2007年07月12日
【AC】 対UAE戦の展望
対UAE戦。 選手の疲労がどこまで回復するか、また幾分涼しくなるだろう試合当日の環境によって戦い方も変わってくるだろうが、現実的にはカタール戦同様『後半勝負』の展開が予想される。 それはUAEにしても同じことである。 ただ、引き分けが許されないUAEと、もう一度引き分けが許される日本。よりリスクを負って前へ出てこなければならないのはUAEの側であり、日本が如何にそこを突けるか…が勝負の分かれ目だろう。 日本が先にリスクを負い、前がかりになってUAE得意のカウンターにつけいる隙を与える事はないだろう。彼らが出てきた時、要するに雌雄を決しに勝負を仕掛けてきた時に、いかなる戦略を持ってそれを打ち破るか…そういう試合になるのではないかと予想している。 言うまでもなくその前に得点できれば申し分ないが、しかしそうなった時でも、初戦のカタールの場合と、後がない今の状態のUAEでは『捨て身』さ加減の度合いが違うだろう。1点リードしたとしても、その後のUAEの反撃は苛烈なものとなる事は想像に難くないし、ここではやはり2点目を奪う攻撃に初戦よりはリスクをかけて臨まなければならなくなるだろう。 前回『対カタール戦、オシム戦略を分析する』の項でも少し触れたが、 『攻撃がなっていない…』との評価は、押しなべて『失点』のリスクについて無関心なものが多い。 僕がカタール戦で一番評価しているのは、この相手に『攻めさせなかった』ことである。カウンターのチャンスをほとんど与えることなく、極限までリスクを限定した上で、一点を奪った…という内容についてである。 攻めろ攻めろとの気持ちは分からなくもないが、そこには試合環境、時間経過や得点経過、相手の状態やこちらの状態、その他様々な要素の中で、どこまでのリスクを限定して攻めるのか…の視点がなくては現実に対応し得る論理として意味を成さない。 攻撃と守備は一体のものなのだ。 あの攻撃だからあの守備ができたのであり、あの守備(リスク管理)が必要だったからこそ、あそこまでの攻撃でしかなかったのだ。 このような題材はその解釈が100%一致する事はないだろうし、オシムと僕の解釈も相当に異なるものなのだろうと自覚する。 けれども、攻撃だけをとって『こうすれば、ああすれば…』と語るのは自由だが、その試合の目的から逆算して『どこまでのリスクが可能なのか?』そして『そのリスク内での攻撃手法の選択』について、僕達はもっともっとサッカーの現実を学ばなければならないのではないだろうか? 『縦に入れなきゃ』 と松木安太郎は言うが、それをミスした時が一番危ないから、中村憲剛は再び横に揺さぶり、前線の受け入れ態勢に再構築を求めるか、サイドから展開しようとするのである。 欲望と現実には常に大きな隔たりが存在するものである。 それを自覚してどう厳しい現実に向き合ってゆくのか。 僕達のそんな視点こそが、この国のサッカーの未来を形作って行くのではないだろうか? ★サッカーランキング3位となりました…応援のクリック心から感謝いたします★ ⇒⇒⇒人気blogランキングへ
posted by 桐谷 |00:00 |
2007 アジアカップ |
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Re:【AC】 対UAE戦の展望 【キリタニ】
ここでのコメントには、
1.実生活における常識的な礼節と言葉遣い(敬語を使えない文章は否)
2.本文の主旨を踏まえた感情的ではない意見や提案(一部の言葉尻を捉えた曲解や論理展開は否)
この2つを厳守の上でお願いいたします。
サッカーにルールがあるように、人との交流や議論においてもおのずとルールはあるはずです。敵であれ味方であれ、そこに敬意や配慮の無いコメントには掲載や応答の義務も無いものと考えます。
また明らかに論理性のないものもそれに加えさせていただきますし、残念ながらそれを裁くのは僕です。ここから外れるものは僕の主観でためらいなく削除させていただきます。
posted by 桐谷 | 2007-07-12 10:12
Re:【AC】 対UAE戦の展望 【キリタニ】
まさにそのとおりですね。強引な縦への突破は殆どしていませんでしたね、いらいらするぐらい慎重な攻めでした。ゴール前も人数が多くはありませんでした。ゴール前に巻、我那覇、高原を並べると言う布陣ならもう少し得点の可能性が高まったとは思いますが、失点の可能性も高まったので、勝利する可能性は必ずしも上がらなかったと思います。カタール戦は初戦ですので先取点を取られないことが最も重要な事でしたので、タスクはまずまず果たせたと言うことでしょう。最後は阿倍の経験のなさが出たんでしょうが、リカバーできますので今後に生かして貰えれば好いかと思います。次は蹴り出すでしょう。次戦のUAE戦はカタール戦よりも勝利の可能性は高いでしょう、ブックメーカで日本を買うつもりです。開始そうそうに日本が得点をしたら、大量得点もあり得そうですが、負ける可能性はまずないと思っています。初戦と同様に点を取られないことを重視したプランでゲームを勧めるはずです。攻めがつまらないと非難を浴びそうですが、玉砕戦法はUAEには必要でも日本には無用。相手が攻めてこないなら前半を無為に時間を潰して、後半に少しだけ勝負ですね。無理は必要ありません。
posted by んだ | 2007-07-12 11:47
Re:【AC】 対UAE戦の展望 【キリタニ】
目標をどこに置くかで見方が変わってきますよね。Gリーグ1位突破が目的か、Gリーグ突破が目的か、その試合勝つことが目的かによって戦術が変わるのは当然だと思います。桐谷さんが言うとおり、一戦目はリスクを最小限に抑えた負けない省エネサッカーをやったわけですので、とにかく試合に勝て! という見方の場合、面白くないととられても仕方が無いかもしれません。
じゃあUAE戦はどうなるのか? となると、リーグ1位目標で勝ちにいくなら、私なら俊輔を外します。(多分その選択はしないと思いますが)
現状、加持の上がりがあまり無く、チャンスメークできていない=調子が悪いと 取られている方が多いようですが、それは、俊輔守備面でのケアが第一目標になっているからではにでしょうか。加持が上がったことによるスペースに対して、現状ではケアが難しいということだと思います。
守備リスクの面では、遠藤が上だと思うので、バランスを考えれば、俊輔より遠藤がいいと思います。
すると、ケンゴの位置では後ろなのでリスクが大きいとなれば、批判が多い山岸を外せとなりますが、よりゴールに前に入る事を考えれば、アタッカーとして山岸が上だと思います。
俊輔を使うのであれば、右サイドから中に仕掛けられ、FKをもらえるような選手(水野)を使う(外れるのは山岸になりますね)のが効果的ではないでしょうか。
やはり、前回のカタールのようにドン引きの相手を崩すには、二列目からの飛び出しと、サイドからの早いクロス(マイナスが理想)が重要になってくると思うので、俊輔を使うことと加持を使うことを天秤に掛ければ私は加持を使うほうが有効と思います。啓太とケンゴで攻守のバランスをとり、山岸&駒野で左サイドを、加持&遠藤で右サイド攻略し、羽生が動き回り、高原がセンターに居るというのがいいのではないでしょうか。
posted by ペン太郎 | 2007-07-12 13:44
Re:【AC】 対UAE戦の展望
中村俊という選手は一言でいれば「トンチンカンな人」守備をしろと指示されたら、加地のうしろまで行って守備をしてしまう。
で、攻撃の時、肝心なときにその場にいなかったり。要領がわるいというか、気が利かないというか、とにかくそういう気質を持った選手。だからあれこれたくさん指示したら逆効果になる。
ただ一方で、無意識の領域でプレーしたときの爆発力も秘めてる選手。
(コンフェデのフランス戦やブラジル戦など)
確変したときの中村俊はマルセイユルーレットやヒールやループシュートなど何でもできるアイデア溢れる選手に突然変わったりする。
この意外性は同じパサータイプの遠藤・憲剛らにはない特徴でもある。
今のこの状況で中村俊を外してもかまわないが、その場合、誰を指名するのか。
わざわざ自分達のほうから日本の得点源の一つを外してしまうメリットは少ないと思うが。
次のUAE戦は小細工せずに2トップに変更して、中村俊を真ん中で起用してもらいたい。
そうすれば本来の持ち味である決定的なラストパスも活きるカタチになると思いますね。
posted by J | 2007-07-12 16:37
Re:【AC】 対UAE戦の展望
何だカンダ言われても、俊輔は外せないと思いますよ。もちろん欠点はありますが、スコットランドMVPは運だけでは取れない。冷静に見ても、そんな選手をわざわざ外す監督は狂ったとしか言いようがないでしょう。
とにかくカメラワークを良くして欲しい!あと相撲かテニス中継並みの実況&解説者も呼んで欲しい。
posted by PONTA | 2007-07-12 20:28
Re:【AC】 対UAE戦の展望
今回の大会については走れない状況を想像できるかできないかで、見方が変わるように思いました。Jリーグ監督経験者でも、「草サッカー」のような論評していましたし、テレビというのは改めて、制限された情報であるのかなと思いました。(タイへ行ったときのことを今考えてみると、この時期に90分走り続けるなんて自分では学生時代の体力でもできないと思います。公園で汗もかかずにジョグしていていた人たちを脅威の目で見ていたことを思い出しました。そう考えると代表とはいえ、滞在一週間足らずで試合がこなせた選手って凄いのかもしれません。)
>日本が先にリスクを負い、前がかりになってUAE得意のカウンターにつけいる隙を与える事はないだろう
現実的に言うと、確かにおっしゃる通りだと思います。ただ、カタール戦を見てて、選手は余力を残していたように見え、選手の気候への順応性は思ったより高いのではないかとも感じました。自分としては、ここは引き分け狙いをするような戦いをせず、前半のどこかで先制点をとりにいくような攻撃を期待しているんですが、どうでしょう。(欲でしょうか。あくまでも選手のコンディションによる希望的予想ですが、ぜひ、気合を見せて欲しいです。)
>その試合の目的から逆算して『どこまでのリスクが可能なのか?』そして『そのリスク内での攻撃手法の選択』について、僕達はもっともっとサッカーの現実を学ばなければならないのではないだろうか?
この問題提起、非常に参考になります。この点が以前の私の見方にはなかったところだと思いました。(今、理解しようとしているところが正にこの点です。)リスクを過小評価せずに、的確な評価ができるようになればいいなと思っています。(上のような予想しているようじゃ、まだまだ足りないのかもしれませんが)プレーについてもいえることで、選手には場面場面で判断ができているかどうかというのも見るべきポイントだと思っています。
ペン太郎さんへ
おっしゃるように加地の上がりが気になってまして、俊輔の中央でのプレーが理由だと思い、前回のコメントでちょっと触れたのですが、ペン太郎さんの「遠藤右サイドで俊輔を外して、羽生をトップ下」という案もいいなと思いました。ただ、俊輔はこの大会での軸ですし、トップ下でプレーができるならそのままにして、右サイドに守備ができる誰か入ればと思ったわけです。ワントップだとPAの枚数が少ないので、山岸の右サイドからの切り込みは捨てがたいし、遠藤を外してサイドから入り込める水野がいいのかなと思ったんですが、経験不足を考えると先発には役不足に感じてました。
と予想してたんですが、矢野、高原のツートップで行くみたいですね。(そうなると山岸が外れるようで残念)やはり、カタール戦、PA内の枚数が少なかったのと、飛び出すスペースがあまりなかったせいでしょうか。
確かに山岸は走りすぎて死にそうになってましたから、ツートップの方が消耗が少ないからかもしれません。俊輔もコロンビア戦のような動きができれば問題ないのかもしれませんが、加地とのコンビネーションにやはり不安はあります。が・・・期待したいと思います。(本当に俊輔の起用って難しいですね。)
posted by kakara | 2007-07-12 20:29
んださんへ
>カタール戦は初戦ですので先取点を取られないことが最も重要な事でした
その通りですね。中東のこのクラスの相手に先取点を取られることの怖さは、加茂時代のクエート戦の例のようにカウンターの餌食になってもおかしくない。GL初戦でそのリスクを負う必要はありません。
>次は蹴り出すでしょう。次戦のUAE戦はカタール戦よりも勝利の可能性は高いでしょう、ブックメーカで日本を買うつもりです
僕もそう思います。カタール戦に比べれば前半からリスクの賭け方はずいぶん違ってくるはずだと思います。んださんは日本に賭けるんですネ^^覚えておきます。
>玉砕戦法はUAEには必要でも日本には無用。相手が攻めてこないなら前半を無為に時間を潰して、後半に少しだけ勝負ですね。
それが成熟した正しいゲームプランだと僕も思います。けど試合になると、『何やってんだよ、打てよっ!ターンしろよっ!』って僕自身がここでの発言とまったく異なる感情をTV画面にぶつけてしまってるんですけどね^^;
コメントありがとうございました。必ず勝ってトーナメントいきましょう!
posted by 桐谷 | 2007-07-12 21:21
ぺん太郎さんへ
>目標をどこに置くかで見方が変わってきますよね。Gリーグ1位突破が目的か、Gリーグ突破が目的か
おっしゃる通りですね。逆にぺん太郎さんならどう考える?
僕はどちらかを試合前に決めて臨むのではなくて、流れの中で、相手の状態とこちらの状態を見ながら、機をみてバシっと決断するのがもっとも成熟した姿なのかなって思ってるんですけどね。
勝ちにいくなら…の戦略はほぼ同感ですね。そしてオシムがこれだけ俊輔に拘るなんて事前に予想ができなかった…というのが実感。コロンビア戦で改善されたかに見えたシンプルな球捌きが、カタール戦では見えなかったですね。
>ドン引きの相手を崩すには、二列目からの飛び出しと、サイドからの早いクロス(マイナスが理想)が重要になってくると思う
そうですね。それとミドルレンジからのシュートとそれに対する詰め。矢野の役割は大きいと思います。
ペン太郎さんは韓国対サウジは見ましたか?
これまでの試合とはレベルの違うゲームでした。韓国は予想通りだったけど、サウジの迫力ある攻めと仕上がりっぷりにはかなり驚かされました。彼らが勝つか負けるかは分かりませんが、かなりのポテンシャルを持つチームだと言う事は実感しました。やっぱりAC厳しいな…って。
posted by 桐谷 | 2007-07-12 21:34
Jさんへ
>中村俊という選手は…
僕の立場からトンチンカンには同意しかねますが^^;なぜセルティクでのゴールへ向かう動きが代表でできないんだろう…ってそれだけは本当に残念な気がしますね。
>中村俊を真ん中で起用してもらいたい
あの狭いスペースの中で彼が仕事ができるのか、どうか…ただ受けてターンができれば、日本で一番質の高いプレーができる選手である事は間違いありませんね。
まあ良くも悪くも今の布陣であれば彼が中心になるわけですから、勝つか負けるか…彼の活躍にかかっていることは間違いありませんね。
コメントありがとうございました。気持ちよい勝利を一緒に見たいですネ。
posted by 桐谷 | 2007-07-12 21:40
PONTAさん
>とにかくカメラワークを良くして欲しい!あと相撲かテニス中継並みの実況&解説者も呼んで欲しい
こだわりますネ^^でも本当に僕もそれを望みたいです。PONTAさんみたいな方の意見を制作もどっかで吸い上げてくれないものですかね。既存の解説とか、本当に聞いてるとうんざりするようなコメントしかないですもんね。
posted by 桐谷 | 2007-07-12 21:43
kakaraさんへ
>タイへ行ったときのことを今考えてみると、この時期に90分走り続けるなんて自分では学生時代の体力でもできないと思います。公園で汗もかかずにジョグしていていた人たちを脅威の目で見ていたことを思い出しました
タイ人って汗かかないんですよ、本当に^^あんなに暑いのに帽子とかも絶対かぶんないですしネ。
>選手は余力を残していたように見え、選手の気候への順応性は思ったより高いのではないかとも感じました
僕もそう思いました。ただし、急仕上げの無理が後になって利いてくるような気はしていますが…。
>前半のどこかで先制点をとりにいくような攻撃を期待しているんですが、どうでしょう
これに関しては当然カタール戦とは、前半の初めからリスクの賭け方はハッキリ違うと思います。何より日没後の試合となりますし、チームとして勝ちたい気持ちはカタール戦より遥かに切実なものですからネ。
ですからこの試合に関しては、後半勝負のプランとはいえ、前半からサイドの思い切った攻め上がりや、憲剛のポジションからの仕掛け…といったオプションが必ず見られるものと僕は思います。
ただし、嵌ればボコボコにするとも思いますが、先取点を取られてしまえば、カウンターの餌食となってしまうかも知れない…。そうなればGL敗退濃厚となります。
先取点の持つ意味とそれに対するリスクの取り方…引き続きこれが勝負の分かれ目となる事と思います。
posted by 桐谷 | 2007-07-12 21:59
Re:【AC】 対UAE戦の展望
素晴らしい才能の俊輔でも80%の力なら、世界では「ある程度」もプレーできません。それはロナウジーニョだって同じ。俊輔は、日本が誇る世界に通用する数少ない優れたプレイヤーです。代わりが出来る選手は日本には存在しません。
ですが、現在のチームで俊輔の能力が100%発揮できないようであれば、彼は単なるお荷物でしかないということです。あえてスター選手を外すというのは、どこの国でもよく話題になる話です。(しかし、日本はそんな贅沢が出来る国ではないですが)
俊輔が悪いのか、オシムが悪いのか、他の選手が悪いのか、期待しすぎるマスコミ・サポーターが悪いのか、わかりませんけど。
残された方法は、俊輔がこのチームで自分が輝ける場所、やり方を見つけるか、オシムがフォーメーション、戦術などをさらに工夫するか、どちらかでしょう。
それこそが「選手と監督の信頼関係を築く」今大会の大きな目的だと思っています。
オシムについて:
オシムは、様々な経験をもった賢者であり、とりあえず当たり前の指導をしてくれるプロのコーチですのである程度の信頼はしてます。ですが、彼を選んだのはあの某会長であり、ゴタゴタ騒ぎの中、めずらしく周りの意見を聞いて決めたに過ぎない。「結果よければ・・・」とは到底思えません。
さらに、彼の指導が、常に変化している現代サッカーの中で、日本にとってベストなのか未だに見えません。ただ、「悪くはない」「ベターかも」という程度でしょうか。
最後まで全幅の信頼は出来そうもありませんので、私は常に懐疑的で行こうと思っています。
posted by ちょんまげ | 2007-07-12 22:55
Re:【AC】 対UAE戦の展望
桐谷さんへ
そうですね。私ならどう考えるか?
まず、選手の立場での考えと監督の立場の考えは違うと思います。
選手の場合、当然試合は勝ちに行くものですから、桐谷さんが言うとおり『流れの中で、相手の状態とこちらの状態を見ながら、機をみてバシっと決断する』のが理想だと思います。負けてる場合は点取りに行くとの明確な答えが出せますが、引分け、リード時には試合終了近くになった時どのようにクローズするかを考えるのが妥当だと思います。
監督の立場の場合、1試合で判断するのではなく、リーグの場合、全体を見た上で、ある程度の勝ちと引分けのプランをもってもいいと思います。今回の場合、私は初戦引分けでも問題ないと考えていたので、結果的に勝ちがするりと抜けましたが、内容が次につながるものと判断したのでさして心配はしていません。
俊輔については、ゴールに向かうボールを蹴る+スペースのない中央よりサイドのほうが、よりスペースがあるからサイドで使ってるのであって、現代のサッカーのように中央のスペースがほぼない状態で、(ましてドン引きしてスペースを消しているアジアで)トップ下に起用しても、機能するかは確率的に低いと考えます。その辺は桐谷さんと同意見です。俊輔の場合、密集地帯でボールを持った際にキープはある程度できるでしょうが、ドリブルやテクニックで相手を抜き去り自分でスペースが作れるタイプではないし、自分から走り回ってスペースに突入していくタイプでもないので、誰かと連動してスペースを作らなければ(作ってもらわなければ)機能しにくいと思います。だから現状で遠藤が必要になるんでしょうけど。加持が追い越してDFを引付け、山岸が逆サイドから中央に絞ることで、CBを引付け、高原が真ん中で同じくCBを引付け、遠藤が補助をして、鈴木が守備のカバーをする事で、俊輔が生きてくると言うのが現状の日本代表のシステムだと思うので、仮に2トップになってもトップ下でどうかなと思いますね。まあ、UAEは勝たなければならないのでドン引きしないである程度打ち合いになればトップ下でも行けるんじゃないでしょうかね。
サウジ×韓国 すいません。見てませんです。
posted by ペン太郎 | 2007-07-12 22:58
ぺん太郎さんへ
設定が曖昧でいっぱい書かせてごめんなさい。
僕はあくまでオシムの視点で語ってました。
ベトナム-カタール結果が出ましたね。これでひとまずトップ通過の可能性はやや広がったということですね。
『勝つ』ことをテーマに逆算して戦略を組み立てるが、必ずしもリスクを負って遮二無二勝ちに行かなければならないシチュエーションではない。
きっとそんなところになるのでしょう。
中村俊輔については、僕であれば試合後半勝ちに行くシチュエーションのウインガーとしてベンチにとっておきたい…といったところですね。
現状ではそれぐらいの役割が適任のような気がしています。
posted by 桐谷 | 2007-07-13 00:17
Re:【AC】 対UAE戦の展望
ペン太郎さんへ
俊輔の問題点、よくわかりました。
ジダンのようにフィジカルも強く、テクニックもないと、やはりトップ下のゲームメーカーっていうのは避けた方がいいんでしょうね。
ちょっと安易に考えていたように思います。
参考になりました。
posted by kakara | 2007-07-13 00:19
Re:【AC】 対UAE戦の展望
攻めと守りは表裏一体とはサッカーにおいてあたり前のことで、他の球技や格闘技にだって同じことが言えます。ただ、試合の前後に推察や評価する際にはついつい分けて考えがちです。桐谷さんの言葉で再確認できました。
UAE戦、僕も日本のプランは概ね1戦目と同じでよいと思います。攻め急がずにボールを保持し、時間を使う。何の問題もないでしょう。
ただし初戦とは状況が違うので、この試合は前半からカタール戦の後半のような展開になることが予想されます。(相手はドン引きしてられないでしょうから)
できれば基本的な布陣も1戦目同様、4-2-3-1でいってほしい。全体に引いて中央を固めている相手に対しての2トップはあまり有効とは思えません。密集していたら1人がサイドへ流れてもスペースを作り出すことは難しいし、FWに楔を入れてからの展開も窮屈すぎて難しいからです。
むしろサイドアタッカーを左右それぞれ2人づつ配置して相手サイドを深くまでえぐったり、セカンドトップがゴール前に飛び出したり、ミドルを打ったりする方が有効でしょう。
4-3-2-1、つまりツーシャドウってやつで、より攻撃的にすることも考えられますが、味方サイドバックが上がった際のカバーリング等、守備面(DH)での役割が難しそう。カウンターが得意な相手にスライドが遅れて中央を空けてしまうという危険な場面が予想されます。という訳で、第1戦の布陣が妥当かと思います。誰を使うか?という議論については、このゲームにおける役割に最適な選手を選択すれば誰でもよいと思います。
気候、ピッチ、コンディション、引いた相手・・・
苦しくてストレスが溜まる展開が予想される試合で、得点が生まれそうなのは何と言ってもセットプレイ、特にFKです。(失点も然りですが・・・)
そんな時に「日本が世界に誇るプレースキッカー」がどうしてもピッチにいてほしいものです。
中村俊輔を外せ、という意見が多いようですが。
カタール戦のように僅かな緩慢なプレイが良いゲームを壊すように、一瞬の輝きが苦しいゲームを救うことがACでは多々起こりそうな気がします。
それから、とても基本的なことですが、選手には90分間、声を出し続けてほしいです。90分間も走り続けるのは無理です。集中し続けるのももっと無理です。11人全員で集中を保つべきです。
posted by ゲンゴロウ | 2007-07-13 01:52
Re:【AC】 対UAE戦の展望
ベトナム×カタールの結果を踏まえると・・・
日本はUAE戦に勝ってもベトナム戦引分けでは確定しません。
逆にベトナム戦を勝ち前提で考えると、UAE戦は引分けでもOKということになります。
ということは・・・
リスクとリターンのバランスで考えるならばカタール戦以上に「無理に勝ちを求めない」サッカーになることを覚悟して見た方が良いかも?
正直、UAE側から見ても、前に出てこない日本に勝たなければならないのは相当にしんどいでしょう。
そこには多少なりとも無理が生じるのではないでしょうか?
でも、文字通り「死ぬ気」のプレーも見てみたいですし、今度は日本のFKを見せてやりたいとも思います。
先制されない限り期待は薄いですが。
posted by 1088 | 2007-07-13 16:46
ゲンゴロウさんへ
>ただし初戦とは状況が違うので、この試合は前半からカタール戦の後半のような展開になることが予想されます。(相手はドン引きしてられないでしょうから)
実際その通りでしたね。前半の頭からあれだけ積極的に来るとは僕は思っていませんでした。それだけにUAEの後半攻めどころでの疲弊した姿は無残に思えました。彼らは戦略を誤った…日本がそこに助けられた形だと思います。
中村俊輔に関しては良いプレーも悪いプレーもありました。得点を決めるパスは確かに立派ですが、それ以外の部分でもう少しチームに貢献できないものか…。このチームの核として彼にはそこまで要求したいと個人的には思います。
>それから、とても基本的なことですが、選手には90分間、声を出し続けてほしいです。90分間も走り続けるのは無理です。集中し続けるのももっと無理です。11人全員で集中を保つべきです。
おっしゃる通りですね。疲弊して思い通りにならない困難なじょうきょうであればこそ、基本的な事を如何に忠実に実行できるかが大切なのだと思います。その意味でこのチームはまだまだ子供ですね。
とりあえず勝利できた事は良かった。本当にホっとしました。次のベトナム戦もプレッシャーのかかる厳しい試合になりそうですネ。
posted by 桐谷 | 2007-07-14 08:48
1088さんへ
>正直、UAE側から見ても、前に出てこない日本に勝たなければならないのは相当にしんどいでしょう。そこには多少なりとも無理が生じるのではないでしょうか?
最初から無理して出てきたUAEが返り討ちにあった形でしたね。打ち合いをしてはああなると思いますし、日本はこれに気をよくして中東のサッカーを甘く見てはいけないと思いますネ。
>今度は日本のFKを見せてやりたいとも思います。
中村俊輔の素晴らしいFKがありましたが、残念ながらゴールにはなりませんでしたね。大事なところであのFKが決まってくれることを僕も祈っています。
posted by 桐谷 | 2007-07-14 08:53


