思います。
私の考えでは秋春制だろうと春秋制だろうと試合に適さない天候条件を避けることが出来ればあまり変わりない気もします。欧州シーズンとのリンクのメリットはまだ良く分かりません。
これはハンス・オフトのエントリーで思ったことなんですが。
オフトの言葉というかアナウンスが素晴らしいのはとても簡潔で分かりやすいからではないでしょうか。それはとても大事なことだと思います。
何が目標で誰にresponsibilityがあるのかがハッキリしているのです。
決定権と責任これはセットです。犬飼基昭会長はどれほどの覚悟を持ってこれに望んでいるのか少し気になります。
すみません、中途半端な意見しかないんですが
なんかほっとけなくて^^
ご自愛下さい。
また、時間できたらゆっくり。
posted by CHUE | 2008-12-17 20:24
秋春制の結論 【キリタニ】
コメント投稿者ID :
秋春制にしても日本では7月開催になる見込みなので、メリットですら無くなるので、只単に改悪そのものだと思います。
posted by koko | 2008-12-17 20:41
秋春制の結論 【キリタニ】
コメント投稿者ID :
練習場も確保できず霙交じりの吹雪の中でやるサッカーの質が高くなるとは思えないのですが…。
雪国だとスタジアムまでの交通も麻痺しますし、
寒すぎて観戦も厳しいでしょう。
莫大な費用をかけて室内練習場や冬の観戦でも快適なスタジアムや
交通網を整備すれば可能かもしれませんが。
そこまでして移行する価値はあるのでしょうか?
秋春制にメリットはあるでしょう。
でも、デメリットもあります。
メリットよりもデメリットの方が大きいなら
「移行するメリットが見えない」となります。
日本サッカーの土台であるJリーグに無理な改悪を押し付けて、
代表が強くなるとは思えないのですよね。
posted by ふゆ | 2008-12-17 21:01
秋春制の結論 【キリタニ】
コメント投稿者ID :
こんにちは。
秋春制のメリットは、デメリットを凌駕しています。
日本サッカー界における移行のメリットとしては以下のとおりです。
比重の大きいものから記載します。
1.日本におけるNO.1プロスポーツ(現時点においてですが)、プロ野球とのすみわけにより、現在そっぽを向かれているメディアから取り上げられる機会が増える。米国4大スポーツはすでに成果を上げていますよね。
2.ゲームの質の向上。夏休みの関係もあるので夏場に試合をしないのは興行的にあり得ませんが、少なくとも夏により多くの試合をこなすという現行のスケジュールは回避できるかなと…やっぱり、ソフトとしてJリーグはもっとレベルを上げていかないと将来はないように思います。また、梅雨は完全に回避できます。
3.ここでやっとヨーロッパとカレンダーを合わせることによるメリットが出てきます。やっぱり、日本代表(これからはクラブも)のヨーロッパ列強との強化試合が組みやすいんですよ。強化の面です。
メリットは以上です。対して、今現在言われている、雪国チームに対する対策ですが、以下の通りやれば解決できます。
8月上旬~12月上旬までを第一シーズン。
12月中旬~1月末までウィンターブレーク。
2月から5月下旬が第2シーズンでシーズン終了。
雪国チーム対策には、ただ以下の通りの対策をとるだけで、施設の改善などせずに済みます。
・第1シーズンにより多くのホームゲームをこなし、2月は遠征(阪神と同じ、もちろんJリーグが全額費用負担が前提です。)
完璧です。
posted by ぺじぇ | 2008-12-17 21:54
秋春制の結論 【キリタニ】
コメント投稿者ID :
初めまして
ペジェさんのメリット1についてですが、犬飼会長以下賛成派の方々は、本当にメディアに取り上げられる事が増えるとお考えなんでしょうか?
Jリーグの現体制は、やきうがオフの11、12月はシーズン終盤で最も取り上げられそうな時期なのに、TV、新聞でサッカーの優勝争いが取り上げられと云えるでしょうか?
少なくとも北海道ではコンサの事より、オフであろうが日ハムの事ばかりが取り上げられていましたよ…(まあ、最下位で降格という所為もありますが…)
また、入れ替え戦2戦目なんて最もスリリングな試合なのに地上波の放送は無いし、夕方のニュースのスポーツコーナーでさえ試合の事には触れられていませんでした。
因みにトップニュースはヤンキース松井の帰国でした。
時期をずらす事でマスコミの露出が増えるなんていうのは幻想というか、犬飼氏の「嘘」ですね。
秋春になったらサッカーの終盤は、やきうはシーズン真っ最中…今より扱いが酷くなると思いますが。
(特にやきうチームが同じ都市にあるクラブは、いい事が無いのは請け合います。)
posted by 30@北海道 | 2008-12-17 22:52
秋春制の結論 【キリタニ】
コメント投稿者ID :
>もちろんJリーグが全額費用負担が前提です
この時点で問題外だと思われます。
もっと現実的なメリットを出して欲しいところです。
posted by 明夫 | 2008-12-17 23:31
秋春制の結論 【キリタニ】
コメント投稿者ID :
こんにちは
サッカー批評の犬飼氏のインタビューを読んで唖然としました。
とにかく秋春制移行への考察があまりにも浅すぎる。
しかもあっさりとメディアからの要請を認めちゃう・・・。
なんだか情けないです。
posted by supoku | 2008-12-17 23:35
秋春制の結論 【キリタニ】
コメント投稿者ID :
冬の雪国を舐めすぎです。
北陸~北海道までの日本海側では冬はサッカー不可能です。もし遮二無二やるなら全天候型スタジアム・練習場建設費を回してください。
雪の無い地域に行けばいいという意見を見ましたが、チームが何ヶ月もホームに帰ることなく遠征が続く事を一体どのようにお考えなのですか?
野球では阪神を思い出してください。
甲子園を高校野球のために約一月近くアウェー行脚で、チームがぼろぼろになるため、優勝するには何十年もかかりました。死のロードと呼び習わしました。
ずっとサポーターからも切り離され、そればかりか家族からも切り離され、毎回毎回遠征。他のチームと比較して公平な条件ではないですよね。
日本海側の降雪量は実は世界でも有数です。
気温が高く、雪の少ないヨーロッパと一緒にしないでください。
posted by ∀゚) | 2008-12-18 00:02
秋春制の結論 【キリタニ】
コメント投稿者ID :
メリット・デメリットはラグビーの現状が参考にならないかな?
posted by diver | 2008-12-18 01:07
秋春制の結論 【キリタニ】
コメント投稿者ID :
私も、現行の春秋制からJFAのプランの全貌の見えない秋春制に敢えて移行する事には、納得できるだけのメリットも検討に値するだけの必要性も感じることができない。
そして、これはどちらが良策かというフラットな状態での二者択一の問題だとは考えていない。
Jリーグは開幕時に議論の上で春秋制を選択した。
勿論、その当時と現在では日本サッカーを取り巻く状況が大きく変化しているが、それでも一度決定したベーシックなルールを変更するという事は、その変更で生じる不具合に対しては最大限に配慮すべきであり、決して損益だけで判断できる性質のものではない筈である。
秋春制でJリーグがスタートしていたのであれば、当然ながらJ参加クラブは防寒設備の整ったスタジアムを持っていたであろうし、あるいは厳しい冬の気候条件を考えるとここまで全国に満遍なくJクラブチームは発足していなかったであろう。
まず最初に、JFAがシーズン移行の際にそれに関わる各クラブチームへのサポートと助成金の内容をある程度明確にした上で、移行プロセスの具体案を提示するのが常識であり、具体案も無い状態で各クラブに移行への負担を強いるだけのやり方など論外である。
最低でも3~5年はかかるプロジェクトであろうし、何よりも財源確保の上でのプラン提示ができなければ、絵に描いた餅である。
秋春制自体は適度なチーム数でウインターブレイクのあるものとしてJリーグ開幕当初から行われていれば、別の世界観が出来上がっていた筈であり、現在とは違うメリットを得て、現在得ているメリットを失っていたであろうし、特に問題も生じなかったであろうと想っている。
しかし、春秋制を敷いて札幌や新潟や山形などの寒冷地にも多くのJクラブの発足をみている現況からの移行については、彼らが納得できるだけのスケジュールやプロセスやサポートにまで言及したプラン提示が必要であり、それすら無い現況では現実的な移行への賛否など問える段階ではないだろう。
そして個人的にはもう1つ、多少の混乱を招こうとも、そこに隠されている“何か”をJFAは公表した上でシーズン制移行への賛否を仰ぐべきであろうと考える。
それが真に日本サッカーの為と想えるのなら、利権の一極集中や密約への批判を恐れずに堂々と日本サッカーが享受するメリットの1つとして公表して、判断材料に付け加えるべきである。
いずれにせよ、口先の正論だけで合意を得る事は絶対にできない問題であり、JFAは2000年に内部調査により木之元氏から提示されたシーズン制移行の課題について“見ぬフリ”だけは許されない事を肝に銘じるべきである。
posted by プーアール | 2008-12-18 01:41
皆さんへ
コメント投稿者ID :
ひとつだけ確かなのは、たとえスタジアムの施設をどれだけ整えようと、練習場を確保できようとも、このシーズン制移行による集客減により雪国のいくつかのクラブは存亡の危機という大きなリスクを抱えるだろう…ということである。
プーアールさんの言う通り、最初からその前提であれば、それは雪国のチームが当然抱えるべきハンディキャップであり、僕らの意識の中においても問題にさえならない前提であったことだろう。しかし、今この時点で配慮なく断行されようとするならば、それは著しく不公平、理不尽な振る舞いであると思う。
そしてやはり、ここにあるコメントを拝見しても、考えつくさまざまなデメリットをまとめて覆すほどのメリットを僕は『秋春制』に見出す事はできない。僕から見れば、賛成と言われる方はそのメリットを過大評価し、そのデメリットを過小評価されていると考える。が、おそらく逆の立場から見れば、反対派もまた同じように見えることであろう。これについてはやはりどこまでいっても没交渉の、価値観の相違、断絶と言わざるを得ないものなのだと思う。
また協会やクラブや地方自治体の懐具合を鑑みる事無く議論するのならば、さまざまな良案なるものも次から次へと湧き出るのかもしれないが、現実の苛酷を知ればいちいちのそれにまともに取り合うことはただ時間の浪費である。本文でも語っている通り、『金を使うならば、もっと別の使い方をするべき』である。でなければ、『秋春制それ自体が、そのコスト支払って余りある利益を生むこと』を事前に証明しなければならない。
きっとそれは、プーアールさんがここで語ってくださったことにも通ずる論理なのだと僕は思う。
選手の苛酷…が議論の出発点であるならば、ただちにムダな代表召集の削減や、妙なルールの是正や、年間ゲーム数の圧縮に取り組むべきである。春に始まろうが、夏に始まろうが、所詮苛酷な夏のゲームを避けられないのであるならば、とり得る有効な手段はゲーム数の削減しかない。
また、夏のゲームのクオリティを各所で言われるようだが、日本が世界と戦うためには、その日本の夏のナイター以上の苛酷を必ずアジア予選において強いられる訳で、それはよく肝に銘じておくべきなのだと思う。先ごろのアジアカップにおいて、序盤のグループリーグ予選においてオーストラリアがどれだけあの熱暑への順化に苦しんだか…が、ひとつの指標になるのだと思う。
僕は日本がアジアに在る以上、この暑さは避けるよりもむしろ克服すべきものなのだと考える。真夏のナイター、概ね25度~28、29度ぐらいの過酷は、アジア予選の苛酷、WC本大会における熱暑のなかの苛酷に比べれば、取るに足りないものであると僕は思う。勿論、その中で中二日、三日の連戦まで求めるものではないが…。
以上が秋春制にたいする僕の結論である。
やるべきことは他にいくらでもある。それには手もつけずに秋春制がすべての特効薬であるかのような言説は、論理としてもあまりにも拙い。
また動きがあればここで本文をたてて議題にしてみたいと思う。
今回は賛成派にしろ反対派にしろ、思いのほか冷静で、理性的なコメントをたくさんいただけたことをとても嬉しく思います。このような議論の場が醸成されるのであれば、どちらの立場においても、互いに見識を深め合う事が可能なのかも知れない。CHUEさんの言われるとおり、意固地を引きずるだけの感情の応酬からは、きっと何も産まれないのだと僕も思います。
この場が真にそういった冷静な議論の場として成立し得るものならば、またたくさんの議題を互いに提供し合い、話し合ってゆきましょう。
たくさんのコメントありがとうございました。
posted by 桐谷 | 2008-12-18 08:54
秋春制の結論 【キリタニ】
コメント投稿者ID :
締めた直後に失礼を。初めてコメさせていただきます。
私も桐谷さんと同意です。
(というか自分の考えの足りない所を補ってくれています)
今回の秋春制への移行は
協会・選手にはメリット、J及びJのクラブにはデメリットがあるという事でしょう。
サポや一般のファンからすれば?もちろんデメリットが多い。
ほぼ今時点で議論できるところはされ尽くしたように思いますが、私が思うのは、
積雪地域への対策として施設整備に何百億を投じるよりは、既存のスタジアムの
暑さ(湿度)対策に助成をした方が、興業的にも金額的にも選手のパフォーマンスの
面でもメリットを見出しやすく、現実的ではないかという事です。
どうせお金をかけるならという事で。
posted by コディーノ | 2008-12-18 10:27
秋春制の結論
コメント投稿者ID :
キリタニさんへ
すっかりご無沙汰してしまいました。スナフキンです。
Jリーグも終わり、祭りの後の寂しさも何とかやり過ごし、今やCWCと天皇杯ですね。
ところで、秋春制の件ですが
現状どんなデメリットがあって、秋春制に移行すればどんなメリットとデメリットがあるのか、ちゃんと提示されないままいつの間にか話が進んでるいるようで・・・。
本当に練り上げられた改革なのかどうか、疑問であり不安であり。
本当に何と何を秤にかけて決めたことなのか良くわからない。
それに一部のクラブを除いて、財政的に苦しいこの時期に制度移行するのはメリット・デメリット以前に抱えるリスクが大きすぎると思います。
そしてそのダメージを抱えるのは、各クラブチームであって協会ではない。
釈然としない。
皆さんの意見をみた中では、mm666さんの意見が一番無理が無いように思え、腑に落ちます。
<折衷案として
< ・サマーブレイクを設けるor夏場は土日のみ
< ・2月末からの開催
< ・ベストメンバー規定の緩和(撤廃はしてくれなさそうなので)
何も無理して秋春制に移行しなくても、その前にやるべきこと(できること)がもっと他にあると思います。
posted by スナフキン | 2008-12-18 10:51
まじめに考えてみました。
コメント投稿者ID :
リーグ34試合 ナビスコ予選(ACL予選)6試合 天皇杯1試合 が最低ライン
これにMaxまで勝ち上がったとすれば、天皇杯+4試合 ナビスコ+5試合 ACL決勝5試合 トヨタカップ3試合となります。(外に罰ゲームのA3とか パンパシとかありますが)
さらに、余計なオールスターと大事な?代表の試合が合わせて20試合ほどありますのでこれらを足すと
最低ライン 41試合となり Maxは41+37=78試合になります。
で1年間は52週ですから、秋-春にし、6,7,8とオフにすれば残り9ヶ月フルに日程を 組んだとして残り52週-13週で39週 つまりMaxで出る選手は毎週2試合消化しないと出来ないとなります。つまりウィンターブレイクなど取れない。選手の疲労を考慮してなど嘘っぱちということになります。
ただし、ナビスコ予選は代表の試合と重ねたりしているので、実際にはMaxは70試合ぐらいですが、それでも39週で割れば、ほぼ1週に2回試合しないと間に合わない。なのにベストメンバー規程とかあるんですよね。昨年適当にウィンターブレークが取れれば秋春でもいいんではと言ったことに対し撤回、反省します。
冬休みが夏休みになるだけで中身は何にも変わらない。つまり冬の間ゲームをやることがメリットがあるかでしょうが、見る立場では極寒の中スキーウエア着ていくなら話は別でしょうけど、そこまでしてサッカー見に行くとは思えませんし、ナイトゲームになれば、(水曜木曜に試合を組めば必然的にそうなる)道路状況によって大きく左右されるので東北以北や日本海側の都市では、まったく観客が計算できないでしょうね。そんな中で無理やり移行することが果たして妥当かどうか… メリットないと思いますね。
posted by ペン太郎 | 2008-12-18 12:18
秋春制の結論
コメント投稿者ID :
落ち着いた頃に、失礼します。
冬の厳しいロシアは春冬制ですけどね。
ロシア勢には、UEFAカップやCLでもっと活躍してもらって、
サッカーはスケジュールじゃないと、
少しずつ認識するのを手助けしてもらいたいですね。
なんだかずっと先に書きたかったことが
きれいにまとめて書いてありましたので、
いつかの先に拝借したいと思います。
posted by gunnershigh | 2008-12-18 23:49
皆さんへ2
コメント投稿者ID :
コディーノさんへ
>今回の秋春制への移行は
協会・選手にはメリット、J及びJのクラブにはデメリットがあるという事でしょう。サポや一般のファンからすれば?もちろんデメリットが多い。
その通りですね。ただし、選手の場合は突き詰めれば僕はやはりデメリットの方が多いような気もしますネ。クラブの収入が減れば当然人件費は抑制されるでしょうし、また現状の試合数を考慮すれば夏季のゲームは避けられない。にも関わらず厳冬期の故障のリスクも抱えることになるのでしょうから。
そしてもしお金を使うならば僕もあなたの案の方がはるかに現実的だと思います。そして、そのお金を使う事さえもったいないと思う。であれば、多少スポンサーフィーは減ってもナビスコを完全なる代表スケジュールの裏の大会として運営した方が効率が良いように思います。
スナフキンさんへ
>本当に練り上げられた改革なのかどうか、疑問であり不安であり。本当に何と何を秤にかけて決めたことなのか良くわからない。
そうですね。まずそこを詳らかにせず、非論理的なこじつけで強引に事を進めようとするから、これが生産的な議論に結びつかないのだと思います。そもそも詳らかにできない理由があるからこそ、こんなふうになるのだと思いますがネ。
ペン太郎さんへ
丁寧に試算してくれてありがとうございました。
実は僕も試合数についてはここ最近ずっと考えているところでして、望ましい試合数とその限界値について自分なりに根拠のある数字をはじき出してみたいと思っていたところでした。
ペン太郎さんの住む地域でも12月ともなれば昼でもスタジアム観戦は相当辛いでしょうね。僕が良く行くフクアリでも、11月ともなればPM4:00開始のゲームの終了時には震え上がるほど冷え込みます。観客動員についてはこの南関東でも決して少なくない影響があるのではないかと僕は考えています。このオフにまたこういう問題について話し合いましょうね。
gunnershighさんへ
お疲れさん^^
春秋はロシアのみならず、寒いスカンディナヴィアの国々もそうだったのではないでしょうか。言うまでもなく彼らはUEFAの一員として普通に戦っている。少なくとも秋春にしなければ世界に置いて行かれるかのような論理は、スジとしても相当にムリがあると僕もおもっています。
入替戦のエントリー見たよ。
今回入替戦なくしたのは、もしかしたら大阪のピンクのチーム大OBさんの腕力なのかな…とも俺は疑ってみたりしてる^^;物事には必ず裏がある…というのが僕の信条です。いつも確信には至らないのだけど、素直に飲み込めない性格なのです。
希望を言えば、自動2枠。入替戦2枠ぐらいが妥当なところだと思う。そこで得る選手達の経験、サポーターとの結束、そしてファンに提供し得る興奮、さらに収益。
俺は入替戦こそがサッカーの“花”だと思ってるよ。
またメールします^^
posted by 桐谷 | 2008-12-19 23:15
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