2008年06月16日

【WCアジア予選】 タイ戦 戦評 

こちらにとっては重圧のかかる“取りこぼしの許されない”試合となったが、一方のタイはといえば、すでに消化試合の趣でこの一戦に臨んできたようにも見受けられる。前半から厳しいプレッシャーもなく、どちらがホームで、どちらが先制されたチームなのかもゲーム展開から窺い知ることはできなかった。まずこの試合内容の評価の前に、この日のタイは、そんな戦意や闘争意欲に欠けた“やる気”のないチームであった事を前提にしなければならない。

アウェーで3-0の結果だけをみれば、立派な試合をしたようにも見受けられるが、上記を踏まえればその内容は決して褒められたものではない。前半にあくせくと一本調子に前から追い込み、後半にダラダラと流れや展開のない中で、出し手と受け手だけの可能性の見えないパス交換だけが続く。

この状態で最終予選に臨むとすれば、暑さの中での試合は消耗も激しく、良い内容で勝ち点を積み上げてゆくことはまず無理だろう。これまでにも涼しいホームでの試合と、暑さの中のアウェーでの試合は、その内容に明らかな落差がある。試合を取り巻く環境が異なり、相手も、目標とされる結果もおのずと異なる試合において、この岡田ジャパンはペース配分の考慮もなく、常に頭から同じスタイルを貫徹させるかたちでゲームを推し進めている。

それは寧ろ“自信”というよりも“不安”という衝動に突き動かされての融通の無さ、硬直性の現れなのかも知れない。この不自由さに、僕は選手、監督双方へのある種の痛ましさ…を感ずると共に、最終予選への拭いきれぬ危機感を抱き始めてもいる。

2007アジアカップにおいて、攻撃することに費やした攻め手たちのエネルギーを、今この岡田ジャパンはフォアチェックの徹底により容赦なく、余すことなく守備に投入している。二列目には眩いばかりのこの国の名手たちがオールスターで顔をそろえているにも関わらず、敵のプレスが無力化する前半30分過ぎには、すでに彼ら自身が疲弊してしまい、窮屈なスペースで、足元のパス交換のみで、どこまでも連動しない受け手の動きを見送りながら、さらに時間と体力だけを浪費している。

僕は岡田監督就任当初からずっと懸念してきたのだが、強い相手にも弱い相手にも、暑い中も涼しい中も、さらに勝たなければならない試合も引き分けでいい試合も、すべてひとつのやり方、一本調子の進め方で、ゲームを戦わせるのは、この広いアジアを考えたときには“不合理”であると思っている。今後最終予選においてホーム&アウェーを戦うのであれば、これから先の相手では当然その戦い方も大きく変えてくる筈である。

この日の試合も、逆に勝気を見せないタイにある程度ボールを持たせ、様子を見るような余裕があっても良かった…と僕は思う。すくなくとも1-0からの展開では、ホームの手前、彼らも少しは攻める意志を見せなければならなかったはずだ。繋いでハーフまで出てくるような時には、日本にとっても充分なスペースが敵陣に広がっていたはずである。相手なりに戦況を考える。それぞれの状況において対応する。必要な場面で必要な分だけのエネルギーを費やす。そういう戦い方ができなくては、この広いアジアのH&Aに対応するのは難しい。

ワールドカップ本選にまで辿り着ければ、今の“フォアチェック”“前からのプレス”というチーム戦術が、日本にとってもっとも相応しいやり方である事は僕も否定しない。
なぜならば、リトリートしてボールを奪っても敵ゴール前まで運ばせてもらえないだろうし、蹴りこんだサポートの無い状況において、一人二人でフィニッシュまで持ち込めるようなスーパーなタレントもこの日本には居ない。そして何よりも自陣深いところで跳ね返すだけの力もこの国は持たないからである。要するに欧州や南米の強豪を前にすれば、日本はこの日のタイのように無力なのだと僕は思う。だからこそ、前後半60分勝気に走らずひたすら我慢して守り、残りの30分、相手も疲れて集中を切らすだろう前半残り10分、後半残り20分に死に物狂いで前から追わせて1チャンスに掛けるサッカー。僕であってもそうやって勝負に出たいと考えるだろう。

けれども今アジア相手にそれが相応しいだろうか?合理的だろうか?と考えるとやはり答えはNOなのだ。それではアジアにおける日本の優位、アドバンテージが活かせない。そしてひとまず2.5/5を争う最終予選で、前半の頭から遮二無二危なくも無いボールを追い、勝負を賭けて、足の止まった後半…という過大なリスクを背負う必要が果たしてあるのだろうか…ということなのである。

今回のように海外組を交えた場合、動きの連動やコンビネーションの問題は、もちろん一朝一夕で仕上がるものではないだろう。が、それ以前に二列目にあれだけのチェイシング、運動量を求めるのであれば、それに相応しいタレントを用いてみてはどうだろうか?或いはもし彼らにやはり日本の攻撃を任せたいのであれば、彼らに相応しい守備戦術や戦略も、流れの中でのもうひとつのオプションとして用意し、攻撃のみならず守備面においても、より自然な“中庸”の道を探ってみてはどうだろうか。

今ここで是正されなければ、あるいは修正が加えられなければ、中東のどこかの荒れた砂道にスタックして、ドツボに嵌り抜け出せなくなる事も考えられる。やる気の無い相手や環境に恵まれた花試合や消化戦を勝つことによって、ヘンな弾みがついてしまう前に、技術委員会やスタッフらによってしっかりと議論されることを望む。権謀と策略渦巻く中東と戦うこのニッポンが、自ずから暑さまでをも敵に回して戦う必要はないのだ。

技術委員会は2007アジアカップの再検証と再評価に、今一度真剣に取り組むべきではないだろうか?いかにしてアジアをくぐり抜けるか…?その成功への筋道と、時としてそれでも突き当たってしまう“現実”という厳しい教訓…。それら“すべて”があの戦いには詰まっていたのだから。


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posted by 桐谷 |11:41 | 2008WCアジア予選 | コメント(17) | トラックバック(2)
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あきれるほど日本人だらけ/Reports from Rajamangala National Stadium 【タイで想う日々】

だったそうですw タイvs日本のサッカー会場。 タイでの日本代表との真剣勝負をさかのぼると、1997年3月の加茂監督時代。WC初出場をする前年ですね。カズ、高木、北沢、城らが出てました!ですから11年ぶりのタイでの決戦だったわけです。 ただEUROの真っ最中というのはタイ...

2008-06-16 22:46 | 続きを読む
アウェーの戦い方 日本代表 WCアジア三次予選 【Passion PLUS】

▽オマーン代表対日本代表 結果から言うと1-1の引き分けは、受け入れなければならない。 楢崎がPKを止めていなければ、負けていた可能性もあるのだから。 アウェーで勝ち点1が取れれば、満足とは言わないが最低限の仕事はできたと言えよう。 それ以前に、日本代表のアウェーでの戦い方が、気になる。 Jリーグのチームもそうなのだが、ホームでもアウェーでの戦い方に変化がない。 つまり、ホームでもアウェーでも、普通に攻めて普通に守るのだ。 えっ、それのどこが悪いのかだって? 力の差があるのだから、攻めても良いだろうという

2008-06-20 05:29 | 続きを読む
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コメントについて

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★この6月はユーロ、WCアジア予選などのエントリーに注力するため、しばらくコメント欄へのレスをお休みさせていただこうと思います。
時々ブラリと訪れる事もあるかも知れませんが、皆さんには変わりなくご自由にこの場をご活用いただければと思います。


ここでのルールは1つだけです。
他者に対する“思いやりと敬意”を忘れない…という事です。それが遵守されないコメントについては表示せず削除します。

長文である必要はありませんし、挨拶や賛辞を強制するものでも決してありません。サッカーの知識などなくても構いませんし、本文との脈絡も問いません。

皆さんでご自由に言葉を交し合ってください。僕自身はここでの議論を辞退いたしますが、皆さんはそれを気兼ねなくお楽しみください。

皆様のご協力に感謝いたします。

posted by 桐谷 | 2008-06-16 12:03

【WCアジア予選】 タイ戦 戦評 【キリタニ】

桐谷さん

イラク対カタール以外は、ほぼ最終予選の国々が決まりましたね。

これらの強豪と長期間に渡って凌ぎを削る最終予選においては、ゲームの目的・試合環境・相手の状態・試合状況などに応じて、TPOをわきまえた戦略・戦術が施せるかどうかが実力以上に勝敗を別けるポイントだと思います。

3-0のタイ戦ですが、監督・選手ともに試合内容よりも勝利優先で臨んだ姿勢は間違っていませんよね。
2点目を取るまでのアグレッシブな姿勢も良かったと思います。
ただ、後半開始からは遠藤を1つあげて俊輔→憲剛(今野)でのポゼッションで大人のサッカーをすべきだったと思います。
今回の後半のように、疲弊した最終ラインが深く下がり、中盤から前線にかけては点を取りにいくといった意思の疎通を欠いて間延びしたサッカーで体力をすり減らし、過去にヒディング豪州やマカラバーレーンに手痛い敗戦を喫した経験を活かしてほしいものです。

動き続ける事を前提にした“フォアチェック”や“前からのプレス”の徹底については日本の将来には不可欠であると思います。
ただし、現在の代表チームがその影響で多くの時間を“ボールしか動かないポゼッション”に費やさざるを得ないのも事実ですね。
攻守における巧い妥協点を見出してもらいたいものですが、なかなか難しい課題ではありますね。^^

posted by プーアール | 2008-06-16 14:59

【WCアジア予選】 タイ戦 戦評 【キリタニ】

確かに、明らかに試合途中からバテバテになるよな・・・。

EUROを見てても、あんなに上手いスター達でさえハードワークを惜しまないのだから、日本は尚更走らなければならないのだけど。それは分かる。

守備で走り回るのは当然だけど、夏のアジアの気候で90分間続けるのは困難なのでは・・・。この前のオマーン戦のように、中東のチームでも、選手が途中で足を攣る。

オシムの時は、ある程度のペース配分とかがあったような気が・・・。

だから、アジアカップのオシムジャパンは、

 守備の時間をできるだけ少なくする
⇒自分達でボールキープし続ける
  (ポゼッションサッカー・遅攻を重視)
⇒相手を走らせ、バテさせる
⇒走れる選手(羽生など)を投入し、相手をかき回す

という戦略をとっていたのか、と今更ですが実感しました。

posted by mova | 2008-06-16 15:22

【WCアジア予選】 タイ戦 戦評 【キリタニ】

アジアで満足してるのがけしからん
まだその段階かって(笑)。
ファンもマスコミも「予選突破ありがとう」って日本人が日本の弱さを認めちゃってる??
世界のレベルが低かったら悔しくなるけど
ナメめてるんじゃない?世界のレベルを。
そんなに甘くない。
でもだからチャレンジするのは価値がある。
大久保は素晴らしいけどJの得点ランクはブラジル人選手が上位を独占していますよね。でも彼らはブラジル代表にだってノミネートされていない。
Jリーグの中の外国人選手にも勝てないのに勝てるわけがない。。。

俊輔だってマリノス時代はエリアに入ってFWっぽく点を取ってたのにイタリアやスコットランドに渡って当たりが激しくなったらほとんどエリア外でプレーしてる。
バッジョとかトッティとかデルピエロは、みんなエリアの中に入って点取ってる。マリノスではそういうプレーが出来たのに向こうのレベルじゃできない。
それはまだ俊輔もそのレベルまで到達してないってこと。FKとセットプレー以外の活躍ができないなら世界は認めてくれない。

posted by ・・・・ | 2008-06-16 18:32

【WCアジア予選】 タイ戦 戦評 【キリタニ】

いつも良質の記事を楽しませていただいております。

現在のがむしゃらな姿勢には二つの目的があるのではないかと勝手に邪推しております。

一つは強制的にコンセプトを一にすること。
徐々に馴染ませていくことが可能な通常に比べて緊急登板であった今回、
ある程度茫洋とした指示で痛い目にあったのがかのバーレーン戦。
それでもなんとかなると(甘く)見ていた岡田監督が、甘かったと反省し、ある程度強制的な
コンセプトを提示して荒療治を行った一つがあのチェイシングなのだと解釈しています。
多少のリスクを負ってでもあの二列目に徹底させることにより、チーム全体の
認識を合わせ、戦い抜くことを優先させたのだろうと。

二つ目は金子達仁さんの言葉をお借りすると「獣性」を与えること。
スロースターターで優しい日本代表に予選から闘う姿勢をわかりやすく導入する
目的があったのではないかと。
タイの監督もオマーンの監督も日本が前半から激しくプレスをかけてきたので
ペースがつかめなかったのが痛かったというような発言をされていたようです。
前半に試合の主導権を握り、後半は優位性で耐える。
むしろアジアでだからこそ取れる戦法かなあと見てました。

多少の準備ができる最終予選では、もう一つ(いい意味での)ゆとりを持った
サッカーをしないと厳しいだろうなあというのは同じ認識です。
今回見せた良い面と微妙な面を昇華させた一段上の戦い方を見せて欲しいものです。

posted by moneru01 | 2008-06-16 18:57

【WCアジア予選】 タイ戦 戦評 【キリタニ】

いつも興味深く拝見しております。

>2007アジアカップの再検証と再評価

私的雑感ですが、

2007ア杯・・・、(オシムJapanの・・・オシム前監督の「日本サッカーの日本化」を)
・・・いえ、オシム前監督の「日本サッカーの日本化」という言葉以降、日本のサッカーが、
「コンセプト重視が招いたスカウティング軽視」になってはいなかったかということです。
サッカーは、相手がいてはじめて成立するはず。

「日本サッカーの日本化」や、「世界を驚かす」、「接近・展開・連続」何でもいいのです。

私は、どちらかといえば結果、「勝利」を優先したい性質の人間です。

ですから、何だか日本サッカーが途方もないナルシズムに陥ってはいないかと思うのです。

そして最近、代表の選手選考や監督の会見で「戦術的理由」による選考漏れというこの言葉を、久しく聞いていない気がします。
いつも、「怪我による回避」あるいは「負傷のため辞退」。


代表が、謙虚に目の前の相手をまっとうに試合前、丸裸にして試合に臨むような・・・・、

「俊輔は、戦術的な理由からスタメンから外れました」なんてことがあってもいいじゃないでしょうか。
それでも、世界の列強を相手に出来るような代表を私は望みます。

もう一度、
日本サッカーの日本化」や、「世界を驚かす」、「接近・展開・連続」・・・etc、
私は、あまり興味がないのです。

私は日本人のストロングポイントを「戦術的柔軟性」あるいは「従順」といってもいい位の「素直さ」と考えているからです。
ですから、2007ア杯でもスカウティング能力がきちんと発揮されればあのような「無能」な「選手交代」など行われなかったはずです。





posted by てれれ | 2008-06-16 20:16

【WCアジア予選】 タイ戦 戦評 【キリタニ】

桐谷さんへ

今回の試合、結果にホッとしました。
それだけです。

プーアールさんの“ボールしか動かないポゼッション”て
なるほどな~と思います。
なんだか今の日本代表は中村俊輔中心のつぶしがきかないチームになりつつあるような気がします。
もちろん私は、彼が代表に合流することでどう変わるのかに期待してましたが・・・。
それになんで香川なんだろうか。彼は素晴らしい素質があるとは思うのですが、これまでの起用で今の段階では通用しないのはわかっていたような・・・。
それに松井が生かせなくなっているような気がするのですが・・・。
選手には申し分けないのですが、かえって1-0とかでギリギリで勝ってたほうが良かったとさえ思います。
とどめはあの人の一言です。
「守備にかんしては、オシム・ジャパンの時より良いんじゃないか?」
前後にどんないきさつがあったにせよ、恩知らずで恥知らずな、とても考えられない発言です。

あ~腹立つ ユーロだ ユーロ見よう


posted by スナフキン | 2008-06-16 21:56

【WCアジア予選】 タイ戦 戦評 【キリタニ】

キリタニさん

前提の部分、タイはやる気のないチームであった、という部分が真実であれば、たしかにこの試合で見せた日本代表の試合運びには納得いきません。

しかし、こうも見ることはできませんか?

ホームで日本代表を迎えたタイ代表。消化試合だからといってやる気をなくすチームではない。前半から後半まで力の続く限り格上に対しても臆することなく玉際に激しく、気迫みなぎるサッカーをしてくるだろう。
そうなってしまえば、流れもあちらに傾くだろうし、ワンチャンスを決められてしまうかもしれない。万一先制点など与えてしまえば、この試合どちらにころぶかわからない。

であれば開始早々こちらから激しくいってやる気を奪ってしまおう、と。

より危険なのは、勢いに乗ったタイ>後半足の止まった日本、であって、やる気のない(ように見えた)タイ代表は、前提ではなく、結果であったのかもしれない。

あくまで妄想ですが。

posted by ric | 2008-06-16 22:01

【WCアジア予選】 タイ戦 戦評 【キリタニ】

オマーン戦も含めて私もACでの教訓が確かに生かされていないように感じました。今回のエントリーで触れられている試合のメリハリは、折に触れ、桐谷さんがいつも挙げられている部分ですね。ACはテストの意味合いが強かったと思いますが、観客にしてもいろいろと考えるところが多かったように思います。

試合の「メリハリ」はアタッキングサードでの「崩し」と同様、日本の課題の一つだと思います。選手の意識の問題もあると思いますがJリーグでもメリハリをもった試合運びが見られる光景は少ないように感じます。

一度プレスと決めたら、常にプレスをする。ロングボールであればロングボール。ハーフタイムで監督が修正することはあっても、試合途中で対応変えるような意識を持った選手は現状では少ないように思います。それをオシムさんは個々の選手に考えさせることでそういった対応力をつけようとしていたと認識していますが、現状、岡田さんは方法論がないのでできないと思います。ただ、岡田さんらしくハーフタイムで修正するような対応をしてくるのだと思いますが、その点で前後半をトータルに考えてメリハリをつけて欲しいですね。

私もプレス自体は悪くないと思いますが、球際での強さが足りない点にこだわって、とにかくフォアチェックというコンセプトがあるのでしょう。ただ、メンタル面の建て直しには効果的だったと思いますが、今後、最終予選を考えると状況によってフレシキブルに対応して欲しいですね。恐らく、今は桐谷さんが指摘されているように結果ばかりでその余裕がないのだと思います。バーレーン戦はできれば、上手くプランニングして欲しいです。

それとやはり気になるのは俊輔を無理して出場させたことですね。攻撃の中で継続してクローズを使おうという意図が見え、それはそれでいいと思いますし、コンセプトに入っているのでしょうが、タイのようにプレスが効く相手ならばまだいいでしょうが、チリのような足元が上手い相手になったら、これに加えてやはり効果的なサイドチェンジが必要だと思います。

この試合、見ていて手詰まりになったとき視野が広い選手が俊輔しかいなかったように思いました。それと受け手も貰い手もパラレルに動くだけで、ダイアゴナルに動く選手がおらず、縦のしかけだけになってしまっているのがオマーン戦から気になっています。流れの中から崩しきれていないのはマークしやすかったことも多分のではないでしょうか。ただ、憲剛の動きは別でしたが。

それと俊輔は完全に出し手にもどってしまったように感じました。まあ、そういう役割を岡田さんが求めているので仕方がないのかもしれませんが、もし欠場した場合、どうするのか。バーレーン戦で一度試してみたほうがいいように思います。岡田さんが負けることを恐れて、俊輔抜きで行うことに抵抗がなければいいですが。

posted by kakara | 2008-06-16 22:28

【WCアジア予選】 タイ戦 戦評 【キリタニ】

【キリタニさんへ】
キリタニさん、こんばんは。
W杯予選についての書き込みはしないつもりでしたが、つい一言。

単刀直入に言うと、なんだか「わくわく」しない、というところです。
現実的には絶対におとせないゲームということで、そこはクリアーしてくれたので
良しとするのが大人な態度なのかもしれませんが。

書き込みをしないつもりだったのは、あまりポジティブなことを書けそうも
ないのが嫌だったからなのですが、批判はきちんとなされれば建設的なものなので、
キリタニさんの書かれていることはその通りだと思いました。

で、どうしてわくわくしないのか考えてみました。
一つは端的に先があまり見えないような気がする、ということなのでしょうか。
色んな方が書いてられますが、このままでは”ツートップ”が通用しない相手に
勝てそうもないことにつきると思います。
が、それは今後、岡田監督や選手の皆さんが対策を講じてくれるのでしょう、
ということしか言いようがないのですが‥。

問題なのはこの一月あまりの予選をとおして、はじめからあまり燃えてこない、
とでもいうのでしょうか、どこかシラケタ感じがしていることです。

この理由は;

・度重なった審判の判定問題への<Jリーグの対応>
・我那覇選手CAS裁定問題等への<Jリーグの対応>

この2点に起因しています。
<対応>と書きましたが、Jリーグの、ほとんど黙殺に近い対応、いわば<無対応>に
ほとほと嫌気がさしてしまった、というところです。

特に我那覇選手及びチームドクターを冤罪におとしめたことに関して、トップは
とりあえずででもきちんとした謝罪をして、それなりの責任をとるべきなのに何もせず、
というあたりで、”がっくり”きてしまって、そのまま浮上せず、という
感じでしょうか。
代表戦というとのこのこ出て来てあれこれ言う前に、やることがあるだろう!
という感じですか。

考えてみると、岡田監督就任に関しても色んなことがうやむやになってしまったままの
ような‥。

で、そういうイライラ感・もやもや感が募って、代表はもういいかな‥
なんて気になってしまうのでした。
元々オシムサッカーに惹かれて日本のサッカー見るようになったのだし、なんて
嘯いてみたりしてます。
でも今年のJ2にはかなり「わくわく」させていただいております。

日本代表への、またワールドカップへ向けての皆さんの熱意に水を差すような
発言になってしまったでしょうか?そうだとすると申し訳ありません。

posted by くまお | 2008-06-17 00:44

【WCアジア予選】 タイ戦 戦評 【キリタニ】

 まあ、ぐっだぐだでしたね。私は最低の試合だと思いますよ。戦術もへったくれも無い個人技量に依存しまくってるのは相変わらずで、更に個人の特長を無視してるのも相変わらず。
 大体、かなり高い位置でボール奪ってるのに、そっから先がないのが驚きですよ。奪ったらどうするとか、そういったことが決められてないんでしょうね。
 段々悪くなってきますね現在の代表は。期間的には既にオシムがアジアカップやった時ぐらいに消化しているんですが、仮にこのチームがスイスやオーストラリアとやったらと想像すると試合にならないでしょうね…

posted by ペン太郎 | 2008-06-17 05:23

【WCアジア予選】 タイ戦 戦評 【キリタニ】

【いつもの皆様へ】
小生の周りでは、小生を含めて最後まで観戦した者がおりません。キックオフ直後の長谷部のスカを見て、「試合は勝てる、内容はつまらん」で終了した模様です。後のメディアの対応にも嫌気がさしてます。ジ-コ時代に逆行してるなとも思います。ペン太郎さんが心配されるように、このチ-ムでスイスとやったら・・・・目も当てられないでしょうね。哀しいなあ・・・・・

posted by 蹴球爺 | 2008-06-17 13:03

【WCアジア予選】 タイ戦 戦評 【キリタニ】

桐谷さんお久しぶりです。

タイ戦はがむしゃらに勝ちに行ったかのように、小学生のサッカーを彷彿させる試合でした。
でも逆に岡田さんは何としても勝ちたいという表れだと感じました。岡田さんもバカじゃない、1度最終予選を経験している、札幌、Fマリノスでも実績のある監督が、バカの一つ覚えのような、中東で前半からのプレッシングサッカーで後半まで持たないのは分かっていたでしょう。
今の戦力でのストロングポイントを前面に出す戦略だったと思う。
プレッシング→速攻→コーナー・FK→ゴール→後半は守り。

それとオシムさんと比べるのはナンセンス。
負けられないというプレッシャーは、オシムさんが率いたAC以上です。しかも中途半端な形で、バキャ○テンの圧力で就任させられたにもかかわらず、しっかり最終予選突破を決めた岡田さんは素晴らしいかと思います。

これで少し肩の荷が下りたであろう岡田さんの目指すサッカーが見れるのでは?と思います。
俺流とは内容でなく、結果を求めたサッカーに3次予選は徹するという意味だと感じ取ってます。

posted by エルコンドルパサー | 2008-06-17 14:49

【WCアジア予選】 タイ戦 戦評 【キリタニ】

今日の報道で、川渕キャプテンは岡田監督を「オシム以上だ」と大絶賛したそうです。
これで協会は、岡田監督と心中する、ということでしょう。

予想は出来たことですが、しかし正直がっかりもしています。
現状の、どこをどう見て判断すれば岡田監督で安心だと思ったのか?

バーレーン戦から不安要素こそあれど安心出来るものは殆どありません。
現状は個々の頑張りに支えられている(それもオシムの影響を受けた選手)為、
なんとか勝ち点を拾っているに過ぎないと思っています。

岡田監督が(恐らく)標榜するスタイルは前線からのプレス×俊輔頼み、
これでは仮に俊輔がいない場合の攻撃の形が僕には見えません

しかし協会は岡田監督で大丈夫だと言う・・・。

最終予選は間違いなく厳しい戦いになると思います。
殆どがバーレーンの一つも二つも上の相手です。

キリタニさん。
僕は今から不安でなりません。この決断が後々大変なことになるんではないかと…。

posted by 示威 | 2008-06-17 16:46

【WCアジア予選】 タイ戦 戦評 【キリタニ】

こんにちは。

ゲーム内容については、桐谷さんをはじめ皆さんのコメントにほぼ同感です。
猛烈な退屈と闘いながら最後まで見ていましたが、この試合のニッポン代表「チーム」からは、私が未来に伝えたい、伝えなくては・・・と思う要素はありませんでした。


今回、個人的に特に注目していたのは、「協会」と「マスコミ」が、ニッポンをどう導こうとするのか・・・という点です。

マスコミは、「悲壮感」をあおって、不要なドラマ性を演出するぐらいなら、個人スキルのある選手がハードワークする姿勢を、ニッポンの後輩たちに伝えて欲しかった。

協会トップは、「ピリピリしたムード」なんかで評価するのではなく、もっと本質的なモノに目を向けて欲しい。
「ベスト8が大前提」と仰るのであれば、この試合において、何は通用し、何は足りないのと評価したのか・・・。
ご自身で評価・判断することができないのであれば、せめて技術委員会に、その評価を、しかるべき場を通じて発表させて欲しい。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080617-00000017-dal-socc

「僕らのサッカー」、「ニッポンのサッカー」を、早く僕ら「サッカー人」の元に取り戻さなくては・・・。
「僕らのサッカー」、「ニッポンのサッカー」は、僕ら「サッカー人」の手で創っていかなくては・・・。
あらためてそう思っています。

posted by reckless | 2008-06-17 18:51

【WCアジア予選】 タイ戦 戦評 【キリタニ】

中東勢に対して1勝1分け1敗と全くの五分。
最終予選で当たるイランやサウジより弱いであろう2カ国に対して結果たけみると?が残ります。
オシムさんのときのサウジ戦もそうですが中東とやるときはカウンターでピンチを招くことが多い。
これら中東の鋭いカウンターを可能にしてるのはFWに強くて速い選手を擁してるからで彼らは短い手数でシュートまでもっていくことができます。
日本のカウンターは遅くサイドでボールをこねたり、戻してる間に相手の守備体系が整ってしまう。
それに日本のFWは個で突破する能力がないので他の選手の上がりを待っているあいだにつぶされるシーンが目立ちます。
日本が完全にボールを支配していても少ないチャンスで手数をかけずシュートまで持っていく彼らの思いきりのよさを羨ましく思ってしまいます。

posted by ・・・ | 2008-06-20 10:44

【WCアジア予選】 タイ戦 戦評 【キリタニ】

はじめまして!
私はサッカー好きというよりはオシム好きといった方がいいかもしれません。そんな訳でキリタニさんの「本当のイビチャ・オシム」とか「僕らは・・・・・」のエントリーを見つけて
読ませていただきました。エントリーとそれへのコメントを読んでいたら涙が出てきました。感動のあまりさっそくコメントしたのですが何故か上手く投稿できなくてあきらめました。オシム好きの私にはたまらない内容でした。感動をありがとうございました。まずはお礼を!
オシム好きというだけでサッカーのことはまったくのど素人でよくわかりませんが、感じたことや思ったことはコメントできるので参加させてもらっています。
そしてこのブログでいろいろ勉強させてもらっています。
私が今の日本代表に思うことは岡田監督のもとでありながら、オシムに指導を受けた選手たちの本当の師はオシムではないだろうかということです。超主観的な意見なのですが・・・・オシムを尊敬している俊輔や松井がチームをひっぱり、中澤・闘莉王・川口・憲剛・遠藤ら協力していく。そういう意味ではいままでで一番まとまった、雰囲気のいい代表なのではないでしょうか?実際遠藤もそのようなことを言っていたようですが・・・
この日本代表の救いはチームワークとオシムの影響を受けている俊輔がチームを引っ張っていくこと、それしかないように思います。本当にそこに頼るしかないのです。
これから先は大変だと思いますが、なんとかチームワークのよさでできる限りがんばってほしいと願っています。
限界はありますが、今はそんなことを願うしかありません。行くとこまで行ってもらいましょう!

posted by ぶらんしゅ | 2008-06-20 19:53

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