2007年07月10日

【AC】対カタール戦 オシム戦略を分析する

今朝の本文における戦略的解釈にいくつかの異なる意見をいただいたので、自身の為にも、もう一度その分析を簡単に記録しておきたい。


まずはじめに、昨日のような試合を、オモシロい…オモシロくない…の論点で語るサッカー観を僕は持たない。

そしてあの環境において、あのレベルの相手にベタ引きにゴール前を固められて、『1点しか取れないようでは情けない』という価値観もこれまた持ち合わせてはいない。

あの環境において90分を攻めきれる筈などない。
前半の45分を捨てて、ワイドにボールを振り相手の消耗を誘いながら、ギャップを見つけて縦にボールを入れ、打開を図る…。ターンできなければボールを戻してまた揺さぶりながらギャップを見つける。
前半の日本は、いくつかの危険なバックパスと遠目からのシュート意識の希薄さを除けば、ゲーム戦略どおりのパーフェクトなデキであったと考える。

カタールが体力を温存していたのは間違いないが、彼らが横の揺さぶりに対応していなければたちどころにバイタルに縦を通され、或いはサイドにフリーで展開され、幾度となく窮地を招いたことだろう。

ほとんどハーフコートマッチのような展開の中で、後半の失点後でさえ彼らが日本のDFラインでのボール回しをチェイスできなかったのは、この前半のワイドな揺さぶりが応えていたからである。

後半20分過ぎ、カタールが前線にフレッシュな選手を投入し、必死のチェイシングでプレスゾーンを押し上げてきた際には、日本の後方でのボールキープに大きなリスクが伴いはじめた。そこでオシムが切ったカードが羽生の投入であり、彼が前線でDFラインの裏のスペースを突くことで、安全なボールの処し方と試合を決める追加点への可能性をオシムは選手達に暗示したのだと僕は考える。
ところが、その意図にも関わらずパサーの判断が悪く、敵のプレスにボールキープが窮する。危ないボールの奪われ方が頻発する。
そこで得点を諦めたオシムは橋本の投入を決断するが、もしオシムが悔やんでいるとすれば、唯一この選択だったのではないだろうか…。

後は皆さんご存知の通りである。


攻めがなっていない…と言う人も多いようだが、あの得点がなければ後半20分過ぎには徐々にリスクを高めて敵のゴール前へ迫る戦略プランもちゃんと用意していた筈である。あの環境の中でラッシュできるのはせいぜい10分や15分だろう。或いはそれさえもできない状態にあったのかも知れない。だからといってまた、ピーキングに無理のあるこの日程で初戦を迎えた選手達を責められるものでもないだろう。

そして何よりも、そもそもグループリーグ初戦のこの試合は、大きなリスクを負ってまで遮二無二勝ちに行くシチュエーションではない。勝つチャンスがあった。それを土壇場のつまらないミスで失った。残念ではあるが、勝ち点1は得たのである。及第点の与えられる結果である事は間違いない。


次戦のUAEも、僕はカタールと同じく前半攻めて来ないだろうと予想している。
彼らはこのカタール戦を見たはずだ。日本のクオリティとその運動量に、前半からの打ち合いは避けてくるだろうと考える。
僕がオシムであれば、UAEが打って出てくる後半に、その出鼻を挫く戦略で前半の45分をカタール戦同様ボール回しで様子を伺うが、僕の意識よりも常に攻撃的に出るオシムは、一体どんな戦略を用意してUAEとの対決に臨むのだろうか?

現時点においても、このチームが素晴らしいポテンシャルを有したチームである事を、僕はこのカタール戦において改めて実感した。そしてだからこそ、このサッカーを貫いていかなくてはならないと信じている。


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posted by 桐谷 |00:00 | 2007 アジアカップ | コメント(40) | トラックバック(0)
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また明らかに論理性のないものもそれに加えさせていただきますし、残念ながらそれを裁くのは僕です。ここから外れるものは僕の主観でためらいなく削除させていただきます。


posted by 桐谷 | 2007-07-11 00:14

Re:【AC】対カタール戦 オシム戦略を分析する

コメント投稿者ID :

自分は「アンチオシム」ですがカタール戦の内容は非常に内容の良い試合だったと認めれる試合でした

ただ引き分けになった理由は明らかにオシムジャパンのマイナス要素がそのまま出た結果でしょうね。

「ジェフ枠」「本職のDFを起用しない」
これが間違いなく引き分けに影響したでしょう。
ここだけ修正すれば間違いなく良いチームだと素直に認めますが、今回のようにこれが原因になってしまうとまだまだ様子見って所ですかね。

posted by オシムっ子 | 2007-07-11 00:52

Re:【AC】対カタール戦 オシム戦略を分析する

コメント投稿者ID :

私もカタール戦はゴール前までの動きを除いて完璧な試合展開だったと思います。この試合でも明らかかっだたのは、シャドー的な位置にいる遠藤、俊輔があまりにも仕掛ける動きができない所にあったと思います。次戦では片方入れ替えたほうがいいのかなと思います。そして改めた感じたのは遠藤をボランチで使わずに憲剛をボランチで使う理由です。キックの精度から言えば憲剛よりも遠藤や小野のほうが上でしょう。この二人は能力だけ見ればシャビにも匹敵すると思います。しかしこの二人が使われない理由は動き方に大きく問題があります。(オシム言うの走るサッカーとは動き方)このポジションは効果的にボールを保護しながら前へボールを運ぶことがとても重要です。ですからボールを受ける位置、タイミング、ボールを離す位置、タイミングが鍵になってくる。シャビ、憲剛などはここがとてもしっかりしています。俊輔、遠藤、小野はキック一本だけ見れば優秀ですが動き方がまったくなってないように見えます。
さらに守備もしなければいけないボランチは現代サッカーでもっとも重要視されていることがここにあるとおもいます。ジーコ時代の中盤の中央が俊輔、遠藤、福西でアジア相手にゲームを作れない理由がこれでわかります。

posted by レイ | 2007-07-11 01:06

Re:【AC】対カタール戦 オシム戦略を分析する

コメント投稿者ID :

初戦ということもあり、僕は引き分けで十分だと考えていました。
前半をみていると、なんで東南アジアでやるんだよ!という怒りがこみあげてきましたが、後半は予想以上にスピーディでびっくりしました。

で、なにがいいたいかと申しますと・・・
応援してるんでこれからもブログ頑張ってください、ということですw

それと、個人的に山岸が好きになれません。というか良さがわかりません。以前、オシムは山岸を基準にMFを判断するとききました。いったい山岸の良さは何なんですか?

できたら教えていただきたいです。

私的でごめんなさい。

posted by uika | 2007-07-11 01:52

Re:【AC】対カタール戦 オシム戦略を分析する

コメント投稿者ID :

仰る主旨は分からないでもないです。


ただ、「初戦は引き分けで良いや、次は勝てるから」とアジアを舐めきっているように見えます。

次を勝てる保証はありますか?


監督がオシムになり、確かに安定した試合運びやボールポゼッションが出来るようになりました。
しかし、効果的な裏への飛び出しもなく、意表をつくキラーパスも出せず、かといってミドルを打つでもない。
得点力不足は全く解消されていません。
遠藤がペナルティエリア内完全フリーなのに、パスの出しどころを探している様には、怒りを通り越し笑えてきました。



ですから自分はオシムが試合後にキレたのは至極当然だと思いますし、逆に「わざわざ監督自らが選手を戒めなければならない」今の日本代表の現状に呆れかえっています。



「ウサギとカメ」の昔話で最後に笑うのは、一歩一歩しっかりと歩んできたカメです。
今の日本代表は「どうせ俺達の方が強いから」と相手を侮ったウサギにしか見えません。




とりあえず一つだけ確かなのは、今回のオシムの檄でも日本代表に何ら変化が無いようなら、本当にアマレベルだったって事です。

posted by サルサ | 2007-07-11 02:23

Re:【AC】対カタール戦 オシム戦略を分析する

コメント投稿者ID :

とにかく、まず、テレビが見にくいと思いませんでしたか?
プレイが止まる度に、相手監督やどうでもいい選手のズームアップ!そのおかげでプレイ再開時、ボールは既に動いていて殆どの切り替えが間に合っていませんでした。危険なシーンはスローリプレイでやっとこさ見られる程度。終盤FK時の壁作りも含めて、時計が止まったときの選手達のリアルな動きをもっと伝えて欲しい。どうしてもズームを映したいなら右下に小さいフレームを。これはU-20戦の中継でも同じことです。スポンサーがらみで選手の宣伝を狙っているのかとすら感じる。いったいいつからこうなったのか…。

山岸は、相手マークに殆ど抑えられてたように思います。羽生との交代は誰もが予想したとおりでしょう。(ここに三都主でも入れば見応えありますよね)
前半はやはりボールを持たされていたような展開だったと思います。確かに、あれほど相手がドン引きしていればこじ開けるのは難しい。さらに管理人さんの言うように「遠目からのシュート意識の希薄さ」。相手にしてみれば、主導権を与えてもさほど怖くないし、完全に作戦通り&ラッキーゴールだったと思います。
私もUAEは引いてくると予想します。しかし、日本代表はACミランではないけれど、「持たせるだけで怖い」と思うようなチームに近づいていって欲しいです。もし同じような展開になりそうならば、多少精度のある俊輔・遠藤らのロングシュートを前半から連発し、プレスに引き込んで体力削るというのもひとつでしょう。強引に突っ込んで、今回少なすぎたゴール前FKを狙うのも見たい。

ともあれ、駒野の復帰を熱望!
そして負けても死ぬなオシム!日本は必ず良くなる。

posted by PONTA | 2007-07-11 03:05

Re:【AC】対カタール戦 オシム戦略を分析する

コメント投稿者ID :

読んでいて気持ちの良いブログでしたので、おじゃまします。

監督は最後のFKについて「積み木を最後に崩した」と激怒したとの記事が・・・え?ちょっと待って。
それってゲームプランが1-0だったってこと?

素人目ですが、前半のFKを見ただけで「今日は1点は覚悟していないといけない」と感じました(皆さんはどうでしたか?)。
もちろんチームは事前にそういう情報を持っているはずで、だとするとゲームプランは最低でも2-1だったのではないのでしょうか?

経験者の方にはぜひ教えていただきたいのですが、ゲームプランとはそういう立て方はしないのですか?

で、そう考えたら、監督は何を怒ったのでしょうか?
「積み木を最後に崩した(と和訳された言葉)」の真意は何でしょうか?
もし、「2点目を取れなかったこと」を指摘していると仮定したら?

まあ、記者会見もロッカーでの話も、どこまでが本当なのかは分かりませんよね。
彼は日本人ではない(マリーシアを持っているという誉め言葉の意味)うえに、輪を掛けて狸親父だということを忘れてはいけません。

恐らくUAE戦は・・・
止めときましょう。誰が読んでいるか分からないので。

posted by 1088 | 2007-07-11 03:17

Re:【AC】対カタール戦 オシム戦略を分析する

コメント投稿者ID :

こんばんは、キリタニさん。
コメント欄にお邪魔させていただきます。

自分も昨日の試合に唯一疑問符をつけるとするならば
中村(憲)選手に替えて橋本選手をピッチに入れた事。

これは橋本選手の能力の問題というよりも
逃げきらなくてはならない状況において、
経験に左右されるところは大きい気がして。

中盤においてプレスをかけられない状況を修正するなら
阿部選手をボランチに上げ坪井選手をDFに置いて
相手の飛び出しに対応する形の方が自然だと思われます。

オシム監督は選手のコンディションをチェックしてるから
理由があったのかもしれませんけど。

千葉時代からオシム監督の戦術を見ているキリタニさんは
オシム監督のどの様な心理による交替だと思われますか。

posted by 620 | 2007-07-11 04:19

Re:【AC】対カタール戦 オシム戦略を分析する

コメント投稿者ID :

他のブログでも投稿させて頂いておりますが、僕はカタール戦の出来は悪かったと思います。

得点シーンを見ても、オシム体制のベストマッチと言われている札幌でのサウジ戦でも、PAの左右の深いサイドからのクロスに中央で合わせるというのが今の日本の得点パターンです。キリンカップのセルビア戦の高原のヘディングシュートもそうでした。

いずれのゴールも今野や駒野や加地という「DFのアシスト」という所がポイントです。彼らがそのポジションでボールを受ける過程は、またそれぞれに違うのですが、とにかくサイドバックがそのポジションでボールを受けられるようチームとして突き詰めていくべきです。「今までそれで得点できたのだから、それを繰り返せ」というのは単純すぎるかもしれませんが、そのようなプレーとセットプレーがオシムジャパンのほとんどの得点パターンなのですから。

カタール戦を見ていて、左サイドの山岸と今野はとても窮屈そうでした。逆に右サイドの加地は広大なスペースがあるのにボールが回ってきませんでしたね。少なくともチーム全体が「サイドにスペースを作ろう」「空いているサイドに早く展開しよう」と意識しているようには見えませんでした。

両サイドのプレーヤーが生きなかったのは、カタールが引いてきたせいもありますが、僕は遠藤や俊輔が彼らを生かそうとしないことが原因だと思います。あれだけボールを保持できれば、両サイドDFが上がってくる時間は十分にあったはずです。だから「タメを作る」というプレーはMF陣には不要だったわけです。「タメ」は十分、必要なのはその「タメ」を解き放つ場所とタイミングではないでしょうか?
僕もオシム日本代表が素晴らしいポテンシャルを秘めていると思います。実際にプレーヤーのレベルも高い。俊輔が右サイドPA付近に張り付かれたら相手の左サイドDFは相当嫌だと思いますよ。逆サイドのや山岸も然り。カタールのあの引きぶりならそこまでボールを運んでくることは鈴木、憲剛、遠藤の3人で大丈夫でしょう。サイドに張る俊輔が、ボールを受けようと中央に動き出したら・・。絶対ボールを受けさせてはならない、とDFは相当警戒しますよね。その時に一瞬相手の陣形が崩れたところを加地や高原が突いていく。ゴールに近い場所でそんな動きが連動してたら、それこそ6-1くらいで勝っていたんじゃないでしょうか。皆能力が高いし、技術も優れているのに勿体ないと思います。オシムには是非彼らを解き放ってほしいと願います。

posted by soso | 2007-07-11 05:22

Re:【AC】対カタール戦 オシム戦略を分析する

コメント投稿者ID :

久しぶりにお邪魔します。

オシムは終始追加点を欲していたと思いますよ。
橋本を入れたのは得点を諦めたのではなく、やたらと組み立てに絡みたがって下がってくる前線の選手(特に高原と俊輔)に対しての暗示だったのではないかなぁと。
つまりは「お前等はもっと前で仕事しろ!」と。
決して1点を守り逃げ切る選択をしたとは僕には思えません。
勝てそうだった試合が引き分けに終わってしまったのも終盤に失点したからではなく2点目が取れなかった事に尽きるんじゃないでしょうか。


posted by チェンコ | 2007-07-11 06:17

Re:【AC】対カタール戦 オシム戦略を分析する

コメント投稿者ID :


きりたにさんの意見に賛成です

posted by じいい | 2007-07-11 07:01

Re:【AC】対カタール戦 オシム戦略を分析する

コメント投稿者ID :

全然OKじゃないですか?
勝てなかったのは残念ですが、初戦で、しかもたったあれだけの準備期間で、上々のスタートですよ。
大会の一戦目なんて、だいたいがつまらない試合になりがちなのに、結構面白かったし。

桐谷さんは固いというか、真面目すぎるというか。
オモシロイ、オモシロクナイで語ってもいいんじゃないですか?論じることはできませんけどね。オモシロイ、オモシロクナイなんて、只の個人の感想で理屈じゃないですから。面白くなかった人はオモシロクナイと言えば良い。ああそうですか、で終わりです。
ただちゃんと観ないでオモシロクナイと言うのはイカんですね。よく前半つまらなかったから、後半は適当に見た。とかひどいのは、後半は見てない。なんていう人がいますが、信じられないですね。そんな人がなぜココにコメントを?と思うのですが。
だいたいサッカーって、適当に見てたら面白い試合でもツマラナイですからね。
逆につまらない試合でも楽しんで観てればあんがい面白いし。
ダメだなーとかヘタだなーとかでもけっこう楽しめますよ。
それこそ人が死ぬわけじゃなし、楽しみましょ。
この大会は単純に応援して、勝ったら喜び負けたらちょっとだけ怒ったり悔しがったりする程度で良いんじゃないかと思っています。本当のオシムのチームを観られるのは、この大会が終わってからだと思っているので。(まあこの大会で進退を問うなんていう馬鹿な考えもあるようですが)あくまで目標はWカップですから。
と、いろいろつまらんことを書きましたが、桐谷さんの解釈には概ね賛成です。違いといえばあの失点をたぶん桐谷さんよりずっと重要視していないことですかね。
どうってことないですよ、あんな失点。良くある事じゃないですか。それよりエリア近くでファールをしないって言い過ぎるのが気になる。熊の「ノーファール」の声が聞こえたときには、イヤーなものを思い出してしまいました。ファールを恐れてキツく行かないなんて最悪ですからね。ただ川口のFKの弱さは気になりますが。
結局相手に打たれたシュートはフリーキックの4本だけ。しっかりディフェンスしていたからペナルティーエリア内のシュートがなかったわけで、ここがルーズだったらフリーキックのかわりにペナからシュート打たれてたかもしれないですし。

あと関係ないことですが、テレ朝では中村俊輔大活躍だったらしいですね。NHK-BSではすっかり消えていたんですが、違う試合だったんですかね。

posted by 目黒 | 2007-07-11 11:58

Re:【AC】対カタール戦 オシム戦略を分析する

コメント投稿者ID :

桐谷氏の分析を拝見し、人によってサッカーの見方とはこうも違うのだなと興味深く読ませて頂きました。
カタール戦について私は全く違う分析をしています。各論に入ればキリが無いので、一部抜粋して書かせて頂きます。
最初に申し上げておきますが、これは桐谷氏やその他の方の戦評を否定するものではありませんのでご了承下さい。

前回の投稿にもコメントさせていただきました(内容が重複して申し訳ありません)が、前半の日本は守備を固める相手に攻め手が無く、無用なパス回しに終始したと私は感じました。相手はそれに付き合わず、要所を締めるまで。体力を消耗させるには至らなかったと考えます。
お互い90分という時間を考え、前半から下手に動き回らないよう腐心していたように見えます。
日本はサイドにボールは回すものの、そこからさらに崩し切るまでは至らず、ゴール前を固める相手に向けて無作為にクロスを入れることに終始していました。恐らく相手DFも脅威を感じることは無かったのではないでしょうか。

この前半の戦いぶりに私は閉塞感を感じたのですが、こういう守りを固めてくる相手を攻め崩せない日本にオシムと選手はこれからどう対応するのか。
もしオシムが前半から遮二無二飛ばすようなギャンブルに出るのなら、彼の能力を信じることができなくなりそうです。

極度の私見ですが、前半の試合にパサー3人、そして守備専門のボランチは必要なかった。4人のうち2人は彼らの特性を存分に活かせるチャンスが無いにも関わらず、それに拘った。閉塞感を打ち破るカギはここにあると感じています。

後半のカタールについては最後までガス欠を起こした印象は持ちませんでした。最後まで自陣では日本をよく追い込んでいましたし。それ故に日本は追加点を取ることができなかったのだと考えています。
桐谷氏の指摘された「日本のDFラインでのボール回しをチェイスできなかった」という点について、私はむしろ「中東のカウンターサッカーの性質なのだ」と見ています。
サウジ、UAE、バーレーンなどの中東勢は体力があろうとも相手のDFを懸命にチェイスするようなサッカーを展開したのは私の記憶にありません。恐らく彼らはその先にある死を普段から充分に理解しているのでしょう。
ゆえにこの日のカタールも同じ戦略なのだと。

その後半は相手がエンジンを掛けてきたことにより、スペースが生まれ、日本の攻撃が有機的に作用するようになりました。さらに効果を出すには大きなサイドチェンジを利用することと、下がってボールを触りたがるFWの特徴を活かし、後続の選手が最前線に進出し相手のギャップを作り出すことだと考えます。

試合の評価としてはピッチ・選手のコンディション、対戦相手等の様々な要素も踏まえ、及第点を与えられる内容・結果だったと考えています。前半の戦い方も体力温存をベースとしたものであるでしょうから、あの程度で良いというのも頷けます。

課題としては前半の相手の崩し方、FKを与えた後の対応の仕方だと考えます。


ザクザク書き込んだのでまとまりの無い長文になってしまい申し訳ありません(^^;

「こんな見方をするヤツもいるんだ」と感じて頂ければ幸いです(^^
桐谷さんからは、お時間があればこの違った戦評を見た感想を頂ければ嬉しい限りです。

posted by ラッシュ | 2007-07-11 12:34

Re:【AC】対カタール戦 オシム戦略を分析する

コメント投稿者ID :

連投すみません。

1088さん

私の浅薄な経験で申し上げるならば、まずゲームプランは2-1だとか1-0と言った得点で決めるものではありません。
得点で決めるのであれば、それはゲームプランとは言わず、結果予想となるのでないでしょうか?

ゲームプランとは例えば
・前半は相手の出方を伺って、慎重にゲームを運びたい
・相手は相手の8番が必ず起点となるからその出所を潰そう
・サイドは相手の弱点だからそこをうまく突いていこう
・良いキッカーがいるからゴール前での不用意なファウルは避けなければならない
こんなレベルです。それに合わせて選手に具体的な指示をします。
中にはいきなり「今日は3点取れよ!」なんて監督も居ましたが、それはゲームプランではなく選手に発破を掛けているのだと理解しています。
得点はそのゲームプランから派生する副産物のようなものですので。

またゲームプランは試合中、刻々と変わるものです。試合中は相手の状況、自チームの状況、得点状況、ピッチ状況など様々な変化が起こるからです。

もちろん監督の頭の中には試合の経過ごとに「もう1点取らないと危ない」などの危機意識は芽生えますが、ゲームに入る前から「今日の試合は2-1で勝つぞ」
というような考え方はしません。

そして「積み木を崩した」という言葉の真意について。
オシムが後半37分に橋本を投入したのは、やはり残り時間と試合の流れを考え無失点で試合を終えることを優先したからだと私は考えます。
ですから各所で言われている通りでは無いかと私は感じますがいかがでしょうか?

posted by ラッシュ | 2007-07-11 12:50

Re:【AC】対カタール戦 オシム戦略を分析する

コメント投稿者ID :

 私もカタール戦についは、オシム監督はプラン通りだったと思います。初戦であり、グループ内で一番の難敵に対し、最悪負けない試合展開をチョイスしたんだと思います。前半の省エネサッカーは、後半への伏線だったのかなと。時折スピードアップしたり、崩しにかかったりは、相手の対応を見る為ではないかと。積んだ積木が崩れた発言は予定通りだったと言うことではないでしょうか。以前ナンバーのインタビューの中で俊輔の使うには5人ほしいとありましたが(誰かは長くなるので割愛します)、現在の日本代表構成はまさにそれですので、ある意味、本気で勝ちにきていると私は受け取れます。

 現在の日本代表が攻撃面で機能するかしないかは、現状のスタメンでの鍵は山岸だと思います。頑張ってほしいものです。彼の良さはなかなか分かりずらいですが、サイドから中に入ってこれる所ですね。位置取りが抜群にうまい。目立たないんですがね~。バーの上にふかした場面は言い訳できませんが、あの位置に居ることが重要ですよね。イメージ的には、昨年のサウジ戦の3点目。サイドの加持がニアに入って潰れお膳立てしましたが、あれが普通に出来るのが山岸です。

あと、カタール戦のMOM俊輔らしいですが、私はどう見ても鈴木だと思うんですがどうでしょう?

 桐谷さんへ。すいません。私的には、そういった解説しか出来ない放送が問題なのでは?という問題提起のつもりでした。言葉足らずですいません。

posted by ペン太郎 | 2007-07-11 13:00

Re:【AC】対カタール戦 オシム戦略を分析する

コメント投稿者ID :


目黒さん

>あと関係ないことですが、テレ朝では中村俊輔大活躍だったらしいですね。NHK-BSではすっかり消えていたんですが、違う試合だったんですかね。


民放は音を消してみてますが、そんなに活躍してませんでしたよ。っていうよりスッカリ消えていました。ボクが見ていたのは違うテレ朝だったのでしょうか。

posted by domo | 2007-07-11 17:15

Re:【AC】対カタール戦 オシム戦略を分析する

コメント投稿者ID :

桐谷さんの詳しい戦術分析を心待ちにしていた私としては、今後もより突っ込んだお話が聞けるかと思うと嬉しいです。(細かく見られているなと感心します。)

>まずはじめに、昨日のような試合を、オモシロい…オモシロくない…の論点で語るサッカー観を僕は持たない。

オシム監督を知る前の私だと、昨日の試合は面白くなかったと評価してしまいそうですが、今の自分にとってはカタール戦は面白かったです。恐らく、感情移入してしまっているせいもあるかもしれませんし、以前よりよく見ようとしているせいかもしれません。
日本人で初めてオランダで指導者資格1級をとった方のインタビューのなかに「つまらない試合などない。ピッチ上で何が起きているか理解しようとすれば、どんな試合も面白くなる」というお話があったんですが、そういう点で今の自分は少し理解が深まったのかなとも思います。(桐谷さんは主観的な論評をできるだけ排するという意味で、上のような言葉を残したと思うんですが、確かに感覚的に捉えた評価は目の前の事実を曇らせる危険があると思います。)

『ボールキープのためのパス回しは有効な手段だったと思います。ただ、相手も同様に体力消耗を抑えて、振られないようにしながら守っていたと思います。』

上は前回の私のコメントですが、後で考えて、ちょっと誤解をまねく言い方であったなと思い、ちょっと言い訳をさせてもらいますと・・・、決して、桐谷さんの解釈に対して異論を述べていたつもりではなく、自分では補足のつもりで「ボールキープ」「振れないように」という言葉を使いました。が、・・・言葉が足りなかったようでして、すみません。(消耗戦であったことは認識しています。)

カタール戦は今までのオシムジャパンの戦い方にはなかったポゼッションサッカーをしてくるのかというところに注目していました。悪条件による制約があって使ったにしろ、、このオプションはアジアを戦う上で必要になる戦術だと思います。(ジーコ時代の選手の経験が、生かされてくる)そういう点では、W杯予選でも自陣に引いた相手に対し、このような戦いができるようになることはチームにとって大きいのではないかと思いました。

それからカタールの対応ですが日本と同じような戦い方を指向していたと思います。体力温存して、サイドを使いながら崩して行く。そういう点で、前半はミスを極力しないよう意図した互いの消耗戦であったと認識していました。(ただ、個々の能力の差があり、カタールとしては日本ほど有効な攻撃ができなかったとは思います。今野がサイドのあがりをよくつぶしていましたし、中澤がセバスチャンをタイトマークで抑えていました。)今後の相手も同じように消耗戦とわかってしかけてくるので、いかに体力を消耗しないよう戦えるかが引き続き、ポイントになってくると思います。

桐谷さんの言うように、この試合、オシム監督が意図した戦いをしたんだと思います。恐らく、アジアの戦いを行う上で、アジアカップ経験者の経験を取り入れてオシムが考えたものでしょう。(合宿中の俊輔のコメントで、前半温存して、後半動くようなことを言っていたかと思います。)中澤のブログで、「阿部にクリアと一声かけておけば・・・」というコメントがありましたが、今後、彼らの経験が生かされてくるのではないかと思っています。

フィジカルコンディションのピーキングを考えると、UAE戦はまだまだ選手が動けないと思いますし、カタール戦のように入るのがセーフティですが、私としては前半どこかでリスクを負った攻め方ができればよりよいのではないかと思うのですが、どうでしょうか。

山岸の良さですが、ペン太郎さんが触れている通りだと思います。加えて、この大会は俊輔の相性の良さもあるようです。翌日にオシムさんが山岸にかなり発破をかけたようで、次戦も先発は濃厚なんじゃないでしょうか。駒野も復帰できれば、かなり左サイドの攻撃が面白くなりそうです。一方で右サイドの活性化をどうするのか。俊輔はボールキープできる相手ならトップ下にした方がいいように思います。右サイドには加地が上がれるように誰か守備に回れるようにしたらいいのではないでしょうか。

長々とまた駄文を連ねてしまいましてすみませんでした。

posted by kakara | 2007-07-11 20:15

Re:【AC】対カタール戦 オシム戦略を分析する

コメント投稿者ID :

レイさん

僕もほぼ同意なんです。やはり中盤の前にもう少し動き、仕掛けが欲しい。そしてそれが叶わないならば2トップにして欲しい。
けれどもオシムには、僕なんかよりも遥かに高度な見識と情報と戦略があってやはりあのメンバーである筈なんです。
そこで論理的に推論をたててゆくと、彼の戦略がおぼろげながら見えてくる…今回僕はそれを主観を交えて文章にしてみました。

小野伸二や遠藤、そして中村憲剛の分析はおっしゃる通りだと思います。
あのポジションの日本人のレベルは非常に高い。しかしその前と良いサイドアタッカーが見当たらないのがもどかしい現実ですね。

posted by 桐谷 | 2007-07-11 21:22

Re:【AC】対カタール戦 オシム戦略を分析する

コメント投稿者ID :

uikaさん

>初戦ということもあり、僕は引き分けで十分だと考えていました。前半をみていると、なんで東南アジアでやるんだよ!という怒りがこみあげてきましたが、後半は予想以上にスピーディでびっくりしました。

同感です^^とても臨場感あふれる怒りの表現ですね、でも僕もそう思いました。この開催地はサッカーのクオリティなどまったく無視したふざけた裁定ですね。


>で、なにがいいたいかと申しますと・・・
応援してるんでこれからもブログ頑張ってください、ということですw

と、突然、ありがとうございます^^;
uikaさんの為にも微力ながらがんばらせていただきます。


>それと、個人的に山岸が好きになれません。というか良さがわかりません。以前、オシムは山岸を基準にMFを判断するとききました。いったい山岸の良さは何なんですか?

まず第一にあのポジションが日本の一番のウィークポイントなのかな…と僕自身は思っています。彼よりスキルのある選手、彼より得点力のある選手、彼より突破力のある選手…僕もたくさんいると思うんです。
けれども彼ほどあのポジションで走れる、頑張れる選手はいない。そしてこれには中村俊輔、遠藤保仁などとのトータルなバランスも加味されているのだと個人的には考えています。

サッカーにおける11のポジションは、それぞれが独立してある訳ではなく、互いに密接に干渉しあってチームという一つの総体を成す物だと思います。その時、僕は山岸智というピースは、今のオシムジャパンにおいてとても重要な役割を担っているのだと思っています。

あそこで決めてくれれば、また評価も一変するんでしょうけどネ。
そして、そのプレーに厳しい目を向けながらも、日本の為に酷暑の中で必死になって戦っている彼を、心の片隅でもいいですから、どうか応援してあげてください。

お願いしますネ。

posted by 桐谷 | 2007-07-11 21:37

Re:【AC】対カタール戦 オシム戦略を分析する

コメント投稿者ID :

サルサさん

>次を勝てる保証はありますか?

当然ありません。


>得点力不足は全く解消されていません。

そうかも知れません。


>今の日本代表は「どうせ俺達の方が強いから」と相手を侮ったウサギにしか見えません。

僕はそうは思いません。


僕はオシムではないですから、彼の戦略は僕の推論でしかありません。そして選手達にどんな指示が出ていたか…など知る由もない。

その中で、僕は遮二無二点を取りに行くよりも、絶対に先取点をやらない…という戦略の方が遥かに妥当であったと考えます。
そう考えると、あの膠着した長い時間の中にも、しっかりとした意義があったのだろうという事です。


>今回のオシムの檄でも日本代表に何ら変化が無いようなら、本当にアマレベルだったって事です

オシムの檄の解釈もまた人それぞれなのかと思います。僕はやはり最後の大きなミスにより、大切な果実(成果)を取り損ねた事への怒りであったように現段階では思っています。


posted by 桐谷 | 2007-07-11 21:48

Re:【AC】対カタール戦 オシム戦略を分析する

コメント投稿者ID :

PONTAさん

>とにかく、まず、テレビが見にくいと思いませんでしたか?

これはまた意外な切り口できましたネ^^
でも本当にこれはひどかったですね。日本のサッカー番組はいつもひどいと思いますが、確かにそれに輪をかけて最低のひどさだったかも知れません。


>スポンサーがらみで選手の宣伝を狙っているのかとすら感じる。いったいいつからこうなったのか…。

鋭い指摘ですね。AC前の俊輔のTV番組出演なんかも僕はかなりの違和感を感じました。少し度が過ぎるきらいはありますね。


>もし同じような展開になりそうならば、多少精度のある俊輔・遠藤らのロングシュートを前半から連発し、プレスに引き込んで体力削るというのもひとつでしょう。強引に突っ込んで、今回少なすぎたゴール前FKを狙うのも見たい。

これは本当におっしゃる通りですね。僕もここは要チェックのポイントであり、勝負の分かれ目ではないかと思います。


>ともあれ、駒野の復帰を熱望!
そして負けても死ぬなオシム!日本は必ず良くなる。

ちょ…オシムをころさないでください^^;
駒野は練習参加のようですね。これで少しサイドが活性化すれば攻撃の選択肢も広がってきますね。
とにかく日本の勝利を一緒に見守りましょうネ。




posted by 桐谷 | 2007-07-11 21:57

Re:【AC】対カタール戦 オシム戦略を分析する

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1088さん

>素人目ですが、前半のFKを見ただけで「今日は1点は覚悟していないといけない」と感じました

確かにその見方も間違いではないと思います。けれどもあの環境であのドン引きの相手に2点取る…というのも至難の業ではないでしょうか?
で、あればやはり2点取る前に、危険な位置でのファールはしない、ファールするならもっと前で引きずり倒す…の意識の方が妥当だったような気もします。


ただこれに関してはUAEも同じような戦略で臨んでくるだろうし、負けたら終わりの彼らの攻めは、カタールの何倍もリスクを背負った厳しいものとなるでしょう。当然1点で逃げ切る…ことの難易度はUAE戦の方が遥かに難しいものと思います。

posted by 桐谷 | 2007-07-11 22:03

Re:【AC】対カタール戦 オシム戦略を分析する

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620さん

>これは橋本選手の能力の問題というよりも
逃げきらなくてはならない状況において、
経験に左右されるところは大きい気がして。

確かに的を射た意見であると思います。巷で言われるほど橋本のデキが悪かったとは思いませんが、何を目的に動いていたのか…僕にはハッキリ見て取ることができなかったし、大切なカードの一枚として有効に機能していたとは言いがたい状況ではありますね。


>オシム監督のどの様な心理による交替だと思われますか

これはあくまで僕の意見なのですが、失点までの阿部はパーフェクトな仕事ぶりであったと思うし、あの時点でのカタールはプレスに勢いは出てきていましたが、攻撃が機能していたとは到底言いがたかった。よってDFラインをいじることは絶対に考えられなかったと思います。

ただあの時オシムは少々憲剛にキレてたのかな…という気はするんです。オシムの意図に反して羽生のフリーランニングを活かす裁きをしていなかったですから…。で、その仕事ができないなら、守備に難ある憲剛よりも橋本の方が…という事だったのかも知れません。
これはまったくの推論なんですけどね。


とても難しい質問でたじたじですが、またぜひコメントいただければと思います。
UAE戦の勝利を一緒に期待しましょう。

posted by 桐谷 | 2007-07-11 22:16

Re:【AC】対カタール戦 オシム戦略を分析する

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sosoさん

見解は少々違うようですが、それはあの環境のとらえ方にやはり大きな隔たりがあるのだと僕は思います。

日本であれば、この蒸し暑い気候の中でも彼らはあなたの要求に難なく応えることでしょう。けれどもあの環境は実際に体験してみなければ分からない。僕はそう思います。

戦術的な部分でそれほど異論はないんです。けれどももっと攻めろ、サイドを崩せ…と言ってもここでのご意見と現場の状況には大きな乖離があるのでは…そんな気がします。

posted by 桐谷 | 2007-07-11 22:23

Re:【AC】対カタール戦 オシム戦略を分析する

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チェンコさん

>勝てそうだった試合が引き分けに終わってしまったのも終盤に失点したからではなく2点目が取れなかった事に尽きるんじゃないでしょうか

僕は本文でも述べていますが、オシムの戦略の中で二点目を取りに行くべきシチュエーションは羽生投入から次の橋本までの7~8分だったのだと考えています。これはもちろん違う解釈もあるでしょうが。

posted by 桐谷 | 2007-07-11 22:25

Re:【AC】対カタール戦 オシム戦略を分析する

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じいいさん

じいいさんの意見を歓迎します^^

posted by 桐谷 | 2007-07-11 22:26

Re:【AC】対カタール戦 オシム戦略を分析する

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目黒さん

>桐谷さんは固いというか、真面目すぎるというか。オモシロイ、オモシロクナイで語ってもいいんじゃないですか?

オモシロい、オモシロクない…という議論は、あの試合の位置づけとして、現実的にスペクタクルを期待するような類のものではないと僕自身思っているからです。

そして僕は一言も『他人にそれを語るなっ』などと言っていませんから^^;。そういうサッカー観を僕は持たない…。とだけ書いている筈です。


>この大会は単純に応援して、勝ったら喜び負けたらちょっとだけ怒ったり悔しがったりする程度で良いんじゃないかと思っています。本当のオシムのチームを観られるのは、この大会が終わってからだと思っているので。(まあこの大会で進退を問うなんていう馬鹿な考えもあるようですが)あくまで目標はWカップですから

この点についてはまったく同感です。ACがいつからこんなに日本人を熱狂させる大会になったのか…。やはりジーコの時の『チャイナシンドローム』のインパクトは絶大だったようですね^^


>ファールを恐れてキツく行かないなんて最悪ですからね。

確かにそう思います。そんなに簡単なものじゃなく、やはりその判断力が大切なのだと僕も考えます。

おっしゃる通り、まだ一戦目ですしこれからが勝負である事は間違いありません。
またお付き合いいただければ幸いです。お忙しい中長文のコメントをいただきありがとうございました。





posted by 桐谷 | 2007-07-11 22:40

Re:【AC】対カタール戦 オシム戦略を分析する

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ラッシュさん


大きく分けて3つ、大きな見解の相違があるようです。

1つはあの環境。これに関してはやはり言葉でいくら言ってもコンセンサスは得られないのだと思います。

2つめは、
>カタールについては最後までガス欠を起こした印象は持ちませんでした。最後まで自陣では日本をよく追い込んでいましたし。それ故に日本は追加点を取ることができなかったのだと考えています。

これについても議論する前提の認識が異なりますので、同じく不問にしましょう。


そして3つめ。
ラッシュさんの意見で一番解せないのは『失点』のリスクに触れていないことです。
僕がカタール戦で一番評価しているのは、この相手に『攻めさせなかった』ことです。カウンターのチャンスをほとんど与えることなく、ほぼノーリスクのうちに一点を奪った…という事です。

攻めろ攻めろと言いますが、そこには時間や得点経過、相手の状態やこちらの状態、様々なファクターの中で、どこまでのリスクを限定して攻めるのか…の視点がなくては論理として片手落ちです。

攻撃と守備は一体のものだと僕は考えています。
あの攻撃だからあの守備ができたのです。あの守備(リスク管理)が必要だったから、あそこまでの攻撃でしかなかったのです。

そしてサッカー観の相違に対しては、あまり根掘り葉掘り追及せずに、ある程度の寛容さを持って理解しあった方が、お互いにとって良いのではないか…とも思います。
これに気を悪くせず、これからもお付き合いください。


posted by 桐谷 | 2007-07-11 22:55

Re:【AC】対カタール戦 オシム戦略を分析する

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ぺん太郎さん

>前半の省エネサッカーは、後半への伏線だったのかなと。

これは推論でしかありませんが、もしあの得点がなければ、けっこうなリスクを負ってオシムは最後に勝負をかけていったように僕は思いますネ。そうなればかなり肝を冷やされただろうな…と^^;


>現在の日本代表が攻撃面で機能するかしないかは、現状のスタメンでの鍵は山岸だと思います。頑張ってほしいものです

僕も今の布陣であればオシムは山岸に得点を期待しているのだろうな…と考えます。それだけにこってりお灸をすえられたのではないか…と想像もしますが^^


>あと、カタール戦のMOM俊輔らしいですが、私はどう見ても鈴木だと思うんですがどうでしょう?

そうなんだ^^;僕ならあの失点さえなかったら安部勇樹ですが…実際には…やっぱり鈴木啓太か中澤ですかネ。
すごいな…MOM^^;

posted by 桐谷 | 2007-07-11 23:04

Re:【AC】対カタール戦 オシム戦略を分析する

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kakaraさん

>今の自分にとってはカタール戦は面白かったです。

kakaraさんの言う意味であれば、僕にとってもすごく面白いゲームでした。
少し挑発的な言い回しになりましたが、スペクタクルを期待する類の試合だとは僕は思わない…との主旨でした。気を悪くされてたらゴメンなさい。

このほかにもいろいろと気を使わせるようなぶっきらぼうな文章になっていたかも知れません。kakaraさんに対する反論の意はまったくありませんでしたので、気にしないでくださいネ。


>悪条件による制約があって使ったにしろ、、このオプションはアジアを戦う上で必要になる戦術だと思います。

おっしゃる通りだと思います。僕がオシムの立場であってもアジアの戦いはこれで行きたいと考えます。対世界…となれば話は変わってきますが。

そしてカタールについては、あの試合で僕はまったく強いのか弱いのかが分からない。それぐらいまともな攻撃のチャンスさえ日本は作らせなかったと思います。冷静に考えてみれば、このクラスの相手にあれほど一方的な試合は過去にもなかったように記憶します。


>中澤のブログで、「阿部にクリアと一声かけておけば・・・」というコメントがありましたが、今後、彼らの経験が生かされてくるのではないかと思っています。

そうなんですか^^彼にはリダーシップの面でも期待してゆきたいですね。そして阿部にも更にタフな選手成長する機会と考えて、この大会ぜひ頑張って欲しいと思います。


>翌日にオシムさんが山岸にかなり発破をかけたようで、次戦も先発は濃厚なんじゃないでしょうか

オシムにイビられる彼の姿が目に浮かぶようです^^ぜひ世間の評価を一変させる活躍を見せて欲しいですね。kakaraさん、数少ない山岸ウォッチャーとしてぜひこれからも彼のがんばりを見守ってあげてください。

本当にお詳しく勉強されているんですね。その姿勢に頭が下がります。戦術論など僕より詳しい方はごまんと居られると思いますので、あまりお役に立てず恐縮なのですが、今後ともよろしくお願いいたします。

そしてやっぱり、できることならこのAC勝って、一緒に喜び合いたいですネ^^



posted by 桐谷 | 2007-07-11 23:20

Re:【AC】対カタール戦 オシム戦略を分析する

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山岸のプレーが正当化されるなら、柳沢も正当化されちゃいますよ。

彼は最後の精度以外日本屈指の選手ですよ。
でもあんなに叩かれたのは最後で決めなかった事でしょ?
結局こういう問題を正当化してまうと、同じ事の繰り返しなりそうで怖いです。

posted by ちょんまげ | 2007-07-12 00:06

Re:【AC】対カタール戦 オシム戦略を分析する

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ボールを支配することとゲームを支配することは異なるように、
ゲームを支配することとグループリーグを支配することもまた異なると言えないでしょうか?

若輩ながらコメントさせていただきますが、
カタール側のゲームプランは、完全に「引分け狙い」であったように感じます。
ベトナムvsUAEの結果を受けて、カタールは「日本に引分け、ベトナムに勝つ」というはっきりとした目的意識を持って初戦を迎えたのではないでしょうか。思惑通り進めば第2戦終了時にはカタールがグループリーグを支配する可能性が高いからです。
僕はこの試合、完全に日本が支配していたことに異論はありませんが、スコアレスであれば、それ自体がカタールの思惑通りであったように思えてなりません。そしてスコアレスではなかったにしろカタールの望みどおりとなった。(まるで勝ったかのような喜びよう・・・悔しいです!)

この試合、開始からずっとカタールは日本のポゼッションに対して奪いにくる訳でもなく、追う訳でもなく・・・。省エネに努めている以上の違和感を僕は感じました。
5バックに2人のDH。7人もかけて、縦を切るポジション取りとドリブル突破をさせない程度のプレス。ただし3人のトップが何をしでかすか危険なので、日本もボールを失わないために、無理に入れず、入らず、横へ横へ。

このまま90分が過ぎてしまうのではないかと思いました・・・。

前半、一部を除いては、ほぼパーフェクトだったと思います。
ただし「両チームとも」です。

しかし後半、(前半から度々見せてきた)日本の左サイドのチャレンジから高原のゴールが生まれる。
中を固める相手に対してのサイド攻撃は、この得点シーンや前半の山岸から俊輔へのマイナスのパスのシーンのように、あのくらい深くまで切り込まないと効果がないことが良く分かりました。スタミナを考えると何度もできるチャレンジではないですが。(今野だけではなく山岸もいい動きしてるんですよ・・・批判が多いみたいですが)

この得点の後、カタールは見事にバタつきました。良い意味でも悪い意味でも。前半にはしなかったようなプレスをかけてきたり。
ここでオシムは羽生を入れましたが、日本の中盤の選手はうまく羽生を使えなかった、その結果があのFKへとつながったと思います。
阿部の対応もVTRで見るとやっぱりマズイと思いますが、その前ですね。この試合、セットプレイ以外で「あ、ヤバイ」と思ったのはあのパスのシーンだけでしたから。
オシムの「積み木を崩した」発言は、90分のうち、1分でも緩慢なプレイをすれば、良い内容でも良くない結果を生む、と言うことですよね。(FKの壁と掛けるあたりは落語家のよう・・・?)

いずれにしてもまだ1戦目ですから、どん底ではない。心配で心配でなりませんが・・・。
オシムはAC開催前「カタール戦しか考えてない」と発言してましたが、ウソですよね?最初に書いたようにグループリーグにはグループリーグの戦い方がある筈ですから。
カタールvsベトナムが非常に気になります。

桐谷さん、稚拙な長文申し訳ありません・・・

posted by ゲンゴロウ | 2007-07-12 02:00

Re:【AC】対カタール戦 オシム戦略を分析する

コメント投稿者ID :

桐谷さん

ご丁寧なレスありがとうございました(^^
桐谷さんの考えがより深く分かった気がしました。


桐谷さんの仰るとおり、私も攻守は一体のものだと思っていますし、決して初戦の前半から「攻めろ攻めろ」と思っていたわけではないんです。

環境のことについても桐谷さんの投稿されていることと全く同じ認識を持っています(と思います)。
少なくとも私の方は桐谷さんのご意見に賛同しています。

ただリスク面なども含めそれを書いていなかったのでは「片手落ち」と言われても仕方ないですね。以後、精進します(*^-^)ゞ


しかし、それら様々な要素を踏まえても、私は前半の試合運びにはもう少し違ったやり方があったのでは無かったかと感じているのです。
(これこそここに居る皆さんがそれぞれ違う考えをお持ちでしょうから、コンセンサスなど得られようも無いことは分かってはいるのですが)

こういう言い方をすると桐谷さんに怒られるかも知れないのですが、この前半に私が感じた如何ともしがたい閉塞感は前監督時代のW杯予選に感じたものと似てるのです(ごめんなさい)。
少し感傷的になってしまいますが、もうそれだけが悔しくて悔しくて!
万が一、2戦目、3戦目もこのようなことになるとGL敗退もありえるなと危惧してしまいます。特に3戦目のベトナムが勝ち点4を持った状態で試合に臨んできたら、前後半ずっとベタ引きになるかも知れませんし。それを日本がどう打開していくのかの光さえいまだ私には見えないのです。
(少し不安になっているのかも)

最後に桐谷さんのあの前半の捉え方について質問させて下さい。
桐谷さんは「前半の45分を捨てて」と書かれておられますが、これは「相手を消耗させることを第一に考え、後半に勝負を掛ける」と捉えていらっしゃるということなのでしょうか?

ちなみに私は「体力をセーブしつつ、点を取ることを第一に考えていた」と捉えています。

posted by ラッシュ | 2007-07-12 10:57

Re:【AC】対カタール戦 オシム戦略を分析する

コメント投稿者ID :

ラッシュさん、桐谷さん、ご教示ありがとうございました。
甘えて、もうちょっと。
「あの環境で2点取るのも至難の業」
全くの同感です。本当に。
が、敢えて言うと私には
「あの相手を0に抑える」
ことの方が至難の業。というか、かなり運に左右されそうなイメージがあるのです。

そこがゲームプラン(戦略)であり、人によって意見が分かれるところだと理解しています。
例えば、桐谷さんは1-0派で、私は2-1派。

あ、誤解されるといけないので補足ですが、2-1とか1-0とかという「得点ありき」という意味ではなく、例えば私ならば、
1.今日は試合をコントロールできるはず
2.それでも1点取られるリスクがある
3.守備としては不用意なファールは厳禁
4.攻撃としては1点で満足してはいけない
5.もし先制されると2点奪取は厳しい
6.こちらが先制すれば相手は前に出てくる
7.そこで2点目を取ろう
という感じで戦略を考える、という意味です。
これは1-0の戦略ではなく、2-1の戦略と言えるのではないでしょうか?
ラッシュさん、この整理ではどうでしょうか?

「言ってることを総合すると、つまり2-1ぐらいを考えているんだな」という解釈ができるということです。
それでもやっぱり、こんな考え方はしないものでしょうか?

もちろん、ゲーム中の軌道修正は必要です。
時間帯や流れによって、「やっぱり0に抑える方が行けそうだ」と考えを切替えるべきです。
でも、まずベースはあるのかなと思っていました。

戦略の修正といえば、ベトナムがUAEに勝った影響もあったかもしれませんね。
あれで引き分けでも通過できる可能性が高くなったと考えたはずですから、もしかすると「1-0か1-1狙い」だったのかもしれません。
やっぱり狸親父の演技は底が見ませんね。

UAE戦もカタール以上に0で抑えるプランが立てられる相手ではないと私も考えます。
つまり、勝つためには2点~3点必要ですから、それを実現するためのプランが必要だということになります。
日本代表はどう分析してどんなプランを用意しているのでしょうか。非常に愉しみです。

posted by 1088 | 2007-07-12 11:27

Re:【AC】対カタール戦 オシム戦略を分析する

コメント投稿者ID :

1088さん

レス遅くなりました。
1088さんのプランの7項目で少し似たような項目があると感じましたのでもう少し整理させてもらいました。
-----
1.今日はこっちがペースを握れるはずだから先制点を狙う。
2.先制すれば相手は前に出てくるからそこで2点目を狙う。
3.相手には1点は取られる可能性がある。
4.守備は不用意なファウルをしない。
-----
この整理の仕方で漏れはないでしょうか?

まず、1088さんのプラン1~3はどちらかというと先に私が述べた「今日は3点取れよ!」に近いような気がしてしまうのですがいかがでしょうか?(失礼な言い回しになっていたら申し訳ありません)


私であれば、たとえ5点取られそうな相手に対峙したとしても、まず試合に入る前に、
「いかに1点を与えないためのアクションをするか」を考えます。
そして、もし5点取れそうな相手と対峙したとしても、
「いかに1点を取るためのアクションをするか」を考えます。

試合の流れで、こちらが先制点をあげた後、相手が前に出てきたとします。
そこで、追加点を奪いに行くのか、守るのか。
それを見極め、取るのなら再び「1点を取る為のアクション」を考えます。守るのなら再び「1点を与えない為のアクション」を考えます。

それがゲームプランでは無いかと考えます。

勿論、相手に点を与えるリスクも想定します。
しかし「1点を取られるリスクがある」という考え方はしません。
なぜならリスク割合の違いはあるにせよ、2点を取られるリスクも、3点を取られるリスクもあります。

目前に迫る試合が1点取られるのか3点取られるのかを決定してしまうのは予想の範疇でしか無いと思うのです。

どんな相手であっても「1点失ったらどうアクションするのか」をいろいろな要素を想定した引き出しを持つ程度でしょう。

ゆえに私は「2-1のゲームプラン」というのは存在しないと思うのです。
「2-1になった時に取るべきゲームプラン」はあるのでしょうけれど…。

なんだか禅問答のようで、うまく伝えられなくて本当に申し訳ないのですが、この違いご理解頂けますでしょうか?

他の経験者の方はまた違った考え方をお持ちかと思うのですがどうなんでしょう。「2-1のゲームプラン」は存在するのでしょうか?(^^;

posted by ラッシュ | 2007-07-12 20:18

Re:【AC】対カタール戦 オシム戦略を分析する

コメント投稿者ID :

ラッシュさん本当にありがとうございました。
大変良く理解できました。
やはり外から見ているだけ(私のことです)では、現実的ではない思考になってしまうのですね。
ラッシュさんの戦略は「相手に合わせず自分のサッカーを目指す(局面の方法論=戦術レベルでは相手によって手を変えるでしょうが)」と聞こえて好感が持てます。

一点だけこだわるとすれば、「今日は3点取れよ!」という言葉は、「単純に力量差を考えれば3点とれそうだ」というニュアンスが感じられるのですが(ラッシュさんの真意は違いそうですが)、私の感覚は「(防ぎようの無い)1点を取られる危険性が高いから2点以上取りに行くことを考えよう」という感じなので、”少し違う”とさせてください。・・・やはり禅問答っぽいですね?
プランの順番の違い、とも言えますね。

さて、手前味噌のようですが、これ意外に面白いテーマですね。
他の方のご意見も伺ってみたくなりました。
日本代表論とは離れていっている感じもしますが、ゲームプランの何ぞやを知らなければ評論することもできませんからね。
今回は本当に勉強になりました。ありがとうございました。

posted by 1088 | 2007-07-12 21:26

ゲンゴロウさんへ

コメント投稿者ID :

まずコメントありがとうございます。
本文を見ると僕はゲンゴロウさんの見解とほぼ同意ですので、何も付け加えたり抗弁するような部分はありません^^

ただし、

>ボールを支配することとゲームを支配することは異なるように、ゲームを支配することとグループリーグを支配することもまた異なると言えないでしょうか?

これがゲンゴロウさんからの僕に対する問いかけ…と捉えていいんですかね。

これについては、ボル支配率とゲームの支配は必ずしも同じではないと僕も考えます。ただこの試合に関しては60;40ぐらいでしたでしょうか?実際にはそれ以上に、ゲームを掌握していたのは日本の側だったと思います。

そしてGL支配しているところはどこか…と言えば、現状ではどこでもないと考えます。少なくとも2戦目終わるまではどこが支配しているとも言えない状況ではないでしょうか?それぞれ相手も違うことですしね。
そういう観点で現状を言えば、UAEが苦しいが残り3チームは横一線。ただしUAEにもチャンスはある…。そんなところではないでしょうかね。

UAE戦の結果でGL支配しているのは日本…と言える事を期待したいですね。

posted by 桐谷 | 2007-07-12 22:13

ラッシュさんへ

コメント投稿者ID :

>ただリスク面なども含めそれを書いていなかったのでは「片手落ち」と言われても仕方ないですね。以後、精進します(*^-^)ゞ

いえ。僕も本文で断定的に触れていますが、これはラッシュさんに対するアテツケの意ではありませんので、どうか気を悪くしないで下さい^^


>この前半に私が感じた如何ともしがたい閉塞感は前監督時代のW杯予選に感じたものと似てるのです

はっきりと僕もそう思いますヨ。まったく同感です。けど詳しい内容を紐解いてみれば、カタールクラス相手にFK以外にシュートを一本も許さない日本…なんて僕はこれまで一度も見たことがありません。
そしてこれはジーコの時のオマーンやヨルダンやバーレーン相手に、さんざんに攻めあぐね、カウンターを浴び、瀕死のところまで追い詰められ、そして最後の最後に幸運にも勝ちを拾った試合内容とは、完全に一線を画すものではないでしょうか?

1点とってからの相手の出方を伺った後方でのボール回しなど、逆に僕はそこに欧州サッカーの成熟した駆け引き…を見るような気さえしました。

結果を言えばそれは勿論残念です。残念としか言いようがない。GL突破も大変な仕事になると予想しています。けれども、僕はリスクを負って攻めるのであれば、やれることはたくさんあると思います。走ることもできるし、放り込むこともできる。ただしカタール戦では、そこまでのリスクを背負って先取点を取りにいくシチュエーションではなかった…言い訳でもなんでもなく、僕は自然にそう思っていましたよ。


>桐谷さんは「前半の45分を捨てて」と書かれておられますが、これは「相手を消耗させることを第一に考え、後半に勝負を掛ける」と捉えていらっしゃるということなのでしょうか?


攻めに行く…というのは、ボタンのオンかオフではありませんよね。車のシフトが5速あるように、どの段階でどこまでの選択をするのか…は条件や様々な状況によって決して一口で説明できるようなものではない。

僕はあの前半、1速や2速で、隙あれば行くけどなければ無理をしない。それが一番正しい選択だと思うし、実際彼らはそうであったと思っています。

もし高原の得点がなければ、オシムの事ですから少なくとも最後は4速ぐらいまで持って行って勝負を仕掛けたでしょう。けれども2速のリスクの段階で点が取れた。これこそ素晴らしい成果であると僕は思っています。


僕が頑固なようにあなたも頑固をどこまでも通していいんですヨ^^
ただ、

>「体力をセーブしつつ、点を取ることを第一に考えていた」

の言葉を僕の言葉で表現すれば、

『敵の消耗を待ちつつ、できるだけリスクを限定しながらつけ入る隙を探っていた』

となります。
その印象はやはり変わりません。

頑固でごめんネ^^



posted by 桐谷 | 2007-07-12 22:48

1088さんへ

コメント投稿者ID :

>「あの相手を0に抑える」ことの方が至難の業。というか、かなり運に左右されそうなイメージがあるのです

あの試合、流れの中で一度もシュートチャンスを許していないんです。これはサッカーの試合の中でまずある事のないことです。それぐらい一方的な試合だったとも言えるわけです。
そこで1点取られることを念頭に戦う…というよりは、その状態を如何に継続していくのか…の戦略のほうが遥かに妥当だと思います。

あとはラッシュさんが説明してくださった事に僕も異論はありません。

あまり意味ある答えになっていないかも知れませんが力不足ですみません^^;

posted by 桐谷 | 2007-07-12 23:01

Re:【AC】対カタール戦 オシム戦略を分析する

コメント投稿者ID :

桐谷さん
前半の評価について、さらに桐谷さんの考え方が分かったと同時に、上手くいえないのですか安堵感のようなものを覚えました(なんだか自己完結してしまってすみません)。
で、桐谷さんのおかげで自分のサッカー観を一段レベルアップできそうな気がしました。

私、そもそも1つの試合の評価って無数にあると思ってるんです。自分の評価を人に押し付けようなんて気も無いですし、そんなことを考えるのはナンセンスだと思ってます。

例えば、カタール戦も「攻撃がダメ」とか「よく相手を消耗させた」とか人によって様々。
でも、大抵はどれも間違いではないと思うのです。

それは、求めるサッカーレベルやゲームプランの考え方、選手のコンディションの読み方など様々な要素がサッカーにはあって、それが当然人によって違うからです。現場にいる監督だって、選手だってその人ごとに違う評価をしてるでしょうネ。

いろんな評価の仕方を見て、自分の肥やしにしたいんですよネ。
だからこれからもこんなやり取りをさせてもらうことがあるかも知れませんが、その時はヨロシクお願いします(^^

ホントありがとう。


1088さん
桐谷さんのブログを借りて、不意にゲームプラン論になりましたが、私の方も改めて「ゲームプランって何なのだろう?」と考えさせられました。別に専門的な講義を受けたわけでもありませんし。

「2-1のゲームプラン」という言葉を聞かされた時、ドキッとしました。「無い」とは言ったもののホントに無いのだろうか?私が会ったことの無い監督の中にはそんなプランニングをして成功を収めている監督もいるのではないか?と思いました。

またどこかでこんな話ができるといいですネ。
楽しみにしてます(^^


最後に、本文の主旨から逸脱してしまったことについて桐谷さんにお詫び申し上げます。

posted by ラッシュ | 2007-07-13 10:33

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